葉月 蓮 さん プロフィール

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葉月 蓮さん: NOVEL LOVE STORY -恋してたら、息ができる
ハンドル名葉月 蓮 さん
ブログタイトルNOVEL LOVE STORY -恋してたら、息ができる
ブログURLhttp://novellovestory.blog.fc2.com/
サイト紹介文オリジナル恋愛小説を書いています。
自由文オリジナル恋愛小説を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供203回 / 114日(平均12.5回/週) - 参加 2016/11/13 22:19

葉月 蓮 さんのブログ記事

  • 忘れた恋のはじめ方 23-5
  •  裕史の元にかかってきた携帯にかかってきたのは、どこにいるのか居場所がわからなくなった晶の声だった。「もしかして私の声、忘れたの?」「晶…なのか?」「そうだよ」「上まであがってきてって…」 どういう意味だよと裕史は思っていた。「今、東京タワーの下にいるでしょ?」「…え!?」 なぜ自分がここにいるのが晶にわかるのか不思議に思った裕史はあたりを見渡したが晶の姿はどこにも見当たらなかった。「ほら、早く! [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 23-4
  •  行き先も決めずマンションで準備をしていた裕史は、携帯に保存されている晶と一緒に撮った写真を懐かしそうな表情で眺めていた。 その写真の中で裕史はあることに気づいていた。 それは晶の笑った顔。 いつもどんな時も自分が社長の座を解雇された時も笑ってくれていた。 ―もう一度晶の笑った顔がみたい そう強く心に感じた裕史は晶がいる店に連絡をいれてみた。 が、晶はすでにいないという返事が返ってきたため裕史は驚 [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 23-3
  •  ビルの警備員である田中がなぜ空港にいるのか晶は驚いていた。「預かったものがあって」「え?」 そう言いながら田中は持っていた袋を晶に渡した。「あの誰からですか?」「言わなくても、早瀬さんにはわかるんじゃない?」「そうですね」 それが裕史からの預かりものであることに晶はすぐ気づいていた。「元気でね」「はい。ありがとうございます。田中さんもお元気で」「それじゃ」「はい」 田中は軽く礼をすると歩いていき [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 23-2
  •  海外に行く決心をした晶は裕史に会うことなく準備を進め、そんな裕史も晶の気持ちに気づいたのか連絡をとらないまま、晶が旅立つ日まで1週間を切っていた。 そして晶は英介に話をするためふたりだけで会っていた。「なんとなく田所から話は聞いてたから」「そうですか」 晶は微笑んだ。「実は今でもまだ実感がわかなくて」「そうだろうな。でも、それだけ晶の実力が認められたってことだからもっと自信持てよ」「はい。…新堂 [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 23-1
  •  裕史が先方に「自分のことをよろしくお願いします」と伝えた、それは自分が海外に行くことを裕史が勝手に承諾したという意味でもあり、なぜ自分には何も言わないのか晶は裕史の気持ちが理解できず、裕史に会いにいったが、現れたのは田所だった。「すみません。今は仕事が立てこんでいるので会えないから伝えてきてほしいと言われました」「そっか」 晶は微笑んだ。「晶さん、少しいいですか?」「うん」 ふたりは会社のビルか [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 22-4
  •  自分が応募したコンテストに裕史が関わっていたことを知らされた晶は田所に連絡をとり問いただしていた。「すみません。知っていました」「そうだったのね」「でもこれだけは言わせてください」「何?」「裕史さんなりに晶さんのことを助けたいと思ったはずです。だって好きな人が苦しんでたらほっておけない、晶さんだって同じだったでしょ。裕史さんが苦しんでるときほっておけなかった。お互いにそれだけ思いあってるってこと [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 22-3
  •  久しぶりに会うことになった裕史と晶は店を後にして、ふたりの思い出の場所でもある東京タワーの近くに来ていた。「いつから会っていないんだっけ?」「あなたの部屋に泊った翌日が最後かな」「そっか」 ふたりは微笑みあった。「あ、おめでとう」「ん?」「社長に戻ったって聞いたから」「ありがとう。実は…会ったら話そうと思ってたことがあって」「ん? 何?」「父さんと父と息子として話すことができた」「そうなんだ」  [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 22-2
