梨野礫 さん プロフィール

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梨野礫さん: 冥界旅日記2017
ハンドル名梨野礫 さん
ブログタイトル冥界旅日記2017
ブログURLhttp://meikai2017.exblog.jp/
サイト紹介文まもなく終焉を迎える老人の日記です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供88回 / 182日(平均3.4回/週) - 参加 2016/12/29 14:30

梨野礫 さんのブログ記事

  • 映画「残菊物語」(監督・溝口健二・1939年)
  • 2017年6月23日(金) 晴 ユーチューブで映画「残菊物語」(監督・溝口健二・1939年)を観た。原作は村松梢風、五代目尾上菊五郎(河原崎権十?)の養子・二代目尾上菊之助(花柳章太郎)の物語である。冒頭は歌舞伎座の楽屋裏、これから「東海道四谷怪談」隠亡堀の場が始まろうとしている。有名な「戸板返し」で、菊之助はお岩・小平を、「だんまり」で与茂七を演じたのだが、伊右衛門役の菊五郎は、いたって... [続きを読む]
  • 映画「故郷(ふるさと)」(監督・伊丹万作・1937年)
  • 2017年6月20日(火) 晴 ユーチューブで映画「故郷」(監督・伊丹万作・1937年)を観た。信州の山村にある酒屋の家族の物語である。タイトルバックには、ニワトリ、牛、犬の鳴き声、小鳥の囀り、子どもたちの唱歌「水師営の会見」が聞こえる。やがて映し出されたのは「喜多の園」という看板の酒屋で、味噌、缶詰なども扱っているようだ。店先では、小学校5年生の剛(船越復二)が、教科書を音読しながら店番... [続きを読む]
  • 教訓Ⅶ・《革命をめざす人々へ》
  • 2017年6月22日(木) 晴 夢と現実を見間違えてはならない。どこまで行っても、夢は夢、現実は現実である。革命とは、現実を変えることではない。現実を変えるのは経済であり、政治である。革命とは、夢を語ることである。だから、革命はむなしい。革命は泡のように消失する。革命は永久に続くが、永久に実現しない。そのことを踏まえて、革命をめざす人々に提言する。 一に、「一夫一婦制」を撤廃することである... [続きを読む]
  • 映画「浪華悲歌」(監督・溝口健二・1936年)
  • 2017年6月19日(月) 晴 ユーチューブで映画「浪華悲歌」(監督・溝口健二・1936年)を観た。19歳の女優・山田五十鈴主演の傑作である。冒頭は、薬種問屋の主人・麻居(志賀廼家弁慶)が、けたたましい嗽いの音を立てて洗面・歯みがきをしている。タオルで顔を拭きながら縁側に出る。女中に「このタオル、しめってるがな」。朝の太陽を仰ぎながら「商売繁盛、家内息災」、やがて朝食。茶を啜ると「ああ、苦... [続きを読む]
  • 映画「桃中軒雲右衛門」(監督・成瀬巳喜男・1936年)
  • 2017年6月18日(土) 晴 ユーチューブで映画「桃中軒雲右衛門」(監督・成瀬巳喜男・1936年)を観た。  原作は真山青果、明治から大正にかけ、浪曲界の大看板で「浪聖」と謳われた桃中軒雲右衛門の「身辺情話」である。成瀬作品にしては珍しく「男性中心」の映画で、女優は雲右衛門の曲師であり妻女のお妻を演じた細川ちか子、愛妾・千鳥を演じた千葉早智子しか存在感がない。(他は、ほとんど芸者衆である... [続きを読む]
  • 映画「恋も忘れて」(監督・清水宏・1937年)
  • 2017年6月18日(土) ユーチューブで映画「恋も忘れて」(監督・清水宏・1937年)を観た。横浜のホテル(実際はチャブ屋)で働く一人の女・お雪(桑野通子)とその息子・春雄(爆弾小僧)が、様々な「仕打ち」を受ける物語(悲劇)である。 筋書きは単純、お雪はシングルマザー、一人息子の春雄(小学校1年生)を立派に育て上げようと、水商売に甘んじている。しかし、その生業が災いして春雄は孤立、かけ... [続きを読む]
  • 《感情》の育て方
  • 2017年6月15日(木) 晴  「感情」の源は「快・不快」という生理的感覚である。胎児は母胎に護られて「快」の感覚を味わっている。(母胎が十分に護れない場合は「不快」を感じるかもしれないが・・・。)その快感は、出生時に妨げられる。産道内での圧迫に堪え、大気中に生まれ出る時には、肺呼吸を始めなければならない。気圧、気温、湿度など、周囲の環境は一変するので新生児は極めて「不安定」な状態に置か... [続きを読む]
