たると さん プロフィール

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たるとさん: 銀の月と耀う星  *奇皇后二次小説の間*
ハンドル名たると さん
ブログタイトル銀の月と耀う星 *奇皇后二次小説の間*
ブログURLhttp://s.ameblo.jp/tal-yan1010/
サイト紹介文『奇皇后』タルタルとスンニャンの二次。史実を取り入れ書いています。現在シンイとのコラボを連載中。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供82回 / 234日(平均2.5回/週) - 参加 2016/11/16 00:14

たると さんのブログ記事

  • 嚆矢濫觴(9)
  • 天の医員による施術の甲斐あり、一命を取り留めた王妃。しかし未だ、目覚める気配はない。王は、日に何度か王妃が横たわる部屋の前までは足を運ぶが、中に入る様子はない。王妃の容態が快方に向かうまではと、この時代に引き留めたままの、天の医員。この国境の港町から動く事も出来ず、また天界へお帰り頂くという我が名を賭けた約束も叶えられずに、数日が過ぎていた。「ちょっと、あなた。」天の医員の事は、テマンに世話を任せ [続きを読む]
  • 他し事。18
  • な、何が起きたのでしょうか!?昨日は平日、しかもお話が更新されていないにも関わらず、前日比7倍のアクセス数をいただきました。読者様が、一気読みしてくださったのだと、推察しております。ありがとうございます(*^^*)昨日は、嚆矢濫觴へのアクセスが多かったようです。早く、続きを書かねば…ですね!構想はいろいろあるのですが、纏まりません(^o^;)落ち着いて、一つ一つ、エピソードを纏めて、仕上げたいと思っております [続きを読む]
  • 他し事。17
  • ご無沙汰しておりますm(_ _)m今日は、名前について、少しお話します。今書いているコラボ作品には、ドラマをご覧になった方も多いと思いますが、「シンイ」の登場人物が出てきます。高麗31代目の王は、恭愍王(こんみんわん)。その妃は、元の魏王ボロトテムルの娘、魯国公主。この呼び名は、どちらも諡。死後に付けられるものです。諱(生前の実名)は、恭愍王が王顓。ですが諱は、親兄弟など近しい人でも、滅多に口にする事はありま [続きを読む]
  • 嚆矢濫觴(8)
  • 高麗の一行が大都を発ち、一月ほど…そろそろ、開京に辿り着いたであろうその頃に、その報せは私の下に舞い込んだ。『ほう?刺客とは…な。』国境付近で足止めされた一行は、港の村に滞在する他、術がなく、その夜、何者かの襲撃を受けたという。港から船を消したも、襲撃も、恐らくは、あの方の兄…あの者の、詭謀。今を遡る事、凡そ百年。高麗に侵攻を始めたモンゴル軍の、その侵略と支配の拠点として置かれた双城総管府。軈てモ [続きを読む]
  • 恋着
  • 顔色を無くし、宦官に背負われている貴女がいた。その宦官…パク・プルファは、私の存在になど目もくれずに、足早に通り過ぎて行く。その背を、尊父とともに追う私…薬湯の匂いで咽ぶこの部屋の寝台に横たわる、閉じられたままの瞳の貴女を、黙って見守る事しか許されない。時折、苦痛に歪む頬を…この手で包み込んでやる事も、出来ない。苦しむ貴女を目の前にして、立ち尽くすしかない私の横を、遅れてやって来た皇帝は、至極当然 [続きを読む]
  • アメンバー承認の条件[再掲載]
