ハマカズシ さん プロフィール

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ハマカズシさん: ハマブログ
ハンドル名ハマカズシ さん
ブログタイトルハマブログ
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/hamakazushi/
サイト紹介文小説家。 「勇者に期待した僕がバカでした」(ガガガ文庫)「広島の探偵」(徳間文庫)
自由文小説家やってます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供44回 / 47日(平均6.6回/週) - 参加 2017/02/10 08:33

ハマカズシ さんのブログ記事

  • 本当にあった海外での話
  • どこかの旅行代理店が倒産して、ホテルや航空券の予約がなくなってえらい苦労している人がいるというニュースがやっていた。 本当にお気の毒で、それこそすでに海外へ行っており、帰りの航空券がないため帰れない、というケースもあると聞く。おそろしい話である。 しかもこれらのすでに支払い済みの代金はほぼ返ってこないとか、とんでもない話であり、何を信じればいいのか分からなくなってしまいます。  かくいう [続きを読む]
  • 花粉症対策
  •  花粉症とは難儀なもので、年々症状が出るのが早くなっています。すでにちょっと外へ出ただけで、涙と鼻水が止まりません。このままでは近いうちに脱水症状に陥り、まもなく死んでしまうことでしょう。  かといって私はマスクをつけるのが大嫌いなのです。あんなもんをつけて往来へ赴くと、「私、花粉症でんねん。ですからマスクをつけて守ってまんねん。偉いでっしゃろ」というのを流布させているようで非常に心地悪い。自 [続きを読む]
  • ちりめん問屋の懊悩
  •  これは私が越後のちりめん問屋で働いておったときの話です。  ちりめん問屋、と言われてなんじゃそりゃと思われる方もおられるでしょう。ピンとこないのも無理はありません。 ちりめんじゃこを拵えて売りさばく店、みたいな感じのところです。  毎日海で一本釣りしてきたじゃこを、一匹一匹丁寧に地べたに並べては天日干ししておりました。 なにぶん「じゃこ」とは漢字で書くと「雑魚」、ものすごく小さい魚ですから並 [続きを読む]
  • 死神のリスト
  •  いつも病室から見える景色は変わらない。 桜が咲いたと思ったら、いつの間にか緑になって、色がなくなる。四季というターンは、僕に向かって淡々と時の流れだけを伝え、命が縮まっていくカウントダウンの秒針のようで、あまり好きじゃない。  テレビではいつも物騒なニュース。僕も行ったこともなく行くこともないだろう国同士が戦争をしているらしい。つまらないのでテレビを消して、カーテンを開ける。まだ変わらない景 [続きを読む]
  • こいのじかん
  • 七月にもなると紫外線を嫌がって、屋上に出る生徒は少なくなる。エアコンの効いた教室から出たくないみんなの口癖は「だりー」と「あちー」。 だから暑くてだるい屋上は僕たちにとっては穴場になる。青空の下に開放された二人だけの密室。  いつも最初に来るのは僕の方で、2分ほど経ってから彼女が来る。「今日も暑いね」なんて言いながら彼女が僕の手を握り、「暑いよ、もう」って言いながら僕も肩を寄せる。 真夏の [続きを読む]
  • 今様・大鴉
  •  なんかええことあらへんかしら。この前も競馬でどえらい負けてもうて、帰り道に蹴躓いて肘のあたりをしたたかに打ち付けて、さらに家の鍵まで失くしたみたいで寒空の下で大家さんが来るのを待って、そらもう散々な一日でしたよ、ほんまに。なんかええことないかしら。 昔の偉い人は言いなすったね、「人間万事塞翁が馬」ちゅうてね。ええことと悪いことは代わりばんこにやってくるらしですわ。そんなん言われたらね、期待せざる [続きを読む]
  • 穴を探す男
  • 昨晩の大雨で、どうやら屋根の一部から雨水が漏れてきているようで、朝起きてまずは青いバケツを玄関から持ってきて、その雨漏りのするポイントに設置してはみるが、もはや漏るというどころではなく、天井からざんざんと水が流れ落ちてきているので、俺は諦めてバケツを蹴り飛ばした。  床は水びたしで、ベランダの方に機嫌よく流れているのを見て、どうやらこの家は傾いておるのだなと、妙に合点がいき、雨漏りも勉強になる [続きを読む]
  • 青春18きっぷの旅で失敗しない方法
  •  青春18きっぷで広島―大阪を往復してきました。このお得な切符は5日間JRの普通列車に乗り放題というもので、時間だけはあり余る暇人には最適および経済的な切符なのです。 私は中学時代からこの切符を駆使し、日本中の様々な場所を訪れておりました。実家の奈良から東京へ行って、山手線を意味もなくグルグル回っては都会の空気にほたされておりました。目的もなく九州へ行ってラーメンだけ食べて帰ったこともありま [続きを読む]
  • 「勇者に期待した僕がバカでした3」明日発売
