岡崎潤 さん プロフィール

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岡崎潤さん: 女の陰影
ハンドル名岡崎潤 さん
ブログタイトル女の陰影
ブログURLhttp://kage-sexual-novels2.blog.jp/
サイト紹介文女の魔性、狂気、愛と性。時代劇から純愛まで大人のための小説書庫です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供47回 / 57日(平均5.8回/週) - 参加 2017/01/14 13:38

岡崎潤 さんのブログ記事

  • 潤な話題(二十)
  • なにげに書いたDINKSというテーマ。気になって調べてみた。核家族およそ3000万世帯を対象とする調査によると、二親が揃っていて子供のいる世帯が、およそ1500万世帯に対し、子供のいない夫婦だけの世帯(これがDINKSなのですが)は、じつにおよそ1200万世帯であるという。また片親だけで子供のいる世帯(ほとんどが母子家庭だと思われる)が、およそ360万世帯にものぼるそうです。このDINKS、2001年の940万 [続きを読む]
  • 潤な話題(十九)
  • このブログをはじめるとき、官能表現に臆病にならず、世界観のある物語にしたいと書いた。ソッチ系は姉妹ブログの「潤文学ブログ」がある。DINKSも、なんだかSM小説のようになってしまったが、まったくそんなつもりはないんです、ハイ。『子供を持たない夫婦』を書きたい。子供がいらないなら独身でいいじゃないかと思うかも知れないが、そうじゃない。DINKSの妻は、夫と二人の巣を基地に、社会の一線にいるわけですよ。やすらぎ [続きを読む]
  • 潤な話題(十八)
  • またしても旅の空。ここのところ仕事の方向がかわってきている。サイトを整備し直して、さあ書くぞと思ったとたんの激変といってもいいだろう。今度こそサイトを整理しなければならなくなった。小説は深夜か、もしくは早朝から書いていたのですが、夜の限られた時間しか割けなくなりそう。書きさしの小説にかかろうとしたとたんだったので、なんだかなぁといった感じ。なにせ、旅とはつまり仕事なので、脳ミソをそう簡単に切り替え [続きを読む]
  • 潤な話題(十七)
  • この記事のどこが『潤な話題』なのかとは思うのですが、まあいいやってことで書いてます。さて、そろそろ野球シーズン。オフの間ほとんど眠っていたもうひとつのブログ「男女の季節」を復活させようと思っております。えー、じつは阪神ファンなんですね。今年初の観戦は神宮でのオープン戦。オープン戦は練習試合ですからイマイチ熱くならないけれど、ヤクルトが相手だと楽しめると思ったわけです。虎ファンではあっても、ベイスタ [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(終話)
  • 終話 スリムだが筋肉の芯のある夫の硬い体に抱かれていながら、友紀はDINKSという女の生き方をあらためて整理しようともがいていた。 友紀は直線的に生きすぎる。そこが線の細いところなのだが友紀自身で気づいていない。ストイックな生き方はそうでない多数派の中で敵をつくり、そこと戦うために、さらなるストイックを疲れた心に要求する。考えだすと突き詰めないと気がすまない困った自分に友紀はもがく。 女体の中で強がっ [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(三九話)
  • 三九話 ほんの狭間、言葉を見つけられない友紀に細川は眉を上げてちょっと笑い、カウンターを出るとシャッターを降ろしてしまう。いつもより少し早い閉店。シャッターを降ろしてからバロンのマスターはエプロンを脱ぎ、細川という男となって友紀の隣りへ腰掛けた。「孤高という言葉があるが」「・・はい?」「カッコよく聞こえるだろうが孤高とは独りじっと耐えること。こうと決めたその結果何が起ころうが、ひたすらじっと耐えき [続きを読む]
  • 潤な話題(十六)
  • しばらくぶりに話すなつかしいヤツから電話があったと思えば、急ぎの仕事。新幹線で言えばのぞみぐらい飛ばさないと間に合わない。ここ4日ほどの間に、200字ほどの原稿を120本あまり書いたわけだけど、文字数なんぼ?小説と違って、まず資料をあたり、長かったり短かったりする文章を一度噛み込んで一定の長さに揃えていく。それなりに疲れる仕事です。ヤツはGデザイナー。なんでも、知り合いの若いCライターにかたっぱしか [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(三八話)
