だけろう さん プロフィール

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だけろうさん: オーロラの缶詰 〜愛と勇気と幸せを・・・〜
ハンドル名だけろう さん
ブログタイトルオーロラの缶詰 〜愛と勇気と幸せを・・・〜
ブログURLhttp://ameblo.jp/auroranokandume/
サイト紹介文日々、創作した絵とフィクションの物語を載せています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供119回 / 106日(平均7.9回/週) - 参加 2017/02/14 00:02

だけろう さんのブログ記事

  • 赤い蝿
  •              赤い蝿 随分前にある文芸誌に長編小説の募集があり、半年掛けて原稿用紙四百三十枚で書き終えた。封筒に入れ郵便局に持って行く。切手を張り窓口へ。その時、自信のある自分。もう一人の自信のない自分。(出したところで)と弱い自分。応募を止めた。現在 四十五歳。そして今。あの長編を短編に再現したら面白くないか。一気に書き上げた物語は何度読んでも面白かった。どうしたものか記憶の [続きを読む]
  • 親の願い
  •               親の願い ある学校の放課後の風景①PTAの奥様登場②後ずさりする担任③言い訳する校長。④大声の奥様方⑤泣き出す担任 ① 先生まだわからないのですか。家の子、野菜や草に水など掛ける必要ないです。何が放課後の活動ですか。将来医者になる子にそんな必要がありません。②すみませんでした。先生は謝まる。③校長先生は言う。お母さん、それも教育の一巻でして。④家の子は [続きを読む]
  • 組体操
  •            組体操 昔は少しの事で骨は折れなかった。その学校の運動会の眼玉競技は組体操です。放課後も練習をした。楽しかった。成功した時は皆で喜び合った。 一番体重の軽く素早い男子が頂上で両手を広げた。その事は、皆の忘れられない思い出になった。組体操は友情と級の結束と、言葉では言えない何かをくれた。けれども組体操で有名な学校で事故が起きた。何処のテレビ局もその事を映した [続きを読む]
  • 匂いが消えた
  •                     匂いが消えた  時々道端の蓬(よもぎ)を見ると臭いを嗅ぐ。あの特有の臭いはしない。三・四十年前は山菜に一つ一つにその山菜の臭いと香りがあった。 行者にんにくの食べた次の日にも臭いがして、嫌がらせで「はぁ」と息を掛けられた。一昨年ある街で生ごみから作る肥料を貰った。貰った秋には(百合の花)の根元にも使った。雪が解けてどんどん肥料のお蔭で伸び [続きを読む]
  • 病院にて
  •     病院にて 入院した時には、隣のベットには中学生が寝ていた。「明日、退院なのです」いまどき珍しく礼儀正しい。同室になった印に扇子を渡した。「こんなにも高い物頂いて」四人部屋の三人は恐縮して言った。「それは安いものですが、私の気持ちです。相当高い物だと思って下さい」ちょっと間を置いて「さてこれは、いくらだったでしょう」 斜め向かいの寝たままのおばあちゃんが千円」「びぃー」向かいの [続きを読む]
  • 寄り道
  •             寄り道 今はテレビやその他 沢山の情報を得られる。それでも戦後10年も経った頃には各家庭の六・七軒に 一軒はテレビが付いた。その前は殆んどラジオだった。今のように[知る]事ができなかった。 だから高校を卒業して就職した時は驚くことばかりで、 夜勤の時「急用できたの。ちょっと行って来るから頼める?」 聞かれると嫌とは言えない。彼女らは階段も上れない位、呑んで帰えって来た [続きを読む]
  • 盗作と云われた俳句
  •   盗作と言われた俳句 子供達がたんぽぽの絨毯の上で、ママゴト遊びをしています。子供の一人が私の姿を見つけて声を掛けてきました。 「おばさん。ちょっと。ごはん食べて行って下さい」もう一人の子が「ここへ来て坐って下さい」「どうぞ」入れ物の中にはたんぽぽの花の食事を出してくれました。「これは美味しいですね。お替わりいいですか」「どうぞ。どうぞ」その時できた俳句で [続きを読む]
  • 丸く・丸く生きて行こう
