じざも さん プロフィール

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じざもさん: H * O * N
ハンドル名じざも さん
ブログタイトルH * O * N
ブログURLhttp://zizamo2193.hatenablog.com/
サイト紹介文読んだ本の感想、友人との会話、考えたこと等を書きます。最終的に哲学的な話に行きがちです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供106回 / 233日(平均3.2回/週) - 参加 2016/12/02 21:47

じざも さんのブログ記事

  • 読書家の私が言われた悪口ベストスリー
  • ■叩かれる拝啓、盛夏の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。人によっては意外な事実かもしれませんが、読書してると、割と叩かれます。面と向かって批判、罵倒してくる場合ももちろんありますし、奇異の視線、物珍しそうな問いかけ、ということになると、もう枚挙にいとまがありません。読書ほど人と社会に迷惑をかけない趣味もそうないと思いますが、世の中には読書している人を見るのが気にく [続きを読む]
  • ブクマ!の簡単な蔵書の出品について
  • たびたびすいません!本専門のフリマアプリ「ブクマ!」の記事です。興味ない人、すでに持っている人におかれましては、御目汚し失礼します。誠に申し訳ありません。とまあ謝罪はこのくらいにしておいて本題に入りましょう。本ブログで以前紹介した本専門のフリマアプリ「ブクマ!」、チェックしていただけましたでしょうか。ブクマ!「興味はあるんだけど、ITに弱いからなんだか難しそう…」「簡単簡単っていうけど、具体的 [続きを読む]
  • 『読書について』(著:ショーペンハウエル、訳:斎藤忍随)
  • 本読みました。『読書について』(著:ショーペンハウエル、訳:斎藤忍随)■総評読書という営みそのものへの興味は、読書家に共通のものだと思います。日本人は幼いころから読書をすることが教育的に(学校教育への寄与という点において)善とされている風土で育っているので、読書をするときの自意識として、「寸暇を惜しんで本を読んでるぼくちゃん偉いダロ」的な感情が多かれ少なかれあることは確かだと思いますが、そんな人に [続きを読む]
  • 『ゼロ・グラビティ』
  • 映画観ました。『ゼロ・グラビティ』摂氏125度からマイナス100度の間で変動する温度、音を伝える空気も、酸素もなく、90分ごとに襲ってくるスペースデブリの群れという極限状態の宇宙で、地球への生還を目指す宇宙飛行士の孤独な戦いを描いた作品です。■舞台設定の意味この過酷な舞台設定は、主人公「ライアン」の人生の暗喩という構造になっています。主人公のライアンは、娘の不慮の事故死を車の運転中に聞き、それ以来仕 [続きを読む]
  • モーパッサンの短編にみられる逆説的表現について
  • モーパッサン短編集1-3を通しで読んで、「逆説的な表現」がよくつかわれているということに気づきました。■貧乏の表現例えば、貧乏を説明するときに、貧乏で生活が苦しい様を描くのではなくて、逆に貧乏な家庭がたまのハレの日に奮発して彼らなりにスペシャルな料理を食卓に並べた様を描いていて、これが直接的に貧乏を描写する以上に効果的に貧乏を説明している、という箇所があります。例えば『田園悲話』において、日 [続きを読む]
  • 岡崎体育氏の楽曲『Snack』『飛び散る恋神経系』『式』考察
  • 今、『岡崎体育』氏がアツいです。私はGINROのCMソング『割る!』がよかったのでそれから同氏の曲を聞き始めたのですが、そういうオモシロイノリのいい曲から、『鴨川等間隔』のような10-20代の感性を瑞々しく捉えた真面目系の深い曲まで手掛ける非常に幅の広いアーティストです。現在Youtubeにてアップされている真面目系の曲『Snack』『飛び散る恋神経系』『式』について解説を試みます。  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆■ [続きを読む]
  • 『モーパッサン短編集Ⅱ』(著:モーパッサン、訳:青柳瑞穂)
  • 本読みました。『モーパッサン短編集Ⅱ』(著:モーパッサン、訳:青柳瑞穂)ちょっと前にこの短編集のⅠの感想をアップしましたが、訳者の青柳瑞穂氏によると、Ⅰはモーパッサンの故郷であるノルマンディの漁村農村を舞台にした「田舎モノ」、続くこのⅡは、モーパッサンが青春時代を過ごしたパリを舞台にした「都会モノ」という分類になっているとのことでした。『モーパッサン短編集Ⅰ』(著:モーパッサン、訳:青柳瑞穂) - [続きを読む]
  • 『「友達いない」は"恥ずかしい"のか』著:武長脩行
