四季 さん プロフィール

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四季さん: 前世の記憶と約束
ハンドル名四季 さん
ブログタイトル前世の記憶と約束
ブログURLhttp://shiki-novel1.officeblog.jp/
サイト紹介文前世の記憶を持ったまま突然子供に生まれ変わり同じ人生をやり直す,スピリチュアル的な恋愛も登場する小説
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供31回 / 131日(平均1.7回/週) - 参加 2016/11/10 08:50

四季 さんのブログ記事

  • はじめに
  • もしも、今までの記憶を持ったまま幼い頃の自分に戻ってしまったとしたら?その時代に起こるであろう出来事も知っていたとしたら?しかし預言者のように知っている事を話してしまうと大変なことになる。誰にも悟られないように生きなくてはならない。前世では妻であった女性と出会うが、今回は違う人生をと考えた結果の苦悩をどう捉えるか?学校の勉強など、すでに知っている。非常に世渡りが難しくなる人生を生きてみて、そんな不 [続きを読む]
  • あとがき
  • 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。私はスピリチュアルの世界を疑い、探求し続け、長い年月が過ぎていきました。それはメインブログ「スピリチュアルの疑問」を見て頂ければ少し、わかって頂けると思います。人生の不思議を考えている時、ふと自分の子供の頃の事を考え、そこに水野美沙というキャラクターを作り出してみたのです。すると、そのキャラクターが勝手に動き出し、次々とシーンが勝手に展開する時、新たなキ [続きを読む]
  • 第四十二話 記憶の謎(最終話)
  • それから1か月後「ぴんぽ〜ん」と呼び鈴が鳴り、拓馬の家に誰か訪ねてきた。輝美である。「久しぶり」輝美はそういうと、拓馬は静かに「あぁよく来てくれたね、どうぞ」と家に招き入れた。輝美は美沙にお線香をあげると、ソファーに座った。ソファーの隣には大きなバッグが置かれていて、拓馬は着替えなどの荷物を入れていた。拓馬が紅茶を入れて持ってくると輝美は「ありがとう」と言ってそのまま一口飲んだ。「おいしい」と言う [続きを読む]
  • 第四十一話 同窓会コンサート
  • そしてコンサート当日、懐かしい顔がぞくぞくと集まっていた。拓馬も何か感じる事があり、コンサートが無事終了する事を願った。コンサート当日の朝、美沙はとても顔色が良く、食欲もあり元気であった。ドクターは反対したのだが、本人の意思を尊重する事にした。ステージでは緞帳(どんちょう)が下がっていて美沙は車いすでステージ中央まで来た。そして幅が広くて背もたれがある赤いチェアーに座ると、その隣に拓馬がスタンバイ [続きを読む]
  • 第四十話 幸せな年月は超特急
  • 拓馬と美沙は四十八才になっていた。娘も十八才で元気な盛りだ。拓馬は美沙に「来年にはもう俺たち五十才になるな」と言うと美沙は「ほんと 早いわね」と話していた。拓馬は「五十才記念コンサートを藤水市でやらないか?」「同級生たちにも招待状を出して あの藤水第二中学校の体育館でやるってのはどうだ?」と言うと美沙は「それいい〜 やりましょう 是非」と大乗り気だ。「そして日本でまた活動しようか」と提案すると美沙 [続きを読む]
  • 第三十九話 結婚とバブル経済
  • そして拓馬と美沙二十五才の春、正式に結婚する事が決まり、藤水市へ報告に戻って来た。岩城家と水野家はそれはもう大変な騒ぎで、ついでにパパラッチも引き連れてきていた。その情報は同級生たちの間にも瞬く間に広がり、お祝いを言おうと拓馬と美沙の家の周りに集まったりしていた。結婚式は東京のホテルで行われ、新婚旅行はハワイと定番のコースであった。それでも美沙の人気は衰えず、旅行から帰っても大忙しであった。一方拓 [続きを読む]
  • 第三十一話 本番
  • いよいよ放送日だ。この頃はまだ収録など無い。生放送なので放送時間より遥かに早く局入りをする。拓馬達は一旦学校へ夜明け前に集合し、バスに乗って移動した。出演する生徒たちの親は電車で移動しスタジオの客席へ座る事になっていた。2時間ほど走り、朝日が昇りはじめた頃、到着した。生徒たちは眠いのか緊張しているのか無言であった。美沙も衣装を入れたカバンを持ち、バスを降りた。初めて来たテレビ局に生徒たちは、首がね [続きを読む]