  • 映画「浅草の灯」(監督・島津保次郎・1935年)
  • 2017年6月13日(火) 曇 ユーチューブで映画「浅草の灯」(監督・島津保次郎・1935年)を観た。東京・浅草を舞台に繰り広げられるオペラ一座の座長、座員、観客、地元の人々の物語である。 冒頭は、オペレッタ「ボッカチオ」の舞台、座員一同が「ベアトリ姉ちゃん」を合唱し ている。その中には、山上七郎(上原謙)が居る。藤井寛平(斎藤達雄)が居る。飛鳥井純(徳大寺伸)が居る。香取真一(笠智衆... [続きを読む]
  • 映画「サーカス五人組」(監督・成瀬巳喜男・1935年)
  • 2017年6月12日(月) 曇 ユーチューブで映画「サーカス五人組」(監督・成瀬巳喜男・1935年)を観た。この映画、タイトル、スタッフ、キャスト紹介までの画面は鮮明であったが、物語が始まった途端に、どこがどこやら、誰が誰やら、茫として判らない。要するに、フィルムが劣化して霞がかかっているのだ。それもまた一興、古文書を解き明かす思いで、画面に見入った次第である。鮮明なタイトルには「古川緑波... [続きを読む]
  • 安倍首相は「首提灯」
  • 2017年6月11日(日) 曇・晴 東京新聞6月11日付け朝刊「本音のコラム」(27面)に、法政大学教授・山口二郎氏が「文明か野蛮」という一文を寄せている。「この一週間の国会審議を見て、日本の議会政治の崩壊は最終段階に入ったと痛感した」という書き出しに始まり「われわれも文明人でありたいなら、黙っていてはならないのである」と結んでいる。内容は、安倍首相の答弁は、聞かれたことに答えず無駄話に終... [続きを読む]
  • アリとキリギリス
  • 2017年6月10日(土) 晴 イソップ寓話に、有名な「アリとキリギリス」がある。そのあらすじは、以下の通りである。〈夏の間、アリたちは冬の食糧を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとするが、アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい」と、食べ物... [続きを読む]
  • 映画「港の日本娘」(監督・清水宏・1933年)
  • 2017年6月9日(金) 曇 ユーチューブで映画「港の日本娘」(監督・清水宏・1933年)を観た。戦前の男女の色模様を描いた傑作である。港の日本娘とは黒川砂子(及川道子)のことである。彼女には無二の親友、ドラ・ケンネル(井上雪子)がいた。この二人に絡むのが男三人、プレイボーイのヘンリー(江川宇礼雄)、貧乏な街頭画家・三浦(齋藤達雄)、酒場の紳士・原田(南條康雄)である。 砂子とドラは、横... [続きを読む]
  • 映画「按摩と女」(監督・清水宏・1938年)
  • 2017年6月8日(木) 曇(梅雨入り) ユーチューブで映画「按摩と女」(監督・清水宏・1938年)を観た。監督・清水宏、戦前傑作の逸品である。山の温泉場(おそらく塩原か?)に向かう按摩の徳一(徳大寺伸)と福市(日守新一)が四方山話をしながら歩いている。青葉の頃になったので、海の温泉場から山の湯治場に一年ぶりでやって来たのだ。「こうしていると、青葉の景色が見えるようだ」「今日は目明きを何人... [続きを読む]
  • 映画「阿部一族」(監督・熊谷久虎・1938年)
  • 2017年6月7日(火) 晴 ユーチューブで映画「阿部一族」(監督・熊谷久虎・1938年)を観た。タイトルの前に「国民精神総動員 帝国政府」という字幕が一瞬映し出される。原作は森鷗外、九州肥後藩で起きた、一族滅亡の物語である。監督・熊谷久虎も九州出身、女優・原節子の叔父として知られているが、この映画を制作後(1941年)、国粋主義思想団体を結成し教祖的存在になる。一方、出演は1931年に、... [続きを読む]
  • 駅前広場にて
  • 2017年6月6日(火) 晴 首都圏・常磐線の駅前広場に私が降り立つと、ひとり言を呟きながら、若い男がすり抜けていった。よく見ると乳児を抱えている。そうか、子どもに話しかけていたのかと思い、後姿を見送ると、ベンチに腰を下ろしていた老人男性が突然、大声を出した。「オイ!何だこの野郎、もういっぺん言って見ろ。馬鹿野郎」。乳児を抱えた若い男が振り返り、「そこは禁煙ですよ。そう表示されています」... [続きを読む]