  •                   丸く・丸く生きて行こう 丸く生きたい。いつも思う。角を作らずにしっかり自分を良く見て。できれば周りの騒めきを糧にしたらどうだ。なじられたら“励まし”と考えたらどうだ。どんな時も自分を見失わず生きて行こう。独りの時は自分勝手に動くといい。多勢の時は、前の人についていけばいい。そしてゆっくり回って丸を作る。丸く・丸く生きていこう。自分は自分だから。 &n [続きを読む]
  • 花嫁と園児達
  • 花嫁と園児達 今日の日程。花嫁衣裳を着て、写真を映しそれから神社へ行く。披露宴はいろいろな事情があって止めた。午前九時半。自宅出発。写真を撮り終えたのは十一時。写真館と神社はすぐ近く。歩いて五分。玄関を出ると園児が列を作って歩いている。一人の子が大きい声で[お嫁さんだ] 通り過ぎて行った園児も戻って来て道路いっぱいになった。私の [続きを読む]
  • 梅酒を呑む女
  • 梅酒を呑む女 梅酒を造って十五年。 自分では味見をする程度。二畳の物置に棚を造りずらっと並べてある。色の変化も面白い。 九月の終わりに梅と氷砂糖。焼酎(35度)を用意。出来あがった瓶を持って物置に。 棚の上の瓶は一本残らず空っぽだった。「梅酒呑んだ?」と兄の妻に聞いた。「私は酒の匂いだけでも酔うのに、飲むわけないでしょう」それからは造るのを止めた。数か月後 [続きを読む]
  • 動物にだって
  • ちょっと不思議な物語           動物にだって 僕達にも人を嫌いな人と好きな人が居るのです。可愛がったら懐いて貰えると思うのは、思い上がりと言うものです。何時も尻尾を振っているのは餌が欲しいからです。 (腹が減っては戦ができぬ)と云うでしょう。生きている者は食べて生きる。それと同時に大切なのは思いやり、犬にだって思う心があります。勝手な思い上がりで利用しない方がいい。たまた [続きを読む]
  • 校長先生の死
  • ちょっと不思議な物語             校長先生の死  今日は七月二十六日。終業式。生徒は帰った。先生達も子供達と同じに夏休みを待っていた。職員室にはゆっくり時間が流れていた。午後二時に校長からの話がある。皆は待っていた。二時十分。校長室からは出てくる気配がない。不審に思った教頭がノックした。戸を開けた。どの位経っただろう。教頭も出て来ない。不信に思った近くの先生が立って行く。出てき [続きを読む]
  • 白い車・赤い車
  • ちょっと不思議な物語                    白い車・赤い車   街から離れた所が子供達の(体験の家)があった。忙しい親が出来ない珍しい行事を、一泊して経験させてくれる。初めは人数が多すぎて抽選だったのに、二・三年経った今では募集する人数の半分になっている。開催日が土・日曜日なの他の運動系の大会が多いせい?家の子供達はそこの主催する行事が好きでいつも出席した。皆はリックサック [続きを読む]
  • 行者にんにくと古井戸
  • ちょっと不思議な物語 行者にんにくと古井戸 家族で行者にんにくを取りに出かける。山で食べるお弁当は美味しい。お母さんは何時も沢山作る。どれも美味しい。朝七時 出発。二時間走ると現場に着く。春一番早いのはふきのとう。行者にんにく。やじ葺。その後半月もすると蕗、わらび、うど、竹の子(北海道は熊笹の子)ぜんまいとか。車は国道に置く。そこから土手に降りる。二人の子供は「きやぁ・きやぁ」 [続きを読む]
  • 光のない月
  • ちょっと不思議な物語            光のない月 隣のおばさんが花畑を見に来た。するともう一人。毎度の事でそれから井戸端会議。お茶を飲みながら 「夜中 玄関のチャイムが鳴って出て見ると、誰も居ないの。それから眠れなくって。私は小さい時から不思議な事があるのよ」おばさんは七十代。私は六十代。そして向かいの家の奥さんは五十代。何時も一緒にいる。歳が違っても相性と言うものだろうか [続きを読む]
  • 花とパン皿
  • ちょっと不思議な物語          花とパン皿  初めての方。歓迎陶芸教室開催。新聞に載っていた。早速 申し込みをした。最初はコーヒー・カップを造り 次はご飯茶碗。あっという間に一年が過ぎた。ロクロ成形も回せ、シッタを使い削りも、釉薬も一人でできた。 次に流派を超えて我派に突入する。先生から見るとはなはだ迷惑な生徒。「そうだ。パン皿を造ろう」棒状の紐を何本も造り編み四角い箱を [続きを読む]
