さかい けんたろう さん プロフィール

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さかい けんたろうさん: かえるの独唱
ハンドル名さかい けんたろう さん
ブログタイトルかえるの独唱
ブログURLhttp://kaerunodokusho.seesaa.net/
サイト紹介文読書感想文や映画DVD感想文などを書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供51回 / 98日(平均3.6回/週) - 参加 2016/11/19 20:15

さかい けんたろう さんのブログ記事

  • 「ベイマックス」
  • 監督:ドン・ホール&クリス・ウィリアムズ/2014年 ■あらすじ■ 科学マニアのヒロは14歳で大学から声がかかる天才だった。 ある日、事故によりヒロは兄を失ってしまう。 哀しみにふけるヒロの元に兄が残したのはケアロボットのベイマックスだった。  というようなあらすじをCMで知っていたもので、実際に作品を観たときは大変驚いたものだ。 ハートフルな人情作品かと思いきや、本作は手に汗握るSFアクション作品である。  [続きを読む]
  • 「夜は短し歩けよ乙女」 森見登美彦
  •  タイトルの元ネタは『命短し恋せよ乙女』という一文だろう。 これは大正時代に流行した『ゴンドラの唄』という歌謡曲の冒頭の一文だ。 乙女の背中を優しく押し、恋愛という広い世界に向かって歩ませようという意思が感じられる。 言葉は違えど本作のタイトル『夜は短し歩けよ乙女』も同様の意味が込められている。 本作は独特の世界観を持った天真爛漫な少女「黒髪の乙女」と、乙女に恋をした「先輩」を主人公に据え、周囲の [続きを読む]
  • 「陰日向に咲く」 劇団ひとり
  •  お笑い芸人としての劇団ひとりさんを知ったのはいつ頃だったろうか。 もう10年以上も前のことのように思う。 それまでお笑い=漫才といったイメージが強かった私にとってピン芸人ながら独特の世界観を持っている彼のパフォーマンスはとても新しい刺激に感じたのを覚えている。 本作はそんな劇団ひとりさんの小説家としてのデビュー作である。 全5編の短編連作からなる1つの作品だ。 1編目を読んでみた感想は、正直なとこ [続きを読む]
  • 「(500)日のサマー」
  • 監督:マーク・ウェブ/2009年 ■あらすじ■ 会社員のトムは同じ会社で働くサマーに一目ぼれする。 大好きな音楽をきっかけに仲良くなれたトムはサマーにアプローチするのだが…。  本作は正直言ってストーリー自体はそれほど凝ったものではない。 というか、おもしろさが良く解らないストーリーとさえ思う。 本作はとにかくヒロインのズーイー・デシャネル演じるサマーが可愛い。 女性のもつ魅力的で魅惑的な力を存分に出 [続きを読む]
  • 「ザ・コンサルタント」
  • 監督:ギャヴィン・オコナー/2016年 ■あらすじ■ やり手の会計士のクリスチャン。 彼は裏社会では殺し屋として名を馳せていた。 あるとき、大企業から会計士として依頼を受けたクリスチャン。 彼は企業内での不正を発見するのだったが、それは大きな闇の一片だった。 日本題は「ザ・コンサルタント」だが、本国での原題は「THE ACCOUNTANT」=(訳:会計士、計理士)だ。 つまり主人公・クリスチャン(以下、クリス)の職 [続きを読む]
  • 「本日は大安なり」 辻村深月
  •  「大安」は中国で生まれた六曜という思想において最も縁起の良い日とされている日だ。 先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種が1日後とに巡るのだが、新たな事柄を始めるのにも良いとされている大安は結婚式をとり行うにも良いとされている。 本作はとある結婚式場での大安の1日を描いた物語である。 物語当日は合計4組の式を予定しているのだが、それぞれの式にそれぞれの物語が進んで行く、まるで短編集の様な雰囲気 [続きを読む]
  • 「風の谷のナウシカ」
  • 監督:宮崎駿/1984年 ■あらすじ■ 近未来。戦争により地球の環境は大きく破壊され、自然は毒の森と化していた。 風により毒の森の毒素から守られた国、風の谷。 そこには心優しい姫・ナウシカが民に愛され幸せに暮らしていた。 あるとき、以前の戦争で地球を破壊する元凶ともなった「巨神兵」を巡って、風の谷に他国の軍がやってくる。  原作は監督の宮崎駿さんの同名の漫画作品。 地球を舞台としながらも、大きな戦争の [続きを読む]
