レタス さん プロフィール

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レタスさん: さまよえる子羊たちのための読書案内
ハンドル名レタス さん
ブログタイトルさまよえる子羊たちのための読書案内
ブログURLhttp://sheep-dokusyo.takezo-samurai.jp/
サイト紹介文読書初心者から普通レベル、上級者まで三段階に分けた読書案内をしています。
自由文管理人が実際に読んで良いと思った本だけを紹介しているサイトです。
半分フランスで育ったのでフランス語の小説で日本語に翻訳されているものも多数紹介していきます。
得意分野は海外小説、推理小説、美術、言語学など。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供28回 / 30日(平均6.5回/週) - 参加 2017/01/30 22:32

レタス さんのブログ記事

  • 「ガソリン生活」もし車に意思があったなら
  • ガソリン生活 伊坂幸太郎【著】伊坂幸太郎の小説は大体あまり強くない善人がかなり凶悪な悪人に立ち向かう話だ。ワンパターンだと思うが今回は少し違った視点で書かれていてちょっと目新しい伊坂らしさが出ているので紹介したい。この物語の中では車には意思があり、他の車達とすれ違いざまに会話し乗っている人間達の話も理解出来るという設定だ。望月家の自家用車、緑色のデミオは母・郁子とちょっと抜けてる長男・良夫、気難し [続きを読む]
  • 「黄金の丘で君と転げまわりたいのだ」へべれけワイン講座
  • 「黄金の丘で君と転げまわりたいのだ」三浦しをん, 岡元麻理恵(著)タイトルを見ただけでは内容はさっぱり窺い知れないがこれは三浦しをんが愉快な仲間とワインについて楽しく学んでみた体験本だ。三浦しをんとそのお仲間のことだからワインを口の中で転がした後に吐き出すことなど出来ない性分なので毎回へべれけになり先生を呆れさせる。本当に楽しそうにワインの知識を先生に学んでいるので堅苦しくお高くとまった「お勉強」に [続きを読む]
  • 「殺人者の健康法」ベルギー式ブラック・ユーモア
  • 「殺人者の健康法」アメリー・ノートン(著)アメリー・ノートンがこの作品で衝撃のデビューを飾ったのは1992年のこと。当時は相当マスコミが騒ぎ立ててゴーストライター説まで飛び出したがそれほどまでにセンセーションを巻き起こしたのはやはりこれだけアクの強くて面白い作家が世に出ること自体当時のフランス語圏の文学界では久方ぶりだったということだ。それ以降、彼女は毎年欠かさず新作を出している。難解で誰も読破してい [続きを読む]
  • 「大誘拐」誘拐犯、婆さんに手玉に取られる!?
  • 「大誘拐」天藤真(著)少々古い作品だが面白さで言えばどんな誘拐ものの推理小説に引けを取らない。読む前、誘拐された婆さんが誘拐犯三人組をキリキリ舞いにすると聞いてどんないじわるバアさんが出てくるんだろうと思っていたら違っていた。刑務所で知り合った三人の男達が大金をせしめて人生一発逆転を狙うため、目を付けたのが和歌山県の大富豪の柳川とし子刀自、82歳(刀自は敬称)。最近毎日のように持っている山々の敷地を [続きを読む]
  • 「黄色い部屋の秘密」完全密室の元祖
  • 「黄色い部屋の秘密」ガストン・ルルー(著)19世紀の終わりから20世紀初頭の推理小説と言えばイギリスにエドガー・アラン・ポーとコナン・ドイルあり、フランスにモーリス・ルブランとガストン・ルルーありの時代。モーリス・ルブランはあの有名なアルセーヌ・ルパンの生みの親、そしてもう一人のガストン・ルルーの有名な作品で「オペラ座の怪人」と並ぶ作者の大ヒット作がこの「黄色い部屋の秘密」だ。発表されたのは1907年なの [続きを読む]
  • 「ル・オルラ」狂気の日記
  • 「ル・オルラ」モーパッサン(著)昨日モテる作家は短編が上手いと言った手前、ここで紹介しないわけにはいくまい。今日の作家はフランス文学の「自然派」の中でも群を抜けて短編が得意だった伊達男、モーパッサンの作品だ。モーパッサンと言えば「脂肪の塊」や「女の一生」の方が有名だけど、「ル・オルラ」も負けず劣らずの珠玉の一作だ。まるで作家自身が主人公のような、日記の形をとっている。最初の頃はすこぶる元気で地元ノ [続きを読む]
  • 「アンナ・カレーニナ」現代と変わらぬ不倫劇
  • 「アンナ・カレーニナ」トルストイ(著)「アンナ・カレーニナ」を読んだのは高校生の時でフランス語で読んだので今回のレビューの際の再読は断念した。申し訳ない。とにかく印象に残っているところから話すとこれは呆れるほど長い不倫小説だ。トルストイなので長くなるのはしょうがない。誰かが言っていたが、モテない作家ほど小説が長く、モテる作家ほど短編が上手い。モーパッサンの写真を見るとなるほどモテるだろう御顔立ち。 [続きを読む]
  • 「移民の宴」日本に住むということ