  • 惜別の唄・「サヨナラだけが人生だ」
  • 2017年6月5日(月) 晴◆惜別の唄「サヨナラだけが人生だ」ずいぶん時が経ったけどちっとも昔と変わらない寂しがり屋の甘えん坊強がりばかりの意気地なしそんなあなたに付き添って四十五年が過ぎました青春の夢いまいずこむなしさばかりが募りますずいぶん時が経ったけどちっとも昔と変わらない世間の風の冷たさもひとりよがりの人情も私も古稀を過ぎましたそろそろここが潮時ねお別れしま... [続きを読む]
  • 子どもを「自閉症」にするかもしれない《30の方法》
  • 2017年6月4日(日) 晴 「自閉症スペクトラム」の原因が「脳の機能的障害」であるか否かという問題にかかわりなく、生育上の環境、とりわけ育児法のあり方が、「自閉症状」(行動特徴)に多大な影響を及ぼしていることは明らかである。  20世紀初頭、アメリカの行動主義心理学の創始者・ジョン・ワトソンは、以下のような育児法を提唱した。〈無知な母親がいる。彼女たちはいつも子どもにキスを浴びせ、抱き... [続きを読む]
  • 映画「青春の夢いまいずこ」(監督・小津安二郎・1932年)
  • 2017年6月3日(土) ユーチューブで映画「青春の夢いまいづこ」(監督・小津安二郎・1932年)を観た。この作品は三年前の「学生ロマンス若き日」、二年前の「落第はしたけれど」に続く、第3弾とでもいえようか。戦前の青春ドラマ(学生ロマンス)の中でも屈指の名品である。 舞台は前作と同じW大学、登場する俳優も、齋藤達雄、大山健二、笠智衆、田中絹代、飯田蝶子といった常連に、江川宇礼雄が加わった... [続きを読む]
  • 映画「東京の英雄」(監督・清水宏・1935年)
  • 2017年6月2日(金) ユーチューブで映画「東京の英雄」(監督・清水宏・1935年)を観た。 冒頭のタイトルに続き、「配役」になると、女性の歌声が流れ出す。耳を澄ませると、「並ぶ小窓に はすかいに 交わす声々日が落ちる 旅暮れて行く空の鳥 母の情けをしみじみと」と聞こえるが、定かではない。主なる登場人物は、根本嘉一・岩田祐吉、春子・吉川満子、寛一・藤井貢、加代子・桑野通子、秀雄・三井秀夫... [続きを読む]
  • 石ころ
  • 2017年6月1日(木) 雨・曇 石ころこの石ころは今、どうしてここにいるのだろう。君を投げたのは誰か。君を礫に仕上げたのは誰か。これまで君は何人の悲しみを見てきたか。君は語らない。なぜならこれまで誰も君に語りかけなかったから。今、こうして君と共に在ることは幸せだ。君と交流できることは幸せだ。でもまもなく私は君と別れなければならない。私の命が尽きる時が来た... [続きを読む]
  • 映画「東京の合唱」(監督・小津安二郎・1931年)
  • 2017年5月31日(水) 晴 ユーチューブで映画「東京の合唱」(監督・小津安二郎・1931年)を観た。保険会社に勤める男・岡島伸二(岡田時彦)が主人公の物語である。冒頭場面は、旧制中学校の校庭、体育の授業が始まろうとしている。大村先生(齋藤達雄)が勢いよく飛び出して、集合をかける。一同が整列、「上着を脱いで集まれ」と号令したが、一人だけ脱がない生徒が居た。「おいお前、上着を脱いでこい」と... [続きを読む]
  • 映画「隣の八重ちゃん」(監督・島津保次郎・1934年)
  • 2017年5月30日(火) ユーチューブで映画「隣の八重ちゃん」(監督・島津保次郎・1934年)を観た。(戦前の)ホーム・ドラマのはしりとでも言うべき佳品である。登場するのは、東京郊外(多摩川べり、あるいは江戸川べり)に隣同士で暮らしている二つの中流家庭、服部家と新井家の家族である。タイトルにある八重ちゃん(逢初夢子)は、服部家の次女、女学校に通い、父・昌作(岩田祐吉)、母・浜子(飯田蝶子... [続きを読む]
  • 2017年5月29日(月) 晴《駄句七句》◆せせらぎの闇を横切る蛍かな◆蜥蜴走る真間川の縁昼下がり◆尻尾切り蔵に逃げ込む蜥蜴かな◆尾を捨てて闇に紛れる蜥蜴かな◆じっとして平和を祈る蝦蟇◆宅地でも「あれは蛙の天の笛」◆天の笛蛙はすでに失せにけりにほんブログ村    [続きを読む]