mangadake さん プロフィール

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mangadakeさん: つれづれマンガ日記 改
ハンドル名mangadake さん
ブログタイトルつれづれマンガ日記 改
ブログURLhttp://mangadake.hatenablog.jp/
サイト紹介文完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc
自由文幅広く書いてます。ただし、マンガのみ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供242回 / 211日(平均8.0回/週) - 参加 2017/02/26 08:54

mangadake さんのブログ記事

  • 銀河鉄道999
  • 作品名は圧倒的に有名だが、既に発表から30年近く経過している事を考えると原作未読の方も多いのではないだろうか。イメージとして良く知られている機械の身体を求めてメーテルと旅する星野鉄郎の物語は、どちらかというと本当の主題ではなく、銀河鉄道999の旅路で訪れる、数々の星々の物語こそが、作者が描きたかったテーマである。人生の哲学ともいえる、様々なテーマを具現化した空想の星々は、答えのない問いを主人公「鉄郎」 [続きを読む]
  • 幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい
  • ついつい魅かれてしまうそのタイトルに釣られて購入。新人マンガ家としては悪くないレベル。表題作は、あまりに唐突に終わるため、若干拍子抜けするが、それでも読めないレベルではない。短編集の中身は玉石混合で、個人的には母娘のさりげない日常を描いた「メモリーズ」が面白かった。よく見るようで味わい深い独特の絵と、作品と馴染むテンポの良さからも、課題はやはりストーリー性。この透明な絵にはもう少しだけ、意味深なス [続きを読む]
  • 豆腐百珍 百番勝負/続 豆腐百珍 百番勝負
  • 江戸時代の料理本「豆腐百珍」に出てくる豆腐料理百種類を全て作るという荒行に挑む作者、「花福こざる」によるエッセイマンガ。正直、地味な表紙と作風にあまり期待していなかったのだが、マンガのレベルといい、出てくる料理の薀蓄といい、予想以上に面白かった。簡単な豆腐料理から面倒くさいものまで色々あり、読めば一つは豆腐料理が作りたくなること確実な本作。1,000円越えの定価に若干抵抗があるだろうが、百品作った作者 [続きを読む]
  • 福家堂本舗
  • 人間描写が上手い作者「遊知やよみ」の代表作。京都に450年続く老舗の和菓子屋福家堂。お店を継ぐと思われているしっかり者の長女「雛」。放蕩三昧にすごすが、実は一番お菓子に愛着がある次女の「あられ」。そしてのびのびと育っている三女の「ハナ」。三姉妹というとよくある設定だが、この作品以上に姉妹の立場と人間関係を上手く描いた作品は少なく、姉妹という人間界に挟まれた人なら確実に頷ける部分が多いはずの作品である [続きを読む]
  • ディアスポリス 異邦警察
  • 異端の画力「すぎむらしんいち」と、思わせぶりの原作「リチャード・ウー」のコンビによる異色の物語。日本に不法滞在する外国人と、その人権を守る裏都庁。そして裏都庁の警察署長を務める、主人公「久保塚早紀」。設定の面白さは圧倒的で、さすがに毎週の読者をひきつける力は、相変わらずの長崎尚志である。ただ、各エピソードは素晴らしいのだが、全体的なストーリー構成は微妙という部分も相変わらずで、全15冊を通して大きな [続きを読む]
  • おーい!竜馬
  • 未だに現役を続けるマンガ界の巨匠「小山ゆう」が、「武田鉄矢」という異色の原作とコンビを組んで描いた作品だが、20年ほど前に読んだ記憶のある本作を改めて読み返してみると、まことに傑作であった。坂本龍馬という人物自体が、ある種、嘘と本当が入り混じったような伝説の存在になっている部分があるわけだが、その存在とマンガという媒体が見事にマッチしており、 史実の間にフィクションを挟み込むことで、マンガとしての面 [続きを読む]
  • 妖怪ギガ 1巻
  • 妖怪ギガ 1 (少年サンデーコミックス)作者: 佐藤さつき出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/09/15メディア: コミックこの商品を含むブログを見るなかなかに勿体ない新作。作者「佐藤さつき」の質の高い画力で、妖怪達が再現されている世界観は良いのだが、萌えやギャグに走り過ぎていたり、急にホラーに走ったりとまだまだ方向性が不明。妖怪を描く画力は十分なので、水木御大亡き後の「まじめな妖怪マンガ」という路線も、 [続きを読む]
  • おせん