  • 「移民の宴」 高野 秀行(著)こちらは日本に住んで何年も経つ外国人がどのような暮らしをしているのか台所を取材してみたドキュメンタリー。彼らはどのようにしてこの地に根を張り、生活しているのか?食事の基本は和食なのか、自国の郷土料理なのか、それとも半々か?色んなコミュニティを取材してみると結構な割合で和食は簡単だから楽と言われる。それくらい、手間が掛る料理が多かったりするのだ。下ごしらえに17時間!もか [続きを読む]
  • 「活版印刷三日月堂」手仕事が繋ぐ物語
  • 「活版印刷三日月堂」 ほしお さなえ(著)「活版印刷」と聞いてどんなものかピンとくる人ももはや少ないだろう。もしかしたら「あ!ジョバンニがやってたバイトだ!」と気付く人もいるかもしれない。そう、活字をひとつひとつ拾い、木枠に並べてセットし手刷りで行う昔の印刷スタイルのことを言う。ほしさなえの「活版印刷三日月堂」は、小江戸の街・川越が舞台の話。そこに開業した活版印刷の店。どうやら昔ここに住んでいた老 [続きを読む]
  • 「風の中のマリア」女戦士はオオスズメバチ
  • 「風の中のマリア」 百田 尚樹(著)最初の印象は奇妙な小説があったもんだ、だった。けれどもハチが主人公のアニメだったらみなし子ハッチもミツバチマーヤもあるし…と思って読んでみたら凄かった。百田尚樹の「風の中のマリア」はたしかにハチが主人公の小説ではあるものの、ハードな自然の中をタフに生きる女戦士のようなオオスズメバチの雌が主人公だ。オオスズメバチの生態を膨大な資料を読み込んで書いたであろう迫力の一 [続きを読む]
  • 「ジヴェルニーの食卓」画家たちの足跡
  • 原田マハという作家はよく絵画を題材にした小説を書く人だ。こちらはそのなかでも比較的に読みやすい短編集なので初心者におすすめの一冊となっている。かと言って固苦しいわけでも知識が必要なわけでもないのでリラックスして読んでほしい。kindle版のほうでは登場する絵が一緒に掲載されているのでご安心を。本当に誰にでもお薦めできる本というのは稀なものだが、こちらは文句なしに万人受けする作品に仕上がっている。あくまで [続きを読む]
  • 「モンテ・クリスト伯」壮大なる復讐劇
  • ああっ、伯爵様!…..あれがかの有名なモンテ・クリスト伯爵よ!行く先々で名前を囁かれる謎の人物、それがモンテ・クリスト伯爵。下の名前を聞かれれば、「私の両親はうっかり者でしてね、私に名前を付けるのを忘れたのです」とうそぶく。人前では決して食べ物を口にしない。ミステリアスな暗い眼差しをこちらに向け上品な物言いの奥に潜む得体の知れなさよ。これぞフランス文学史に残る、陰のあるイケメン№1…..物語の始まりで [続きを読む]
  • 「ボヌール・デ・ダム百貨店」働く女性の応援歌
  • エミール・ゾラというのは人間の暗い部分ばかりクローズアップしてうちの母曰く、落ち込んでる時に読んだらピストル自殺したくなる作品ばかり書いている。そんな中で20冊にも及ぶ大作「ルーゴン・マッカール家」シリーズ唯一のハッピーエンドがシリーズ11作目の「ボヌール・デ・ダム百貨店」になる。ハッピーエンドに終わるとはいえ、決して明るさ一辺倒の作品ではない。親を亡くし、弟二人を抱えて田舎のノルマンディー地方から親 [続きを読む]
  • 「君について行こう」女房は宇宙飛行士
  • 私が子供の頃、宇宙飛行士と言えば向井千秋さんだった。向井さんが搭乗する時の映像を今も覚えている。今回は向井千秋さんご本人ではなく、夫である向井万起男さんが書いたエッセイ「君について行こう」を紹介したい。この本だけで宇宙飛行士がどんな事をやっているのかが解りやすく説明されてるだけでも感動ものだけれど、なにが一番凄いってこの夫婦のあり方だろう。お二人はどちらとも元はと言えば医師である。余談だが石原裕次 [続きを読む]
  • 「有頂天家族」狸合戦ふはふは
  • 森見登美彦はほとんど京都を舞台にした小説しか書かない。そしてアホでむさ苦しい大学生の話が得意だ。今回はアホではあるが人間ではなく、毛深き狸達の物語だ。京都は下鴨神社糺ノ森に住まう狸の下鴨一家は真面目一辺倒の長男・矢一郎、父の死以来井戸の底で蛙に化けて暮らすうちに本来の姿に戻れなくなって久しい次男・矢二郎とお調子者すぎて迷惑がられる主人公、三男の矢三郎にまだまだ化けのしっぽが出てしまう末っ子・矢四郎 [続きを読む]
  • 「たまゆら」真面目そうな男達に女装をさせてみた件
  • //rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=a8-affi-273097-22&o=9&p=48&l=ur1&category=amazonrotate&f=ifr ちょっと古い写真集なのだが最近、再出版され書店の店頭に並んだのでオッと思って今回載せてみることにする。神蔵美子の「たまゆら」は結構な御年令の著名人にガチで女装を施した、写真集の中では異彩を放つ一冊だ。以前からこの写真集の存在を聞き、国立国会図書館に行ってまで確認しに行ったほど気になったくらいだ。とにか [続きを読む]
  • 「お寺に嫁いでしまった」寺の生活は謎だらけ?
