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不登校経験者のおぼえがき https://thirdplace.hateblo.jp/

不登校経験者のNPOスタッフが経験談からコラムまで当事者に向けて発信しています。

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Shun
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2017/01/29

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  • 不登校の「解決請負人」にならない

    ここ最近、図書館で不登校関連の本をよく読み込んでいるのですが、先日読んだ本のなかに興味深い一節がありました。 子どもたちとかかわる時に「解決請負人にならない」と言ってきたが、たとえばある女子が友人関係のトラブルなどで相談にくることがある。一通り話を聞いた後で「僕はどうしたらいいんや?」と子どもに聞く。多くの場合、子どもたちは「何もしていらん」と言う。「何もしていらんのか?」とこちらは多少拍子抜けするが、「聞いてくれてありがとう」と帰っていく。引用:春日井敏之「思春期のゆらぎと不登校支援―子ども・親・教師のつながり方」ミネルヴァ書房 P259 思春期のゆらぎと不登校支援―子ども・親・教師のつなが…

  • 不登校の子どもは、親の顔をよく見ている

    久しぶりに母校(高校)の先生とゆっくりお話することがありました。近況を尋ねると「オレの授業、生徒に『先生が一番授業楽しんでる』ってよく言われんねんなー」とのこと。いや、でもそれすごく重要なことですよー、とそこから生徒との関わり方の話に展開していきました。最近ものすごく痛感するのは、こちらがつまらなさそうにしていると、同様に子どもたちもつまらなさそうにするということ。そこで小中高生と関わるときに、自らも楽しむということをすごく意識するようになりました。すると自然と子どもたちもその場を楽しみ始めるんですね。先日、小学生向けに「紙飛行機で的当てをする」ワークショップをしたときのこと。僕は小学生といっ…

  • その行動、子どもは迷惑しているかも。―不登校だった僕が進路で親と揉めた話

    大人って、すぐ事を大きくしようとするから信用できひん。この間とあるワークショップに参加したときの中学生の言葉。これを聞いて、僕は思わず後頭部を鈍器で殴られたような衝撃を身に覚えました。子どもの言い分としては、純粋にただ話を聞いてほしい。それだけで解決する問題なのに、話の中身だけを捉えた大人は早合点して、関係各所に連絡を取ったりクレームをつけたりする。それが嫌やねん、ということを話してくれました。黙って話を聞く。これができない大人は、教育関係なくものすっごく多いです。たとえば大事な相談をする相手が、こちらの話もよく聞かずにトンチンカンな意見を出したり、話を遮って何かを否定してきたとしたら、話す側…

  • 敏感すぎる子どもと不登校―2/25不登校親の会講演録

    昨日は滋賀県大津で行われた不登校親の会にお邪魔してきました。今回はゲストスピーカーとして、僕の不登校体験談や考え方についてお話してきました。40分くらいでまとめられたらいいかなー、と思っていたら、気づけば1時間も話してしまいましたが・・・。その後、2グループに分けられた分科会では前半と後半で2グループともに参加したのですが、ここでとある共通の話題が出ました。正直なところ、講演の中でさくっと流した中身だっただけに、こんな興味を持たれるとは思ってもいない事柄でした。Highly Sensitive People(HSP)という特性があって、アメリカ国内に約5億人が持っていると言われています。僕が知…

  • びわ湖放送の健康番組で不登校が病気扱いされていた件

    この番組のことを教えてくださったのは、いつもお世話になっている保護者の方。僕は滋賀のNPOで不登校や自分に自信が持てない子どもたちと関わっているので、おひざ元のびわ湖放送が滋賀県の提供で(ここ重要)どんな不登校特集を組んだのか、すごく興味がありました。ただ、僕は住まいが京都なのでびわ湖放送が入らず、しかも放送時間中は仕事で大阪にいたため結局見れず。もはや視聴を諦めていたのですが、なんとびわ湖放送のYouTube公式チャンネルにアップされているのを発見。早速5,6回ほどリピートしつつ観ました。で、僕が得た結論。 「お医者さん目線から話されると、そりゃそうなるか・・・。」 番組のバックナンバー見て…

  • 不登校に大切な「ナナメの関係」

    スタッフをしているNPOで、中学生といっしょにごはんを食べる事業をしています。そこでは好きな食べ物だとか、学校で流行っていることとか、とにかく夕食を囲みながらいろんなコミュニケーションをとるのですが、回を重ねていくうちに中学生自身もこの場所を毎週楽しみにしてくれているようで、最近では誰かが休むことを知ると「なんでおらんの!?」と中学生がガッカリすることもしばしば。僕としてもいきなり名前を呼ばれて「こないだむかついたんやけどさー!」と中学生の愚痴を聞いたり、来週は別の仕事で来れないかもしれない、と知らせると「そんなんアカンで!!」などと言われたりして、こういう友達でも先生でもないつながりが心地良…

  • 不登校は対岸の火事ではない

    不登校の子を持つ親御さんの輪に入ると、よく周囲からの冷たい目線が気になるという話が出ます。 平日の昼間だけど、君、学校はどうした? なんで学校行かないの?ぶっきらぼうに聞いてくる人の中には、「学校行かないと義務教育に反するから、お父さんお母さんが逮捕されちゃうよ」などと誤った認識を持ち出してまで、学校に行かない子どもたちを冷たくあしらいます。「不登校はいけないことだ」「どんな子どもでも学校に行くのが当然」という考え方でしょう。しかし、不登校は「対岸の火事」ではありません。いま、日本には1000万人ほどの小中学生がいます。極端なことを言えば、この1000万人ほどの小中学生全員に、明日突然学校に行…

  • とりあえず、はじめてみる

    昨年の末、不登校親の会に「当事者」として参加させてもらう機会があって、そこで「不登校に悩む人たちの駆け込み寺が足りていない」事実に気が付きました。その少し前からもっと「不登校経験者」としてブランディングしていくのありだよねー、とスタッフをしているNPOで話していて思い切ってそんなことばかり書いてきたのですが、これが思った以上に好評で、図に乗って「講演しますよ!」というブログも書くと本当にいくつか講演させてもらえることになりました。一応、NPOでは毎週水曜日にコラムを載せているのですが、必ず毎週不登校の話を書いているわけではなく、たまに活動報告とかも書いています。なので、「自分の不登校の話のみを…

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