梨野礫 さん プロフィール

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梨野礫さん: 冥界旅日記2017
ハンドル名梨野礫 さん
ブログタイトル冥界旅日記2017
ブログURLhttp://meikai2017.exblog.jp/
サイト紹介文まもなく終焉を迎える老人の日記です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供131回 / 231日(平均4.0回/週) - 参加 2016/12/29 14:30

梨野礫 さんのブログ記事

  • 「自閉児と情緒」(昌子武司著・教育出版・1980年)抄読・1
  • 2017年8月16日(水) 雨・曇【はじめに】・私は、本書の2年前に出版された「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)を通読している。そこで、前書の内容と重複しない「2章 自閉児の特質」「3章 自閉児の母親」「4章 自閉児の治療仮説」を抄読したい。2章 自閉児の特質【要約】1 行方不明、人みしり?母親から離れて「淋しい」「悲しい」「やるせない」という情緒が現れてこない。... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・29
  • 2017年8月15日(火) 雨・曇【要約】・自閉児Kの特徴を整理しながら、その心理的なメカニズムを明らかにしたい。?人との関係が希薄である。・抱いた時に、自分からよりすがってくることがなかった。人への対応がうまくない。・「人みしり」をまったくしなかった。両親と他人を区別していなかった。母親がいなくても淋しがらない。・目が合わない。表情が乏しい。・クレーン現象が現れた。・幼稚園... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・27
  • 2017年8月13日(日) 晴《四 非行》【要約】◎事例(F男)・酒乱の父親、臆病な母親の次男。父親は月給を飲み料に費やし、母親の内職と兄の給料でほそぼそと暮らしていたが、F男が4歳の時、母親は実家に逃げ帰った。・F男は、頭は良かったが乱暴で、カッとすると何をしでかすかわからない。4歳の時に近所の子どもとけんかしてその家に放火、小学校入学後は盗みを繰り返した。担任の説諭、体罰にもカ... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・26
  • 2017年8月12日(土) 曇・晴《三 ノイローゼ》【要約】◎一つの事例(大学生S・20歳)・幼児期は、子ぼんのうな父とやさしい母の長男として生まれ、経済的にも環境的にも恵まれて育ったが、弟が病死してから両親は「過保護」になり、健康のために転宅を繰り返した。Sは長男だったために、父の事業をつぐことは決定づけられていた。強制されたわけではなく、本人も納得しており、事業に関連のあるK大学... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・24
  • 2017年8月10日(木) 晴《第十一章 情緒障害各論》【要約】《一 日常生活と情緒障害 ・・諺を中心として・・》・われわれは、日常生活において、一過性ではあるが情緒障害を起こすことがよくある。・自分の心の中で、もっともコントロールしにくいのが情緒である。だから、情緒をどのようにコントロールするか、ということは、人間生活のもっとも重要な問題である。◎蜀犬日に吠ゆ・自分の経験を越え... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・23
  • 2017年8月9日(水) 晴【要約】《三 学業不振と情緒障害》・学業不振児とは「身体的な障害がなく、基本的な能力も普通でありながら、その能力なみの学習が出来ていない子ども」とする。(「アンダー・アチーバー」と呼ぶ)・学業不振というのは、一つの結果である。何かの原因があるから、10の力がありながら5の力しか発揮していないのである。・その原因を本人自身の問題の中に求めると、①注意が集中... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・22
