KaChi さん プロフィール

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KaChiさん: 月光石箱
ハンドル名KaChi さん
ブログタイトル月光石箱
ブログURLhttp://moonlightonice.blog.fc2.com/
サイト紹介文BL小説・アニメいろいろ
自由文はじめまして!よろしくお願いします!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供55回 / 193日(平均2.0回/週) - 参加 2016/11/17 11:45

KaChi さんのブログ記事

  • 幸せは花束と共に 25
  • 「センパイが加勢さんに相談するとは予想してませんでした。そこが俺のミスだった。しくじったなって凄い後悔しています。男同士ってだけでもハードル高かったし、センパイはぐいぐい押されるのは苦手かなって俺も勝手に思っていたから距離開けていたのが悪かったかな……―-ホント、あの人侮れないな」 こんな自分との恋愛関係を真剣に考えて反省を示す奥野に、申し訳なさを募らせながら聞いていた。けれど最後に呟いた言葉が聞 [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 24
  •  家に帰った春海は、ずっと布団に潜り込んでいた。 何もする気が起こらないのだ。 そのまま何時間過ごしただろうか。 ピンポーン、とインターホンが鳴った。 応答に出る気にはなれなくて布団を頭から被っていたが、鳴り止む気配がない。 春海は、しぶしぶドアの覗き穴から外を見た。 夕日を背に、奥野が立っていた。「奥野…どうしたの?」「良かったぁ。風邪で熱出して休んでるって聞いて、心配で様子を見に来ました」 そ [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 23
  •  そこは出て行ったときの状態のままだった。 けれども居心地が悪くて落ち着かない。自分の家なのに、そうではないように思えた。 春海はシャワーを浴びて布団に潜り込んだ。 布団の中が、やけに冷たくて寒く感じる。 加勢が隣にいたときには、考えもしなかったことだ。 結婚する相手の女性はどんな人なんだろうか。 美人で優しくて料理も上手で。世の中の女性が羨むような素敵な人なのだろうか。 そんなことを考えながら自 [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 22
  • 「奥野、企画進んでるか?東雲と遊んでないで、さっさと開発部に回せよ。なんか俺のとこに電話かかってくるぞ」「遊んでなんていません。東雲センパイと話があっただけです」「ふぅん。で、その話とやらは、片付いたのか」 終わったとは言わずに片付いたという言葉を使った加勢に、春海はぎくりとした。 二人の間で何か問題を抱えていることを知っていると言わんばかりだったからだ。 奥野をちらりと盗み見ると、やはり気がつい [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 21
  •  抱かれた日を境に、加勢は春海に玩具を使うことをしなくなった。 そして、毎日同じベッドで寝ているのに、手も出してこなくなった。 時折、春海の身体を背中から抱きしめて眠るだけだ。 これまで加勢の手によっていろいろされてきた春海の身体は、ただ抱きしめられるだけでは物足りず、悶々とした日々を過ごさなければならなかった。 予定を確認するためにカレンダーを見やると、加勢の言っていた結婚式の日が嫌でも目に入っ [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 20
  •  加勢は決して硬派ではないけれど、困っていれば必ず手を差し伸べてくれる。 昔からそれはずっと変わっていない。 高校時代、いいカモにされていた春海は、差し出すお金がなくなると暴力を受けていた。 その時助けてくれたが、友達でも教師でも誰でもなくて、加勢だったのだ。 加勢からしてみれば、持ち前の優しさで手を差し伸べてくれただけなのだろう。 大学時代の後輩である奥野のこともよく知っている加勢は、奥野が春海 [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 19
  •  翌日から、加勢の家から会社を往復することになった。 毎夜、加勢にベッドの上で組み敷かれては悶えさせられる日々が続き、 「ずいぶん美味そうに飲み込むようになったな」 加勢の言う通り、春海の意思に反してそこは、小さい物なら解さなくとも易々と飲み込めるほどに柔らかくなっていた。 ゆっくりと解していけば、大きいバイブも受け入れられるようになっている。 けれどもそのことが怖いと思っていた。 身体が自分のも [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 18