  • 第三十話 テレビ出演オファー
  • 3年生も進学校が決まり、あとは卒業式を待つだけと言う状況になった時であった。吹奏楽部の部室へ行った拓馬を山下先生が見つけ「おい拓馬、ちょっと」と呼び、隣の控室へ連れていかれた。そして先生が「拓馬、先日BBBテレビから話が来てな、番組でうちの吹奏楽部の演奏を放送したいって言うんだ、どうだ?」と言う話に拓馬は「そりゃ勿論OKに決まってるじゃないですか」と元気よく言った。先生は続けて「3年生が卒業してし [続きを読む]
  • 第二十九話 スカウト
  • 校長先生が「お〜来た来た こっちへ」と誘導され、ソファーに美沙と二人で座ると、目の前の男性が名刺を取り出し「わたくし BACミュージックの佐藤と申します。同じく山本です」と名刺を渡された。拓馬と美沙は「はぁ」と名刺を受け取ると「早速ですが」とBAC佐藤が切り出した。「水野美沙さん 弊社BACミュージックでレコードデビューしませんか?」と来た。美沙は考えてもいなかった誘いに驚いて拓馬を見た。拓馬と顔 [続きを読む]
  • 第二十八話 菜緒が怒る
  • 「岩城〜」拓馬を誰かが呼ぶ声が聞こえたので、拓馬は声のした方へ向かった。するとそこには大谷先生がいた。「あ〜〜〜〜大谷先生、来てくれたんですね!」と拓馬が駆け寄ると、大谷先生の両手を持って握手した。そこには司会をした山下先生と拓馬の学校の校長先生もいた。大谷先生と山下先生は知り合いで、拓馬の事は筒抜けであった。校長先生が「岩城くんはどうして大谷先生を知ってるのかね?」と聞かれたので「紹介してもらっ [続きを読む]
  • 第二十七話 世代間ギャップ
  • 会場の先生方の中に、拓馬とそりが合わない宮本先生もしっかり見ていた。この先生年齢は多分五十五才位、吊り上がった眼鏡をかけていて、目つきが鋭い。風紀担当の先生なので生徒からは恐れられていた。その先生がピアノソロが始まり、美沙の衣装がノースリーブになった瞬間立ち上がり「ハレンチ!」と言い、「やめなさい!すぐに中止しなさい!ハレンチ!」と騒ぎ出した。会場の生徒達も一斉に宮本先生の方を見たが、その宮本先生 [続きを読む]
  • 第二十六話 文化祭校内発表
  • いよいよ構成も決まり準備が整い、2年生メインの文化祭である。昨年のステージを見ている同級生たちはもう始まる数日前から話題になっていて、楽しみにしている様子であった。3年生も未だに2年の美沙がいる教室へやって来る生徒が絶えないので文化祭は本当に楽しみな様子だ。例によって校内発表なのに美沙の両親は、ちゃっかり最後部に席を用意してもらっている。そして、またまた司会は軽妙なトークで人気のある山下先生だ。緞 [続きを読む]
  • 第二十五話 作曲
  • 拓馬は次々と作曲をしていた。そしてここ最近で一番のお気に入りの曲を文化祭で使おうと譜面に手を入れていた。ふと「あれ このメロディーって」と思い出した。「これってスイートメモリーって曲じゃなかったっけ?」と。そうだな、徐々に思い出してきた。「でもまだ今の時代では存在しないはずの曲だし」とまた同じことを考え始めたが、前回の人生と今回で輝美の父親が別人になっている事を思い出した。全く同じじゃないのかな。 [続きを読む]
  • 第二十四話 苦悩からの脱出
  • そして拓馬は少し落ち着いてきた。「美沙 ありがとう」そう言うと拓馬はベッドから上半身を起こした。美沙も一緒に置きあがり、「話せる?」と拓馬に問いかけてみた。拓馬は美沙の目をじっと見ながら考えた。(前世の記憶の事は絶対話せない。元々普通の人はこんな事知らない。輝美の事だけ全部話そう)そう決めた。「実はね」ぼそっと拓馬は話し始めた。「美沙が風邪で休んでいるとき、昨日なんだけどね」「輝美の家のピアノを弾 [続きを読む]
  • 第二十三話 前世の記憶と苦悩
  • この時拓馬は(あれ?)と疑問が湧いてきた。(前回の人生では確かこの輝美が妻になっていたが、輝美の父はこんな怖い人じゃなかったはずだ。どういう事だ?)(思い出してみれば母はこんな感じの人だったよな)(昔は体格が良くて、変化した?)グルグル頭の中が回っていた。この間、拓馬はじっと鍵盤を見てはいたが、鍵盤に焦点は合っておらず、違う事を考えているというのが見て取れた。輝美が気が付いて「ねぇ岩城くん どうし [続きを読む]
  • 第二十二話 二度目の文化祭
