上代語法序説の著者 さん プロフィール

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上代語法序説の著者さん: 上代語法序説
ハンドル名上代語法序説の著者 さん
ブログタイトル上代語法序説
ブログURLhttp://introductiontooj.blogspot.jp/
サイト紹介文半導体物理の研究者でした。万葉集や記紀歌謡、続日本紀宣命に用いられる上代語の正確な解釈を目指します。
自由文上代語は奈良時代の日本語ですが、不明な点がたくさんあります。助詞や助動詞の正確な意味さえわかっていません。現代語からの類推が定説になっているだけです。

言語は論理ですから論理を放棄しては言語芸術である文学を解釈できません。国民の財産である古典文学の意味を科学的な方法で解明しようと考えています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供43回 / 290日(平均1.0回/週) - 参加 2016/12/02 14:45

上代語法序説の著者 さんのブログ記事

  • おしらせ ミ語法の論文の掲載
  • ミ語法の論文が次の雑誌に掲載されました。江部忠行 「「山を高み」は「山が高いので」か」『国語国文研究』 (150), 45-59, 2017-03 北海道大学国語国文学会あと30本ほどの論文の種があります。Youtubeを利用した講演(日本語と英語)を予定しています。国内でだけ発表していてもダメかなあと思い始めています。 [続きを読む]
  • 質的記述 その5 モダリティという方言
  • 萬葉学会の不掲載理由を詳細に検討した。それは近々公開するが、その前にモダリティという方
    言について書く。Merriam-Websterはmodalityを次のように説明する。 2 :the classification of logical propositions (
    see proposition 1) according to their asserting or denying the possibility, impossibility, contingency, or necessity of their cont
    entつまり英語で言うmodalityは命題の可能、不可能、偶然、必然に関する分類で [続きを読む]
  • 質的記述 その4 不親切な万葉学者たち
  • ある万葉学者の著書を読んでいたところ、追記として別の万葉学者の論文を「注目すべき研究」として紹介してあった。掲載は遠方の大学の紀要である。近隣の図書館の蔵書にない雑誌だったので著者にメールを書いた。PDFファイルをお持ちなら送信してほしい、と。すぐに返信があった。電子ファイルは所持していない、あしからずご了承ください、と。 全く予想していない反応に驚いた。論文の著者に電話したりメールを書いたりしたこと [続きを読む]
  • 質的記述 その3 論理的に考えようとしない万葉学者たち
  • 内井惣七氏の著書だったか、流行の「ロジカル・シンキング」は本を読んで身に付くようなものではないと書いてあった。そのような当たり前すぎることをわざわざ書かなくてはいけないのは、本を読むだけで論理的思考力が身に付くと考える人が少なくないからであろう。私も内井氏と同じことを書く。論理的な思考力は訓練でしか身に付かないし、訓練さえすれば誰でも身に付けられる。上代語の研究の先行文献を読む出して驚いたのがあま [続きを読む]
  • 質的記述 その2 詠嘆の「ねえ」
  • ねえ 「これはだめである」という意味を詠嘆的に言う。雪枝は成績表を取り上げていたが、「体操と武道がこれではねえ。」と言った。(井上靖、あすなろ物語) 以上は、とある国語学者の書いた大学短大の国文科の学生向けの教科書からの引用である。「ねえ」は終助詞や間投助詞の「ね」が長音化したものである。以下の例文の暗に「これはだめである」という意味は終助詞のない2-1bにもある。終助詞が「さ」「な」「よ」やそれらを [続きを読む]
  • 質的記述 その1 エスノグラフィー
  • ”・・・しかし、やっぱり、他府県(のグループ)がガパーッと新聞紙上さわがせてくるとやな。それにやっぱりね、情報入ってきてな。「あ、(俺たちも)やらなあかんな」いうてんもんちゃうか?”A ”(新聞は)ウソばっかり書きよるけどなあ.全然なあ。アタマちゃう子が「アタマなんやかんや」(?)。アタマちゃうのに(て)思うけど。ま、なんしか(なんというか)新聞にな、「暴走族の」、その、たとえば「右京のどったらこっ [続きを読む]
  • 萬葉学者であるとはどのようなことか? その9 P先生とP様とP君
  • 萬葉学会の編集委員のP氏に何度も論文の意味を説明したが、一向に理解する気がないように思えた。今までの人生で様々な人に説明を行なってきた。説明はむしろ上手だと言われてきた。ひょっとして、素人の書いた論文を検討する気が最初からないのだろうか。メールでP氏を「P先生」と呼んできた。P氏のメールは私を「貴兄」と呼ぶ。貴兄は目上の人には使わない。今までメールで私を「貴兄」と呼んだのは職場や大学の先輩だけである。 [続きを読む]
  • 萬葉学者であるとはどのようなことか? その3 三段論法と二段論法