  •  1ヶ月後、描きあげたデザインを応募作品として提出した晶の元に、田所と英介が集まり、久しぶりに3人でお酒を飲んでいた。「晶さん、どんなデザインを応募したのか見せてくださいよ」「おまえ、アホか! 見せれるわけないだろ」 そう言いながら英介が田所の頭を小さくコツっと叩いた。「もう新堂さん、痛いです!」「あいかわらず成長していないな、おまえは」 そんなふたりのやりとりをみながら晶は懐かしいと思いながら、ト [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 22-1
  • 「新堂さんはそれでいいんですか?」「はい。私は彼女が幸せであればそれでいいと思っています。たとえ相手が自分じゃなくても。それに私には彼女を幸せにすることはできない」「どうしてですか?」「彼女が…晶があなたを本気で心から思っているからです」 その言葉をハッキリと裕史に伝えることができた英介は、これで本当に晶に対する思いを心の中だけに閉じ込めておくことができるそう思うのだった。 それから晶はまるで人が [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 21-4
  •  「裕史!」と自分の名前を泣き叫んだ薫の方へ裕史は振り向いた。「お願い。もう私から離れていかないで」「ゴメン。俺はきみとは一緒にいられない」「どうして? そんなに彼女のことが好きなの?」「あぁ。俺はたとえ世界中の人を敵にまわしたとしても…早瀬晶という女性を愛してる」 自分の気持ちをハッキリと告白した裕史の真剣な表情を見た薫は、これ以上もう無理だと思っていた。「あなたが自分の気持ちをハッキリそこまで [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 21-3
  •  裕史が社長として会社に戻ったことは、田所から晶にも伝えられていた。「そっか。報告くれてありがとう」「いいえ。って、もう裕史さんから連絡がいってますよね」「ううん。何も聞いてない」「え? そうなんですか?」 田所が驚くぐらい、晶は裕史と連絡をとっていなかった。 自分の仕事のこともあるが、今の裕史にどう接すればいいのかわからなかったのだ。 そのことについては玲子も心配していた。「晶、深沢さんとのこと [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 21-2
  •  久しぶりに広太と再会した裕史は広太が社長に就任したお祝いの言葉を伝えていた。「社長就任、おめでとう」「ありがとうございます。と言いたいところですが、今の言葉、そのまま裕史さんにお返しします」「え?」 裕史は広太が言っている意味が理解できずにいた。「ZERO-FIRSTは裕史さんが立ち上げた会社であり、僕はただそのお手伝いをしただけです。それと勝手に私からお父様に連絡をとり報告もせず会っていたことを今ここで [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 21-1
  •  晶と話を終えた後、田所が訪れた店にいたのは英介だった。「晶、どうだった?」 それは1週間前のことだった。 英介から「大事な話がある」と田所の元に連絡があったのだ。「大事な話って何ですか?」「晶に言ってやってほしいんだ」「何をですか?」「チョコレートを作ることを諦めないでほしいって」「え? そんなの新堂さん、自分で言えばいいじゃないですか」 そう言いながら田所は微笑んだ。「俺は…言えない」「どうし [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 20-5
  •  数日後、晶の元に田所から連絡が入り、田所が晶が先に待っている店に到着すると、スーツ姿の晶がいたため田所は少し驚きながら歩いていった。「おまたせしました。って晶さん、スーツ姿でどうしたんですか?」「面接に行ってきたの」「面接?」 田所は晶と話をしながらビールを注文した。「仕事を探そうと思って」「そうなんですね。それでどうでした?」「…ダメかな」「え? もう結果出たってことですか?」「というより会社 [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 20-4
  •  薫から連絡を受けた広太はビルから離れた店で先に待っている薫の元を訪れていた。「遅くなってすみません」「全然」 広太は薫の隣の席に座るとビールを注文した。「いきなりごめんなさいね、誘ったりして」「いいえ。なんとなく連絡がある予感がしていたので」 薫が自分の元に連絡をいれてくる理由、それは裕史のことを聞きたいからだと広太は思い会うことにしたのだ。「彼、今どうしているか知ってる?」「いいえ。何も知りま [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 20-3
  •  数日後、田所の元に英介から連絡がありふたりは久しぶりに酒を飲むことになった。「いろいろ大変なことになったな」「はい」 田所はぎこちなく微笑んだ。「でも一番大変なのは俺じゃなく深沢さんです」「そっか」 田所の口から裕史の名前が出たため英介は少し驚いていた。「あの人が解雇された時、引き止める社員はひとりもいなかった。それが情けなくて…。でも俺はまたあの人なら立ち上がってくると思っています」「深沢裕史 [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 20-2
