樹野 花葉 さん プロフィール

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樹野 花葉さん: Lune Ouvrage
ハンドル名樹野 花葉 さん
ブログタイトルLune Ouvrage
ブログURLhttp://locca0806.blog.fc2.com/
サイト紹介文甘い物語をメインに綴っている恋愛小説オンリーブログです。
自由文頭の中に渦巻く欲望を文章にして作品にしています。微糖から極甘まで様々なテイストの物をご用意していますので是非ご一読ください♪
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供198回 / 194日(平均7.1回/週) - 参加 2017/02/08 19:56

樹野 花葉 さんのブログ記事

  • Bitter&Sweet 24話
  • 祝賀会から数日後、相変わらず何処か余所余所しさが窺える源治さんとの距離に溜息をつく日々の中、携帯にメールが届いた。「…え」内容を見て驚いた。其処にはたった一行。【アドレス変わっていないんだね】「…」其れは明らかに彼からだった。私の携帯には既に彼のアドレスは消去済みだったので、届いたアドレスには覚えがなかったのだけれど、なんとなく直感で解った。(返信…ううん、しちゃダメ)私は其のメールを削除した。だ [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 23話
  • 南 春登──彼は私が短大に入ったばかりの頃、合コンで知り合った3歳年上の大学生だった。カッコよくて明るくて、場の雰囲気を明るく盛り上げてくれるようないわゆるモテ男だった。『え、竹井さんのお父さんって建築士なの?』大学の建築学科に席を置いていた彼とはそんな会話がきっかけで意気投合して付き合う様になった。私にとっては初めての彼氏で、ファーストキスの相手でもあって、そして──「由梨子」「! あっ」ギュッと [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 22話
  • 伊志嶺建設の本社ビルで行われた優秀建築士を称える祝賀会はつつがなく始まった。「今年も斬新かつ個性的な作品が数多く発表され、これからの建築業界の一端を担うであろう若き建築士の育成を業務の要として掲げている我が社にとっては誠に喜ばしい事であり──」社長である源治さんがスピーチを述べている間、私は会場の隅でジッと其れを聞いていた。其れと同時に何となく好奇の目に晒されている気がして少し居心地の悪さを感じて [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 21話
  • 翌日、私は着せ替え人形の様に何着ものドレスを身に纏っていた。「あの、澄子さん」「あぁ、動かないでくださいませ、奥様」「…」この状況は昨夜源治さんから訊かされた祝賀会のためのドレスを選んでいる処だった。「あぁ、やはりお若い方は何色を着てもお顔が映えます事」「そうでございましょう」「…」昔から伊志嶺家に出入りしている仕立て屋だという女性が先刻から何着も私に着る様に勧めるのだ。「でもやはり…ピンクが一番 [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 20話
  • 「旦那様は32歳の時に同じ建設関係の会社の社長令嬢の彩奈様とご結婚されました」「あやな…さん」「旦那様と高校大学が同じで、元はご友人という関係の才色兼備なお方でした」「…」(これは…)思った以上に厭な話だと思った。いくら自分で望んだ事とはいえ、愛する夫の前妻の聡明さを知る事になったのだ。(私とは違いすぎる…)たった少しの情報を訊いただけで既にへこんでしまった。「だからおよしになりなさいなと云ったので [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 19話
  • 体中汗や其れ以外の液体でベトベトになっていた私は源治さんと共に大きな浴槽に浸かっていた。「すまない、無理をさせた」「…いえ」後半からとても激しいセックスが続いた。私よりも年上で40代だというのに、源治さんはスタミナが切れる──という言葉を知らないのかと思うほどに疲れ知らずだった。「止まらないのだ」「え」「由梨子を抱くと…俺の中の性衝動が…」「…」其れは喜んでいいのかどうか答えに困る言葉だった。ポチャ [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 18話
  • 「竹井さんならいない」「えっ、いないって」屋敷に帰った私は今日あった事を寝室で源治さんに話した。実家に行ったけれど父には会えなかったと──すると源治さんは事も無げにそう云った。「現場監督として北陸の方へ行ってもらっている」「其れって…単身赴任って事ですか?」「まぁそうだな。竹井さんが手がけた設計の建築が始まって、どうしても現場で直接指揮を執りたいと云ってな」「…そうだったんですね」もしかして其の事 [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 17話
