ばなな さん プロフィール

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ばななさん: 人の旅を笑うな−ベトナムの水辺の村へ−
ハンドル名ばなな さん
ブログタイトル人の旅を笑うな−ベトナムの水辺の村へ−
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/hitotobi1
サイト紹介文2016年1月のベトナム南部の旅の日々
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供98回 / 99日(平均6.9回/週) - 参加 2017/01/21 23:19

ばなな さんのブログ記事

  • 70 村はずれの店の同級会っぽいもの
  • ベトナム南部、ラック湖。旅9日目の午前。村を1周してよく見てから帰ろうと思う。揚げパンを取り出して食べる。昨日市場で買ったものだ。市場の角の店で3個1組で売っていた。3つも要らないのに店のおばあさんはあっと思う間もなく真っ黒な手で揚げパンをわしづかみにし、袋に突っ込んだ。もうー。けれど食べてみると思ったよりなぜか油っこくない。中に少し黄色いあんが入っている。さつまいもだろうか。甘みもほどよい。ごまがま [続きを読む]
  • 69 とうもろこし畑と炎天下の道
  • ベトナム南部、ラック湖。旅9日目の午前。陽射しはかんかんと照り、さえぎるものがなかった。けれど、行かなければならない。8時か9時、灌漑設備らしき場所を立ち去る。再び田んぼの中のまっすぐな道を通ってプオンジュン村に向かう。子どもの頃、海水浴場へと歩いたすいか畑の中のコンクリートの道のように、熱く乾いて、コンクリートの割れ目にきれいなエノコログサの仲間が生えていた。日本で栽培すればちゃんとした園芸植物に [続きを読む]
  • 68 湖のまわりの田んぼの小さな畔と大きな畔
  • 少し歩いていくと、田んぼの中に少し高い場所がある。土手のようだったが、土手というほど延々とつながっているわけではなく、途切れ途切れだ。そんなところがたくさんあり、いちいち木が生えている。昨日遠くに並木のように樹々の続く場所が見えていたのは、これだったんだと思う。土手の上に登って行った。すると、土手と土手の間に水が流れている。水路だ。つまりこの土手は畔(あぜ)だ。普通の田んぼの畔(あぜ)はとても低く [続きを読む]
  • 67 プオンジュンへの赤い道、水湿地のかんがい
  • ベトナム南部、ラック湖。旅9日目の午前。 岸辺を行くと湖には早くも小舟がいくつも浮かび、漁にいそしむ人が遠くに見られた。網漁のようだった。一昨日の夕方にも行った近くの集落もまたロングハウス村で、家の庭には四角い小屋があり、そこにかまどがある。それはまた豚小屋にもなっているようだった。小屋の壁の下から排水されるようになっていた。 この集落の家は、切妻屋根の正面の軒下を三角形にふさいで小部屋化しているの [続きを読む]
  • 66 朝の一杯
  • ベトナム南部、ラック湖。旅9日目の朝。5時半起床 6時半発。今日はプオンジュンという伝統村に行く。そこにはロングハウスがたくさんあるという。「伝統村」って『地球の歩き方』には書いてあるけど、要は昔ながらの家や暮らしがまだ見られる村ってことだ。伝統村って変な呼び方だ。グーグルマップで見ると湖をぐるりと向こうに行った方にある。モーテルには自転車がいっぱいあって貸し出し用だったけれど、結構高い料金を取る。 [続きを読む]
  • 65 目の上のブラ
  • ベトナム南部、ラック湖。旅8日目の夜。自分のベッドに戻ってみたけど、やっぱり入口の横のベッドに行って寝ようと思う。けれど、その回りは砂だらけで、明らかに客に貸すことを想定されていないようだった。私はすでに自分のベッドのシーツにしわを寄せてしまったし、そっちのベッドまでしわしわにするのは悪いことだろうと思う。自分の勝手な解釈で勝手にベッドを替わってはいけないだろう。しかし、この排気ガスには耐えられな [続きを読む]
  • 64 一人ごはん。吐き気。窓から排気ガス。騒音。
  • ベトナム南部、ラック湖。旅8日目の夜。夕食をホテルで食べることにする。グループ客がごちそうを食べていた。にぎやかでいいなと思う。前は一人の方がよかったのに、この頃、食事が一人なのは少し寂しいと心の底でかすかに思う。人間らしくなったのかもしれない。炒飯を頼む。炒飯にはやはりきゅうりがついてくる。やはりというのは、インドネシアの炒飯と同じようにという意味だ。味が少し薄いので、テーブルのしょうゆっぽいも [続きを読む]
  • 63 ヴァンロンモーテルと、夕暮れの湖