  • 2017年8月8日(火) 曇(台風5号)《第十章 教育と情緒障害》【要約】・ここでは、教育と情緒障害の問題を要約し、学業不振の問題について考えたい。・現在の教育を成立させている基本的な理念、考え方の誤謬を情緒障害の立場から論じる。一教師、一学校の問題ではない。教育行政の問題でもない。一般の人たちが、教育に対していだいている期待や要求の問題である。《一 教育が情緒障害を助長している》... [続きを読む]
  • 珠玉のコマーシャル
  • 2017年8月7日(月) 晴 テレビ番組、とりわけコマーシャルには醜悪な画像が満ちあふれている。コマーシャルは1本15秒で15万円(×視聴率)といわれている。仮に視聴率10%番組のコマーシャルは1秒あたり1000円という計算になる。そこでそれを支払うスポンサー(並びに制作担当者たち)は、その15秒間に可能な限り多くの情報を盛り込もうとする。関心をひくための音響のみならず、画像も点滅、早送り... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・21
  • 2017年8月6日(日) 曇《二 情緒の変容を利用する》【要約】?自消作用を利用すること・情緒の変容は、ある種の情緒の発動を自ら消す効果をもっている。◎ぐち:ぐちは一種の甘えであって退行の一種と考えられるが、一種のカタルシスが起こって、ある程度の不愉快な感情をやわらげる効果がある。(ぐちを聞いてもらえる相手を見つけておく。カウンセリング)◎同一化:読書、ドラマ、映画、テレビなどを... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・20
  • 2017年8月5日(土) 曇《第九章 情緒障害の予防(精神衛生)》【要約】・要するに、C領域を成長することに成功すれば、かなりの情緒障害は防げるはずである。《一 C領域を成長させる》?経験を豊富にすることである。・C領域を育てるということは、情緒的な体験を豊富にさせてやることである。・現在の教育は、効率を考えすぎるために、十分な体験をさせないまま、言葉で教えようとするから、かえっ... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・18
  • 2017年8月3日(木) 晴《二 情緒障害の定義》◎情緒障害とは「情緒の現れ方の歪曲」である。・「現れ方」は、厳密には「情緒の動き方」「発動のしかた」という表現の方がよいかもしれない。・「歪曲」とは、次のような「動き方」を代表させた表現である。?普通一般の人なら、Aという刺激を受ければ、aという情緒的な反応を現すはずなのに、bという反応をしめすような場合。・“相撲に負けて妻の顔を... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・17
  • 2017年8月2日(水) 晴《第八章 情緒障害の構造》《一 情緒障害はふえてゆく》【要約】・現代人のD領域は、社外の渉外的なことにのみ専念している社長のようなものである。自分の本来の仕事である部下や社員を調整したり指導したり、リードしたりする役割を捨ててしまった。したがって、その社員は、社長の意志や意図と無関係に、勝手に動き始めた。これが情緒障害と呼ばれているものである。・勝手な行... [続きを読む]
  • 映画「夜ごとの夢」(監督・成瀬巳喜男・1933年)
  • 2017年8月1日(火) 曇◆「夜ごとの夢」(監督・成瀬巳喜男・1933年) この映画の面白さ(見どころ)は、何と言っても「配役の妙」にある。小津安二郎作品でお馴染みの坂本武、飯田蝶子コンビが阿漕な仇役、齋藤達雄が救いようのない無様な男を演じ、吉川満子、新井淳が思い切りお人好し、善人夫婦の景色を醸し出す、そのコントラストがたまらなく魅力的であった。 主人公はおみつ(栗島すみ子)という名の... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・16
  • 2017年7月31日(月) 晴《七 攻撃》【要約】・外からの刺激を受けて、自らの心情の中に、ある種の曲折が起こり、その結果としてそれらのものが表出される。そのことによって、自らの情緒的な不安定感・不快をいやそうとするメカニズムである。代償行為と合理化は、その表出される段階でやや積極的・能動的な色あいをもっているが、それをさらに強くしたものが、攻撃である。心理的な曲折という段階をほとんど... [続きを読む]
  • 映画「路上の霊魂」(監督・村田実・1921年)
