士郎 さん プロフィール

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士郎さん: 茨城県の怖い実話by茨城県妖怪探検隊
ハンドル名士郎 さん
ブログタイトル茨城県の怖い実話by茨城県妖怪探検隊
ブログURLhttp://ibayoub.kagome-kagome.com/
サイト紹介文茨城県在住の方が体験した「怖い出来事」、もしくは茨城県内で起きた「怖い出来事」など。
自由文当ブログに掲載する恐怖体験には超常現象的でないものも含まれます。怪談実話ばかりではないことをご了承ください。 また、体験者や関係者のプライバシーを考慮し、一部の内容を修正してあります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供16回 / 187日(平均0.6回/週) - 参加 2017/02/24 13:52

士郎 さんのブログ記事

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  • 笑うおばちゃんたち
  •  数年前の晩秋のある日、わたしは妻と連れ立って滝で有名な県北部の某観光地へと車で出かけた。その滝は日本の三大名瀑と言われるほどであり、おそらく県内で知らない人はいないはずだ。 もっとも、その日のわたしたちにとって滝を愛でるのは二の次だった。一番の目的は、柄にもないが山歩きだったのである。 滝のすぐ手前の向かって右側と、滝のかなり手前の向かって左側に、登山口がある。この二つの登山道は、滝の上流のほう [続きを読む]
  • 早く帰りたい
  •  わたしの話である。 その当時、わたしは電車で通勤していた。片道だけでも五十分は電車に揺られていなければならなかった。前後の徒歩の時間も含めての往復時間は二時間半だ。 その日は午前中で仕事を切り上げた。どうにも体調が悪かったのである。全身がだるく、頭痛がした。 ビジネスバッグを片手に駅にたどり着いたわたしは、電車に乗る前に妻に連絡を取ろう、と思った。「早く帰るから、風呂を沸かしておいてくれないか」 [続きを読む]
  • 見たくないのに
  •  くどいようだが、わたしは心霊現象を信じもしないし、それらが見えるわけでもない。だが世の中には、見えてしまうために損をするという方々がいる。「霊」を見てしまい、せっかくの楽しい時間をスポイルされてしまうのだ。それを思えば、見えないあなたは幸せである。 茨城県妖怪探検隊の隊員である「よしくんさん」は、整体師であり、その腕はお墨付きだ。そしてもう一つの彼の特技は、見てしまうことである。 一緒に出かけて [続きを読む]
  • 招く猫
  •  わたしの小学校時代の話である。 自宅近所の田んぼの外れに篠の藪があったのだが、わたしは数人の仲間とともにその一部を整備して、いわゆる秘密基地にしていた。 ある日、わたしたちはいつものように秘密基地で遊んでいた。どんな用事があったのか、また、どんな遊びをしていたのか忘れてしまったが、ともかくわたしは、その秘密基地に隣接する田んぼを走っていた。 農閑期であり、田んぼに水はなく、稲の切り株がぼつんぼつ [続きを読む]
  • 闇の中のインフォーマント
  •  その夏、Oさんは仲間とともに某海水浴に出かけた。彼が住んでいるのは茨城県内だが、目的地の海水浴場は茨城県の隣県だった。 夏真っ盛りだった。海水浴場は、老若男女の海水浴客で賑わっていた。 思いっ切り遊泳を楽しんだOさんは、仲間とともに浜辺で休憩することにした。 どれほどの時間が過ぎただろうか……ふと、仲間の一人がカメラを取り出して沖のほうにレンズを向けた。どうやら夏の海をフレームに納めた [続きを読む]
  • だって見たんだもん!
  •  わたしの同期にDさんという男がいる。彼は小学校時代のある日、とんでもないことをわたしに言った。「道路をものすごいスピードで走るミイラ男を見たんだ」 突然そんなことを言われたら、多くの人は「はあ?」という反応を示すだろう。 だが、その当時のわたしは好奇心旺盛な小学生男子だった。「ミイラ男って、あのミイラ男? でっかくて強い奴?」 ミイラ男と聞いてイメージしたのは、昔のホラー映画に登場した、前進包帯 [続きを読む]
  • 鬼胎の里
  •  限界集落に住む前出のTさんの話である。  ある日の夕方、Tさん宅に顔見知りの主婦Bさんが駆け込んできた。 「Tさん! Tさん!」  Bさんは玄関先で声を上げ続けた。 「Bさん、何を慌てているの?」  出迎えたTさんはBさんの取り乱しように困惑した。 「人が……人が首を吊っているのよ!」  Tさんの惚けたような態度に業を煮やしたのか、Bさんは苛立ちをあらわにして訴えた。  BさんはTさん宅 [続きを読む]
  • 増殖する黒い絨毯