  • ベトナム南部、ラック湖。旅8日目の夕方。17時頃、湖畔のにぎやかなヴァンロン・モーテルに着いてチェックインする。ドミトリーの客はまたしても私だけだった。ただし、仕切りの向こうにはベトナム人がいた。ベッドは選べたので、空気がいい方がいいと思い、窓が開いているところを選んだ。ベッドの横には立派な引き出し兼ナイトテーブルがあって便利だ。こまごましたものを引き出しに入れ、さっき市場で買った大きなかんきつを上 [続きを読む]
  • 62 東南アジアの野菜の切り方、おやつの店の辛いおせんべい
  • ベトナム南部、ラック湖。旅8日目の午後。トランクを引きずって通りを湖の方に行く。学校帰りの女の子たちが、湖畔の冷たいもの屋さんでキャッキャと甘味を食べている。それからまた街の裏通りを歩く。いや、本当は表通りなんだろう。小学校の男の子たちが寄り道をするおやつの店がいくつかある。道路でワッフルを焼いている。1枚買って食べ、おいしいのでまた1枚食べる。5000ドン(26円)。3枚で5000ドン(26円)みたいだ。その隣 [続きを読む]
  • 61 ラック湖の朝、草を焼く人。みっちりと、ロングハウスの図面
  • ベトナム南部、ラック湖。旅8日目の朝。5時半起床 6時15分から湖の撮影に出る。これはホテルのプライベート湖畔なんだろうか。ホテルは湖に面している。年配の男の人が草地を焼いたり、刈った草を集めて焼いている。その人はホテルの従業員なんだろうか。近所の農民なんだろうか。湖には今日も小舟が浮かび、漁民が魚を獲っているらしい。夫婦らしき2人で乗っている舟は網を出している、または引き揚げているようだ。遠くに山があ [続きを読む]
  • 60  森のロングハウスでたった一人の夜
  • ベトナム南部、ラック湖。旅7日目の夜。起きると夕方。夕暮れの湖を見に行く。暗くなって、シャワーを浴びに行くとお湯が出ないので受付に言いに行く。昨日と同じ受付の女性だったので「あのロングハウスとってもいい。すごく気に入った」と言うと、女性は初めて嬉しそうににっこりした。今まで多分険しい顔をしていて悪かったと本当に思う。今日はほかに客はないという。宿泊サイトの「ドミトリー、残り1室」のトリック。嘘ではな [続きを読む]
  • 59 歌う娘、聴く青年、湖畔のカフェ
  • ベトナム南部、ラック湖。旅7日目の午後。ホテルまで歩いた。学校を曲がったところに湖のほとりのカフェがある。朝飲んだみたいなおいしいコーヒーが飲めないだろうか? のぞいてみると、1人の若い男の人が薄暗がりで分厚いソファーに深々と腰かけて本を読んでいる。ほかに客はいない。私に気づくと親しげにほほえみかけてきた。なんとかなりそう。安心して、店に入る。男の人が奥にいる若い女の子に声をかける。やがてその子が注 [続きを読む]
  • 58 色とりどりの初チェー
  • ベトナム南部、ラック湖。旅7日目の午前。ベトナムの甘味といえばチェーなるものなんだと思う。色とりどりの甘そうな具がグラスに寄せ集めて盛られている、そんな写真をガイドブックで見ている。けれど私はいまだ食べたことがないのだ。街でぶらぶらする時間なんかあまりなかったし(嘘)、たとえばこれから移動っていうときにそんなものを食べておなかを壊したりしたら悲惨なことになる。だからチェーの店を見かけても、なんとな [続きを読む]
  • 57 ラック湖畔の村の市場で、ニラのたこやき
  • ベトナム南部、ラック湖。旅7日目の午前。なんと! ベトナムにもたこ焼き器があったとは。市場でたこ焼きみたいなものを焼いている。棒でひっくり返すのもたこ焼きと同じだ。けれどたこ焼きのように丸くならず、平べったい。たこ焼きの中にはたこではなくニラが入っている。焼き上がると2つを1組にして、中裏に合わせてお皿に盛る。1皿は2個×7。とても親切なおばさん。娘らしき人と一緒にやっている。席に座ると、まず、にんに [続きを読む]
  • 56 有頂天ロングハウス
  • ベトナム南部、ラック湖。旅7日目の午前。とりあえず、ロングハウスに戻った。中に入って心を静めてみる。涼しい。暗い。落ち着く。なぜか心が落ち着く。この空間で、私は一人でいる。誰も私の邪魔をしない。静かで、考えるにもいい。ゆっくりするにもいい。すばらしい……。そう、すばらしいじゃない。私は急にその空気に圧倒され、とりこになった。壁際の長いベンチは、1本の木でできていた。どこでも継ぎ足していない。大木を切 [続きを読む]
  • 55 高床、竹壁の大きな部屋へ
  • ベトナム南部、ラック湖。旅7日目の午前。予想していたのとは全然違って、受付女性は私を森の方へと案内した。どうしてそこにそういう場所があることに私は気づいていなかったのだろう。少し行ったところに竹網の壁の高床式ロングハウスがあった。見事なたたずまいだ。同じ大きさのが2棟並んでいる。女性は、その奥の方のに私を案内した。もし80歳を過ぎていたら上るのに苦労するかもしれない幅の狭い木の階段を伝ってそのテラスに [続きを読む]