  • 三八話 それから一月、サリナはちょくちょく友紀の自宅を覗くようになる。それでなくてもサリナは週に一度は渋谷で仕事。笹塚にある友紀のマンションを覗くのに不自然はなかった。 日によって、夫の直道が先に戻り、サリナと自宅で会う約束をしておきながらイレギュラーがあって友紀が少し遅くなる。夫の直道とサリナは二人きり。そんなシチュエーションになるのだったが、それも自然な流れであったことだろう。 サリナには男を [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(三七話)
  • 三七話 サリナの部屋はLDKが広く、キッチンからオープンカウンター越しに四人掛けのダイニングテーブルが置かれていて、その周囲のフロアはフローリングとされていたのだが、そこからリビングに向かってわずかな段差があってソファのあるリビングが低く、そちらは段差で切り返してカーペット敷き。 テーブル間近のフローリングにパスタとサラダを盛り付けた大きな皿を置いてやり、全裸の奴隷にテーブルに尻を向けさせ這わせて [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(三六話)
  • 三六話 深夜になって、重体だったモモもユウを追うように逝ったと連絡を受け、友紀は独りきりの自宅で眠れない夜をすごしていた。このことはサリナには告げていない。出張先の夜、心を乱すだけでどうすることもできないからだ。 モモこと桃山祐紀(ゆうき)はひとつ重ねて二十七になっていて、ユウはじきに二十四になるはずだった。モモとユウ、細川とyuu、治子とケイ、そして友紀とサリナ、それぞれの愛に前向きに歩んでいたの [続きを読む]
  • 潤な話題(十五)
  • 考えてみれば不思議な言葉って、ある。「火を貸して」 これ、よく言われるんですよ。今日も言われた。ある道の駅の裏側で珈琲を飲みながら一服してると、若い男が妙ににこにこしてやってきて「火を貸して」。貸すのはいいけど返してねとも言えず・・。ま、利息をつけて返されても火事になるだけのもの。だいたいチミなんて知らんちゅうねん。おまえ誰よ??以前あれは甲子園だったと思うのですが5回を終わってグランド整備の間に [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(三五話)
  • 三五話 きらきらと濡羽黒に煌めくロングドレスのサリナ。このとき留美は、これほどの女性を奴隷にできる友紀の凄さを見たような気がしたのだが、友紀は、そんなサリナを誇らしく思うと同時に、とても私なんかが君臨できる人ではないと考えていた。サリナのフォーマルドレスをはじめて観る友紀だった。君臨するのはサリナだわ・・なのにどうして? 愕然とする思いだった。 天空の部屋は広く、ゆったりとしたツイン。時刻は三時に [続きを読む]
  • 潤な話題(十四)
  • PPAPピコ太郎なんてどうでもよくて、リュークが踊るPPAP。そう言えばと思い立ってデスノートを見直してみたんだ。死神が使うノートを人間が持てばどうなるか。夜神月とLの攻防が面白いわけだが、あの物語の怖さは、思いもよらず死神の力を得た非力な若者が悪魔へ変身していくプロセスにあると言っていいだろう。殺しをリュークのせいにすれば、死神だもん当然だろってことになる。人間が使うことでサイコになっていくんだ [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(三四話)
  • 三四話「バロンどうでした?」 翌日のユウは文章に添える挿し絵の打ち合わせでイラストレーターの事務所へ直行し、二時間ほど遅れて出社した。友紀は友紀で朝から女性誌の編集部で治子を加えて次号の会議。留美一人が孤立するように自社他社の雑誌をひろげてアイデアを練っていた。 今日の留美は明るいグレーのミニスカートスーツ。受付け嬢だっただけに着こなしも化粧も洗練させる。 バロンどうでしたとユウに訊かれ、それをき [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(三三話)
  • 三三話「子供を持たないっていう価値観よね」 と友紀が言って、ユウがちょっとうなずいた。 友紀は言う。「だいたい私は旧姓を名乗ってる。夫は峰岸、正式には私もそう。女は可能性を持って生きるべきだっていうのがもともとですけど、性的な意味での開放もあるなって感じるわ。・・その先はここではちょっと。ハネたらどっか行きましょうか」 ところがユウが今日は彼と予定があってダメだと言う。 友紀は留美を横目に見た。「 [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(三二話)
