jamal さん プロフィール

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jamalさん: せどり氏の散歩道
ハンドル名jamal さん
ブログタイトルせどり氏の散歩道
ブログURLhttp://jamal.exblog.jp/
サイト紹介文本、jazz、映画、落語、音楽等々ディレッタントに楽しむ日々
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供247回 / 203日(平均8.5回/週) - 参加 2016/12/09 04:42

jamal さんのブログ記事

  • 移民の詩(6)
  •  6 その頃イスラエルに派遣されている堺からこんな打電が毎日繰り返し送られてきていた。 ゴラン高原に取材に出かけた際みつけた岩に書かれた文書のことである。 堺らが駐在している宿泊地から5kmのところにゴラン高原に続く道があり、更に高原を登っていくと岩地が広がっていて休憩のため腰掛けた岩に白墨のようなもので書かれた文書をみつけたというのである。 それは毎日更新されていて、次の日になると前日の記述が消さ [続きを読む]
  • 呼吸法を自ら編み出す
  •  最近「呼吸法」と「正しい姿勢」に目覚めた。 もともと僕は須く独学で体得することを旨としてきた。誰からも教えて貰わない。それは他人のいうことに耳を貸さないということではなく、安易に結果だけを知っていまうことがつまらないと思っているにすぎない。 楽器を習うにせよ、習い事というのを滅多にしない。というか小学校の時に英語塾にいったのと2年ほどピアノを習ったことはあるが、金を払って習うことがさほどいいこと [続きを読む]
  • 泉鏡花『日本橋』
  •   泉鏡花『日本橋』 今回読んだのは『婦系図』と合本になっている鏡花集成第12巻から『日本橋』を読んでみた。ある書評には異界小説は良く読まれているが、『婦系図』や『日本橋』のような花柳界小説などはさほど読まれていない傾向にあるように書かれているが、僕は寧ろ後者の方を好んで読んできた傾向にあった。というのも落語の世界でいえば「郭噺」などの花魁や遊女を扱ったものを好んで聞いていたし、いわゆる漂流民であ [続きを読む]
  • ジョークについて
  •   世の中がつまらなくなったり変な緊張を強いられるようになると「ジョーク」でも飛ばしてないとやってられない気がする。 先日観た動画でロバート・デ・ニーロのAFI授賞式でのロビン・ウィリアムズのスピーチに笑い転げた。 まず「今日ここにやってきたのは、最近出来た子供からのミッションを果たすためだ」といってジェームズ・ボンドまがいのポーズをとってデ・ニーロやマーティン・スコセシの前にたった。「きっとわが子 [続きを読む]
  • ノート(その2)
  •  ノートシリーズその2を書いてみる。・「格好をつける」=自惚れの為ではなくこれから先、生きていく世代のために生きるモデルを示すことである(ジョン・レノンの写真を見ながらそう思った)・知っていることが「恐怖」になる(知るという行為が相手によっては脅威となることがよくある。つまりそれ以上知識を蓄えないでくれという悲痛な思いを「敵」に感じることがままある)・本当に正直な奴はかえってわかりづらい存在になる [続きを読む]
  • アメリカにおける州条例の不思議
  •  ロバート・デ・ニーロの「Taxi Driver」を観ていて、タクシーが街頭の消火栓を横切る時水が噴出すのを予測してサイドウィンドウを閉めるシーンがあったが、何故アメリカの街頭の消火栓から水をぶちまけるのか知りたくて調べたがこれといった回答が得られなかった。 しかし、アメリカ州法には面白い法令がいっぱいあることを知って驚いた。以下紹介する。 このなかでメリーランド州やアイオワ州でのキスに関する禁止事項が気に [続きを読む]
  • 何故戦争がおきるのか
  •   「何故戦争がおきるのか」 何故戦争がおきるのか。儲かるからだというのがわかりやすい議論ではあるのだが、さてそれで回答となりえるであろうか。 そもそもこの議論は商業ブルジョアジーと時の権力との関係という歴史の段階において「是」とできる事柄ではないか。 いつから商業ブルジョアジーと権力の関係が成立したのか。最早議論するまでもないくらい古い昔からではある。つまり「風がふけば桶屋が儲かる」式の仕組みが [続きを読む]
  • 板橋文雄と出会った頃
  •   いまふと思い出したことがある。 今から30年ほど前のことで記憶もあやふやだが釧路のジャズ喫茶の老舗ジス・イズに通いだした頃、釧路のジャズイベントとしてマウントジャズフェスというのがあって元の釧路炭鉱の裏手の高台でそれが行われた。 そのとき初めて板橋文雄というピアニストに出会った。極めてアバンギャルドな弾き方に魅了されてしまった。彼はその後たびたび釧路方方面に来てくれ阿寒や屈斜路などで聞いた覚え [続きを読む]