  • 「マリアビートル」 伊坂幸太郎
  •  「グラスホッパー」の続編にあたる物語。 アルコール中毒の木村、凄腕裏稼業の蜜柑と檸檬、不運な何でも屋の七尾、そして混沌と絶望を望む中学生の王子。 登場人物たちが乗り合わせた一本の新幹線で巻き起こる物語。 私が「グラスホッパー」を読んだのがおよそ5年ほど前だった。 「グラスホッパー」伊坂さんの作品の中でもかなりお気に入りの作品だったが、それでも詳細部分については忘れた部分も多かった。 本作はそんな [続きを読む]
  • 「クライマーズ・ハイ」 横山秀夫
  •  1985年8月12日。 群馬県南部で国内史上最大の航空機事故が起こった。 日航ジャンボ機墜落事故。死者520名にのぼる大事故だった。 本作は日航ジャンボ機事故と相対した群馬県内の地域新聞社と事故の全権デスクを任せられた悠木の物語だ。 生粋の記者であった悠木だが全権デスクを任せられたため現場へ向かう事はできなかった。 そのため事故の凄惨な様子が全て部下や周りの人間から伝わってくることとなる。 現場を直接目に [続きを読む]
  • 「隣のヒットマン」
  • 監督:ジョナサン・リン/2000年 ■あらすじ■ 歯医者のオズの家の隣に伝説のヒットマンのジミーが引っ越してきた。 怯えるオズにはお構いなしに友好的なジミー。 しかしオズの妻・ソフィはジミーの首にかかる奨金に目をつけてジミーの情報を売ることを持ちかける。  その設定からして奇抜だが、話の展開も何度も驚かされる内容だ。 ただめちゃくちゃな設定を注ぎ込むわけではなく、きちんとキャラクター心情に従った内容に [続きを読む]
  • 「オーデュボンの祈り」 伊坂幸太郎
  •  前回の更新分に続き伊坂幸太郎さんの作品。 前回の「あるキング」が伊坂さんにとって雰囲気の違う作品とのことだったため、あわせて伊坂さんのデビュー作である本作を読み返してみた。 本作は江戸時代から外界とはほとんど切り離され人知れず独自の文化を形成してきた「荻島」での物語だ。 主人公の伊藤はとある経緯でこの荻島へ足を踏み入れる。 異世界ともいえる島で、続けざまに事件が起こる。 謎が謎を呼ぶ展開で読者は [続きを読む]
  • 「あるキング」 伊坂幸太郎
  •  数奇な運命の元に産まれた一人の男の物語。 作者の伊坂さんは『いつもの僕の小説とも雰囲気の異なるもの』『いつも以上に、自分の好きなように』と文庫版あとがきで書いている。 私自身も読んでみて、確かに雰囲気の違う作品だと感た。(とはいってもこれまでに読んだ伊坂さんの作品は10冊程で、全てではないので主観だが) これまでの作品と比べるとよりファンタジーの雰囲気を強く感じ、主人公の王求(おうく)の設定や彼 [続きを読む]
  • 「フィフス・エレメント」
  • 監督:リュック・ベッソン/1997年 ■あらすじ■ 2214年。 元軍人でタクシードライバーのコーベンは赤髪の少女リールーと出会う。 リールーは地球滅亡の危機を防ぐキーパーソンであることを知ったコーベン。 もうひとつのキーアイテムである4つの石を見つけるべくリールーを連れて異星へと向かう。  コーベン役はブルース・ウィルス。 リールー役はミラ・ジョヴォヴィッチ。 2人のアクションがテンポもよくとても見やす [続きを読む]
  • 「配達あかずきん」 大崎梢
  •  駅ビル内の書店・成風堂を舞台に起こる様々な事件を巡るミステリー作品。 書店を題材にしたミステリー作品というのは珍しく、その謎部分にも実在の書籍が多数関わっている。 残念ながら私にはほとんど解らなかったが、読書家として多方面に精通していれば読み解く事ができる謎もあるのかもしれない。 成風堂の社員・杏子とアルバイトの多得が主要人物として描かれているが、杏子の人物設定についてはあ本編ではあまり出てくる [続きを読む]
  • 「ジョン・ウィック」
  • 監督:チャド・スタエルスキ/2014年 ■あらすじ■ その筋では有名だった元暗殺者のジョン・ウィック。 暗殺者稼業からは離れ、幸せな生活を送っていた彼だがある日を境に全ての幸せを失うこととなる。 その原因のひとつとなっていたロシアマフィアに怒りを覚えた彼は感情のまま復讐を行うことを決意する。  主人公ジョン・ウィックを演じるのはキアヌ・リーヴス。 復讐を果たそうとするジョンの悲しみと怒りを秘めた表情が [続きを読む]
  • 「残り全部バケーション」 伊坂幸太郎
