岡本光宏 さん プロフィール

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岡本光宏さん: 笑顔が好き。
ハンドル名岡本光宏 さん
ブログタイトル笑顔が好き。
ブログURLhttp://pediatrics.bz/
サイト紹介文小児科専門医がアドバイスします。子どもが病気になった時でも、親が安心して向き合えることを目指します。
自由文私は小児科医として働き、たくさんの子どもを診察するとともに、たくさんのお父さん・お母さんの不安や悩みに触れてきました。「お父さん・お母さんが安心して子どもの病気に向き合える」ように、できるだけ丁寧なアドバイスを心がけてきました。その経験から得た知識をサイトで発信していきます。みなさんの不安を少しでも和らげることができれば幸いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供93回 / 124日(平均5.3回/週) - 参加 2017/01/19 23:26

岡本光宏 さんのブログ記事

  • 経口補水療法。子どもの下痢・嘔吐にいい飲み物は何ですか?
  • 子どもが吐くと、すごく心配になります。「子どもの下痢・嘔吐にいい飲み物はなんですか?」という質問は、小児科外来でも救急でもよく聞かれます。子どもの下痢・嘔吐にはオーエスワンがいいのでしょうか?2倍に薄めたリンゴジュースがいいのでしょうか?子どもが普段から気に入っている飲み物でいいのでしょうか?実はこの質問、答えるのがとても難しいです。今日は胃腸炎のときの水分摂取について書きます。経口補水療法「下痢 [続きを読む]
  • 予防接種後に発熱しやすいワクチンと時期について。
  • 0歳児と1歳児はとてもたくさんの予防接種を受けます。予防接種のメリットは今までたくさん書いてきました。怖いインフルエンザ。予防接種は有効?2017.01.05ロタウイルスワクチンはすべき?現状と正しい知識。2017.01.25私には「予防接種は受けるべきである」という基本姿勢があります。予防接種には大きなメリットがあります。いっぽうで、予防接種には副反応もあります。予防接種をして、子どもに熱が出たという経験をした人は少 [続きを読む]
  • ルソーの教育論「エミール」から小児医療のあり方を考える。
  • 小児科医は子どものこどをどう思っているのでしょうか。とても主観的な内容ですので、「私は子どものことをこう思っている」という視点で書きます。子どもは小さな大人ではない17世紀までの子どもというのは、未熟な大人として扱われていました。今では考えられないことですが、成長過程に合わせた教育や配慮というものがなされなかったようです。17世紀の日本といえば、関ケ原の合戦が終わったあたりの時代です。読み書きやそろば [続きを読む]
  • 頭を打った子どもが嘔吐。頭部CTは必要ですか?
  • お子さんが頭を打ったらどうします?「どういう打ち方をしたかによりますよ」多くのお父さん・お母さんはこう答えるでしょう。子どもが、その弟(もしくは妹)にプラスティック製のおもちゃで頭をポカリと叩かれるという場面は、子どもを2人以上持つお父さん・お母さんにとっては時々あるかもしれません。叩かれた子どもはいつもと様子が変わらず、たんこぶすらできていない程度なら、病院に連れていくことはないと思います。お父さ [続きを読む]
  • PALSで学ぶ子どもの中毒。ベンゾジアゼピンによる呼吸不全。
  • 2017年5月に、PALSという小児の二次救命処置法の勉強に行ってきました。2年おきにPALSの講習会に行っていますので、もう3回目になります。呼吸不全やショックの子どもや、心停止した子どもをいかにして救うかというのがPALSです。今回は、PALSで習ったこととして、ベンゾジアゼピン中毒で呼吸不全を起こした子どもをいかにして救うかについて書きます。そして最後にoff the job trainingの大切さについて書きます。子どものベンゾ [続きを読む]
  • 熱性けいれんの予防法。間違えやすい4つの落とし穴。
  • 小児科医であれば多くが知っているであろうことですが、意外とお父さん・お母さんには伝わっていないことがあります。その一つが、熱性けいれんの予防についてです。今回は熱性けいれんを防ぐうえで、間違えやすい4つの落とし穴について書きます。その上で、本当に正しい熱性けいれん予防について書きます。熱性けいれん予防と落とし穴熱性けいれん。わが子がけいれんしている姿をみると、本当に不安になります。熱性けいれんをで [続きを読む]
