恣意セシル さん プロフィール

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恣意セシルさん: パノラマ寓話
ハンドル名恣意セシル さん
ブログタイトルパノラマ寓話
ブログURLhttp://ccecile.sakura.ne.jp/home/
サイト紹介文文筆家、恣意セシルの詩や小説、活動報告を載せていくサイトです。
自由文2006年から書いてきた詩や小説を掲載しています。
Kindle出版もしているので、その紹介なども。

毎日少しずつ、コンテンツをアップしていますので、ぜひ、ご覧にいらしてくださいませ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供22回 / 17日(平均9.1回/週) - 参加 2017/02/25 18:43

恣意セシル さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 幸福論
  • 透明な冷気の中で しゃんと背筋を伸ばして 吐く息の白さが まるで子供の頃に戻すよ ... Copyright © 2017 パノラマ寓話 All Rights Reserved. [続きを読む]
  • ひとのゆめ
  • 虫ピンで留められたみたい なんて 綺麗すぎる喩えだろうか 薄暗がりの中で揺れる影 ... Copyright © 2017 パノラマ寓話 All Rights Reserved. [続きを読む]
  • 愛の報い
  • 乱暴に組み敷いた 君の 押さえつけた手首が細すぎて 多分 あの時に僕は壊れたんだ ... Copyright © 2017 パノラマ寓話 All Rights Reserved. [続きを読む]
  • しじま
  • 君が眠ってしまっている間 世界もまた、ぼんやりと眠り止まっている あたしだけがず ... Copyright © 2017 パノラマ寓話 All Rights Reserved. [続きを読む]
  • 祈りを殺せ
  • 祈る形に組んだ手の中に 神様なんて宿らない 僅かな救いを奪い合う世界 わずかな優 ... Copyright © 2017 パノラマ寓話 All Rights Reserved. [続きを読む]
  • last W
  • いつまでも眠れない私の夜は永遠の群青の姿をしてまぶたの裏に棲みついています真綿の布団の中 丸まってみせれば肺や心臓が働いている気配がくぐもった音で響いてくるまるでここは羊水の底なんだかなんだか非道く 面白可笑しい話この世で最も安心できる場所を真似た舞台で不眠と云う悪魔が正しい夜を殺しているなんて深い水底から浮かび上がる空気の泡のような白い錠剤が私を訪れますほんのり甘くささやかな清涼感はきっと私の中 [続きを読む]
  • スーパーノヴァ
  • 歪む宇宙膨張する仮想現実浮かび上がるのは指先から溢れ出す たったひとつの衝動願うのは自我祈るのは無我見据えるのは予感に濡れた欲望の四文字濃紺色の今夜欠け始めた月が旧い世界を連れ去ってゆくよ新世界が満ちてゆく訪れろ 誰も知らない価値謳え 知らない神の言葉で見失ってしまったものはもう「此処」には必要なくて私の真実があんなにも遠くたゆたっているミクロからマクロへ 発信されるのは未開の慈悲盲目の愛で世界を [続きを読む]
  • エステファンの弔い
  • 午後三時 丘の上空には少しの雲 明日は晴れるだろう鐘がひどく響いているエステファンの不在を叫ぶように丘への道 景色は色を失くし鴉と馬と羊が並んで歩いている赤い花と黒い大地と白い空灰色はない 曖昧もないつまりは君はもう いない彼女はのろまだったな名前に意味もなかった僕が君を好きだと思ったのも残酷な気まぐれでしかなかった鐘が鳴っている遠く近く 怯えるように鴉と馬と羊はいつしかいなくなった僕は祈る対象を [続きを読む]
  • 少女は夜に咲き急ぐ
  • 冷たい声に頬をなぶる季節変わりの風にいつまでもこのままじゃいられないと叫ぶ君に私は腐った花を投げつけて走って 走って 走った眠ってしまった君の横顔があまりにも透明でこの足を受け止める地面の確かさが嘘みたいでずっと君のそばにいると笑う他人の笑顔が歪んで私は顔を覆って逃げる力も持てずに立ち尽くすこの世界で途方にくれてそれでも私の肺は酸素を欲し心臓は動き続けるそれもまた希望の一つだと笑う誰かの声私は笑顔 [続きを読む]
  • 影ふみ
  • この小川は小川なんだろうか。アスファルトで固められた道、植木、小川、の順に整えられたそこを歩きながら考える。昨日から正午前まで降っていた雪が、道の片隅に積もっている。それはまだ柔らかくて、踏むとぐしゃり、と呆気なく潰れてしまった。家々の隙間から山が見える。私の生まれ育った場所にはなかった景色。山の向こうは橙がくすぶっている。昼が燃え、尽きたらもう、すぐに夜が来るのだ。車止めを平均台みたいにして、彼 [続きを読む]
  • 水槽
  • 今日僕が青色なら明日君は黄色で明日僕が赤色なら明後日君は鈍色だ潜っていく箱庭の深海光一滴注がない世界目指し深く深く深く深く孤高を目指すわけではないただ僕には理由がいると思っただけだ潜っていく先は絶望の深海当たり前が通用しない絵の具をぐちゃぐちゃ混ぜた色の世界だけどそれはあさはかな底ひっくり返せばたちまち崩れ去る深海魚なんかいやしない箱庭の深海僕には理由がいるといったはずなのにその理由さえあさはかに [続きを読む]
  • 凍える春
  • 春はいつ来るんだろう扉の壊れた百葉箱の中を覗き込む湿度32% 気温6℃冷たくくすんだ青空が広がっている給水塔によじ登って街を見下ろした灰色のビル、ビル、ビルその隙間から ちらり 見える車や家の色彩ぐちゃぐちゃ モザイクを散らかしたみたいだ蓋をするみたいにのしかかる空の青が冷たすぎてまるで世界は冷凍されているよう吹きつける風は北風ばかりだし向こうからやって来る雲も黒ずんでいる届いたら 影が射すねます [続きを読む]
  • 水はゆるく塞ぐ
  • 冷たい水を飲むよりは生温い水を飲むほうが、体には良いらしい。生ぬるい水を飲む事とつつがなく日々を終える事はきっと似ている。潤う体、しかしそこには、妥協とか致し方ない理由が静かに息をしている。あの日、あたしは飛び出しそうになった。そこに生っている実は赤くてとても美味しそうだった。それはゆるゆると熱い手を伸ばしてきた。あたしはそれを必死で拒否した。傷つけないように。それだけが合言葉であり免罪符だ。あた [続きを読む]
  • 羽化
  • 冬の荒れ果てた庭で炭酸水を飲む半分腐ったライムを落として僕はいつかの日々を取り出すんだ夏の間だけ水を吐き出す噴水の底にはメッキの思い出が転がっているあれは酷くいい加減な季節だった大人になるタイミングを先に知ってしまってそれに抗いたくてじたばたともがいて惨めに敗北したんだ正しいすっぱさでない炭酸水僕の青さの消費期限は切れてしまった大人になるよ大人になるよ大人になるよCopyright © 2017 パノラマ寓話 [続きを読む]
  • 楽園
  • 爪を鍵穴の形に齧るひとりきりの楽園どこにも行けない完成されてしまった世界対象を知らないまま僕は横たわって流れる雲をひとつずつ殺す幾つこの手で殺せば僕も自由になれるのだろう?世界は孤独によって完成する僕はそこに風穴を空けようと足掻いてその度に絶望を増やしていくこんな場所 僕から欲したことはないのにこんな静けさの中 気が狂うこともできないでCopyright © 2017 パノラマ寓話 All Rights Reserved. [続きを読む]
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