  • 三二話 あるときふと、開放と解放の違いを考えたことがある。開かれ て放たれるのと解かれて放たれるのとの違い。囲われていた 柵をこえていくのと、縛られて動けなかった辛苦から放たれる ことと。よくわからない思考が頭から離れなかった。 友紀を見ていて私が理想とする女王・・魔女・・そして女神と なれる資質を感じる。でもそれは資質であって、友紀自身は 気づいていないようだし、まっすぐすぎる危うさをともなった [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(三一話)
  • 三一話 それから二週間、女王様より私の方が忙しく、また夫の仕事が 単身赴任のための引き継ぎで他へまわり、夫に時間ができて 家にいる。妻としてできるだけのことはしてあげたい。それや これやで、女王様にお会いできない日々が続いていた。 お部屋から夫が消えた。たった三月とわかりきっているのに 寂しく感じ、なのに耐えに耐えた女王様への想いが噴火の ように衝き上げて、その日の私はクルマで女王様を郊外のホ テ [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(三十話)
  • 三十話 二日経った金曜日のこと。その日の友紀は午後から女性誌の編集部に詰めて治子の仕事を手伝っていた。完成を待って出版する書籍と違って雑誌には締め切りがあり、実質的に治子一人の作業では間に合わない。そんなことだろうと覗いてみると治子が一人で悪戦苦闘。友紀の後釜に座るようにそっち系を担当させられ、周囲の者たちは横目で見ていて手伝おうとはしなかったし、そうして追い詰めてミスさせるのがエトセトラの常套手 [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(二九話)
  • 二九話 yuuを連れて部屋を出て、そこは静寂につつまれた現世の空気に満ちていて、yuuの腰に手をやりながら友紀は言う。「マゾって幸せなもののようね。なんだかちょっと羨ましい。私は夫に対してどうなんだろうって思ってしまった」「友紀さん・・」「ううん不安じゃないのよ。揺れてるわけではないけれど、女を捧げて生きてはいない。うまく言えないけどね・・サリナや、それからyuuちゃん見ててもそうだけど、いいなぁって思っ [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(二八話)
  • 二八話 サリナが持ち込んだスポーツバッグの中身。そんなものは SMではごくありきたりな、しかも初歩的なものばかり。 房鞭に乗馬鞭。それにしたって革のソフトな、よほどの打ち 方をしなければ傷なんてすぐに消えてしまうもの。 ディルド。太いといっても常識的なゴムチンであって、これ はまあ男性機能の代用品。女を昇天させる嬉しいもの。 乳首を責めるステンレスのクリップは痛みという点で厳しい ものではあるので [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(二七話)
  • 二七話 その夜の友紀は乱れていた。濡れるサリナを突き放すように部屋を出て、電車に乗る前に駅のトイレに立ち寄った。途中の渋谷でふたたびトイレ。激しく濡れていることを自覚して染み出すのが怖かった。 自宅に戻って九時半過ぎ。サリナの部屋にそう長くはいなかった。部屋を出る前にダイニングのテーブルに明日の責めを支度させた。鞭が二種類、房鞭に乗馬鞭。乳首を責めるステンのクリップ。太いディルド。そしてガラスの浣 [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(二六話)
  • 二六話 十日ほどが過ぎた、その日は水曜日。 朝デスクについた友紀の元へ待ってましたとばかりにユウが原稿を持ち寄った。ワープロではない。出版社らしくオフィスに備えられてある二百字原稿用紙に数枚のものだったが、ユウなりに骨子を一歩進めたレベル。鉛筆で書かれた手書きのもので、ユウは思いのほか達筆だった。子供の頃から日記を書くのが好きだったらしく、それが小説を書くことへと発展していく。字の綺麗な娘は [続きを読む]
  • DINKS〜フリーランサー(二五話)
  • 二五話 少女が歳の離れた姉に甘えるように乳首を含むyuuを抱きくるんでやりながら、友紀は天井裏の木の骨格を見つめていた。それぞれが独立した木材でありながら組まれたときにカタチを持って強くなる。女同士の連携の実感と言えばいいのか、性を共有できたことで強くなれた気がしてならない。いまこの場に三浦がいたら抱かれていると友紀は思う。性的に外向きになれている自分がちょっと信じられない気さえする。「私って誰・・ [続きを読む]