  • アメンバー申請時に、メッセージかコメ欄を使って、申請した旨の連絡だけお願いしております。それがいただけないので、承認を保留中の方々がおられます。管理人が承認しないまま、14日が経過すると、Amebaさんの方から、皆様の申請の取り消しをしてしまいます。この記事にお気付きになられたら、メッセージ又はコメ欄で、お知らせくださいね。2017.05.10 管理人:たると14日が過ぎ、申請が取り消された(管理人ではなく、アメーバ [続きを読む]
  • 嚆矢濫觴(7)
  • 神医を探しに、天界へ…いや、ここがまこと、天界への入口であるのかは、何の確証もない。神医だ華佗だと、一人騒ぎ立てるチョ・イルシン。この信じるに値しない男が言う天穴。この不確かなものを受け入れる事に、俺は微塵の戸惑いもない。ただ王命を、遂行するのみ。もしもこの先に、天界無き時は…それこそ本望。メヒの元へと、早々に旅立てる。引き留めるテマンの声を振り切り、俺は光渦巻くその中に、身を投じた。俺を包み込ん [続きを読む]
  • 他し事。16
  • こんにちは(^^)/今日は一日、雨模様のようです。ブログ村さんが、アメブロさんの常時SSL化に対応して、バナーの仕様変更をしたそうなので、その貼り替えをしつつ、お話の内容も点検しながら、加筆など、改訂をしていきたいなぁと思います。2017.04.07 管理人:たると [続きを読む]
  • 嚆矢濫觴(6)
  • 刺客の剣は、真正面から王妃を捉えた。チャン・ビンと俺の攻撃に倒れた刺客の向こうには、力無く立ち竦む王妃。首筋を押さえた王妃の白い手…その手は瞬時に、紅く染まっていった。意識を手離した王妃が、俺の目の前で、足許から崩れ落ちるようにして倒れて行く。その躰が床へと横たわる寸前に、俺は王妃を抱き止めた。尚も刺客は、王妃に刃を向けに襲い来る。左の手に握り直した鬼剣を刺客に向ければ、それは剣を振り上げる刺客の [続きを読む]
  • 嚆矢濫觴(5)
  • 尋常ではない軽い身のこなしで、易々と宿屋の内に侵入してきた刺客は、仲間を正面の扉より招き入れた。よくよく訓練された、手慣れた集団に他ならない。それを階上で、阻むように待機していたチュンソク以下数名の迂達赤で迎え撃つ。俺は王妃の居所を、王の部屋へと移した。此方の数は知れている。チュンソクらは善戦しているが、既に、屋根に配置した弓部隊の幾人かは、喪っているに違いない。頭上に感じるは、十数名の刺客…その [続きを読む]
  • 嚆矢濫觴(4)
  • 大元の、太子を生みし皇后キ氏…その時、キ氏の身分は、才人から二階級上げ、正三品に冊封された。大元の皇帝は、その頃より、キ氏の実兄であるキ・チョルを、厚遇し始めている。大元から、キ・チョルに与えられた参知政事。此れは謂わば、副宰相に当たる官職。それを受けて、高麗でも相応の地位に据えるしかなく、キ・チョルは府院君の爵位を得た。本来ならば国舅、正一品の功臣に与えられるべき爵位を賜ったキ・チョルは、大元帝 [続きを読む]
  • 嚆矢濫觴(3)
  • 思わぬ処で出会った、女人…あの御方は。名乗る事はなかったが、あの御方は間違いなく、この大元の…立ち姿一つにさえ、威厳があった。浮かべる笑みにも、仁心の深さが窺えた。そして…あの御方の肩越しに見えた…その高貴なる方の後ろ姿を護るが如く、此方に鋭い眼を向けていたは…大元帝国最強の武将にて、この大国を動かす名丞相タルタル卿…その人に違いない。離れた場でありながら、俺は唯ならぬ気を感じていた。皇后キ氏の、 [続きを読む]
  • 他し事。15
  • 今回は、[嚆矢濫觴(1)]で、チェ・ヨンが見た大都を説明したいと思います。もちろん、チェ・ヨンの行動は、管理人たるとの妄想です。御存知の通り大都は、宮城、皇城、外郭の、三重の城壁に囲まれています。一番外側の外郭の周囲は、28.6?であったと言います。大都まで、江陵大君を迎えに来たチェ・ヨン一行は、この外郭の東側の城壁に沿って南下し、並ぶ光熙門、宗仁門、斎北門の三つの門のうち、斎北門から入ります。大都の街 [続きを読む]