  • そんな素敵な夢のような夏休みも終わり、いよいよ文化祭シーズンがやってきた。3年になると受験で皆忙しくなるため、本気で集中できるのは2年の文化祭までなのだ。ここは拓馬も気合が入っていた。新曲も増え、美沙の歌も3曲になっていた。吹奏楽部はすっかり拓馬のバンド状態で、部員たちもそれが楽しくて本気で拓馬に付き合っていた。拓馬はステージ進行から曲の構成、分単位で流れをきめており、カンペ係りまで用意していた。 [続きを読む]
  • 第二十話 スパイ大作戦
  • 拓馬と美沙は同じクラスにいるにも関わらず気軽に会話出来なくなり、予定の話すら出来なくなっていた。そこで拓馬は美沙に英語を教え込む事にした。普段の会話を英語にして、重要な情報はそこから更に暗号で会話するというスパイ大作戦を考え出した。自宅の電話で美沙にその... [続きを読む]
  • 第十九話 ステージ
  • 山下先生が司会進行役で「それではお願いします」と声がかかると緞帳(どんちょう)が上がり会場から拍手が沸き起こっていた。拓馬は一度会場の方を向くと、満面の笑みで深くお辞儀をした。そしてくるりと振り返り、笑顔で全員の顔を確認した。指揮棒が振り上げられ、オープ... [続きを読む]
  • 第十八話 文化祭の準備
  • そして夏休みに入って授業という制約から解放された拓馬は、部活で学校へ行く時間以外は、ほとんど外出することなく自宅のスタジオに籠っていた。そしてその半分ぐらいの時間は美沙も一緒に過ごした。拓馬にとっては夢のような時間である。この頃になると拓馬は水野さんでは... [続きを読む]
  • 第十七話 夢の時間は超特急
  • 部屋に入ると美沙は「明るいお母さんね〜」と言うと、拓馬は「うん 楽しいからいいんだけどね」とお尻をさすりながら言った。ようやく落ち着きを取り戻した拓馬は、美沙に「曲、気に入ってくれたんだね」と言うと美沙は「もう頭から離れないの」と照れながら言った。拓馬は... [続きを読む]
  • 第十一話 夢の中のお姉さん
  • 拓馬はここ最近、同じ夢ばかり見るようになっていた。いつも同じ女性が出てきて、その女性の家で音楽を教えてもらっているのだ。「あの夢の人はだれだろう?」気なっていた。拓馬の家の近くには女子高があり、いつも大勢の女子高生が歩いている。そのようすをぼんやり見ていた拓馬はふと気が付いた。「夢の中に出てくる女性は、ここを歩いている女子高生と同じ制服を着ている」と。「もしかして、この女子高生の中にあの夢の中に出 [続きを読む]
  • 第十話 ついにピアノ購入
  • 日曜日の朝、家族そろって楽器店へ行くと「やあ拓馬くん また来たね」と店員に笑顔で挨拶され、出会う店員みんなが「おはよう拓馬くん」「いらっしゃい拓馬くん」と次々挨拶してくる様子に母は、ぽかんとしていた。するとあのおにいさんがやってきて「おはよう拓馬くん きょうはお父さんお母さんが一緒かい?」と聞いてきた。拓馬は「うん そうだよ」と仲良しである。父はそんな店に馴染んでいる拓馬の様子を見て、店員に聞いて [続きを読む]
  • 第九話 母も変な人
  • 学校に到着し、いよいよ三者面談が始まった。母はニコニコしながら小さな椅子に座り「お世話になります」とあいさつすると、先生から話が始まった。「拓馬くんは変な子ですね」いきなりの言葉、母はハトが豆鉄砲くらった状態で「は?」と固まっていた。先生は続けて「学校の授業中ですが、拓馬くんは全く勉強をしていません」きっぱり言い切った。そして「勉強していないのに授業の内容を全て理解し、質問しても全問正解」母は混乱 [続きを読む]
  • 第二十一話 2年の夏休み
  • 今年から、夏休みの段階から美沙は吹奏楽部に合流し、一緒に練習していた。輝美のキーボード演奏もレベルが高いのだが、小さな体で黙々と演奏する姿をみて、拓馬は提案した。「輝美、文化祭ではさ、もっと感情を表現してやろうよ」と。お嬢様が上品に演奏しているので、ボディアクションを取り入れるよう促していた。その指導も、音楽の事なので拓馬は熱く輝美に接していた。輝美は嬉しくて言われるがままにやるのだが、どうもぎこ [続きを読む]
  • 第六話 葛 藤
  • 保健室に連れていかれた拓馬はしばらくベッドで寝かされていた。白い仕切りのカーテンが4月の爽やかな風でゆらゆら揺れている。天井を見つめたまま、しばらくぼんやり考えていた。こんな退屈な日々が何年も続くのだろうか? ちょっと想定外の事態に困惑した。五十才であるはずの自分の自覚がもやもやとしている。子供の心がじわじわと自分の中に侵食している。しかし記憶ははっきりと残っている。このまま子供の精神状態に慣れて [続きを読む]