drkazumaru さん プロフィール

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drkazumaruさん: がんになるって、どんなこと?
ハンドル名drkazumaru さん
ブログタイトルがんになるって、どんなこと?
ブログURLhttp://doctor-teacher.hatenablog.com/
サイト紹介文がん啓発と学校でのがん教育に燃えて、とうとう教員免許まで取得した、大学病院のがん専門医のブログです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供21回 / 29日(平均5.1回/週) - 参加 2017/02/06 10:10

drkazumaru さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • いざ、学校へ!①
  • 養護教諭の特別な思いもあり、こうして私のがん教育はスタートすることが出来ました。今でこそ、がん教育が自分のライフワークの一つであると公言していますが、もし、彼女の申し入れがなかったら、私はがん教育を諦めざるを得なかったのではないかと思います。その意味では、彼女は私にとって救世主とも言えます。人生は全く分からないものです。さて、学校からがん教育の許可をいただいて、やっと一安心したものの、私はまたまた [続きを読む]
  • お知らせ
  • 突然のお知らせで恐縮ですが、がん教育とがん啓発の本を、明日2月25日に出版します!https://www.amazon.co.jp/dp/4860087186私の言いたいことや伝えたいこと、その全てが、この一冊の本の中にあります。半年がかりで書き上げた、自分としては渾身の企画本です。がん医療やがん教育に全く関係のない、一般の方々や子どもたちでも、この本を読んでいただければ、リアルながん体験をしたのと同じような学びが得られるように、文章や [続きを読む]
  • 手を挙げてくれたのは......③
  • 終末期医療に携わる医療者のなかでも、特に看護師は激務です。患者さんに深く寄り添って看護する一方で、その家族や医師との間で、非常に繊細な調整的役割を担います。そのため、患者さんに対する思い入れが深くなりすぎて、業務の範疇を超えてしまったり、医師との考え方のギャップに悩んでしまうことも多く、患者さんが亡くなったり、医療者間の信頼関係が崩壊した際に、バーンアウト、いわゆる燃え尽き症候群になってしまうこと [続きを読む]
  • 手を挙げてくれたのは......②
  • 「私、実は看護師だったんです.......』と、おもむろに彼女は話し始めました。「看護学校を卒業して、最初に配属された病棟が、がん患者さんたちがたくさん入院している病棟だったんです。」「当初は看護師としての使命感に燃えていました。からだの痛みや不調に苦しむ、がん患者さんの役に立ちたくて、朝から晩まで心を込めて、一生懸命看護をしました。でも、仲良くなった患者さんたちが、次々と亡くなっていくような病棟で仕事 [続きを読む]
  • 手を挙げてくれたのは......①
  •  その電話は、ある小学校の養護教諭の先生からの、「うちの学校で授業をしてみませんか?」という、お招きのお電話だったのです!!私は、ただうれしくて、うれしくて...........実際に自分がどう応対したのか、よく覚えていません。 四面楚歌だと思っていたのに、たった一人だけ申し出てくれたことに、何度もお礼をいいました。 ともかく一度お話を聞きたいと思って、アポイントをとって、早速に学校に伺いました。 その学校は、 [続きを読む]
  • 学校に行こう!と決めたけれど...④
  • 養護教諭の立場で考えてみると、毎日多忙を極める中で、教育長の指示でとはいえ、半ば強制的にこのプレゼンに招集されたのです。そして暑い中、汗を拭き拭き会場に行ってみたら、一度も会った事のない大学病院の中年医者が出てきて、突然に「がん教育」の重要性なるものを蕩々と説明し、挙げ句の果てに、「出来るだけ早く協力してほしい、一緒にやりましょう!」などと、暑苦しく要請したのですから、「何だこいつ!」と反感を持た [続きを読む]
  • 学校に行こう!と決めたけれど...③