  • 本読みました。『「友達いない」は"恥ずかしい"のか』著武長脩行本書は、孤独でいられること、あるいは孤独の中で行われる精神作用を幸せに生きるために必要な活動と位置づけ、孤独の効用とその実践のためのヒントが記載されています。■孤独と自己肯定の関係まず孤独の効用の第一として本書で述べられているのが、「自己肯定」です。「心のままに生きる」「トータルな自分をまるまる受け入れる」というような言い方で本書 [続きを読む]
  • ラフ・メイカーにみられるリアリティ
  • ■【前置き】創作におけるリアリティ先日友人と話しているときに、創作が名作たり得るにはリアリティが必要である、という話が出ました。このことには確かに同意できるのですが、それがなぜそうなのかというところについてはその時はわかりませんでした。このことを前置きで記載するのは、この曲を考察した時に、先述の、創作の中のリアリティということがより明確に意識されたからです。順を追って説明します。  ◆  ◇  [続きを読む]
  • 『Butterflies』作詞・作曲:藤原基央
  • BUMP OF CHIKENの最新アルバム『Butterflies』を聞きました。当該アルバムは2016年2月発売で、ファンとしてはあるまじき1年遅れでのフォローアップなのですが、これが傑作でした。管理人はBUMP OF CHIKENのファンで、中学生のころから聞いているのですが、今回のアルバムは、ここ10年スパンで見ても最高の出来、というかファン歴がちょうど10年ぐらいなので管理人のファン史上最高と言ってよい出来だったと思います(最初にバンプ [続きを読む]
  • 『モーパッサン短編集Ⅰ』(著:モーパッサン、訳:青柳瑞穂)
  • 本読みました。『モーパッサン短編集Ⅰ』(著:モーパッサン、訳:青柳瑞穂)訳者である青柳瑞穂氏によるあとがきに、非常に的確なモーパッサン評がありました。彼の師フローベールは、読書と思索に、己の資源を求めていたのに反し、モーパッサンは生活そのもののなかに求め、生活の沼から手づかみに泥をすくいあげて、それをそのまま原稿用紙の上にぶちまけたという感じだ。これが非常に言い得て妙で、作品の中には日常風景 [続きを読む]
  • 女性専用車両に性的魅力の乏しい女性が乗ることに対する批判
  • 考察しました。構成は以下の通りです。■イントロ■女性の心理■問題の言説--まとめ--■イントロ先日、女性の知り合いから、女性専用車両に乗りたいけど、「お前如きが何意識して女性専用車両乗ってんねん」と言われそうで怖くて結局女性専用車両に乗れない、という話を聞きました。この、「お前如きが何意識して女性専用車両乗ってんねん」という女性専用車両に乗ろうとしている女性に対する言説が今回の考察のテーマです。 [続きを読む]
  • 本の感想詰め合わせ
  • 最近読んだ本が面白いか面白くないか微妙なラインで、何となく感想を書きあぐねていたらそれが溜まっちゃったんでまとめてテキトーにレビューします。メニューは下記の通りです。『ポプラの秋』湯本香樹実_著『漁港の肉子ちゃん』西加奈子_著『月光スイッチ』橋本紡_著『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』ジェーン・スー_著--まとめ--■『ポプラの秋』湯本香樹実_著  - 評価:ややおもしろい主人公の女の子と、彼女 [続きを読む]
  • 『ミノタウロスの皿』藤子・F・不二雄著
  • 本読みました。『ミノタウロスの皿』藤子・F・不二雄著ドラえもんで知られる藤子・F・不二雄氏の短編集(漫画)です。異世界や時間旅行などが頻出し、SF的な作品が多いです。SFを舞台演出や小道具として使って何を書くのかというと、その中でも実際の現代社会と変わらずあり続ける人間のエゴやおたがいが分かり合えない様で、ブラックユーモアやシニカルな笑いにあふれた作品になっています。キャラクターがドラえもんやオバQ( [続きを読む]
  • 浜辺の手
  • 家族で海辺に旅行に行った時のことです。海辺の民宿に宿をとり、両親と弟二人と一緒に5人で砂浜に遊びに出ました。あいにく天気はどんよりとした曇りで、空には分厚く暗い雲、海は緑、波はわずかで、浜辺にはほかの客もまばらで、あいにくの状況でしたが、私たち家族の家は内陸にあり、海が珍しくて、はしゃいでいたように思います。私と二番目の弟、お守りの父は海に入って泳ぎ、母と末の弟は砂浜に立てたパラソルの下で休んでい [続きを読む]
  • 『サマータイム』佐藤多佳子著
  • 本読みました。『サマータイム』佐藤多佳子著小学五年生の「進」、彼の一つ上の姉である「佳奈」、進が仲良くなった近所の「広一」の三人の子供の視点でそれぞれの生活が描かれる短編集です。日常の出来事が子供独特の意味不明ながらも瑞々しい感性で描写され、雰囲気が素晴らしい作品です。全体のテイストとしては、勝ち気でハイステータスの女の子とその周辺の優男たちというキャスティングからもわかる通り、昭和の少女漫画の [続きを読む]
  • 『カフーを待ちわびて』原田マハ著
