samuraisf さん プロフィール

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samuraisfさん: 霧の港街の静かな日々
ハンドル名samuraisf さん
ブログタイトル霧の港街の静かな日々
ブログURLhttp://samuraibluesf.blogspot.com/
サイト紹介文この物語はサンフランシスコに住む30代後半ゲイが健康優良40歳を目指す愛のロマンである(C)来宮良子
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供57回 / 242日(平均1.6回/週) - 参加 2017/01/13 06:53

samuraisf さんのブログ記事

  • 深夜特急
  • この夏は、仕事の一プロジェクトが数ヶ月遅れたこともあって、休暇という休暇を取れずに終わろうとしている。「趣味は旅行です!」とか胸を張って言っている割りに、結局大した旅行もできていない自分。せいぜい、会社への行き帰りに、もう何度も繰り返し読んだ沢木耕太郎氏の「深夜特急」を久しぶりに読み返し、世界旅行を夢見ているくらいだ。----------------------------クライアント先からの会社へ戻る帰り道、助手席に座りな [続きを読む]
  • Gattaca (ガタカ)
  • 以前から「遺伝子検査」に興味を持っていた。カリフォルニアにある「23andMe」という会社が、10年くらい前から遺伝子分析のサービスを行っていて、先に受けた友人らがその結果をフェイスブック等に載せていてたのを、よく見ていたのだ。「もうすぐ40だし、自分の祖先や健康を知るのも大事よねぇ」と、最近なにかにつけて、"もうすぐ大台だから"というのを理由にしている自分だが、今回もそんな勢いで、申し込んでみた。オンライン [続きを読む]
  • 大空で抱きしめて
  • LAに住むA子から、仕事中にニュースが転送されて来た。なにかしらん、と仕事がひと段落した頃に読んでみると・・・"こ、これはどういうことなの!?"思わず、えー!?と声に出してしまい、周りの若手スタッフから変な目で見られた自分である。"こりゃ、みんなの意見を聞かなきゃだわ!?" と即座に他のオカマ仲間にこのニュース記事を転送すると、もうみんな大騒ぎである。その記事というのが、これだ。ただのきれいなカラダのい [続きを読む]
  • フレンチランドリー (2)
  • フレンチランドリーに行ったことのある友人達の話を思い出していた。「思いきりお腹空かせて行ったのに、コースが多すぎてデザートまで胃が持たなかった」「隣のテーブルの向かいに座る派手な女性がどこかで見たことあるとおもったら、レディガガだった」「予約のキャンセル待ちをいれたが、どうせダメだろうとナパのワイナリーで飲んだくれてたら、突然3時間後の予約が取れたと連絡が入り、ドレスコードのジャケットを持ち合わせ [続きを読む]
  • フレンチランドリー ①
  • 「40歳の誕生日、どうすんの」とここ何ヶ月か友達に聞かれる度に、「別に何もしないわよ。39も40も一緒だし。何かすごいことを成し遂げたわけでもないし。」などと答えていたのだが、7月に入り、あと3ヶ月ちょっとで40になるとふと気づき、急に背筋を伸ばして今一度考えてみる自分である。先に大台に突入した友人達の誕生日の迎え方を思い出してみると、ハーフムーンベイの海辺の家を借り切ってワンコと静かに過ごしたり、ボデガベ [続きを読む]
  • あの夏を忘れない
  • 日曜の朝、蒸し暑さで目が覚めた。「なんなのこの暑さは? サンフランシスコの夏って『アメリカで最も寒い夏』ってヘミングウェイか誰かが言ってたんじゃなかったけ?」と、あまりの暑さにひとりイライラする、更年期目前の中年オカマのあたしよ。「そうだ! こんなに暑い日こそ、おそうめん食べなきゃだわ」と、大分前に日系スーパーのニジヤで買っておいたものの、普段の寒さになかなか食べる機会のなかった、「揖保乃糸」のそ [続きを読む]
  • 堕ちた饗宴
  • 街中が虹色に染まっていた、6月のPride Monthもそろそろ終わりを迎えようとしている。その最後の週末の土曜日は、「ピンク・サタデー (Pink Saturday)」と呼ばれていて、毎年この日は朝からツインピークスの丘には大きなピンク色の三角形が張られ、カストロの街はピンク色の服を着た人たちで一杯になる。このピンク色の三角形は、ナチス・ドイツのホロコーストで強制収容された人々のうち、ゲイであることを識別するために胸に装着 [続きを読む]