  • 私は「がん教育は、まだ学校には受け入れられないんだ。」と、すっかり落ち込んでしまいました。ただ、多くの学校に出入りするようになり、教員免許まで取得した今なら、養護教諭の先生たちが、なぜあれほど強い拒絶反応を示したのか、よく理解できます。わが国の学校教育現場は、われわれの予想以上に多忙を極めています。古き良き時代ののどかな学校生活は遠く消え去り、児童・生徒指導の内容は高度・複雑化し、事務仕事も山積み [続きを読む]
  • 学校に行こう!と決めたけれど...②
  • 「こどもたちに直接がんの話をすることができるんだ!」と思うと、あれも話したい、これも伝えたい、などと、きりがありませんでした。自分の授業を聞いてくれている子供たちの、澄んだ瞳を勝手に夢想したりもしていました。いま考えると、ほんとうにお花畑状態でしたが、区内の29名の養護教諭が全員集まると聞き、「一体いくつの学校が手を上げてくれるだろう?」と、軽い興奮を覚えながら、配付資料も念入りに作成したことを覚 [続きを読む]
  • 学校に行こう!と決めたけれど...①
  • 「学校に行こう!」、と思ったものの、実際にどうすればいいのか、見当もつきませんでした。自分の子供たちはとっくに成人しており、保護者として学校と関わったのは10年以上前ですし、現在は大学の教員であっても、小・中・高の学校との繋がりは全くありませんでした。とりあえず、地元の教育委員会に電話して、学校で授業をさせてもらえるのか、お尋ねしてみました。会ったこともない医者からの突然の電話で、こちらの意図を先方 [続きを読む]
  • がん教育を始めたのは、なぜ?③
  • 私はこれまで30年間、「突然に」、がんを発症して苦しむ患者さんやご家族に、主治医として深く関わってきました。その中で、数多くの患者さんが、がんに関する予備知識がなかったり、誤った認識を持っておられるために、本来は悩まなくてもよいことを悩んだり、あるいは誰にも相談できずに苦しんでおられることに気づきました。     がん専門医とはいっても、自分自身にできることは限られていますが、こんな方々を目の当た [続きを読む]
  • がん教育を始めたのは、なぜ?②
  • なぜこのような状況が改善されないのでしょうか?私は日本人の生活から「病」や「死」が遠ざけられてきたことが、その大きな原因の一つだと思っています。1961年に国民皆保険制度が確立されて以降、日本人の死亡場所は、自宅から病院へと大きく方向転換し、現在は大半の国民が病院で死を迎えるようになりました。戦後の日本社会は、それまで家族が対峙してきた「病」や「死」を、むしろ忌み嫌うものとして日常生活から遠ざけ、非日 [続きを読む]
  • がん教育を始めたのは、なぜ?①
  • 私は3年前から、学校で子供たちへの「がん教育」を行っています。これまでは、一般的ながんのお話だけをしてきましたが、ここからは、私がなぜ学校でこどもたちに「がん教育」をするようになったのか、「がん教育」とはどのようなものなのか、そして何を目的に行っているのか、どんな効果があるのかなど、「がん教育」の話も織り交ぜて、お伝えしていこうと思います。変わらない外来風景以前のブログで、日本人の2人に1人ががん [続きを読む]
  • がん検診を受けない理由
  • がん検診は、厚生労働省の指針に従い、健康増進法第19条に基づく健康増進事業として以下の5つのがんを中心に、市町村が実施しています。ところが、わが国ではこの検診の受診率がなかなか上がりません。平成25年のデータでも、各がんで30%台です。その理由はいったい何なのでしょうか?調べてみたら、厚生労働省がちゃんと調査していました。う〜ん、分かるような、分からないような.......がんの医者としては、正直言ってちょっ [続きを読む]
  • 早期がんを見つけるために...
  • それでは、どうすれば、がんを早期のうちに見つけることができるのでしょうか?がん患者さんに対して、がんを発見した経緯をおたずねした調査があります。 自覚症状が出現したため、医療機関を受診して発見された患者さんが47.2%、住民検診あるいは職場検診で発見された患者さんが31.9%でした。自覚症状が出るまで、検査を受けない方が相当数いらっしゃることが伺えます。さて、検診に行くのと、症状が出てから受診するのでは [続きを読む]
  • 早期がん、とはいうけれど.....
