和泉 さん プロフィール

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和泉さん: walkip
ハンドル名和泉 さん
ブログタイトルwalkip
ブログURLhttp://walkip2.seesaa.net/
サイト紹介文1〜3話程度の短い小説や、日常の光景からの妄想。ときめき補給にどうぞ。
自由文短い小説や、日常の光景から浮かんだ妄想を載せています。
時にくっさい台詞やベタな展開で、あなたをきゅんきゅんさせたり恥ずかしがらせたり苦笑いさせたりすることが目的です。
暇つぶしに、ときめき補給に、少しでもお役に立てれば幸いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供47回 / 119日(平均2.8回/週) - 参加 2016/11/29 16:57

和泉 さんのブログ記事

  • ひらひら3
  • 卒論も提出し終わった2月。2人とも互いの友人との卒業旅行や引越し準備に忙しくて、ゆっくり顔を合わせる時間も少なくなっていた。その頃俺は少し焦っていた。卒業を間際に、別れるカップルは急増していた。それは大抵勤務地が離れて遠距離になることが原因だったり、マンネリ化したカップルがこれからの新たな出会いに備えて、区切りのいい今別れておこうという算段が要因だったりした。俺と透子の間にそんな話題は一言も出たこ [続きを読む]
  • ひらひら2
  • それからの透子との交際は、いたって順調だった。喧嘩をすることもなく、束縛することもない。同じ音楽を聴いたり、映画を見たり。俺が夏の間友達と1週間くらい旅行に行って、その後実家に帰るからと2〜3週間くらい会えない時も、逆に透子のほうがゼミ合宿で長期間会えなくなる時もあったが、互いに文句1つ言わなかった。でもそれは決して冷めてるわけじゃなくて、そのスタンスが2人に合っていたからだ。2人ともそれなりに愛 [続きを読む]
  • ひらひら1
  • 「この曲、いいよね」「ん?」透子の視線を追って、テレビを見た。ベッドに寝そべって漫画を読んでいる俺の横で、透子は録画していた映画を見ていた。放送日は友達とご飯に行っていて見れなかったやつだ。久々に会えた子供と別れなきゃいけない場面で、子供の背中を見送っている母親が、子供に気付かれないように、声を殺して泣いていた。先週俺が一人で見ていて、うるっときた場面だ。透子はその背景に流れる曲が気に入ったらしい [続きを読む]
  • 宇宙人
  • ココアを入れたマグカップを宗介に渡し、椅子に腰を落ち着ける。飲もうと口をつけてみたけれど、熱くてまだ無理だった。カップの縁に手を添え、宗介に話しかける。「そういえば、今日ニュース見た?」「何の?」「地球と似た惑星が見つかったってやつ」「ああ…」熱いのが平気な宗助は、相槌のあとずずっとココアをすすった。「すごいね」「何が?」「いるかもね、宇宙人」「…そうだね」宗助が苦笑する。あまり興味がなさそうだ。 [続きを読む]
  • 待ってた
  • 以前書いた「8月31日」の2人のその後です。未読の方はそちらからどうぞ → こちら========================================改札を出てあたりを見回すと、壁際に立つ先輩を見つけた。合格したことは、発表の後すぐに電話で知らせていた。予想通りというか、テンション上がって叫ぶとか、嬉しくて泣くとか、そんな反応はなかったけど、「おめでとう」と。そして、「やっとだね」と言ってくれた。そう、やっとだ。やっと、遠距離 [続きを読む]
  • いやよいやよも
  • 「俺もうちょっと手とかつなぎたいんだけど」「いや」「たまには2人で写真撮りたいんだけど」「いや」「友達に紹介させてよ」「いや」「じゃあ好きって言って?」「いや」「……」「……」「俺のこと嫌いなの?」「……」「……」「……」「……」「…………嫌いなら、付き合ってないよ」人気ブログランキングへにほんブログ村押していただけると私のテンションが上がります。 [続きを読む]
  • 花粉症
  • 「…っくしゅ! は……くしゅん! …ちょっとごめん」言うとレジに背中を向け、ずびーっと鼻水をかんで、ティッシュをゴミ箱に捨てた。手鏡で鼻の頭をチェックすると、少し赤くなっている。鏡をポケットにしまいながら、体の向きを戻す。相変わらず店内には、雑誌の立ち読みをしている男性客が1人だけだ。今かんだばかりなのに、もう鼻水が垂れてきそうで、思いきり鼻をすすった。「もうしんどい。もう嫌だ」この季節、花粉症は [続きを読む]
  • ネクタイで遊ぼう(初級編の番外編)
