sirosorajp さん プロフィール

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sirosorajpさん: sirosorajpnonikki’s blog
ハンドル名sirosorajp さん
ブログタイトルsirosorajpnonikki’s blog
ブログURLhttp://sirosorajpnonikki.hatenablog.com/
サイト紹介文主に純文学小説を最近は載せています。
自由文連載的でもありますが、大体読みきり作品(一話で完結的な意味を持つ)が多いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供28回 / 170日(平均1.2回/週) - 参加 2017/01/12 15:34

sirosorajp さんのブログ記事

  • ѦとСноw Wхите 第15話 〈架橋〉
  • 前へ進めない。前へ進むには、あちら側へ渡らないといけない。あの橋を、あの橋を渡らないと前へ進めない。?(ユス、ぼく)は一人で川のまえに立っている。この川は、どれくらい深いのだろう。まるで深さが見えない川だ。?の顔も映さない。透きとおってもいないし、濁ってもいない。こんな川は見たことがない。何故ここに、?はずっとあれから立っているだろう。あれからずっと・・・・・・?はここから動けない。何も考えないと、涙が [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第14話 〈edge〉
  • ?(ユス、ぼく)はおとといに、お姉ちゃんにちょっとした告白のメッセージを送った。それは、こんなものだった。こずは今日こそ、お姉ちゃんにちょっとした告白をしようと想う。心を落ち着かせて聴いて欲しい。お姉ちゃんは傷つくと想うけど、お姉ちゃんはこずのこと、ちっともわかっちゃいない。この際言うけれども、こずはまだ、こずのせいでお父さんは死んだと想ってるし、それを信じてずっと生きてる。こずはこずを [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第13話 〈テセウスの船〉
  • ここはスノーミネラル星(Snow mineral)。大きさはちょうど地球と同じサイズですが一年中雪が積もっています。でもその雪はあたたかいときもあればつめたいときもあります。また雪の色は真っ白のときもあれば灰色のときもあり、クリーム色のときもあります。あるおうちに、ちいさな女の子が住んでいました。女の子はあるとき大好きなお父さんが買ってくれたビロードの頭巾のついた赤いポンチョをいつも気に入って着ていました。お [続きを読む]
  • SF官能小説「メビウスの輪」
  • 西暦3000年。ここ、地球は人間たちの身勝手な度重なる環境破壊の末に凄まじく過疎化し、総人口数は現在、約3572人であった。何故ならほかの人間たちは皆、他の星々へと移住していたからである。地球を愛してやまない男がここに一人、名前をサタムと言った。サタムは今年でちょうど30歳。もういい歳だし、そろそろ生涯を添い遂げるパートナーが是非とも欲しいなぁと想っていた。そのために非常に便利なアイテムができた。その名は「 [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第12話 〈みなと〉
  • ?「”舟”という漢字はもとは”渡し舟”を表した象形文字から作られたんだって。丸太をくり抜いて作った丸木舟の形だよ。”受”という漢字は”器(舟)”を受けとる様子を表す形成文字なんだって。”授”という漢字は授(さず)ける様子を表す形成文字。”受けとらせる”ってことは第三者がいるってことだね。舟が着く場所は”港”。港って言葉は昔は”津(つ)”って呼び名があったんだって。津は水をあらわす”サンズイ”と、進 [続きを読む]
  • 元型の像
  • 俺はなんの罪でか忘れてしまったのだが、斬首刑に処されてしまった。俺の転がった首、ころんころんと転がったその醜い首のその切断面を。俺は天界からアップで見た。直視していたんだ。何故か。何故かその俺の首の切断面が異様だったからである。なんか動いてる?蠢いている?みたいに見えて俺はその切断面を上から見ていた。すると俺の首の切断面からまるで土砂崩れのように何かがわらわらと崩れ落ちてきて。もっとズーミングをし [続きを読む]
  • Maternal
  • 彼女は彼の膝のうえにちょこんと載り、彼にキスをして微笑んだ。アルバートは幸せな過去を想いだすように中空を見つめながら暗い牢屋のなかで呟いた。「わたしはそのとき想ったのです。わたしは彼女をぜひ食べたいと」彼は檻のなかからその痩せた手を伸ばした。かすかにその手は震え、手にした瞬間にくしゃっとドライフラワーのように砕けて地に落ちた。天井からはいつでも赤黒い血が滴っている。そう、ここの上階はもう18世紀初頭 [続きを読む]
  • 生霊記 第一章