  • 54 閑散とした森のホテルで
  • 言われるまでもなく、ガーデンの木陰のベンチに座る。涼しくて心地いい。ベンチに座って、このホテルをキャンセルできないかということを考えた。けれどアゴダから引き落とし手続きがされる。あるいは、このホテルにチェックインしたままさっきのモーテルに泊まってしまうということも最悪ありかもと考える。少なくとも明日の宿はさっきのモーテルにしよう。早速電話する。「はい、泊まれます」と言って名前も聞かれず切れるのでも [続きを読む]
  • 53 今度こそ、本当のラックリゾート
  • ベトナム南部、ラック湖。旅7日目の午前。もうラックリゾートに行くのがめんどくさいので、ここに泊まってしまいたかった。でも宿泊サイトで予約したのでその料金は引き落とされる。そんな無駄遣いはしてはいけないことだ。ぐっと我慢して私が予約した本当のラックリゾートに向かうことにした。遠いと言われたのでバイクタクシーに乗る。20,000ドンだと言うので10,000ドンにしてと言ってみるがだめだ。ベトナムのバイクは負けない [続きを読む]
  • 51 レタスいっぱいの朝の麺 湖畔のパラソル
  • ベトナム南部、ラック湖。旅7日目の午前。トランクをひきずって宿泊サイトの地図の方に向かった。歩道は四角いコンクリートのタイルがぼこぼこしていて、トランクのキャスターが壊れないか心配だ。やっぱりいわゆるバックパッカーのようにリュックの方がいいのかなと思う。でも重い荷物は結局背負えなくてかえって身動きが取れなくなることは経験済みだ。それにリュックは水や衝撃に弱い。コロコロしたり背負ったり両方できるやつ [続きを読む]
  • 50 平原を走るバス。ラック湖畔のかわいい家
  • ベトナム南部、ブオンメトー。旅7日目の朝。6時ぴったりにバスが来た。この店の隣がバスの出発点で、バスはその車庫に眠っていたのだった。私はおばさんにお礼を言って、出てきたバスに乗る。あの青年が言ったようには誰も私をラック湖に連れて行ったりはしない。でもそれでいいのだ。バスは中学生や高校生っぽい子を積みながらのどかな道を走って行った。広々した平原だが遠く左の方に低い山並みが見えていた。山は驚くほど木がま [続きを読む]
  • 49 未明のブオンメトー 夜明けのコーヒー
  • 第3章 ラック湖ベトナム南部、ブオンメトー(バンメトート)。旅7日目の朝。4時、私は声をかけられ、降ろされた。バスターミナルではない。そこからラック湖へ行けということだった。バスターミナルの若者の友だちだというバスの運転手は当然私の世話などしない。バスを運転しないといけないから。けれど車掌が、周りにいる人に私のことを頼んでいるようだった。バイクタクシーも何人か待機していた。降りたところにはオープンエ [続きを読む]
  • 48 眠れない、ブオンメトーへの道
  • ベトナム南部、ホーチミン。旅6日目の夜。寝台バスに乗り込む。今度は1階席で真ん中の列。どうせ夜だから窓際じゃなくていい。1階は断然安定感がある。バスの車掌にラック湖のプオンジュンに行くと告げる。バスはすぐに出発した。5分もしないうちに車掌が携帯電話を私のところに持ってきて、私に電話だと言う。誰かから私に電話があるわけがない。が、バス会社の彼からだと気付く。バスの運転手が彼の友だちなので、ブオンメトーに [続きを読む]
  • 47 暴走バイクと、バスターミナルの不思議な若者 
  • ベトナム南部、ホーチミン。旅6日目の午後。ホーチミンへ行く寝台バスの中。突然起こされ、降りろ、と言われる(多分)。そこは大きな道路の道端だったのだけど、私が乗り換えるべきミニバスがすでにそこに来ていた。すごいタイミング。どうしてそんな連携ができているんだろう。とにかく、ホーチミンの西バスターミナルでも近郊バスターミナルでも東バスターミナルでもないその道端で、私はシルバーのミニバスに乗せてもらった。 [続きを読む]
  • 46 薄暗い市場を見てから 寝台バスでホーチミンへ
  • 切符売り場に戻ると、美人切符売りが、そこに座ってろと椅子を指差した。日本の船乗り場みたいな、一人ずつ座るプラスティックの椅子が並ぶ待合所。ニャトラン行きに乗った方がいいのではないかと何度も考えた。それはたくさん出ていて、ホーチミンで乗り換えなくて済むし、ニャトランからブオンメトー行きがたくさんあるだろう。遠回りではある。けれど便利そうだ。でもやっぱり初心を貫いて、そんな遠回りしないで、ちゃんとホー [続きを読む]