  • 熱性けいれんはてんかんの原因にはなりません。
  • 救急外来で、子どもの熱性けいれんが無事に止まった後、こんな質問をよくされます。「熱性けいれんの後遺症で、てんかんになりませんか?」もし質問されなかったとしても、お父さん・お母さんは子どもの熱性けいれんの後遺症を心配しています。私の経験上、「てんかんになるのではないか」というのは、熱性けいれんの後遺症の中でもっとも不安に思われています。今回は、熱性けいれんとてんかんの関係について書きます。熱性けいれ [続きを読む]
  • 熱性けいれん診療ガイドラインから学ぶ痙攣治療薬。
  • 勤務先の病院が変わると、提供する医療も少し変わります。今まで当たり前だと思っていたやり方が、当たり前ではないということに気づきます。「どの方法が最もいいのだろうか」と悩んだときは、コクランレビューやネルソン小児科学、日本のガイドラインなどで勉強するチャンスです。そして、一つ勉強すると、新たな疑問が湧いてくることも多々あります。今回は、熱性けいれんの管理について調べ、次々に疑問が湧きました。けいれん [続きを読む]
  • 兵庫県立柏原病院の魅力。小児科の地域医療を考える。
  • 兵庫県丹波市をご存知でしょうか。黒豆が有名です。あとはマツタケや、イノシシ(ぼたん鍋)も有名です。名産品で分かるように、丹波市は田舎です。そんな兵庫県丹波市および丹波市周辺の医療を支えるのが、県立柏原病院です。今日は県立柏原病院の魅力について書きます。そして小児科の地域医療について考えます。丹波市・篠山市の小児人口2017年3月時点での丹波市の人口は65000人です。人口分布でもっとも多いのは65歳から69歳であ [続きを読む]
  • エムラクリームの使い方。実際に効果を確かめてみた。
  • 小児科医の技術の一つに「子どもの採血(血の検査)」があります。生まれたばかりの新生児であっても、生後6か月頃の肉付きのいい乳児であっても、3歳頃で力が強くじっとできない幼児であっても、小児科医は状況に合わせた採血をします。このブログを読んでくださっているお父さん・お母さんも、わが子を小児科で採血されたことはあると思います。子どもが採血されるとき、子どもは嫌がると思いますが、お父さん・お母さんも不安にな [続きを読む]
  • 小児救急における重症ロタウイルス腸炎。
  • 2017年4月現在、ロタウイルス腸炎が流行しています。私の子どももロタウイルスにかかりましたが、子どもが吐くととても心配になりますね。脱水になってもすぐ点滴してもらえる先進国では、ロタウイルス腸炎で死亡することは滅多にありません。アメリカのロタウイルス死亡者は年間20〜40例です。日本では年間5人以下とされています。しかし、発展途上国ではロタウイルスによる乳幼児の死亡はとても多いです。ネルソン小児科学による [続きを読む]
  • ショックとは何か。定義・原因・判定・治療について。
  • 今回の投稿で100記事になります。記念すべき100記事は、小児救急の基本である「ショック」について考えてみます。ショックとは何かショックとは何でしょう。でんきショックピカチュウやメリープといえば、でんきショックです。ポケモンの序盤でお世話になる技です。電気的な衝撃で、麻痺させることもあります。ショックガンドラえもんのひみつ道具です。殺傷力はないものの、衝撃で気絶させる効果はあるようです。クイズ・タイムシ [続きを読む]
  • 2017年3月の医療記事からアクセスアップを考える。
  • ブログを始めたときは「とりあえず3か月は毎日更新しよう!」と意気込んでました。ですが、3月は引っ越ししたり、引き継ぎのリストを作ったり、小児科学会のポスターを作ったり、アレルギー専門医のためのレポートを書いたり(受験するのは2019年ですが)、送別会が多かったりして、あまり更新できませんでした。「更新できない日が続いたし、アクセス数は下がってるんだろうなあ」と思いつつ、アナリティクスを確認してみました。あ [続きを読む]
  • 日本小児科学会学術集会で学んだこと。
  • 2017年4月28日追記。エムラクリームについて追記しました。2017年4月14日から16日まで、第120回日本小児科学会学術集会がありましたので、参加してきました。私の主な参加目的は、ポスター発表をすることでした。「PSL+ミゾリビン+ACE-I+ARB治療が著効した半月体形成性IgA腎症の1例」について発表し、議論の時間も設けて頂き、重症IgA腎症はステロイドパルスの方向に行くのか、ACE-I+ARBの方向に行くのか、腎臓の専門家の先生 [続きを読む]