  • 嚆矢濫觴(2)
  • 杏瞼桃腮 弱柳腰杏花のような白い顔と、桃のような紅い頬、柳のような腰…誰が言ったか…あの方を、この様に表した者がいた。見た目の麗しさだけではない…芯の強さと、正義感を持ち合わせ、時には並の男よりも雄々しい。いったい幾人が、あの方の魅力に気付いていようか。「ススン?」私をススン(師匠)と呼ぶは、唯一人…ゆっくりと、私に近付く衣擦れの音と、聞き覚えのある足音…風に乗り、薫る伽羅の香が、私を絡め取る。心擽 [続きを読む]
  • 嚆矢濫觴(1)
  • いよいよ間近に、大元帝国の都…大都を囲う外郭が見えてきた。等間隔に三つの門が並ぶ強固な城壁は、南の端まで八里程は続こうか…俺は改めて、この大国の威厳を見せ付けられたような気がした。東の玄関口に当たる城門から、大都の街中に入ると、遠く正面に見える金色に耀く殿閣…嘗て、この元朝を興した第五代皇帝フビライは、これを倉として使い、銀で満たしたという。今では、あの徳城府院君キ・チョルを兄に持つ、皇后キ氏の居 [続きを読む]
  • 私の愛弟子
  • 大明殿では今まさに、皇子の誕生を祝う宴が始まろうとしていた。大丞相ヨンチョルは、その腕に豪奢な布に包まれた皇子を抱(いだ)き、至極満足気に微笑む。立ち並んだ各行省の長官らは、口々に祝いの言葉を述べていた。遼陽の屋敷に、大丞相の使いを名乗る男が持ち込んだ、此度の宴の招待状…何の事はない、大丞相と長官らの、腹の探り合いだ。互いの思惑が一致し、ここに側室選びは決定した。その裏では皇太后が、巧く長官らを操っ [続きを読む]
  • 続・一番星(6)…終
  • 斜街市を過ぎると、草地の間を一直線に、健徳門へと道は通じる。モンゴルの大草原には遠く及ばぬその道を、私たちを乗せた愛馬は、疾風の如く駆けて行く。程無く、目的の地を目の前にして、私は手綱を軽く引いて、愛馬の足を止めさせた。健徳門は、大都を取り囲む三重の城壁の一番外側…外郭の北面を護る、二つの門のうちの一つである。大都の西の玄関口として、陸路を遥々、西域からやって来る商人たちの出入りで犇めく和義門とは [続きを読む]
  • 続・一番星(5)
  • 皇城から一歩足を踏み出せば、大都の街の彼方此方には、大小の市場が点在している。中でもこの、積水潭北岸の斜街市は、大都でも殊更賑わう一帯であった。元朝では、関税や通過税の類いを一切廃止するという、宗朝にはなかった商税の方法を取っていたため、遠方から訪れる商人には、有利である。遠くは西域からも、挙って大都に集まった。この一帯には官営の市が立ち並び、穀物は元より、毛皮、玉なども売買され、連日、賑わいを見 [続きを読む]
  • 続・一番星(4)
  • 北には、遊牧騎馬民族たる我等を支える、モンゴルの大草原。この遥かに続く大草原は、馬を養い、我が大元の軍を強固に維持する。南には、豊富な農産物を育み、商業に栄える大平野。江南から運ばれる豊かな物資は、民の暮らしを支えている。モンゴル帝国五代目大ハーンのフビライが、この二つの地を支配するに最適の場と選んだが、ここ…大都。その治世の殆どを費やし、この都を造営した。*大都の中心となる皇城には、小さな草原地 [続きを読む]
  • 他し事。12
  • [真愛(はつこい)]、終わりました。与える愛をテーマに、書いていましたが、伝わったでしょうか…次の機会には、ドラマエピソードから、タルタル殿の深い愛を、お伝えできるような話も、書いてみたいと思います(^^)まずは、[続・一番星]の続きをば!ですがまだ、気分は[真愛]に浸っておりますので…(^_^;)切り替わるまで、お待ちを。2017.02.06 管理人:たると [続きを読む]