  • 「ぁん…せんぱ…」「春海」「ぁ…んっ…はっ、ぁっあっ…あぁっっ」 乳首を摘まれ指の腹でこねられると、春海は身体を捩じらせて精を噴き上げていた。 くったりとしてる春海の身体を清めながら加勢は、「乳首、弱いんだな」「それって…だめ…ですか?」「駄目なんて言ってない。乳首とアナルだけでイけるなんて、素質あるよ」「もうっなんの素質ですか…ぁ、んっ」 ぬるん、とバイブが抜け落ちると、「物欲しそうにひくひくし [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 17
  •  加勢も上半身を裸にして、春海に覆いかぶさってくる。 舌で乳首を舐め転がされると、身体の中の熱いものが出口を求めて暴れだし、イきたくて堪らなくなる。「こら。自分で触るな」 加勢の手に阻まれて、勃ち上がるものを自分で慰めようとしていたことに気がついた。「も、イきたいっ」 加勢が苦笑して、「だったら、自分でローター取り出してみろ」「そんな…自分では無理…こわ…いっ…」「大丈夫。俺がついてる」 前髪をか [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 16
  • 奥野の営業部との合同会議という言葉に、加勢も会議だと言っていたことを思い出した春海は、二人の間で何もありませんようにと祈った。 春海は、15時が過ぎるのを今か今かと待ちわびていた。 二人が顔を会わせることに、不安が押し寄せてくるのだ。 会議中のお茶出しに行っていた同僚が戻って来るなり途端に話に花が咲き、春海は耳をそばだてた。「でさぁ、企画部の子、すっごい駄目だしされて半泣き状態」「誰?それ」「牧田 [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 15
  •  12時を過ぎ、昼食のために席を立って出かけていく彼女達を見送った春海は、急いでトイレに駆け込んだ。 ベルトを外し下着を下ろすと、ぶるんと勢いよくペニスが飛び出した。 昼間の、しかも会社でこんなことをしていることを、いけないと思いつつも手が止まらない。 春海は無我夢中でペニスを扱いていると、突然携帯の着信音が鳴り響いた。 現実に引き戻されると同時に息が止まるほどに驚いて手が止まる。 持ち主を呼び出 [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 14
  •  休日の間、それらしい行為もないまま甲斐甲斐しく加勢に身の回りの世話された春海は、すっかり体力も戻り、月曜日には元気よく出社していた。 けれども、これまでの日常と似て非なるところは、加勢が購入した玩具を春海の体内に埋め込まれていることだ。 商品が送られてくる前に逃げるように帰宅した春海は、月曜日に出社後、早々に総務部に現れた加勢にトイレの個室に押し込まれた。「先輩?何なんですかっ」「日曜日も泊まっ [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 13
  •  誰かに頬をぺちぺちと叩かれる痛みに、春海は目を覚ました。「大丈夫か?」「あ……先輩…」 すっかり寝てしまっていた春海は、加勢のベッドを一人で占領していたことに気がついて、身体を起こそうとした。 けれども身体どころか腕一つ動かせないことが解かり、「あ、あれ?なんで?」 もぞもぞしているだけで身体を動かすことが出来ずに首をかしげる春海を、ベッドに腰掛けた加勢が見下ろしながら笑っている。「昨日は3回も [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 12
  •  覆いかぶさる加勢も腰に巻いていたタオルを外す。 力強く勃ち上がる加勢のものが目に飛び込んできた春海は、その大きさに驚いて、加勢から逃げようともがいた。 けれども加勢の手が春海の身体をシーツに押さえつける。「い、いやっ…先輩、そんなの無理!入らないですっ!」「バカ。入れたりしないから落ち着け」 その言葉に半信半疑で加勢を見上げると、「あんな狭い穴、入れられる訳ないだろ。裂けて血の海になる上に、俺の [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 11
  • 「手、邪魔だ。退けろ」「でもっ気持ち悪くて…っ」「そのうち慣れる」「そんなっ…っあぁ!」 ぐっと奥まで指を突き立てられた春海は、加勢にしがみ付いた。 体内をかき回されて汗が噴出してくる。 必死に耐えていると、加勢の指が何かを探し当てた。 そこを刺激されるたびに、しがみ付く手に力が入らなくなるほどの快感が全身を襲い、射精感が高まっていく。 春海は、初めて襲われるその感覚が怖くて、「先輩っ、もぉ…やっ [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 10
  •  下半身から、くちゅくちゅと濡れた音がする。 その音が激しくなるにつれて、春海の呼吸もだんだんと上がってくる。「あっ…あっ…んん…っ」「もうイク?」「んっいく…先輩、いくっ…出ちゃうっ」「いいよ」と耳元で優しく囁かれ、春海は甲高い嬌声を上げて加勢の手の中に精を放った。 はぁはぁ、と肩で息をしていると、顎を掬い上げられる。 上を向かされて加勢を見つめると、羽のように柔らかなタッチのキスが降って来た。 [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 9