  • 二段論法はエンテュメーマ(?νθύμημα)の訳語である。私が作った新語と書こうとしたが、念の為にインターネットを検索すると、斎藤秀三郎氏の『斎藤和英大辞典』(日英社 1928)の見出しに既にあると言う。この分かりやすい訳語が何故廃れてしまったのだろう。今は省略三段論法や説得推論が使われているようである。三段論法と二段論法の違いを例をあげて示す。ともにアリストテレース(?ριστοτέλης)の用語で [続きを読む]
  • 萬葉学者であるとはどのようなことか? その2 説得力
  • Σωκράτης?λεγές τοι νυνδ? ?τι κα? περ? το? ?γιεινο? το? ?ατρο? πιθανώτερος ?σται ? ?ήτωρ.Γοργίαςκα? γ?ρ ?λεγον, ?ν γε ?χλ?.Σωκράτηςο?κο?ν τ? ?ν ?χλ? το?τό ?στιν, ?ν το?ς μ? ε?δόσιν; ο? γ?ρ δήπου ?ν γε το?ς ε?δόσι το? ?ατρ [続きを読む]
  • 「ちょっと疲れました」
  • ο?ς ο?ν ο?τω δέδοκται κα? ο?ς μή, τούτοις ο?κ ?στι κοιν? βουλή, ?λλ? ?νάγκη τούτους ?λλήλων καταφρονε?ν ?ρ?ντας ?λλήλων τ? βουλεύματα. これを信じる人と信じない人に話し合いの接点はなく、それぞれの考えにおいて必ず互いを見下すことになる。プラトーン(※)の「クリトーン」(※)からの引用です。 [続きを読む]
  • ク語法の真実 「言はく」は「言ふこと」か その5 萬葉学会の査読の妥当性
  •  2016年9月19日付けの郵便で送付し、同年9月25日付けの葉書で受領の連絡があったク語法の論文「「言はく」は「言ふこと」か」は、萬葉学会の査読者に不掲載と判断され、萬葉学会がその査読を承認しました。不掲載の理由はク語法の真実 その0 萬葉学会の不掲載理由に示しました。萬葉学会の査読の妥当性について考えてみたいと思います。 理由を再掲します。「所見論題:「言はく」は「言ふこと」か評定:不採用評言:本論はク語 [続きを読む]
  • ク語法の真実 「言はく」は「言ふこと」か その4 結論
  •  ク語法を「連体形+アク」と考え、そのアクを「はっきりと知覚される」という意味の四段動詞の終止形や連体形と仮定して万葉集、記紀歌謡、続日本紀宣命を解釈できることが示された。本稿の仮説が正しいとすれば、次のことが言える。1、ク語法は用言の体言化でなく、用言の意味が「はっきりと知覚される」「明らかである」状態を表わす語法である。2、従来詠嘆とされてきた「なくに」や「なけなくに」「ざらなくに」は相手の誤解 [続きを読む]
  • ク語法の真実 「言はく」は「言ふこと」か その3 仮説の検証
  • 3.1 動詞に下接した場合 ク語法の構造を仮説に従って検証する。まず、動詞のク語法の例をあげて、本稿の仮説に基いた口語訳を解釈として示す。口語訳は現代語として自然であることよりも、アクの意味を際立たせることを目的にして、上代語と現代語の単語を一対一に対応させた。 アクの主語となる動詞の時制が現在の場合、「はっきりと知覚される」は状況に応じて「見える」「聞こえる」「匂う」「わかる」「知られる」「感じら [続きを読む]
  • ク語法の真実 「言はく」は「言ふこと」か その2 本稿の仮説
  •  「めく」という動詞を作る接尾語が中古から使われている。意味は「らしくなる」である。例えば「秋めく」ならば季節が秋であることが前提である。潜在していた秋が顕在したことを風の強さや音、気温や植生の変化を知覚して確認したときに初めて「秋めく」と発話する。 「めく」は*mi-*aku > mekuという音韻変化から「み」と「あく」に分解できる。「白む」「赤む」などの動詞が存在することから、「秋む」という動詞があれば「 [続きを読む]
  • ク語法の真実 「言はく」は「言ふこと」か その1 背景
  •  ク語法は活用語を名詞化する方法と言われる。「言はく」は「言うこと」、「良けく」は「良いこと」、「降らまく」は「降るだろうこと」と口語訳される。確かにそのように訳せば歌意は通る。しかし、正しい理解が合理的な訳文を導くことは確かだが、意味が通ることはその理解が正しいことを保証しない。 万葉集に「なくに」の形のク語法が約150例(数え方が訓読に依存するため)ある。たとえば次の歌である。1-1 み吉野の3船の [続きを読む]
  • ク語法の真実 その0 萬葉学会の不掲載理由
  • ミ語法の論文をA雑誌にク語法の論文をB雑誌に投稿したことを以前書きました。どちらも2016年9月19日に郵送しています。日本国内ですから9月中に投稿先へ到達したはずです。そのうち萬葉学会へ投稿したク語法の論文が不掲載と決まりました。不掲載の理由は以下です。「所見論題:「言はく」は「言ふこと」か評定:不採用評言:本論はク語法の語構成を「活用語連体形+あく」と捉え、「あく」は四段活用動詞であって、「ものごとの存 [続きを読む]
  • 国語学の学会というギルドと五円玉に働く念力
  • 小学生の頃に見たテレビ番組です。五円玉の穴に紐を通して縛ります。長さは10-15cm。その端を指で摘まんで五円玉をぶら下げ、「動け、動け」と念を送り続けます。程なくすると五円玉が少しずつ動き始めます。番組の出席者は一同に驚いていました。早速真似してやってみました。何もしていないのに念を送るだけで五円玉が動きます。次に紐をテーブルの端に固定して念を送ってみました。すると全く動きません。何もしていないのでは [続きを読む]