  • 茨城県妖怪探検隊の取材で県南の某市U沼に妻と二人で車で赴いたときのことだ。U沼は河童の伝説で知られており、この日の取材も河童伝説をテーマにしたものだった。無論、本物の河童に出会えるとは思っていない。いつもの取材のように、伝説にゆかりのある施設や場所を巡り、その雰囲気を写真や文章に残すのである。 何はさておき、ちょっとした湖ともいえる巨大なU沼の絵がほしかった。北岸はほぼ林に覆われており、南岸から撮影 [続きを読む]
  • 真夜中のお礼
  •  わたしの妻はわたし以上に現実主義である。幽霊もあの世も信じていない。にもかかわらず、不思議な体験をしたことは多いらしい。その数は、わたしの不思議体験よりも多い。  妻が子供の頃の話である。  当時、妻の父親――つまりわたしの義父は、電気工事の職に就いていた。業者の施設や個人の家屋などの電気設備の修繕や新設を施す仕事である。  ある日、近所の寺の住職が亡くなり、その寺で葬儀がおこなわれることになっ [続きを読む]
  • 隣のおばさん
  •  田舎暮らしに憧れている人は少なくない。「田舎で暮らそうよ」なんていうドラマもあったほどだ。  かくいうわたしも新興住宅地から田舎の実家に戻ったばかりである。まあ、田舎といっても実家のあるこの地区はまだ開けているほうだ。山の麓ではあるが、少なくとも山の中ではない。  この地区よりも山の奥に行けば、車の往来もまれな集落が点在している。田舎暮らしに憧れる人は、そんな土地に住んでみたいと思うのだろう。   [続きを読む]
  • 見知らぬ知人
  •  M美さんのドッペルゲンガー譚をまとめていて、ふと思い出した。わたしにも似たような体験があったのである。もっとも、わたし自身のドッペルゲンガーではないのだが。  Kさんはわたしの高校時代の同期だ。彼はその当時、高萩市の自宅から日立市の会社に電車で通勤していた。 ある日の夕方、わたしは高萩市内にある書店に入った。見れば、店内の中央付近に、何やら本を物色しているKさんがいる。帰宅途中に立ち寄ったのだろう。 [続きを読む]
  • ドッペルゲンガー
  • 「世の中には自分と瓜二つの人間がいる」  こんな台詞を聞いたことのある人はいるだろう。  わたし自身としては、自分に似ている人間が三人もいたらたまったものではない。もっとも、単なるそっくりさんなら、「世の中に三人」どころではないはずだ。  問題なのは、自分と寸分たがわぬまったく同じ人間がいたらどうなのか、ということである。同じ人間というより、「もう一人の自分」としたほうがわかりやすいかもしれない。 [続きを読む]
  • シンクロニシティ
  •  友人同士や家族同士で、同時に同じ歌を口ずさんだり、同時に同じ言葉を口にしたり、同時に同じ仕草をしたり、などということを経験したことはないだろうか。わたしと妻の間では、同じ歌を同じタイミングで口ずさんでいた、などということがたまにある。 「一緒に暮らしていると、体や心のリズムが一致するんじゃないかな」と妻は言っているが、わたしごときに真相がわかるはずがない。  カール・ユングの分析心理学に集 [続きを読む]
  • 肩をつかんだのは誰だ
  •  この期に及んで手のひらを返すようだが、心霊現象や超常現象の類いについて、わたしはどちらかといえば懐疑的だ。確かに「超常現象スペシャル」と謳った番組はよく見ているし、怪談実話の単行本も数冊所有している。だが「信じているから好き」なのではなく、ホラー映画をフィクションとして楽しむ、あの感覚なのだ。怪談実話やホラー小説を執筆している作家にも、信じていない方々はいらっしゃる。そんな作家の皆さんはただ単 [続きを読む]
  • 事故物件
  •  殺人事件や自殺などの現場となった中古住宅を、事故物件という。  ウィキペディアには、「広義には不動産取引や賃貸借契約の対象となる土地・建物やアパート・マンションなどのうち、その物件の本体部分もしくは共用部分のいずれかにおいて、何らかの原因で前居住者が死亡した経歴のあるものをいう。ただし、死亡原因によって事故物件と呼ばないものもあるなど、判断基準は明確に定まっていない」とある。 「死亡事故によって [続きを読む]
  • 信じる者も信じぬ者も救われる
  • 高萩市に在住のMさんは日立市の工場に勤めている。残業や夜勤、長期の出張もあるほど仕事は多忙だ。  彼が夜勤をしていたときである。  機械のオペレーターとして作業していたMさんは、ふと、背後に気配を感じた。職場にはMさん以外に三人しかいない。その三人はMさんの視界に入っている。気のせいか、もしくは別の職場から誰かが来たのだろうか。特に詮索することなく振り向くと、影のような黒いものが、すっとMさんの背後 [続きを読む]
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