  •  春海自身、気持ち悪いどころか、もう一度してみたいと思ってしまっていた。 唇を重ね合わせただけなのに、初めての加勢とのキスは甘いと思った。 舌で舐められたときには、下半身にまで甘い疼きが訪れたほどだった。 春海はキスというものがこんなにも気持ちいいものだったのかと初めて体験した。「今度は、無理に春海の唇を攫ったりしない。春海がいいって言ってくれたら、たくさんしてあげる」 甘い声音で言う“たくさん” [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 7
  • 「軽蔑、しましたか?」「軽蔑?なんで」「だって、彼が僕に…っていうか、男に告白なんてするから」「俺は別に人の恋愛観にどうこう言うつもりない。恋愛は自由。恋愛をこういうものだって型にはめるなんて、俺は無意味だと思うね。人を好きになる瞬間なんて誰にでも訪れる。人を好きになることは誰にも止められない。止めるなんてことは出来ないさ」「そう、ですね…。あ、でも、いくら恋愛は自由とはいえ、先輩はもうちょっと自 [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 5
  •  駅の改札を抜けホームに行くと、たくさんの人たちで溢れかえっている。 ホームに入ってきたすでに満員の電車に、やっとのことで乗り込んだ。 押しくら饅頭状態の中で電車が揺れる度にドアの前に立っていた春海は、何度もぺしゃんこにされた。 押し返そうと思っても一人の力では、容易にはいかない。 胸を圧迫されて息をすることも儘ならなくなったとき、急に身体が軽くなった。「大丈夫か?」 頭の上から加勢の声が降りてく [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 4
  •  誰もいなくなった部屋で、春海は盛大に溜息をついた。 昔からそうだったが、加勢は自分の都合のいい道具のように春海を振り回す。辟易することもしばしばあるのに、楽しいと思えるときもあるから、拒絶するほど嫌でもなくて春海を困らせていた。 春海の普段の生活は至ってシンプルで、会社と自宅マンションとの往復、自宅には寝に帰るだけでプライベートな予定など一つもない。会社が休みの日は、ビールをちびちび飲みながら撮 [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 2
  •  だらしのない横顔を見つめ、仕事をしている時の真剣な顔は格好良いのに、と心から思う。 普通にしていれば、加勢は社内でも指折りのイケメンだ。 くっきりとした二重瞼で切れ長の目、それを縁取る長めの睫毛。 顔の中央を通る高い鼻梁に、いつも笑みを浮かべている薄い唇。 この甘いマスクで落とされない女性はいないと、交友関係の希薄な春海の耳にも届いている。 けれども春海からしてみれば、それは甘いマスクなどではな [続きを読む]
  • 幸せは花束と共に 1
  •  東雲春海がこの世に生を受けて29年。人生で初めての告白をされた。 この年にもなって、天と地がひっくり返るような出来事が起きようとは、思いもよらなかった。 学生時代も社会人になっても、これまで一度だって告白などされた事がなかったからだ。 けれどもその初めての告白を、春海は心から素直に喜べなかった。 普段から交友を持たずにほとんど一人で過ごすことが多かった春海は、強い感情をぶつけられることを嫌い、こ [続きを読む]
  • ありがとうございました(*≧∪≦)
  • 最終話まで読んでくださった方、ありがとうございましたヽ(≧∀≦)ノ楽しんでもらえたかな?20日 0時に新しいお話を更新するのでこっちも良かったら読んでね。新人〜の方は頑張ってます!でもまだまだ更新が出来るまで書けてません。出来上がり次第更新するのでこっちもよろしくお願いします (*´∀`人) [続きを読む]
  • 長い初恋が実ったら 7
  • 「待ってください! まだ話は終わっていませんっ」 はらはらしながら経緯を見守っていると、彬の後から続いて営業部のメンバーも顔を出した。「私たちの話をもっと前向きに聞いて見直してもらえませんか? お願いします!」 どうやら営業部から製造部への提案を提出してみたが、突っぱねられているようだった。 頭を下げている先輩たちの間を縫って前に出た彬は、「これを見てください」と資料を突き出した。「品保の資料を元 [続きを読む]
  • 長い初恋が実ったら 6
  •  出社後、頭痛が更に酷くなり頭を抱えていると、隣に座る彬から珍しく声をかけられた。「どうしたんですか? 顔色が悪いですよ、安藤先輩」「ちょっと昨日飲み過ぎて」 持てる力を総動員して笑みを貼り付けると、彬の視線が胸元へと落ちた。 釣られて理世も下を見たが、彬の意識が何に向いているのか解からない。 彬の嫌悪感丸出しの冷たい視線に、理世は狼狽しながら尋ねた。「な、なに?」「いえ。翌日仕事があるのに支障を [続きを読む]