  • 十五夜さんと俳句
  •  ちょっと不思議な物語                     十五夜さんと俳句 今日は行事の日です。一月は冬休み、二月は節分、三月雛祭りのように毎月一回のお楽しみ会。九月十五日は十五夜。皆は今日の日を待っていました。何が始まるのか一寸緊張しています。先生は皆に筆ペンを配ります。そ [続きを読む]
  • 音楽って素晴らしい
  • 音楽って素晴らしい クイズ番組は勝ち負けより問題を解くのが面白い。しかし今日の問題は解けない。難し過ぎる。例えば富士山を金で作るとすれば、金はどれだけ必要か。東大生。国内IQ一位。京大クイズ王。クイズ日本一。最初は、各学校三人のグループから始まった。最高レベルの難問ばかり。初めは八組が半分になり四組が残った。進んでいく。結局の決勝まで残ったグループの中から一人代表が出た。左側に立っている人 [続きを読む]
  • 幼稚園の先生
  • 幼稚園の先生三年前に短大を卒業して念願の幼稚園の先生になった。小さい時からずぅと決めていた。先生になるのには、ピアノも弾けないといけない。親も子供の希望を叶えさせたいとピアノも買った。お兄ちゃんも夏休みには都会の進学率の良い夏期講習に行く。全部お金のかかる事ばかり。両親は寝る時間もなく働いた。両親の育ったのは、貧しい家だった。だから子供達にはそんな思いをさせたくなかった。兄妹は両親の愛情を受けて育 [続きを読む]
  • 街から人が居なくなる
  • 街から人が居なくなる 数か前にすぐ近くの街に引っ越していった数百人。その街には仕事があった。原発の汚染物を引き受けた。それを管理する為の建物の立派なこと。広い道路。皆は素晴らしい街に憧れた。その後からも新聞の折り込みに求人案内が入っている。人はそっちを目指した。子供達は学校も友達も変わった。幸い人口が減少の街は老人ホームが多い。相当なベットの数数年間は老人がまだいるので極端にはべットは空になら [続きを読む]
  • 母さんの醤油
  •    母さんの醤油 戦後の話です。記憶の中の話と云っていられない。テレビを付けると戦争の話題が多い。どうなるのだろう。戦争が直ぐそこでも皆は(平和です)と涼しい顔をしている。「まあいいか。死ぬ時はみな一緒だから」と云っている貴方。そんな簡単な事でもないです。幸い生き延びて一番大変なのは、食べ物が手に入らない。お腹が空きます。戦争にあった何処か国の、小さい男の子が泥水を飲んでいました。口に入れるも [続きを読む]
  • 優しいお父さん
  •                優しいお父さん 隣の奥さんは横になって、時々長い息をする。私の赤ちゃんは今朝 二時に生まれた。元気な女の赤ちゃん。「可愛いわね」いつ起きたのか声がした。「私、また女の子みたい。前の時と同じ感じ」昨日、まだ陣痛の始まらない前に入院して来た。「私、赤ちゃん生まれて [続きを読む]
  • 双子のうさぎ
  •    双子のうさぎ この地方は何時も強い風が吹いている。静かな日は年に二十日間もあるか ないか。風が吹くと木々がうねり、家がビシビシと鳴り、背の高い葦が(ざざざぁ)と音をだす。いろいろな音がながれている。昨夜は明日のテストの為に寝たのは午前二時。熟睡。何処かで「がたん」と音が聞こえた。そのまま寝てしまった。朝。学校へ行く前にうさぎに餌をやりにいく。そこで見たものは見たものは、高い所の [続きを読む]
  • 赤い傘
  • 赤い傘 朝から雨達君は、家の周りを走っている。学校の送迎のバスはとっくに行った時刻。 家に入って傘を差してきた。それからくるくる回ったり飛んだりしている。もう極度の錯乱状態。達君はダウン症で隣の町の養護学校へ通っている。前にも今日のような時があった。働きに行っている母親の所に連絡を取った。達君は猛烈に怒られた。今日は連絡を取らない。その時。男の人がきて、達君を連れて行っ [続きを読む]
  • 君達は何処へ行く
  •      (その六)  君達は何処へ行く 直ぐ近くの物置の横で中学生が集まって煙草を吸っている。さっき買い物へ行く時に横目で見ながら通った。五・六人いやそれより多かったかな。最近 雨の日も傘を差して。いつも皆、楽しそうに煙草を吸う。 「何やっている?」全員慌てて火を消した。そして一番小さい男の子に言った。[ちょっと]その子の手には箱の煙草を持っていた。「おばさんの背はどうだ。大きい方だと [続きを読む]