  • この方はもともと一般家庭の生まれで、結婚して初めてお寺での生活とはなんなのか、仏教とはなんなのかを真剣に考えて書いたブログを書籍化したのが本書。結婚した相手は留学してMBAを取った異色のお坊さん。お坊さんの成り手が少ない昨今、卒塔婆用プリンターが開発されたり、お寺がホームページを開設する時代になったけれど変わらないところは永遠に変わらない。お寺では毎日、朝一番に炊きたてのご飯をご本尊にお供えする。そ [続きを読む]
  • 「ノラや」文豪のペットロス事件
  • ノラや改版 [ 内田百間 ]価格:781円(2017/2/2 21:59時点)感想(20件)ノラや/内田百けん【2500円以上送料無料】価格:781円(2017/2/2 21:59時点)感想(0件)内田百?とは夏目漱石の弟子の一人で師匠に金を借りっぱなしでとうとう返しにこなかった人である。ある日思い立ったら目的もなしに列車に乗ってどっか行ったり、飛行機を操縦するのが趣味だった。それではこの人の顔写真をご覧頂きたい。このモノクロで口をへの字に曲げた、いか [続きを読む]
  • 「女ノマド、一人砂漠に生きる」遊牧民の生活の行方
  • 女ノマド、一人砂漠に生きる [ 常見藤代 ]価格:820円(2017/2/2 00:03時点)感想(1件)女ノマド、一人砂漠に生きる【電子書籍】[ 常見藤代 ]価格:648円(2017/2/2 00:07時点)感想(0件)遠い異国の暮らしとはいかなるものか気になるのが人の常である。ましてや砂漠で一人っきりで七頭のラクダを連れて転々とする遊牧民の女性がいると聞き、著者が会いに行ったのはホシュマン族の老婆、サイーダ。ラクダの世話をし、食事時にはゴルス(パ [続きを読む]
  • 「ゲゲゲの娘 レレレの娘 らららの娘」漫画家の娘、父を語る
  • 著名な漫画家を父に持つ、ゲゲゲの娘こと水木悦子さん(水木しげる氏の次女)、レレレの娘の赤塚りえ子さん(赤塚不二夫氏の長女)とらららの娘、手塚るみ子さん(手塚治虫氏の長女)による対談集である。漫画家の娘から見た父とはいかがなものだったのか?圧倒的な量の仕事をこなし、あまり父親として一緒にいてやれなくても娘達はしっかりと観察している。漫画家としての父、父親としての父、男としての父….父親の女性観までさ [続きを読む]
  • 「アニメーションの色職人」ジブリの色を支えた人
  • アニメーションの色職人 [ 柴口育子 ]価格:1,728円(2017/1/31 01:31時点)感想(1件)アルプスの少女ハイジ、赤毛のアン、未来少年コナン…..みんなが知っているアニメの色彩設計を担当したのは同じ方。それこそ日本のアニメがモノクロだった時代から第一線で仕事をしてきた女性、保田道世さんだ。1958年、仕事の内容もよく知らずに彼女が入社したのは東映動画。アニメーションがどんなものかも知らないで入った人が宮崎駿氏、高畑勲 [続きを読む]
  • 「神去なあなあ日常」青春したいなら山でも出来る!
  • 三浦しをんは特殊な仕事に精一杯打ち込んでいる主人公を書いているときが一番生き生きしている作家さんだ。この著者のお仕事小説としては他にも「仏果を得ず」や「舟を編む」などがあるけれど読書初心者にお薦めするのがこちらの「神去なあなあ日常」だ。神去なあなあ日常 [ 三浦しをん ]価格:668円(2017/1/31 01:13時点)感想(35件)神去なあなあ日常【電子書籍】[ 三浦しをん ]価格:540円(2017/1/31 01:13時点)感想(0件)高校卒業が [続きを読む]