  • 1個のがん細胞は、1mmのさらに100分の1以下の大きさですが、分裂を重ね、指数関数的に増殖します。ところが、最新の内視鏡や超音波、CT、MRIなどの最新機器を用いても、われわれ専門家が発見しうる最小のがんは、一般的には直径1cm、重さにして1g程度の大きさです。まだ1cmなら、ごく早期なんだろう、って思いますよね?ところが、がん細胞の立場で考えると、全く違うんです。私たちにとっては、わずか1cmの腫 [続きを読む]
  • がん細胞とは、どんな細胞なのでしょう?
  • われわれの体には、約37兆個の細胞があるとされています。生命活動を行っている限り、組織は成長や新陳代謝を続けますが、言い換えれば、毎日、体内では何百億個という細胞が死に、そして新たに生まれているのです。細胞分裂は、もとの細胞にある遺伝子情報のコピーから始まりますが、その遺伝子情報の本質は、DNAに並んだ塩基の単純な配列です。細胞は化学反応により、30億個といわれる膨大な塩基配列を読み取り、奇跡ともいえる [続きを読む]
  • 少し進行した、領域がんの5年生存率は...
  • がんを完治させる条件が早期発見・早期治療だなんて、偉そうに言うと、 「なんだ、そんなの当たり前じゃないか!」とか、 「結局、偶然に発見されるぐらい早期じゃないと、助からないのでしょう?」と、すぐに反論されそうですね。実際にはどうなのでしょう?前述の国立がん研究センターがん対策情報センターのデータでは、限局がんの5年生存率は軒並み90%を超えていましたが、さらに進行した場合のデータも明らかにしています [続きを読む]
  • がんは、早期発見・早期治療すれば、治る病気です!
  • がん患者さんの6割は治るって、一般の方々にはあまり知られていない、驚きのデータですが、残念ながら、どんな臓器の、どんなステージのがんでも6割が治癒する、という訳ではありません。手の施しようのないがんもたくさんあります。それでは、どうすれば確実にがんを治せるのでしょう?絶対に必要な事が1つあります。 早期発見、早期治療です。がん検診の案内などに、「早期発見が重要です!」なんて書いてあるのを目にしたこ [続きを読む]
  • 6割のがん患者さんは治ります!
  • 「いくら身近な病気だって言っても、がんになったら死んじゃうんだから、慌てるに決まってるじゃないか!」、と憤慨される方も多いと思います。でも、ちょっと待って下さい。前回のブログで、生涯のうちに、日本人の2人にひとりががんになるとお伝えしましたが、実際の数字で見てみましょう。国立研究開発法人国立がん研究センターが、2016年7月15日に公開した最新の統計では、2016年のがん罹患患者数は約101万例、死亡患者数は約 [続きを読む]
  • 日本人の2人に1人ががんになる、ということをご存じですか?
  • 私は医者になって約30年間、ずっとがん医療の最前線で仕事をしてきました。今でも毎日、外来診察室や病棟で、がん患者さんの治療にあたっています。テレビや新聞では、毎日のようにがんのニュースを見かけます。本屋さんに行けば、がんに関する本が何十冊も並んでいますし、インターネットにもがんの情報があふれています。今やがんは国民にとって、最も身近な病気かもしれません。実際に、わが国では、がんは昭和56(1981)年に死 [続きを読む]
  • みなさん、初めまして!
  •               このブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます!私は東京の大学病院で働く、がんの専門医です。医者になってから30年間、ずっとがん医療の最前線で仕事をしてきました。もともとは消化器外科医でしたが、今は抗がん剤治療と緩和ケアが専門領域です。診療部長として、医局員とともに、毎日たくさんのがん患者さんの診療に携わっています。さて、今日からブログでご紹介するのは、タイトル通り [続きを読む]
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