  • 「ネクタイで遊ぼう(初級編)」の番外編です。未読の方はそっちからどうぞ。 → こちら==============================「そういえばさ、ネクタイ」「え?」お互いのネクタイを交換して、1週間と少し。学校帰りに寄ったファーストフード店でポテトを分け合っていると、先輩が切り出した。「最初は交換する意味がよくわかんなかったんだけどさ、数日経ってみて、ちょっとわかった」先輩の首には、元はあたしの、細身のネクタイ。 [続きを読む]
  • ネクタイで遊ぼう(上級編)
  • 「ねえねえ、ネクタイの上級者の使い方教えてくれって言われたんだけど」「は? 何それ」「初級が恋人と制服のネクタイを交換することで、中級がネクタイを掴んでキスなんだって」「だから?」「上級だとどうなるのかなって」「縛る?」「え? 急にハードル上がってない?」「じゃあ目隠しプレイ?」「それ完全にR指定入るじゃん」「裸にネクタイ?」「裸にエプロンみたいな言い方やめれ」「じゃあ何ならいいわけ」「何かさあ〜 [続きを読む]
  • ネクタイで遊ぼう(中級編)
  • 「涌井ー…って、寝てんじゃん」担任との面談が終わって、次の順番の涌井を呼びに来ると、涌井は自分の机に突っ伏していた。机の上で組んだ腕を枕に、顔を外の方に向けている。「涌井」「……」「涌井ー、終わったぞ」「……」自分の机に向かいながら声をかけても、身じろぎひとつしない。机に置いていた鞄を取り、仕方なく涌井の方に向かう。回り込んで覗き込むと、涌井はやはり寝ていた。その寝顔を見て、寝顔はだいたい誰でも可 [続きを読む]
  • ネクタイで遊ぼう(初級編)
  • 高校に入って、いつか自分も、と憧れていたことがある。その1つは、彼氏を作ること。そしてその彼氏と、ネクタイを交換すること。うちの学校の制服は、男子も女子もブレザーにネクタイだ。彼氏彼女になったら、ネクタイを交換して、相手のネクタイを着ける。男女のネクタイは幅が少し違うだけで、交換してもぱっと見はわからない。けれど、自分にだけはわかる確実な変化。それは擬似的にでも相手がいつもそばにいるという安心感か [続きを読む]
  • チョコレート・ロジック(答え合わせ編)
  • さて、前回の答え合わせです。そんなことするまでもなくわかったとは思いますが、一応。前回の問題編を読んでない方はそちらからどうぞ → 「チョコレート・ロジック」問題:千代子ちゃんからチョコをもらったのは誰か。   16  16:30  17  17:30   18黒田 | ①  | ② | ③ |  ④ |白井 | ⑤  | ⑥ | ⑦ |  ⑧ |赤木 | ⑨  | ⑩ | ⑪ |  ⑫ |簡易的ですが、図と一 [続きを読む]
  • チョコレート・ロジック
  • 僕は千代子ちゃんが好きだ。千代子ちゃんはクラスのマドンナ的存在で、彼女に憧れてる男子はたくさんいる。ここ数日の男子の関心は、「千代子ちゃんは一体誰にチョコレートを渡すのか」ということ。渡さなければ渡さないでいい。友チョコも大いに結構。でも、男にだけは。正しくは(僕以外の)男にだけは。渡さないで欲しい。それが、彼女に憧れているほとんどの男子の望みだった。バレンタイン当日、誰もが千代子ちゃんの動向を気 [続きを読む]
  • もうすぐバレンタイン
  • 学校からの帰り道。幼なじみのカオルと、たまたま校門を出るタイミングが一緒になって帰っていると、突然聞かれた。「ねえ」「ん?」「バレンタイン、手作りと買ってくるの、どっちがいいかな」「どっちでもいいんじゃない?」スマホを打ちながら答えると、カオルはさらに聞いてきた。「どっちかって言ったら?」「そんなの人によるだろ。やる相手に聞けば」「だから聞いてるんじゃん」「は?」 スマホから顔を上げると、カオルが [続きを読む]
  • 「ちゃんと覚えてるよ」
  • 「今日何の日か知ってる?」「アンパンマンの誕生日」「そうなの?」「作者のやなせたかしと一緒」「へー……じゃなくて」「じゃあ福山雅治の誕生日」「それも知らなかったけど。違くて」「海苔の日」「違う」「ブログの日」「違う」「抹茶の日?」「何でそんな知ってんの?」「じゃあ何なの?」「……わかんないならいい」「……」「……」「何で言わないの?」「別に……」「言いたいことは言えよ」「……」「付き合った日」「え [続きを読む]
  • ほきゅんとする飲み物の渡され方
  • 電車を降りると、前の車両からクラスメイトの綿谷が降りるのが見えた。改札を出てから駆け寄って、声をかける。「綿谷、おはよ」「お、濱野。はよ」答える綿谷のネックウォーマーの奥から、白い息が漏れる。「さみーな。部活?」「うん。そっちも?」と聞きながらも、上下ジャージにエナメルバックの姿を見れば一目瞭然だ。「そう」と答える綿谷は、両手をポケットに突っこみ、寒さに肩を強張らせている。「気温が5℃以下の日は部 [続きを読む]
  • 風邪をひいた日4