  •  平日の昼間、私は街中のカフェなどで難しい顔をしてパソコンを開き、仕事ができる男を装っては世の中に紛れ込んでいるのだが、こんな私以外にも様々な人がいることに気づく。  隣では外国人と日本人が喋っている。外国人の男はスローリーな英語でいちいち「ドゥ・ユー・アンダスタン?」と確認し、日本人の大学生風の男はとりあえず相槌打っとけ的な「アーハー」という間抜けな呻きで笑顔を振りまいている。 おそら [続きを読む]
  • 忍者にお洒落を求めるのは間違っているだろうか
  • これは私が素っ破、すなわち忍者をやっていたときのこと。  何せ代々の忍びの家系でありますから、この忍者として生業を立てていくことは生まれたときから決まっておるようなものでして、それでも私は「勝手に人の人生を決められてたまるものか。わいはパンクロッカーになるんや」といやんいやんしておったのですが、結局家の定めというものは従わねばならぬものです。  あれやこれやと抵抗したのですが、私も16歳ほど [続きを読む]
  • 夢のつづきを
  • こんな夢を見た。  私は夢の中で浮いていた。  体の周りは柔らかな液体に囲まれているようで、ふわふわと浮かんでいる。昨晩はきちんとベッドで眠ったはずだったが、今は背中に毛布の感触もなく、掛け布団の重みも感じない。本当に、私はふわふわとした浮遊感に満たされていた。  体はまったく動かない。 金縛りのような、動こうとすればするほど締め付けられるような嫌な束縛感もなく、こうやってじっと [続きを読む]
  • 「勇者に期待した僕がバカでした」キャラの秘密
  • 「勇者に期待した僕がバカでした」3巻発売まであと5日となりました。  今日はキャラクターの名前の秘密です。  たぶん聡明な読者諸兄は、名前の由来がどこから来ているのかお気づきになられているかもしれません。  ほとんどのキャラ名は、スペイン語からとってます。  個人的に固有名詞を考えるのが苦手で、これ書いてるときがちょうどスペイン語を勉強していた時期とかぶっていたため、辞書めくってえ [続きを読む]
  • 「勇者に期待した僕がバカでした」を読み解く
  •  3月17日、すなわち来週の金曜日、「勇者に期待した僕がバカでした」3巻が発売されます。この3巻で堂々と完結の運びとなります。  常々2億冊ほど売れればいいなぁと思っているのですが、なかなかそうもいかないもどかしさに、今日もブルブル震えております。  ですので発売までの一週間、宣伝でもして自己満足してやろうと、こういう魂胆です。  ちなみにどんな話かと言うと、  主人公の [続きを読む]
  • 夢を描くカンバス
  •  小さいころ、毎朝新聞をポストから取ってくるのが好きだった。  目的は新聞本体ではなく、間に挟まっているチラシ、広告の類であった。 さすがに今では全知全能の私でも幼少のころから新聞の経済面を斜め読みしつつ、「今日のジャスダックはええ感じやないかい。これ、母さん、300億ほど追加だ」などとは言っていたわけではありません。  かといって、近所のスーパーの安売りチラシを見て、「ここのスーパー、えら [続きを読む]
  • 春のパン祭り
  • 作家兼無職ということで、今日もやけくそで元気にやっております。 さきほど散歩しておりましたら、通りがかりのパン屋からなにやら甘美な香りが鼻腔に届きました。なんやなかなか瀟洒なパン屋やないかい。俺ほどになると香りを嗅いだだけで、だいたい小麦の品質や熟成具合、生産者の顔くらいまで分かってしまうのよ。ここは一丁、購買意欲が湧いてきましたわ、とカランコロンカラン、店へ入ったのです。  店内には小麦 [続きを読む]
  • 銀匙亭鰻丼
  • これは私が落語家として生業を立てていたときの話でございます。 私は銀匙亭鰻丼という名前で、フリーの落語家をやっておりました。フリーというからには正式な寄席や劇場などで落語を披露できるわけがなく、ただの野良、ゲリラ落語家でありました。 その日も最寄り駅で赤いポストの横にビール箱を敷き詰めて即席の高座を拵え、一生懸命のお喋りをしておったところ、学校帰りの学生たちからは汚物を見るような視線を浴び [続きを読む]
  • アナ雪の思い出
  •  アナ雪がテレビでやっておりました。  アナ雪と言えば思い出すことがございます。  それは数年前、「ディズニーなど子どもが見るようなものである! そのような児戯の類に金を出すなど笑止千万! 莞爾莞爾」とキンキンに尖っていた時期がありました。 「何がレディゴーだ、アナルとゆきずりの女王、だったら見てやるよバカヤロー」と下品なことを宣いつつ、触るものみな傷つけていたのです。家に [続きを読む]
  • ある光のなかで
  • 徹夜明けの街。私はまっすぐ家に帰るのも芸がないと、わざと遠回りをして歩いていた。曇天の空は昨晩の雨がまだ残る街路樹の葉を照らさない。赤い自動販売機の隣で、そんな空から隠れるように、ひとりの女がうずくまっていた。嗚咽混じりにゲロを吐きながら、その背中は丸く丸く、世界を突き放しているようで、どこか美しく見えた。大丈夫ですか、と声をかけたのは、ちょうど信号が点滅して、無視するタイミングを逃したから。女は [続きを読む]
  • 「勇者に期待した僕がバカでした」とは?