  • インフルエンザによる二相性脳症(AESD)の症例提示。
  • かなとくんは1歳2か月の男の子です。高熱でインフルエンザ疑いかなとくんは、お昼の14時から、39度の熱が出ています。かなとくんのきょうだいは、数日前にインフルエンザと診断されていました。お母さん「インフルエンザがうつったのかな」インフルエンザはすぐに検査しても「陽性」がなかなか出ないことをお母さんは知っていました。かなとくんは熱は高いものの、テレビを機嫌よく見ています。お母さん「明日まで熱が続いたら、小 [続きを読む]
  • 母乳もリスク。乳児ボツリヌス症の全体像を考える。
  • 乳児ボツリヌス症のリスク因子を知っていますか?「ハチミツですよね!」そうです。ハチミツは乳児ボツリヌス症をオッズ比9.8倍で増やします。ちなみに、オッズ比9.8倍といっても、寄与リスクは0.0225%です。ハチミツが乳児ボツリヌス症にどれほど寄与するかは、こちらに書きました。乳児ボツリヌス症と蜂蜜の関係。寄与リスクを考える。2017.04.09さて、乳児ボツリヌス症のリスク因子についてもう一度問います。乳児ボツリヌス症 [続きを読む]
  • 乳児ボツリヌス症と蜂蜜の関係。寄与リスクを考える。
  • 2017年4月17日に記事校正。乳児のハチミツ摂取は問題ないという誤解が生まれる可能性があったため、表現を修正しました。(記事の内容、方向性自体は変えていません)「1歳未満の子どもには、ハチミツを与えてはいけません!」ハチミツが乳児ボツリヌス症のリスク因子であることに意義を唱えるつもりはありません。ですが、ハチミツがどれほどのリスク因子なのかを理解した上で、「ハチミツやばい!」とか「離乳食にハチミツなんて非 [続きを読む]
  • 乳児ボツリヌス症による初めての死亡報告で考えるべきこと。
  • 5年くらい前のことです。友達から電話がかかってきました。「10か月の子どもに蜂蜜あげてしまったんだけど、病院行ったほうがいい?」乳児ボツリヌス症を心配して、小児科医である私に連絡してきたのです。「子どもが元気にしているなら、様子見でいいと思うよ。有名な症状は便秘と哺乳不良と脱力っていうから、そういう症状に気をつけて」私は小児科医っぽく返事をしました。ですが、私は乳児ボツリヌス症を診たことがありません [続きを読む]
  • 急性糸球体腎炎の様々な経過を5つ紹介。
  • 感染後の急性糸球体腎炎。急性糸球体腎炎の子どもが入院したら、小児科医は次のように説明するでしょう。「お子さんはおそらく感染後の急性糸球体腎炎だと思われます。8週間以内に補体が回復してくるようであれば大丈夫です。ですが、補体がいつまで経っても回復しないときや、強い蛋白尿が続いてネフローゼという状態になったときは、腎生検が必要です」血圧をコントロールできて、高血圧性脳症のリスクを十分に下げられていれば [続きを読む]
  • 小児の急性糸球体腎炎の症状・検査・治療。
  • 溶連菌にかかったことはありますか?もしあれば、溶連菌が治った2週間後に「おしっこの検査を受けに来てください」と指示されたことがあるかもしれません。以前に溶連菌の症例を書きました。その記事に登場するたかし君も、溶連菌が治った後におしっこの検査を受けています。溶連菌性咽頭炎の症例提示。発症から完治まで小児科専門医が徹底解説。2017.02.26どうして、溶連菌のあとにおしっこの検査をするのでしょう。実は、「急性 [続きを読む]
  • 卒業論文がない医学部。卒業試験の意義を考える。
  • 前回、医学部の卒業試験について書きました。医学部の卒業試験はなかなか過酷で、一部の大学では2割の学生が留年してしまうことを示しました。医学部の卒業試験と医師国家試験の合格率の関係。2017.03.28卒業試験を合格できれば、晴れて医学部を卒業できます。ですが、医学部を卒業できても、医者になれるわけではありません。医者になるためには、医師国家試験に合格しなければならないのです。つまり医学生が医者になるためには [続きを読む]
  • 医学部の卒業試験と医師国家試験の合格率の関係。
  • 大学生活といえば、何を想像しますか?単位、ゼミ、卒業論文、就職活動。大学生の生活は、この4つでできているといっても過言ではありません。ところが、医学部においては、単位もゼミも卒業論文も就職活動すらも、あまり重要な要素ではないのです。単位については、一部の一般教養科目を除けば、医学部は授業のほとんどが必修科目です。一つでも落とせば留年となります。「単位を落とした」=「留年」であるため、「単位落とした」 [続きを読む]