  • 五つの文字
  • 朝、仕事場でパソコンを開くと、健康診断の結果がメールで届いていた。「つ、ついに来たわ・・・。どうしよ、結果開くの怖い・・・。」「つ、ついに来たのね・・・。って、とっとと開きなさいよっ!」診断結果のレポートを開く前に、思わず健康オタクの元同僚女子に携帯でメッセージを送る弱い自分よ。ここ数年、血液検査の数値も悪化傾向だったし、再検査とか出たらどうしよ、などと心配しつつ、恐る恐るレポート結果を し [続きを読む]
  • I still remember
  • よく晴れた6月の日曜日。3年前に亡くなった、わんこの命日。朝起きて、わんこの写真の入った写真たて達をタオルで拭いて、水と、わんこが好きだった枝豆と、ベランダの小さな花を切って、写真の前に供えた。---------------------わんこを失った時は、元気だった時によく一緒に歩いた散歩道を歩くのが辛くて、その道を避けて通ったり、わんこのいないここでの生活なんて、とアメリカでの生活を引き上げて日本へ帰ることも考えたり [続きを読む]
  • この大空の虹になりたい 希望に届く虹になりたい
  • 街のあちこちが虹色に染まっている。6月にはいると、金融街からゲイの街カストロまでまっすぐに伸びる大通りのマーケットストリートには、レインボーフラッグが並び、街のお店やレストランにも、あちこちで虹色のディスプレイが見られるようになる。--------------------------20年近く前、大学の先輩でもある彼と話すようになったきっかけは、当時通っていた東京渋谷のジムだった。おしゃれで短髪の爽やかな外見で、外資系の航空 [続きを読む]
  • 僕たちは戦わない 明日を信じてる
  • 「どうしよう。あと1週間で会社の健康診断だわ!」「やばいじゃん・・・この調子じゃあんた、去年より悪化してんじゃない?」と、朝からいつもの健康オタクの元同僚と、来週の健康診断に向けて作戦会議だ。去年の今頃受けた健康診断では、高血圧、中性脂肪、コレステロールの項目で基準値以上の数字が出て、医者からはあっさり「中年体」の烙印を押され、「この調子じゃ長生き出来ないわよ」とまで言われた自分である。それからの1 [続きを読む]
  • 晴れたらいいね
  • サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを超えて、亡くなった俳優ロビンウィリアムズ氏の名をとった虹色のトンネルを抜けて、さらに北に1時間ちょっと車で行ったところに、ガーンビル (Guerneville)という小さな街がある。ロシアンリバーという緩やかに流れる川のそばにあり、キャンプやカヤックなどのアウトドアーを楽しめる静かなところだ。今日はいつものオカマ仲間と日帰りでちょっくらそのガーンビルの街に行ってきた [続きを読む]
  • そして僕は、途方に暮れる
  • 「もう、あたし、やっぱり一生一人かも・・・」朝、会社の部門全体のミーティングがあり、家からダウンタウンにある会議場にUBERで向かっていると、オカマのY子からいつもの湿ったメッセージが携帯に届いた。Y子は、オカマ友達M男のドイツ人友達Gを先日紹介してもらい、昨夜ついにそのドイツ人と1回目のデートに臨んだらしいのだが・・・。「長い間、真剣に男と付き合ってなかったから、デートの仕方も忘れちゃったわ。」「もうひ [続きを読む]
  • 天使がウインク 僕には見える 涙の影で揺れている笑顔
  • 「もうだめ。目がかすんで仕事になんない!」「あたしも!コンピュータの画面、拡大して表示させないと数字読み間違えちゃう。」「ストレスのせいかしら・・・ 今まで裸眼で2.0だったのに」「だたの老化よ。みんな40前後になると、がくっと視力が下がるらしいわ。」同い年で健康オタクの元同僚と、朝からチャットで老眼相談である。この歳になるまで、眼鏡にもコンタクトにもお世話にならず、「山育ちで目はいいの! 」(C)ラピュ [続きを読む]
  • 夏の前の淡い日差しが駅のホームにこぼれてる
  • いつもなら地下鉄を使って通勤しているのだが、今日は地上を走る路面電車に揺られて会社に向かっている。早朝から社内のウェブセミナーのようなものがあり、家で会社に行く準備をしながら携帯電話からインターネットにアクセスして参加していたのだが、時間になっても終わらず、しょうがないわねと、携帯にセミナー画面を接続したまま家を出てきたのだが、「やだ、地下鉄に乗ったら電波が届かなくなるじゃない」と気づき、敢え無く [続きを読む]