  •  今から続きがどこにも見当たらない小説を君だけに読ませるために書こうと思う。 それはまるで失敗作の形を考えている間に完成してしまったような作品だった。 昔は誰かが語っていた。その昔というのも自分の未来で、何の接点もない誰かが語っている。 今まで黙っていたけれども、自分にはものすごい霊感があって、普通見えないものがよく私には見えてくる。未来の映像もくっきりと私には見えている。 夜の遊園地って寂しいよ [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第11話 〈Snow White〉
  • ?(ユス、ぼく)は目が覚めて、ベッドの中でСноw Wхите(スノーホワイト)を見送ったときのことを想いだしていた。「いってきます」「いってらっしゃい」?は毎朝、そうやってお父さんが仕事に行くときに見送っていた。お父さんはマンションの階段の踊り場の小さなくり抜かれた窓から顔をいつも出して手を振り、?がまた手を振り返す。でも怒ったまま仕事に行ったときはお父さんはその小さな窓から顔を出してはくれなかっ [続きを読む]
  • UNTITLED
  • 親愛なる積さん。今からぼくはポエムを書きます。題名はよかったら積さんがつけてください。気に入らなかったら、積さんのなかで、エムポしてください。約束って美しい言葉だが、やくそくって、真ん中に糞という言葉がはいってるのがまた深いな。しかも、最初と最後で やく だろ、約、 将来について互いにとりきめをする。という意味だ。束とは、動きがとれないように引き締める。「束縛/検束・拘束・約束」という意 [続きを読む]
  • ベンジャミンと先生 「二人の秘密」
  • 今日は学校はおやすみ。ベンジャミンが今朝に起きてマイパソコンを起動させようとすると、なぜかパソコンはプッシュゥという音が鳴りつづけるばかりで、まったく起動しなかった。セーフモードなどあれこれといろんな方法を試してみたが、まったく起動もしなかった。ベンジャミンのパソコンはどうやら壊れてしまったようだ。ベンジャミンはこんなこともあろうとちゃんと外付けハードディスクにバックアップを取っておいてほんとうに [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第10話 〈鍵〉
  • ?「なにも、なにも見えないよ。真っ暗だ。暗くて怖い。さびしい。Сноw Wхите、どこにいるの?」?(ユス、ぼく)は闇の空間のなかでСноw Wхите(スノーホワイト)を呼んだ。Сноw Wхите「?、わたしはここにいます」?「どこ?なにも見えないんだ。闇しかないよ。苦しい。怖いよ」Сноw Wхите「わたしは?とそれほど離れていない場所にいるはずです。わたしもなにも見えません。?のあまりに深い [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第9話 〈Complete〉
  • ?「今日も悲しい夢を見た。?(ユス、ぼく)はうちの実家にいるんだ。そしてそこで?のお父さんであって、Сноw Wхите(スノーホワイト)でもある存在に向かって?はひどく嫉妬しててむちゃくちゃ怒ってるんだ。外は真っ暗な夜だった。ちょうど夜ご飯をすませたあとで残ったおかずのお皿にラップした状態のものがお膳の上にいくつか置かれている。窓は開いていた。お父さんでСноw Wхитеである存在はすごく困った様子 [続きを読む]
  • ベンジャミンと先生 「先生の手紙」
  • 新しい年、2017年がやってきた。でもベンジャミンはまだ17歳。ベンジャミンは朝起きると寝巻きの半袖のTシャツのままで外に出て、腕をさすって犬のように身震いしながらポストの中を覗いてみた。先生から年賀状は届いているか知らん。すると一枚の年賀状が尋常でない状態であるのを発見した。ベンジャミンは眼鏡をかけていたが目をわずか4センチくらいの距離に近づけてその書いてある文面を読んだ。米粒よりも小さな文字だった。 [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第8話 〈死〉
  • あんまりにひどい初夢を見た。?(ユス、ぼく)はとても高級そうな高層マンションに引っ越したんだ。そこで念願の猫を飼いだした。ある方角の窓からは向かいのマンションが近すぎてその隙間からしか空が見えなかった。濁った赤っぽいカーテンがかかっていた。マグリットの絵にでてくるような。暗い色のカーテン。?は可愛がっている猫を追いかける。猫はもうひとつの方角の窓辺へと走っていく。窓が開け放たれている。?はダメだ! [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第7話 〈記憶〉
  • 夕方まで眠ってしまった。?(ユス、ぼく)はСноw Wхите(スノーホワイト)を見つめながら昨日書いたことを想いだし、とつぜんなみだをながしてСноw Wхитеに言った。?「?のお父さんは、?を忘れてしまったのだろうか。死んでしまうこととは、すべてを忘れてしまうことなんだろうか。さっき、とても恐ろしい夢をずっと見ていた。誰かが、?をとても残忍な方法で殺そうと考えていて、?は殺され、?の死体で奇妙なオ [続きを読む]
  • 祝福
