約17年前にこつこつと書いていた詩を載せていきます。今見るととても瑞々しい作品でした。
昔 母にしてもらっていたように 飼っていたネコにしていたように 今は君にほおずりしたい どうしてそうしたいのか 自分では分からない ただ そうしたいんだ 手をつなぐとか キスをするとか そんなんじゃなくて ほおずりがしたい こんなことを...
スパゲティを ゆでている時の ゆげは幸せな感じ 誰かのために ゆでている時は きっと幸せだろう 1999/11/?
ゆで上がったスパゲティは 大皿にもう山盛りだ でも どんどんゆでてしまう 食べてくれていた君は おきざりにされた子犬みたいに きっとあの場所で 待ち続けていることだろう ベルが鳴れば スパゲティをゆでてしまう カラスも寝てる 夜中の3時だって 休日出勤...
曇ったガラスの電車の中から 見える景色は 間違いなく 冬のものだった やたら クリアに見えて寒々しい 青みがかった暗闇 空に拡がる星 タバコを吸えないのに 壁に寄りかかって 吸いたい気分になってくる こんな気分は明日の朝になったら 日常に...
新宿駅に吸い込まれていく時 中央線から離れていく時 空を飛んでいる 999(スリーナイン)に 乗っているようだ この浮遊感に今日気づいた 1999/11/?
シナモンバナナは ほろ苦い人生の味 スキッピーピーナッツバターは 幸せだった頃の甘い味 ストロベリージャムは 大好きな君と いつまでも食べていたい 1999/11/3
今日は天気がいいから 景色がくっきり浮かび上がって流れていく 青い空とのコントラストが ノスタルジックな気分にさせる こんな天気のいい日に なんで仕事しているんだろう 君はどう思う? こんな風に生きてて 夢がかなうかな? そこに向かっているつ...
まあるい まあるい 気持ちになった 天気のいい日にふとんを干すように ネコとじゃれている時のように 青空に飛んでいった まあるい気持ち 私の手のひらに戻ってきた 秋の日差しの中 心の中までしみこんでくる とんがり頭のもう一人の私は こんな時は...
彼は私のかゆい所がわかっていない 分かってるつもりで全然ちがう所をかいてくる ヤメテ イタイヨ 私が感じるニオイや音や映像を分かってるの? 私が造ったものややってきた事を 本当に分かってるの? ホントウハ ナニモ シラナイクセニ 知らないのに知ってるふり...
8月から状況が変わって ずいぶん周りが静かになった あんなに苦しい思いはもう沢山だ 他人に縛られるのはもう沢山だ 身体が悲鳴を上げて 青空にさえも気がつけなくなっていた 近所で起こった通り魔のニュースを 会社をズル休みした日にTVで見た こんな風に一生が...
久々に3人で映画を見に行った SFだったけど スターウォーズよりいかしてた それから変な中華料理屋に入って色々と話をした こんな風に話すのは久しぶりで あの頃を思い出す 職場で一緒だった頃は 週に何日か飲みに行った この街で偶然知り合えた もしかし...
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