  • ノート(その1)
  •  今までも思いついたことをノートにはりしり書きをしてきたが、この際別のノートに抜粋した一部を記してみた。そのいくつかを。・本当にわかっている人とわかっていない人とは同じ姿をしている・人間という不気味なもので、これほど魅惑的なものはない・真実は常に反語的である・自分が想像すように他人も想像することを知れ・知っていることには「期待」が孕まれている・何事も渦中にいなければわからない・宗教はある時点までの [続きを読む]
  • 移民の詩(5)
  •  5平和だと漏らした夏目の周辺に異変が置きだしたのはその頃である。市場からトイレットペーパー他石油製品が不足し風聞も手伝って近所のスーパーからトイレットペーパーが品不足で手に入らなくなるという滑稽ともとれる事態が夏目の耳にも入った。ある日帰宅した夏目が半分冗談まじりにヨソ子から「明日からトイレの紙は半分で済ませてね」と言い出したのに「え?」と驚いて飲んでいた珈琲のカップを落としそうになった。「なに [続きを読む]
  • 移民の詩(4)
  •  5 イスラエルへの今回の取材派遣は1974年8月末と決定した。 派遣するメンバーは3人。派遣団のリーダーは堺と決定。同行するのは撮影を主とする岡田、機材一切をしきるのは田辺、更に現地の現場の選定移動に関するのを担当するのは山田と決まった、夏目は派遣要綱に関する説明会を設定しパレスチナの今までの歴史、紛争の中身について時間をかけてメンバーの頭に叩き込むことに集中した。各位との議論を半日かけて行った。パ [続きを読む]
  • 移民の詩(3)
  •  4 夏目は帰宅するとヨソ子をキッチンから呼んでソファーに座らせた。 今回の人事について簡潔に説明し了解を得るためだ。 その際叔父である村上が甥である自分を全権にすえることにした真意を図りかねている心境も添えて伝えた。  「叔父様があなたを?何故なの?」 「それがわかれば苦労しない。何を企んでいるものやらさっぱりわからん。今回の派遣による取材で一気に業界の話題を浚おうとしていることだけははっきりし [続きを読む]
  • 移民の詩(2)
  •  3 夏目はいつもの電車に乗り混んだ車内のつり革にぶら下がった時、堺の顔が浮かんだ。 編集長の村上とはなんら関係を持たない独立独歩の社内生活を送ってきた彼だった。 その点自分は村上とは親戚筋の夏目の母親と村上は従姉弟どうしであって普段から親しい付合いをしてきた。 社内から離れた場所で編集長とその部下という肩書きからでて親戚のおじさんとしての村上を知っていた。 かといって公私混同をするような迂闊なこ [続きを読む]
  • 『移民の詩』(1)
  •        『移民の詩(1)』 1   遠く白雲のむこうに翳っていく夕日はものうくもなくさりとて哀しくもなく、夏目の心を透かしてしまう空気が彼の体を通っていった。  その手前をわずかにみえる街を抜けて走る西部電鉄の路線が僅かに夏目の視界に入った。 もうすぐ帰ってくるであろう妻が買い物籠を提げて歩いている姿を思い浮かべた。 結婚してはや20年の歳月を辿っていた。 路地を曲がり電柱を過ぎ酒屋の看板が [続きを読む]
  • 科学が宗教超える範囲
  •  自然のことを説明するのに人類は初めは宗教的な枠組みでしか説明できなかった。しかし後にそれを科学的な方法での説明が可能になった。科学的説明は初期には古代ギリシャ及びローマの哲学という分野での方法を継承しそれが様々な実証的な探求ににより明らかとなった事実をもとにあらためて哲学的考察に実証を付与することが出来るようになるという経緯を踏んでいく。 宗教は科学以前には有効な自然の解説者であったが、科学の登 [続きを読む]
  • 子規覚え書き 2
  • 『子規覚え書き』某月某日最近万年筆を多用するようになって、初めは読んでいる本に書き込みを入れたり、傍線や括弧などの記号をいれていただけだったが、もっとすらすら草書体で書けたらと思い始めて、楷書、行書、草書の辞書を買ってきていちいち一字一句書体を調べて特訓を始めた。よし今年の年賀状は手書きで草書体で書いてやろうかと思っている。でも、辞書にある字体でも好きなのとそうでないのがあって、全部が全部好みに合 [続きを読む]
  • 4027 THE MUSIC FROM THE CONNECTION / FREDDIE REDD