  • 拙著「勇者に期待した僕がバカでした」の3巻は3月17日の発売となります。  これは第10回小学館ライトノベル大賞で審査員特別賞という華々しい賞を受賞した作品ですので、「お、なんやええ感じの賞やないかい。いっちょ読んだろかい」という天使のような方は1巻から読んでみてはいかがでしょうか。  ということで、作品をいっちょ宣伝させていただきたい。  この「勇者に期待した僕がバカでした」という [続きを読む]
  • Jリーグ開幕に寄せて
  •  Jリーグが開幕しましたね。  私もエディオンスタジアムに広島対新潟を見に行ってまいりました。  結果は1−1のドロー。  戦前は新潟は降格候補、なんて上から目線で開幕戦に臨んだ人たちもいたでしょう。私もそうです。12−0くらいで勝つのではないかしらん、なんて思っておったら、追いつかれて引き分けです。そんな甘いこと考えてた自分をぶん殴ってやりたいです。  とにかくJリーグなんて [続きを読む]
  • Egg is dead
  •  冷蔵庫を開けたら、卵の賞味期限が切れていた。  まだ4つもあったのに、可哀そうなことをしてしまった。  昔、中学生時代、理科の教科書に「硫化水素は腐卵臭がする」みたいなことが書いてあったことを思いだす。  中学生の僕たちは、その「腐卵臭」という言葉がイメージできず、ただなんとなくえげつない臭いなんだろうと、そんな曖昧な感覚だけで字面だけを暗記していた。 教科書に書いてるし、先生 [続きを読む]
  • ダムカードってご存知?
  •  先日、知人から「ダムカード集めてましたよね? この前ダム行ったときにもらってきてあげましたよ。どうぞ」なんて感じでダムカードを渡された。 「お、おう。サンキューな」と有難がって受け取ると、その知人は「ああ、ええことしたわ。もっと感謝して」みたいな感じで目を細めていた。  けど、違うんだよね。この感覚、お分かりでしょうか? 「せっかくあんたが集めているというダムカードを、わ [続きを読む]
  • プレミアムフライデーの悲劇
  •  部屋にこもって勉強ばかりやっていると、集中力も持続しない。いつもは気にならない壁のシミが気になったり、意味もなく窓を開けてみたり、書棚の整理をしてみたり、そうやって気が散っていることを自覚する。 明日からは大学の一般入試がいよいよ始まるとあって、僕自身も準備万端とは言えないが、一年間それなりの努力はしてきたつもりです。 昨年の入試は、それはそれは無様で散々たる結果だったことを思いだすと、今この瞬 [続きを読む]
  • 実録・私が作家になった理由
  •  ふと、昔のことを思い出してしまった。 それは私が作家になろうとした理由である。  今となってはどこか甘酸っぱい青春の思い出であり、しかしそれらすべてが今の自分を作り上げてきた過去なのである。  その過去の決意や経験があって、今こうやって作家になれたのだ。過去があるから、今がある。あ、君たちがいて、あ、僕がいる。  今は昔、それは俺がビジュアル系バンドのボーカルをやっていたときの [続きを読む]
  • 花粉がやってきた
  •  今日も一生懸命の書き物でございます。  どうやら昨日あたりから鼻のあたりがうずうずして、これは、まさか、風邪か花粉症か恋の病か、と勘繰っておりました。  するとやはり泪がこぼれ、くしゃみも生じ、これは花粉症であろうと結論付けてあるのです。  しかしまだ二月、花粉も気が急きすぎです。なんでもかんでも先取り、先行発売、プレリリース、などと早め早めに動きすぎとちゃいますでしょうか。   [続きを読む]