  • 「何や。もしかしてさっきから、それが聞きたかったん?」声には出さずに頷く。電話の向こうの光太には見えなかっただろうけど、そやなあ、と光太は一瞬考えるような間を置いて、答えた。「これからも、美夏が俺のこと好きで、俺も美夏のこと好きなら、それもええんちゃう?」思わず枕に口元を埋めたまま固まってしまう。それは意外な言葉だった。光太なら、「うん。一緒にいたい」と言うと思っていたのに。少し肩透かしをくらった [続きを読む]
  • 風邪をひいた日3
  • 「はい、あんたの洗濯物」21時過ぎ、お姉ちゃんが部屋のドアを開けて畳んだ洗濯物を持ってきた。21時からのバラエティ番組を見たかったのに、病人は早く寝ろと部屋に追い立てられたあたしは、眠くない体をベッドに横たえてぼんやりしていた。「ありがと」箪笥の前に洗濯物を置いたお姉ちゃんを目で追って、出て行こうとしたところを呼び止めた。「ねえ、お姉ちゃん」「何」ベッドの中で体を横向きにして、立てた肘に頭を乗せた。「 [続きを読む]
  • 風邪をひいた日2
  • 夕方、玄関のドアが閉まる音がして目が覚めた。枕元に放り出したままのスマホを見ると、18時前。今日お父さんは飲みがあると言ってたから、お姉ちゃんかお母さんが帰ってきたのだろう。ほどなくして、規則正しい包丁の音が聞こえてくる。早くないか? と、まだ半分寝ぼけた頭で、ぼんやり考える。お母さんなら「ただいま」と声をかけにきそうだし、お姉ちゃんだとしても一旦自分の部屋に着替えに戻るはずである。それなのに帰って [続きを読む]
  • 風邪をひいた日1
  • 夢の中で光太が言っていた。「しし座流星群ってな、しし座がいっぱい降ってくることなんやで」ベランダに並んで、空を見上げながらの自信満々の光太の言葉に、思わず顔が引きつった。「あんた、馬鹿?」思ったことをそのまま口にすると、光太が何でや、と拗ねたように言い返してくる。あたしは呆れて呟いた。「どこのテレビがそんなこと言ってんのよ」「テレビじゃなくて、タカさんが言っててん」「誰よ、タカさんて」「俺の先輩」 [続きを読む]
  • drunk girl2
  • 前回「drunk girl1」の続きです。=========================結局、真剣に遊んで、気付けば夕方になっていた。宣言どおり塚本は手加減なしだったし、遊んだゲームのほぼすべてで負けたけど、楽しかった。まあ、終盤は負け続きでちょっと拗ねたけど、全体的には楽しかった。店から出て、これからバイトだという塚本と、向かい合うと手を上げた。「じゃあね」「またな」「また」があるとは正直思っていなかったから、動こうとしてい [続きを読む]
  • drunk girl1
  • 「これ、クリーニング代です」お納めください、と頭を下げながらテーブルに置いた封筒を両手で滑らせる。駅前の大通りから1本路地に入ったカフェ。テーブルの向かいに座っているのは、元同級生の塚本だった。「いらないよ」「いや、もらってください」「でも」「ほんと、申し訳なさすぎてもらってくれないと頭上げられないから」「……」塚本に差し出した封筒には、5千円が入っていた。事の発端は先日の成人式。友達との再会を喜 [続きを読む]
  • 彼女の名前は鷹木さや
  • 正月で地元に帰っている彼女から、メッセージがきた。『今年の初夢は、富士沢くんと一緒に麻婆茄子を食べてる夢だったので、すごくいい年になると思います。』=============================というわけで、新年一発目。あけましておめでとうございます。すでに9日なのでちょっと遅いですが。今年もよろしくお願いいたします。人気ブログランキングへにほんブログ村押していただけると私のテンションが上がります。 [続きを読む]
  • 年賀状
  • ようやく重い腰を上げて、取りかかり始めた年賀状。さして枚数があるわけでもないけど、期限が近付かないとやる気がわかないのは毎年のことだ。けれど、住所を確認するために去年届いた年賀状を見返していたら、急にある感情が湧き上がってきた。「……悲しい」「え?」豊がポテトチップスを取った手を止めた。豊は年賀状を書かない派だ。今もあたしがノートパソコンの住所録を整理している横で、お菓子を食べながら録画していたバ [続きを読む]
  • 先輩は受験生
  • 『_|? 』『勉強_|? 』『勉強はかどってますか? クリスマスはえっちゃんたちと駅前のイルミネーションを見に行きました。すっごく綺麗でした(*^^*)_|? 』『勉強はかどってますか? クリスマスはえっちゃんたちと駅前のイルミネーションを見に行きました。すっ_|? 』『勉強はかどってますか? クリスマスはえっちゃんたちと駅前のイルミネーションを見に行きました。綺麗だったけど、先輩と一緒に見れたらもっとよかっ_|? [続きを読む]