  • 今日であなたが死んで十三年が過ぎました。お父さん。わたしは死ぬまで苦しみたいのです。わたしがあなたを死なせてしまったことを死ぬまで苦しんで悲しんでいたいのです。だからどうか、わたしの苦しみを悲しまないでください。わたしは自分でそう選んだのです。わたしの悲しみと苦しみを、どうか悲観的に思わないでください。むしろ、わたしが願ったものをわたしが受けつづけていることに共に喜んでください。わたしは、毎日生 [続きを読む]
  • ベンジャミンと先生 「カシス海」
  • さあ今日は、いい天気だな。曇ってるけどな。あたたかい日だ。この昼下がりのこの眩い空、ひじょうに微睡みたいよ、先生はな。では今日は、ベルギー最大の幻想文学作家ジャン・レーのギリシャ世界の古代神を現代に甦らせた、愛と復讐の壮大なドラマとちまたで言われている「マルペイチュイ」を今から一緒に読もう。読みたい人間は手を挙げなさい。よし、ではベンジャミン、おまえから読みなさい。「はい」ベンジャミンは利口そう [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第6話 〈イエス〉
  • イェスワは言った。「求めつづけなさい。そうすれば、あたえられる」「探しつづけなさい。そうすれば、見いだせる」「叩きつづけなさい。そうすれば、ひらかれる」「だれでも求めつづける者は受け,探しつづける者は見いだし,まただれでもたたきつづける者には開かれるのです」「あなたがたのうちで、自分の子がパンを求めるのに、石を与える者があろうか」「魚を求めるのに、へびを与える者があろうか」「このように、あなた [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第5話 〈願いと恐れ〉
  • ?「”引き寄せの法則”というお話は?(ユス、ぼく)とっても好きだけれど、その中にもやっぱり引っかかるものがあるんだ。それは無意識で引き寄せることが惰性によって引き寄せているというところ。?はとってもポジティブな考え方の中に、どうしてそのようなネガティブな考えを入れるのかがよくわからないんだ。?は惰性で引き寄せている、という考えより、すべてがすべてをほんとうの願いによって叶えている。と考えるほうが好 [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第4話 〈魂〉
  • ?(ユス、ぼく)が何日か振りにベランダのプランターにお水をやると、レモングラスの草の下に小さなアオムシが寝っころがっていた。きっとさっき枯れかけた草を引っこ抜こうとして引っ張ったときに下に落っこちたのかもしれない。引っこ抜くのはやめておいた。でも、あの子、無事に蛹になれるんだろうか。食べられる草はあんまりなさそうに見えた。?がお水をやらなかったせいで、あの子の食べ物もなくなってお腹をすかせていたな [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第3話 〈夢〉
  • そういえば、ぼくの憶えていない夢はどこに存在しているのだろうか。?(ユス、ぼく)はそんなことを目がさめてComforter(カンファダー、掛けぶとん)に包まれながらふと思った。Сноw Wхите「?が夢を見た瞬間、それは存在するのです」?「Сноw Wхите(スノーホワイト)、?の心の声を聴いてそばに来てくれたんだね。?が知らない夢なのに、どこかに存在しているの?」Сноw Wхите「その夢は、ほんとう [続きを読む]
  • インダとガラメ  番外編 「不自由」
  •  何かに怯えている。何かに。怯えて恐れ縮むどころか膨らみすぎて熱くなっているよ。怯えているのに。何かに。熱くて止まらないものがある。 ここに親に捨てられた子供インダと親を殺した子供ガラメがいる。さて、今回はどうしたらこの子供は自分を肯定し得るのか。観てみよう。 わたしは親に捨てられた子供インダの守護霊だ。 わたしは親を殺した子供ガラメの守護霊だ。 二人は隣の星星からあたたかいまなざしで望んでいる。 [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите 第2話  〈食べ物〉 〈光と闇〉
  • ?(ユス、ぼく)が夢の中で朝起きると、Сноw Wхите(スノーホワイト)はお庭の菜園で?の食べる植物をせっせと収穫していた。?はСноw Wхитеに「мум(マム)」と言って抱きつくとСноw Wхитеの身体は汗ばんでいた。今日は風が冷たい。?は、毎日?のためにこうしてСноw Wхитеが作物を収穫し続けなくてはならないことを不毛に思った。Сноw Wхитеは食べなくても生きていける存在なのに、なに [続きを読む]
  • ѦとСноw Wхите
  • お題「監視」「私たちは、必ず誰かに監視されています。私たちが監視されない方法は、今のところないのです」?(ユス、ぼく)に向かってСноw Wхите(スノーホワイト)はそう言った。?「?はСноw Wхитеにだけ監視されていたい」Сноw Wхите「では今日から?を監視するのは?のХигхер Селф(ハイヤーセルフ)と私だけです」?には、Сноw WхитеがХигхер Селфとごっちゃになっ [続きを読む]