  • 2017年7月29日(土)  ユーチューブで映画「路上の霊魂」(監督・村田実・1921年)を観た。ヴィルヘルム・シュミットボンの『街の子』(森鴎外訳)とマクシム・ゴーリキーの『夜の宿(どん底)』(小山内薫訳)が原作で、ナ、ナ、ナント、日本の演劇界の革新に半生を捧げた小山内薫自身が出演しているとは・・・。ウィキペディア百科事典では〈『路上の霊魂』は同時に進行する出来事をクロスカッティングした... [続きを読む]
  • 映画「女の歴史」(監督・成瀬巳喜男・1963年)
  • 2017年7月28日(金) 曇・晴 ユーチューブで映画「女の歴史」(監督・成瀬巳喜男・1963年)を観た。この映画には三組の男女が登場する。一は清水幸一(宝田明)と信子(高峰秀子)の夫婦、二は幸一の父・清水正二郎(清水元)と母・君子(夏原夏子)の夫婦、三は幸一の息子・功平(少年期・堀米広幸、成人後・山崎努)と恋人・富永みどり(星由里子)のカップルである。 時代は戦前、戦中、敗戦直後から戦後... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・15
  • 2017年7月28日(金) 曇《第七章 情緒の変容様態》【要約】・情緒は、周辺にある要素との関係の中でどのような動きをするか。本項では、危機場面における「働き方」の特性について述べる。・情緒の動きが、もっともよく観察されるのは、その人間が困った場面に出会った時である。困難な場面は、大別すると二つになる。?自分の知識や判断力などでは解決できない場面である。Aすべきか、Bすべきか、とい... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・14
  • 2017年7月27日(木) 曇《二 教えることと育てること》【要約】・「教える」という働きと「育てる」という働きは、基本的に違った働きをもっている。・「教える」という働きは、ほとんど知識と技術を伝達することと解してよい。この働きを営むには、第三者の関係が、もっとも能率的で効果的である。(師弟関係)・この師弟関係は、心のしくみのいちばん外側(D)で結びついている関係である。・教師の... [続きを読む]
  • 横綱・白鵬の課題
  • 2017年7月26日(水) 雨・曇 東京新聞7月25日付け朝刊(20面)に「横審 白鵬を特別表彰へ 39度目V最多勝更新は『偉業』」という記事が載っている。横綱審議委員会(日本相撲協会の諮問機関)北村正任委員長は白鵬が通算勝利数を1050まで伸ばしたことに触れて「多分、誰にも破られない記録。大変な偉業だ」と評価し、特別表彰することを決めたという内容である。 そのことに格別の異論はないが、... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・13
  • 3017年7月25日(火) 曇《第六章 情緒の力動》《一 情緒をとりまく心の構造》【要約】・心の中心部に、分析することの不可能な領域がある。心理的にコントロールすることもできない。「生理的・心理的な領域」(A領域と名づける)自律神経系と深い関係がある。夢の世界でこの領域をかいま見ることができる。(フロイド「夢判断」)われわれ自身のコントロールの範囲の埒外にある。・この領域の周辺に一... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・12
  • 2017年7月24日(月) 曇《第五章 欲求と意欲》《一 欲求と意欲の違い》【要約】・食欲・性欲・睡眠の欲求といった生理的な欲求と、獲得欲求(プラモデルが欲しい、100点が欲しい)、愛情欲求(かわいがられたい)は、基本的欲求と呼ばれ、人間の生得的にもっている欲求である・基本的欲求(A)は、しばしば現れて消えるという体験を重ねていくうちに変化をとげて、意欲(B)という欲望になってゆく... [続きを読む]
  • 「情緒障害」(昌子武司著・教育出版・1978年)通読・11
  • 2017年7月23日(日) 曇《第四章 欲求と情緒》《一 盾の両面》【要約】・欲求と情緒は、盾の両面である。・情緒が現れるためには、そのベースに欲求がある。母親に家に「いてほしい」という欲求があって、それが阻止される(母親が家にいない)と、そこに「淋しさ」が生ずる。宿題を「怠けたい」という欲求があって、それが教師にとがめられるから「反抗心」が生まれる。「満足したい」という欲求があっ... [続きを読む]