  • ハミルトン
  • 木曜日、仕事帰りに週末の予定を確認しようとグーグルカレンダーを開くと、金曜日は黄昏時のオーシャンビーチで友達の誕生日の集まり土曜日は昼間にイーストベイでストレートカップルのベビーシャワー、夜はデンバーから遊びに来ている水球友達を囲っての飲み会日曜日は市内のホールで知り合いのピアノリサイタルとディナーとある。毎週末こんなにスケジュールが埋まっているわけではもちろんないし、年々狭まる友達の輪の中で、こ [続きを読む]
  • 4月になるとここへ来て 卒業写真めくるのよ
  • 「A子ちゃんちに遊びに行った時に、あんまりにも部屋が散らかってたから、『あんた赤ちゃん生まれたんだから、ちょっとは家片付けたらどうなの?危ないじゃないの』って言ってやったの。そしたら、『Y子さんこそ、いい加減片付けたらどうなんですか?昔の男達との思い出とか!』って言い返されたの! どゆこと!?」オカマ友達のY子が、元同僚の女子の家に、最近生まれたばかりの赤ちゃんを見にいったら、その女子とこんなやりと [続きを読む]
  • 眠れる森の美男
  • 水曜日。早々に仕事が片付いたので、はやめに職場をドロンして、久々に近所のファーマーズマーケットに顔を出してみた。3月から11月まで夏時間の間、毎週水曜の夕方にカストロ駅ちかくの通りの一角を閉じて、空が暗くなる8時過ぎまで、地元の農家たちが野菜やチーズに蜂蜜、手製パスタなどを売りに出しているのだ。夜飯は何にしようかと歩きながら見て周ると、そら豆が店先に並んでいて、思わず春を感じる乙女。そういえばと、大分 [続きを読む]
  • 桜の雨、いつか
  • 職場でのバタバタもやっと落ち着いてきて、この日曜は久しぶりに出社せずに、家で過ごしている。映画「ムーンライト」のピアノとチェロの奏でるサウンドトラックを静かにかけて、雨の降る街を眺めながら、ソファーに座って朝から一杯ひっかけている(アル中!)。トマトジュースにウォッカとわさびをぶっこんだだけよ--------------------------------「熱出して、寝込んでる。103度。どうしよう。今日は仕事休むわ」先週の月曜の [続きを読む]
  • はらはらと涙あふれてくる 春一番耳元吹きぬける
  • 土曜日の朝、ベランダの植木に水をやっていると、隣の家の庭に立っている桜の木から、白に近い薄紅色の花びら達がひらひらと風に舞っているのに気づいた。このままぼーっと座って、美しく花が散っていくのを、酒でも片手にずっと見ていようかしらん・・・などと乙女な気持ちを抑えつつ、中年の重い体を引き摺ってジムへ向かった。卒業できない恋もある。木々の色も変わるけれど。 (C)渡辺美里窓際にあるマシーンに座り、周りで運動 [続きを読む]
  • LA LA LAND ツアー
  • 「どうしよう。仕事休みになったんだけど、何をしていいか分かんないわ」いつもなら土日は仕事のY子が、今週末は休みをもらったらしいのだが、これと言った趣味もなく、時間を持て余しているという。「たまの休みなんだから、家でぼーっとゆっくりすればいいのよ。まあ、ほんとは打ち込める趣味でもありゃいいんだろうけど」Y子にはそう返事してみたものの、自分も趣味といえば、せいぜいへたっぴピアノくらいで、胸を張って趣味と [続きを読む]
  • 春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ
  • 夏時間がはじまり、1時間遅く起き出した日曜日。ついこの間までコートにマフラーをしていたのに、突然春を飛び越えて夏の陽気となり、オカマの街を歩けば、タンクトップとショートパンツのオカマたちであふれている。ジム帰りにジムの隣に新しくできたカフェで買った冷たいミントティを片手に、中年オカマがおされぶって街を歩いてみる。中年オカマには、コーヒーよりも胃腸を整える作用のあるミントティよ。東京の新宿にも店舗を [続きを読む]
  • いつかきっと自分らしく この街で戦いながら
  • 久しぶりに晴れた週末。せっかく雨もやんだことだし、と朝からジム着で散歩に出た。長く続いた雨のせいで梅や桃の薄紅色の花たちは殆ど散ってしまったが、それでも雨上がりの空気の中を歩くのは気持ちがよい。十数分程歩き、ゲイのメッカ「カストロ通り」に到着すると、まだ朝なのに大型バスが何台も止まり、その通りにあるカストロシアターの前には、大勢の女性達が並んでいる。何かイベントでもやっているのかと近づいてみると、 [続きを読む]