  • (あれは)見間違える筈がなかった。だって「お母さん!」「えっ…由梨子?!」駅を出て見かけた知った人は私の母だった。父の会社が倒産した時、父が負債を抱えた生活を母に強いるのは申し訳ないという理由から離婚した母だった。母はお嬢様育ちだったから尚更そう思ったのだと思う。初めは離婚に反対していた母も父の粘り強い説得で気持ちを知り、渋々離婚に応じた──という経緯だったために決して泥沼の様な離婚劇があった訳で [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 16話
  • 「行って来る」「はい、行ってらっしゃい」月曜日、午前7時。明け方に屋敷に帰宅した私たちは別々だった寝室を一緒にして少しの時間仮眠を取った。しかしほんの数時間後、源治さんは慌ただしく身支度をして出社するために玄関に立っていた。「由梨子」「はい」「何処か行きたい処があったら自由に出歩いていい」「えっ」其れは突然の事だった。「いいんですか?」「あぁ」短くそう答えて源治さんは車に乗って行ってしまった。(ど [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 15話
  • はぁはぁ…と浅い呼吸を繰り返していた。喘ぎ声を出し過ぎて少し喉が痛い感じがした。「──すまなかった」「…ぃ、いえ」一度絶頂を迎えてからも再び行為が再開され、結局陽が暮れるまで私たちは抱き合ってしまっていた。「体、大丈夫か」「はい…何とか」ゆっくり起き上がって体を動かした瞬間、グボッという水音と共に私の中から漏れ出た源治さんの精液が太ももを伝って垂れ流れた。「! なっ」「す、すまない」「…」少しお腹 [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 14話
  • (私…いつの間にか源治、さんの事を)「…」一度そう思ったらもう止まらなかった。「由梨子?」「…」どう取り繕っても顔が赤くなるのを止める事なんて出来なかった。「由梨子」「あ、あの…わた、私…」今度は私の方がまともに源治さんの顔を見る事が出来なくて妙にソワソワし出してしまった。(ど、どどどどうしよう…顔、見れない!)有り得ないほどの恥ずかしさを感じていると、急に両肩にガッシリとした掌が置かれ、其のまま [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 13話
  • 「…」「大丈夫か」「!」目を覚まして飛び込んで来たのは源治さんの心配そうな顔だった。「あ…わ、私」「医者は一時的な貧血症状だろうと」「お医者さんを呼んだんですか?」「…」(ラブホテルにお医者さんを呼ぶなんて!)恥ずかしいと思いつつも、私の事を心配してそうしてくれたのだと思うと厭な気持ちにはならなかった。「貧血…ですか」「…精神的な疲れもあるんじゃないか、とも」「…」云い辛そうに呟いた源治さんの言葉 [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 12話
  • 急に気分が悪くなった私を気遣って源治さんは走行途中にあったホテルに車を走らせた。【HOTEL】の文字を見た私はよからぬ想像をしてしまい、頑なに「大丈夫」と云い張ったのだけれど、其れを源治さんは聞いてくれなかった。「何もしない」「…」ホテルの部屋に抱きかかえられる様に入った時、短くそう云われた。其の言葉を其のまま信じていいのかどうか迷ったけれど、私をベッドに寝かせてから何故か源治さんは部屋を出て行ってし [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 11話
  • 「堪能したか?」「あ、はい」お腹いっぱいに苺を食べて少し苦しかった。確かに苺狩りは堪能した。苺も美味しくてとても愉しいひと時を過ごした。だけど「あの…伊志嶺さん」「……」「…あ!…あの…源治、さん」「なんだ」「…」伊志嶺さんは私が『源治さん』と名前で呼ばないと返事をしない。結婚して同じ苗字になったのだから其れは当たり前なのかも知れないけれど、どうにも慣れない事でつい忘れてしまうのだった。「あの、こ [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 10話
  • 父の友人で私たち一家を救済してくれていた伊志嶺源治さんと突然のお見合い──そして会った其の日に結婚してしまってから早くも一週間が過ぎようとしていた。相変わらず朝早く出勤、夜遅い帰宅という生活サイクルの伊志嶺さんとはあまり顔を合わせる事無く、話をする機会も多くはなかった。其れは私自身、気が抜ける時間があったという事でとても助かっていたけれど、時折交わす短い会話や細やかな行動からほんの少しずつ伊志嶺さ [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 9話
  • 「旦那様、お帰りなさいませ」「あぁ」「…」夜20時過ぎ、伊志嶺さんが帰宅すると澄子さんに連れられて玄関まで伊志嶺さんを出迎えた。「…お、帰り…なさい」「ん」短い相槌と私に向けた視線。と、其の視線が私の指先で止まった。「何をした」「え」いきなり何を云われたのか解らなかった。だけどグイッと掌を握られ、私の爪を見ながら続けた。「爪の間が黒い──何をした」「あ、あの…」驚いた。確かに昼間の草むしりで軍手を通 [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 8話