  •  何かを調べることに集中していた裕史が手を止めふと窓を見ると夕日が沈む光景が目に入り、晶が料理を準備をしていることを思い出し振り向きながら立ち上がると、テーブルの上に料理やケーキなどが並べられ、顔を伏せて眠っている晶の姿が目に入り裕史がゆっくり歩いていき、晶の隣にそっと座った。「すっげー、これひとりで全部作ったんだ…」 小声でそう言いながら裕史は目の前にあるものを一口食べた。「うまっ!」 その裕史 [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 20-1
  •  裕史が解雇されたことを知った薫は裕史の携帯を鳴らし裕史と会う約束をし、レストランの入口で裕史のことを待っていた。「誰もいないんだな」 裕史の声が聞こえてきたため薫が振り返り裕史のところへ歩いてきた。「思っていたよりも元気そうなのね」「まぁね」「入って」 薫は裕史を店の中へ連れて行き窓際の席へ案内した。 するとテーブルの上にケーキとシャンパンが準備されていることに裕史は気づいた。「今日、あなたの誕 [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 19-4
  •  着替えをすませた晶は裕史の誕生日を祝う料理を作るため出かける準備をはじめた。「一緒に行こうか?」「何言ってるの。解雇されたばかりのあなたが一緒に行くわけにはいかないでしょ?」「たしかに…」 裕史は苦笑した。「あ、じゃーちょっと待って」 そう言うと裕史は急いで歩いていき何かを持って戻ってきた。「はい、これ」 裕史が晶に渡したのは52Fに入ることができるIDカードだった。「ありがとう。じゃーいってきます [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 19-3
  •  裕史の腕の中に抱かれたまま眠っていた晶がブラインド越しに差し込む朝日の光で目を覚まし、すぐそばにある裕史の顔をじっと見ていた。 そして何度も「愛してる」と言ってくれた裕史の甘いささやきを思い出したのか嬉しくなり微笑んでいた。「…ん?」 裕史が何かに気づきゆっくりと目を覚ました。「何笑ってるの?」「…え? あ、ううん。なんでもない」 裕史の顔がすぐ近くにあり晶は照れくさくなり視線をそらした。「あ! [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 19-2
  •  裕史がB.C. square Inc.の後継者であることを知り晶はここにいてはいけない、彼のことを愛してはいけない、そう思いはじめていた。「…あの帰ります」「…え? どうして?」 裕史は少し驚いていた。「もしかして俺が話を打ち明けたから?」「いえ…そうではありません」「だったら…どうして?」「あなたと私では…生きてる世界が違うのかもしれない」「なんだよ、それ。生きてる世界って」 そう言いながら裕史は目にうっすら [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 19-1
  •  晶は裕史の父がB.C. square Inc.の社長・久野健史であることを知り驚いていた。「…え? でも名字が…」 裕史の名字は「深沢」だが父の名字は「久野」晶はそこに疑問をもった。「俺の名字は亡くなった母さんの名字。なぜか理由はわからないけど、ふたりは結婚しなかった。結婚せずに母さんは俺を産んだ」「…え?」 晶はますます驚いていた。「今回の「フレンツ」の件についてはすべて父が行ったことなんだ」「…え?」「父は [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 18-5
  •  エレベーターに乗った晶はたとえ社長をやめても会員のままであることを裕史に話していた。「社長をやめても会員制のラウンジには入れるんですね」「それは無理かもな。っていうかもうあそこには行きたくないし」「…え?」―じゃーどうしてこのエレベーターに乗ったの? 晶が裕史の行動を理解できないでいると、裕史が55Fでは降りずにR階に到着するとセキュリティカードをかざし降りていった。「あの…深沢さん」 そこは晶だけ [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 18-4
  •  裕史は車を走らせある場所に晶を連れてきた。 そこは都内の郊外にあるお寺だった。「行きたい場所ってここですか?」 裕史がそのまま車から降りたため晶も車から降りると裕史が歩き出し晶も歩いていった。 そして裕史は寺の住職に声をかけた。「すみません。いつもこんな時間に」「いいえ。大丈夫ですよ」 そう言うと住職は裕史と晶を仏殿へ案内し歩いていった。「今日さ、母さんの命日なんだ」「…え?」「この寺に眠ってて [続きを読む]
  • 忘れた恋のはじめ方 18-3
  •  エレベーターが1Fに到着しサングラスをかけた裕史が歩いていくと、あの時と同じようにイスの上で眠ってしまった晶の姿があり、裕史が隣にそっと座り晶の寝顔を見ているとどこか癒されはじめたのか裕史も目を閉じていった。 その10分後、ビルの見回りを行っていた田中がふたりの姿に気づき優しく微笑み声をかけずに歩いていくのだった。 1時間くらいたった頃、晶が目を覚ますとなぜか右側だけ重みがあることに気づきそっと右側 [続きを読む]