  •  本作は短編5つの連作による物語。  別々に雑誌掲載された作品をひとつの物語に結びつけた一冊。 一つ一つは異なる物語だが、同一の世界で同一のキャラクターが登場する。 最初からミステリアスな雰囲気を出しつつ進むこの作品。 前半は設定は不思議なもののシンプルといえるストーリー展開だ。 しかし、後半はそれまでに散りばめられた伏線が回収されていく。 一つ一つの物語が独立もしていたため、伏線が回収されたとき [続きを読む]
  • 「のぼうの城」和田竜
  •  歴史小説、特に戦記を読むときはメモを取る量が一気に膨れ上がる。 耳馴染みのない言葉や地名を調べたものはもとより、同年代に何が起こったなども調べてしまう。 調べたものは簡単でもメモを取るのが私の読書のルールなので自然とメモの量が増えるのだ。 要注意なのが人物を調べるときである。 ついつい登場人物を片っ端から調べてしまいがちだが、以前それで読んでいた作品のネタバレを自ら引き起こしてしまったたのだ [続きを読む]
  • 「おはなしして子ちゃん」 藤野可織
  •  勢いよく叩きつけられる大量の言葉。 本作は短編集だがそのどれもにそのような同じ文体が含まれている。 とめどない思いや混乱する思考など表現する内容は異なるが、印象付けたいという作者の意図は感じられる。 本作に収録されている物語には共通するテーマは無いように感じる。 しかし、どの物語も異形とも感じるファンタジー要素が組み込まれており、奇妙な感覚を覚える。 世界観のずれであったり、展開の異様さであった [続きを読む]
  • 「ミステリウム」エリック・マコーマック(訳:増田まもる)
  •  私は、どちらかといえばだが、洋書の翻訳作品は苦手だ。 理由は、その文体がまどろっこしく感じるからである。 読みやすさを犠牲にしてまでもその言葉を選ぶ理由があるのに、その事に気づくのに時間がかかってしまうのだ。 しかし、私と同じように翻訳作品が苦手な方々の多くはそれが理由なのではないだろうかと思う。 本作も独特の言葉選びで訳されており、私はかなり難儀した。 実を言うと一度読むのをあきらめたのだが、 [続きを読む]
  • 「アヒルと鴨のコインロッカー」 伊坂幸太郎
  •  2016年のノーベル文学賞の受賞を受け入れるかどうかでのひと悶着が記憶に新しいボブ・ディラン。 彼の歌う名曲『風に吹かれて』が本作のテーマソング的な役割で登場している。 本作を読む際は是非『風に吹かれて』もあわせて聴いてみて欲しい。 美しい歌声で奏でられる悲しい曲調が作品にとてもマッチしている。 本作は現在と2年前のふたつの物語を交互に繰り返す形式で書かれている。 その2年間での変化を要所に感じ [続きを読む]
  • 「怪盗グルーの月泥棒」
  • 監督:クリス・ルノー&ピエール・コフィン/2010年 ミニオンズシリーズの第一作、だと思っていたが、映画「ミニオンズ」の方がこの作品のスピンオフとのこと。■あらすじ■ 皮肉屋で嫌味のたえない怪盗グルー。 「月を盗み出す」というとんでもない計画をたてたグルーだが、商売敵のベクターに秘密兵器を盗まれてしまう。 ベクターを出し抜くためにグルーはとある孤児の3姉妹を利用しようとする。  孤児の3姉妹との触れ合 [続きを読む]
  • 「鹿男あをによし」 万城目学
  •  「あをによし」とは、「奈良」にかかる枕詞だそうだ。 作中には登場しない言葉だったので気になって調べてみたのだが枕詞なのでその言葉自体に意味は無いそう。 「鴨川ホルモー」の著者、万城目さんの作品。 「鴨川ホルモー」は京都を舞台としていたが、本作の舞台は奈良である。 万城目さんの作品はジャンル定義が難しい。 本作にもファンタジー、青春、学園、歴史などなど、いろいろな要素が閉じこめられている。 それで [続きを読む]
  • 「デッド・プール」
  • 監督:ティム・ミラー/2016年 マーベルコミック原作。異色ヒーローのアクション映画。■あらすじ■ 恋人との幸せな生活を送っていた元傭兵のウェイドだが、ある日、末期癌の宣告を受ける。 絶望に立たされたウェイドはある組織の人体実験を受けるのだが、その結果、無残な外見を持ったヒーローへと生まれ変わる。  あらすじを書いてみたが、なんと真っ当なストーリーだろうか。 予告編を見てぶっ飛んだ作品である印象を受け [続きを読む]
  • 「植物図鑑」 有川浩
  •  読んでみる前は「とにかく甘いラブコメ物語」という印象だった。 おそらく実写化された映画版のコマーシャルの影響だろう。 実際に読んでみると確かにラブコメ要素はとても強いが、しかしただそれだけの本ではなかった。 雑誌連載の作品であったため、1話ずつが短く読みやすい内容となっている。 その中身もタイトル通り植物に対する教養を深める一面や、野草を使用した料理を紹介する一面などが目立つ。 思わず「へぇ〜」 [続きを読む]