  • 読みました。全然面白くなかったです。なぜ面白くなかったのか、そこのところをわかりやすく述べたいと思います。構成は以下の通りです。■主人公が優柔不断■友人がクズ■感情移入の問題--『カフーを待ちわびて』まとめ--  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆■主人公が優柔不断この話は、神社の絵馬にシャレで花嫁募集という趣旨の記載をした主人公のもとにほんとに超美人の独身女性が来るという話です。話の前提が非現実的で [続きを読む]
  • 式典とUFO
  • 考察しました。■UFOという呼称子供のころ読んだ児童書に、UFOについての記述があって、それによると、UFOはその意味としては「まだ確認できていない空飛ぶ物体」という意味で、UFOに関する情報を何一つ提供していないが、それでも名前があると人は安心する、という事でした。UFOはunidentified flying object(未確認飛行物体)の略であり、先述の通り、この名前はUFOに関する実質的な情報を何一つ提供していません(唯一意味 [続きを読む]
  • 『我が家の問題』奥田英朗著
  • 本読みました。『我が家の問題』奥田英朗著奥田氏のこの家族小説というテイストの短編集では、前作『家日和』が素晴らしい出来だったことが記憶に新しいです。今作は前作ほどではありませんが、やはり巧まぬ味わい深さがあって、しみじみ読める素晴らしい作品です。特に素晴らしかった作品は、『夫とUFO』、『里帰り』、『妻とマラソン』の三本です。  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆■『夫とUFO』仕事で問題を抱える夫が [続きを読む]
  • 【古本愛好家の嗜み】栞コレクション
  • 私は蔵書が基本的にすべて古本です。本は他の製品と違い基本的に新品と中古の間に質的な差異はなく、それでいて中古品は新品より極端に安いという特徴を持っています。安いという事なら図書館でもよさそうなものですが、私は本を読むときに折り目を付けたり書き込みを入れたりしたい派ですし、そうやって読み終わった本は手元に置いておきたいというのがあって、古本派に落ち着いています。古本を買い集めていると、しおりが挟んで [続きを読む]
  • エスター
  • 観ました。核心に触れないようにあらすじを言うと、養子を探している夫婦が孤児院で一人の女の子「エスター」と出会います。意気投合してえすとーを養子にもらうことに決めますが、一緒に暮らすうちに彼女の狂気が徐々に明らかになっていきます。エスターと対立を深める母親と、エスターに騙されなにかとエスターの肩を持つ夫、そして最終的に破滅的な結末とエスターの戦慄の過去が明らかになる、という映画です。全体の感想 [続きを読む]
  • 『みぞれ』重松清著
  • 本読みました。『みぞれ』重松清著こないだ「重松清を読まなくなった理由」という趣旨のブログを書いたのですが、久しぶりに実際読んでみるとすごいよかったです。この『みぞれ』は、重松氏お得意のくたびれた人々と困難な人生がふんだんに出てくる短編集です。主人公たちはみな一様に、困難な日常に打ちのめされ疲弊しますが、その困難な日常は、主人公たちの平凡すぎる冴えない人生の中から、情熱や感動といった美しいものを [続きを読む]
  • 『ヘヴン』川上未映子著
  • 本読みました。『ヘヴン』川上未映子著以下感想です。■あらすじ■みどころ■百瀬■コジマ■両極端な二人の共通点■ラストの美しい情景--『ヘヴン』まとめ--■関連する作品■あらすじ同級生からのいじめに苦しむ「僕」が、同じくいじめられている「コジマ」に出会い、文通をして親しくなり、やがて決別する話です。コジマは「僕」とは違い、いじめに耐えることに信仰めいたものを抱くようになっていき、非暴力を貫く心の強さ [続きを読む]
  • 【読書人志望の方へ】本の読み方の紹介
  • ■読書人になりたい読書というのは素晴らしい趣味で、古本屋や図書館を利用すればお金がほとんどかかりませんし、小説であれば普段疑問に思っている、幸せや愛というような哲学的な問題を考える契機やヒントを手に入れることができ、自己啓発本ならやる気が出たり現実的な問題解決のための具体的な行動のヒントが示されていたりします。実感としてはそんなにありませんが、人生の成功の秘訣として読書を挙げる偉い人もそこそこい [続きを読む]
  • 『夢をかなえるゾウ』水野敬也著
  • 本読みました。『夢をかなえるゾウ』水野敬也著以下感想です。■あらすじ■みどころ■ハウツー本そのものの存在意義への言及■ドッヂボールをする子供の気持ち--『夢をかなえるゾウ』まとめ--■関連する作品■あらすじ何となく大卒でサラリーマンをしている自分を変えたいと思っている主人公のもとに、インドのゾウの神様「ガネーシャ」が現れ、成功するためのマインドと実践をレクチャーしていく話です。実践方法と実践の基 [続きを読む]