  • リビング同様広いダイニングでひとり朝食を摂る。お茶を淹れてくれた澄子さんにお礼を云いながら尋ねた。「あの…伊志嶺さんは」「おやまぁ、夫である旦那様の事を苗字でお呼びですか?」「あ…」「奥様ももう伊志嶺で御座います」「…」なんて答えたらいいのか言葉に詰まる。「旦那様は朝早くに出勤されました」「…そうですか」「今日は仕方がないとは思いますが、出来れば明日からはお見送りになられるとよろしいかと思いますよ [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 7話
  • 『あのね、あのね、ゆりね、ぜったい  くんのおよめさんになるの』『本当?』『ほんとう!だってゆり  くんのこと、だいすきなんだもん』『じゃあ僕がゆりちゃんの事、いつか迎えに行くからね』『うん!ゆり、ずっとまっているから!ゆりがおとなになったらぜったい  くんのおよめさんにしてね』…誰?大好きだったあの人の名前…なんていったっけ……「…ん」明るい日差しで目が覚めた。徐々に目を開けると其処は知らない風 [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 6話
  • ホテルを出発してから30分程して車はとある大きな屋敷の中に入って行った。「…」私は既に伊志嶺さんに何かを云うのが怖くてずっと口を瞑ったままだった。とても高い塀に囲まれた、まるで城塞みたいな処だった。門をくぐってから数十秒走った処で屋敷の正面玄関に着いた。「降りなさい」「…」私は云われるまま車を降りた。すると「お帰りなさいませ」私たちを出迎えたのは体の小さなおばあさんだった。「…」伊志嶺さんは其の女性 [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 5話
  • 放心状態のまま伊志嶺さんの運転する車でホテルを出た。建設会社の社長──という割には車は普通の国産のハイブリッド車だった。「…」静かな車内は酷く居心地の悪いものだった。もっとも何か話し掛けられても気を使って受け応える──という事は今の私には出来なかった。いくら恩義のある人とはいえ、其れをダシにレイプ紛いの事をされたのだ。そんな相手に今更礼儀正しくあろうとは思えなかった。(もう…絶対会わない)何が何で [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 4話
  • 「やぁ、あ、あぁぁん」「…ふっ…ん」キスと同様に濃厚な前戯を施され、もう私の秘所はトロトロになっていた。だけど「!」伊志嶺さんの大きなモノが私の秘所にあてがわれた瞬間、一気に恐ろしい気持ちが競り上がって来た。「ぃや…いや…や、止めて下さい」「…」「挿入れないで…ください」「…」私は怖かった。だって…だって…「止めてぇ…」「…」涙を流しながら懇願したのに…「!」「…」両足をグッと持ち上げられ、伊志嶺 [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 3話
  • 指定された部屋まで行き扉をノックした。すると扉が開き、伊志嶺さんが顔を覗かせた。「あ、あの…父は」「…」私の問いかけに答える事無く、扉を大きく開けて中に入る様に促された。(もう、お父さんが出て来なさいよ)伊志嶺さんに面と向かって「帰ります」とは云い辛かったので仕方がなく部屋に入って父を捜した。「…あれ」だけど部屋の中には誰もいなくて特に酒盛り的な用意もされていなかった。「お父さん?何処」トイレに入 [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 2話
  • 20歳の私に突然降って湧いた見合い話。しかも其の相手は父の友人であり恩人の男性。今は独身だけれど離婚歴があった。父を始め、私たち一家がとてもお世話になった人からの申し出を断る事が出来ず、一度逢うだけなら──という事で渋々お見合いをする事になった。「伊志嶺源治です」「…竹井由梨子、です」ホテルのレストランで会食というスタイルで始まったお見合い。形式ばったお見合いではないために仲立ちする人もなく、伊志嶺 [続きを読む]
  • Bitter&Sweet 1話
  • 小さい時から結婚というものは好きな人とするのだとずっと思っていた。だけど年齢を重ねると共に、本当に好きな人と結婚するというのは奇跡の様な事なのだと思い知った。「ぃや…あっ、厭厭ぁ!」「…」満足に濡れていない秘所に本番さながらにぐいぐいと挿入れてくる事ほど苦痛なものはなかった。引き攣れた痛みは頑なに挿入を拒む、まるで私の意思其のものだ。(どうして…どうしていきなり!)私は酷く混乱していた。だって訳の [続きを読む]
  • 不完全ラヴァーズ(後書)
  • <不完全ラヴァーズ>全50話のお届けを無事完了致しました この作品から今までの作品1話分の文章量の半分ほどの量での更新。なので多分以前のような文章量だったら半分の25話程度で終わっていたと思われる作品でした。<不完全ラヴァーズ>は見かけ綺麗でも中身は酷く醜い物を抱えて生きている女の子をヒロインにして書きたいなと思った作品。タイトルの<不完全ラヴァーズ>は其のままヒロイン及びヒロインと関わる男性たちの事を [続きを読む]