すいすい✿さくらん さん プロフィール

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すいすい✿さくらんさん: 茜色の露草 瑠璃色のカテドラル
ハンドル名すいすい✿さくらん さん
ブログタイトル茜色の露草 瑠璃色のカテドラル
ブログURLhttp://madder-philiac.hatenablog.com/
サイト紹介文書き溜め、。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供9回 / 45日(平均1.4回/週) - 参加 2017/02/13 01:05

すいすい✿さくらん さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 木蓮は春のちょっと手前だから、少しさみしいね
  • 「木蓮の花の純白ベルベットはウェディングドレスには向かないねー、せめて散るまではきれいでいたらいいのに、見てよ、まだ満開なのにもう茶色く荒んじゃって、灰かぶりのドレスだって、こんな中途半端な魔法の解け方はしないわよ」定期健診に付き添った帰り道、まるでモミの木かと見まごうはだかの大きな三角の樹形が、てっぺんから幾百枚もの真っ白な花弁をまとっていた。教会の並びにまったく手入れのされていない木造の朽ち [続きを読む]
  • 男という生き物はどこまでも愚かだ。
  • 男という生き物はどこまでも愚かだ。愛したつもりで、簡単にその手のひらを翻す。わたしたちが、女という生き物が、いくらでも自分たちを抱きとめてくれると信じ込んでいる。頭をなで、ひざを貸し、愛しているとささやけば、安心しきって寝息を立てはじめる。それはまるで赤子のようだ。だから可愛らしいと、小さな嘘や裏切りくらいなら、簡単に許してしまう。るりちゃんるりちゃん、と猫なで声で言い寄って、背後から懐からおへ [続きを読む]
  • あんたの後悔が、わたしはうれしい。
  • あんたの後悔が、わたしはうれしい厚かましさこそ、愛情を測るものさしだわたしはただ、欲望を受けとめる容器になりはてぐちゃぐちゃになりたいとぼんやり願うそうだな、たとえば不揃いな苺だったらこれでもかってくらいの上白糖をまぶされてぐつぐつとぐつぐつと煮込まれたいそうしたらわたし、とっても美味しくなるに違いないわたしは微塵もあんたのものなんかじゃない感情はなくしてしまったさようならわたしはうれしいあんた [続きを読む]
  • 額にはりついた、遅れ毛の一本一本まで鮮明だ。
  • 教室。始業前の、まだだれもいない教室。わたしは瑠璃子をさがしている。夢だとわかる。学年の違う彼女が、ここにいるはずがないのを知っているからだ。自分はいま、自分の夢を俯瞰している思考だ。ぐるりと見渡し、まだ低いが強く差し込む陽を遮るために、わたしは日焼けした長いカーテンをすべて引く。遮光性のない薄い布地越しに、室内はその色に淡く染められる。少し、埃っぽい匂いが立って、席につく、毎朝。夢のなかのわた [続きを読む]
  • コップの底を薄く濡らす程度の存在価値しか見出せない
  • 茜ちゃんはいちいち律儀だ。むかし好きだった男のことまで、いつまでも気にかけている。初恋とはそうも貴重なものだったかしらと考える。たとえば、ロングスカートの裾が歩くたび足にまとわりついてくる感じに似ている。使い古されてチープな匂いのする、未練がましい、を表現するなら。「ふふフフッ」「瑠璃子、しずかに」そう、茜ちゃんは絵に描いたようないい子ちゃんだった。無論、そんな姉を見て育ったわたしも世間的にはそ [続きを読む]
  • この子はばかだから、ばかでほんとうによかった
  • 勝手に、神聖かつ厳粛な雰囲気を期待していた。物静かな夫婦や、白髪を品よくまとめた婦人、スコッチツイードのジャケットにループタイの老紳士、緊張した面持ちでひとりきり腰かけている小学校低学年らしき男児、そこへ「クリスマスおめでとう」と顔を覗き込み、無理やり隣へ腰かける黒髪の三つ編み少女。それらすべて、わたしの脳内妄想だった。礼拝堂は未就学児連れの親子であふれていた。日頃から教会へ通ってきているのは、 [続きを読む]
  • 田舎に帰ったあの子の、出せなかった手紙
  • いつまでもおなじ過ちをくり返すのはやめて大切にすると決めた相手を今度はどうか、あなた以上に大切な存在として、きちんとあいしてあげてください。いま、あなたがつきあっている彼女の気持ちが痛いほどわかるので、返事はしませんでした。わたしにはやっぱり、あなたのしあわせなんて生涯ひとかけらも願えません。さようなら。   今週のお題「2017年にやりたいこと」・厄抜け垢抜け六月燈の三姉妹  [DVD]出版社/ [続きを読む]
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