  • 4027 THE MUSIC FROM THE CONNECTION / FREDDIE REDD------------------------ ハワード・マギーの同名のフェルスティッド盤の方を先に聴いていたが、そちらには、ティナ・ブルックス等とともに作曲者フレディ・レッドは参加している。 「ザ・コネクション」はオフ・ブロードウエィで上演されたミュージカルだが、マクリーン他のミュージシャンにも台詞が与えられ、演奏もするという、ジャズと麻薬をテーマにした内容。それはそ [続きを読む]
  • エントロピーの応用
  •  エントロピーということがどうにか腑に落ちてきた。 わかりやすい例で考えるとすっと入ってきた。 一番最初に浮かんだ例はちょっと口に出来ないが、とてもわかりやすかった。 次に考えた例で言えば、あまりいい例ではないが「忖度」という言葉に対するエントロピーで考えてみた。 この言葉に対する主観的反応の差異が、エントロピー度数でいうと最大5として1の場合非常に過剰に受け止めて反応しているのに対して、5の場合 [続きを読む]
  • 鉄管トンネル
  •  夕暮れすぎ変な夢をみて眼が覚めた。 薄暗いトンネルのなかを一台のバスが通り抜けようとしいている。その後ろを伴走するように一人の男が走ってついてきたいた。 何か両者の間に言葉が交わせている。何と言い合っていたのかは憶えていない。 でも、「鉄管トンネル」という言葉だけが記憶に残った。 目覚めて「鉄管トンネル」なんてことばがあるのだろうか、と思いつつそれを確かめるのを後回しにしてしまおうとしていた。  [続きを読む]
  • ユンカースJu87B-2 STUKA完成
  •  今月分のキット製作報告をしていなかった。 すでにFACEBOOKでは動画をアップしていたのでそれでいいかと思っていた。だから余計なことではあるのだがやっとその気になったので書いておく。 前回のJu52よりははるかにスムーズな工程でほぼ一日で本体はしあがった。しかし色を補充する必要があって一日お預けとして待っていた。 やっと色がきて(といっても色っぽいほうじゃないが)届いて塗装となった。 そこまでを紹介する。 [続きを読む]
  • 「子規おぼえ書き」
  • 某月某日子規『歌よみに與ふる書』讀む。最初のその書から再び、三たび、四たび・・・十たびと重ねて草した和歌に就いての論である。子規の俳論に限らず幾たびかこのような論を讀んできたが、相変わらずの痛罵歯に衣きせぬ言いなしには、痛快を越して不快さえ抱くことある。居士の謂わんことの半ば理解して居らない為とは思うが、余りに口汚い謂いぶりに嫌気を起こすは僕ばかりではないだろう。 是は是非は非と謂わねば気の済まな [続きを読む]
  • 最近稀にみる一文
  • まだ言うか Still Wanna Say?その他の依頼原稿を徒然なるままに再掲? 「木乃伊之吉」を救う──あるいはホモフォビアの陥穽 | Main | 『いまさら訊くのも恥ずかしかったこんな質問への回答』 ?太宰治をクイアする  1998年5月1日付け、ニューヨーク・ポスト紙は「GAY JESUS MAY STAR ON B'WAY(ゲイのイエスがブロードウェイでスターになるかも)」という見出しのスクープを報じた【注:New York Post 5/1/98 "GAY JESUS MAY [続きを読む]
  • 幸田露伴『連環記』
  •  よっぽど露伴が好きとか、歴史ものが好きとか、マニアックな衒学が趣味という人以外にとってはあまり面白くない話で、あまり薦めても何がなにやらと大抵投げ出したくなる。澁澤龍彦の『うつろ舟』などに感興できる人なら薦めてもいいというようなものである。『連環記』は平安朝の物語である。続けざまに露伴の作『幻談』『観画談』『連環記』を読んでみた。『連環記』を読み終えたのが殊更よかった。難物と思って途中下車したま [続きを読む]
  • 隆慶一郎『吉原御免状』
  • 「三味線は、所謂『みせすががき』であり、吉原の夜の世界の開幕を告げるものであった。清掻の清は、素謡の素で、掻は、古くは琵琶を掻き鳴らすことだったが、後には唄を唄わずに、弦楽器のみを奏するのを、すべて、すががき、という。夕刻、遊女達の身支度が終わると、店の者が神棚に柏手を打ち、縁起棚の鈴を鳴らす。それをきっかけに、新造が、三味線をもって神前に並び、弾き始める。この三味線の中を、遊女は二階から降りてき [続きを読む]
  • 漂白の民 ジプシーとは?
  •  僕が幼少の頃にはまだ電蓄というのがあった。その頃の背丈からいうとかなり大きなものだったように記憶するが、はたしてどれほどのものだかは知らない。 73回転で回るテーブルにSP盤を乗せて聴く。僕はよくその傍に椅子を持っていって指揮者の真似をしたのを微かに憶えている。 父母の会話によく「チゴイネルワイゼン」という言葉が出てきた。どうやら父がバイオリンを弾いていたかしたのだろう。その記憶は全くないのだが、兄 [続きを読む]