  • 漫画界には8割の手塚派と2割の水木派がいる、との名言を残した水木派の作者「きくち正太」の代表作である。 老舗料亭の若女将「おせん」は、普段は酒ばかり飲んでいるが、書道・陶芸と幅広い芸術の腕を持ち、特に料理の腕前は天才的という看板女将。 そんな主人公を中心に、日本の伝統文化から、食の薀蓄まで幅広く抑えた本作は、その後の「きくち正太」というマンガ家の方向性を決定づけたともいえる作品だろう。本作自体は全 [続きを読む]
  • ランウェイで笑って 1巻
  • ランウェイで笑って(1) (講談社コミックス)作者: 猪ノ谷言葉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/09/15メディア: コミックこの商品を含むブログを見る長い間マンガを読んでいると、たまに本物の天才が現れるわけだが、マガジンも凄い才能を発掘してきたものだ。今まで大ヒット作不在のファッション業界をテーマに乗り込んできた新人「猪ノ谷言葉」が描く本作は、完全に新人離れしたクオリティである。これぐらいわかりやすい [続きを読む]
  • かってに改蔵
  • 異端のギャグマンガ家「久米田康治」が、そのスタンスを完全に確立させたという意味でも、デビュー誌を去ることになったという意味でも、色々と記念碑的な作品。毎回、常人には思いつかない謎のテーマを掲げて、特異な時事ネタを展開する、そのギャグマンガスタイルは、まさに作者のネタである「マンガ界のバージンスノー」を踏んだ稀有な作品であった。この作品を転機にデビュー作の頃の下ネタ一辺倒から、ブラックジョークの領域 [続きを読む]
  • 七つ屋志のぶの宝石匣 5巻
  • 七つ屋志のぶの宝石匣(5) (KC KISS)作者: 二ノ宮知子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/09/13メディア: コミックこの商品を含むブログを見る5巻である。ベテラン「二ノ宮知子」なので、導入からテーマまで一貫して面白さは安定している。特に、宝石に絡んだ短編ストーリーのレベルは流石。反面、メインテーマとなる「顕定」と「志のぶ」の物語は、まだまだ序盤といったところで、なかなか煮え切らない盛り上がり方である [続きを読む]
  • ギャングース
  • 作者「肥谷圭介」と、貧困や裏社会に詳しい原案「鈴木大介」とのコンビが描いた裏社会で生きる若者の物語。犯罪者への窃盗「タタキ」で日々の生活の糧を得る主人公達の物語から始まる本作は、様々な犯罪やヤクザ、裏社会の豆知識を交えて勢いよく始まったが、徐々に現代社会の闇を描くというよりは、そこから這い上がろうとする主人公「カズキ」の物語に変わっていった。それが良かったか悪かったかの評価は難しいところだが、裏社 [続きを読む]
  • NHKにようこそ!
  • 原作「滝本竜彦」の小説を作画「大岩ケンヂ」でコミカライズした、アニメ化もした有名作品。 ひきこもり歴4年の主人公佐藤君は、大学を中退し、無職で人生行き詰まり中。 そんな彼の元に、何故か美少女「岬」が登場し、佐藤君をひきこもり状態から社会復帰させようとするという謎のブラックコメディ作品である。一見、単なるギャグマンガなのだが、ハイテンションなキャラクターの行動と、徐々にシリアスな雰囲気を入れてくる展開 [続きを読む]
  • HELLSING
  • まさに鬼才「平野耕太」にしか描けない傑作。 舞台は20世紀末のイギリス。吸血鬼を狩る王立国教騎士団 「ヘルシング機関」の中に、従属されている伝説の吸血鬼「アーカード」と、その主人「インテグラ」の物語。文字だけ読むと陳腐な設定だが、この作者の手にかかると吸血鬼という創造の存在がマンガの中で見事に再現されていくのだから、その表現力には凄まじいものがある。また敵キャラ含めて、記憶に残る存在が多く、全10冊で完 [続きを読む]
  • カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生
  • サブカルチャーで悦に浸っているどうしようもない人を笑い飛ばす本作だが、個人的に気になったのは本作に対する不評レビューの多さである。恐ろしい数の人に嫌われている作品だ。それだけで、本作がそれなりの作品であるという事が良く分かる。この手の他人の人生を俯瞰する作品は、読者の心に突き刺さるほど、憎しみを持たれるもの。これだけ多くの低いレビューが付いているという事は、この作品に刺されて、やり返さずにはいられ [続きを読む]
  • 100万円超えの高級時計を買う男ってバカなの?
  • 題材は良いのに勿体ない。そんな作品である。時計というのは、まだマンガ界にメジャーな成功例が現れていない重要なジャンルの作品である。だからこそ、もう少し良いエッセイマンガ家を雇えば、ワンランク上の作品に仕上がったであろうに。この頃の「マキヒロチ」は、まだエッセイマンガ家としては経験不足で、残念ながらこのマニアックな世界の面白さを笑いに昇華する事ができていない。多分、クロノス編集部としては、時計の素人 [続きを読む]
  • 真説 ザ・ワールド・イズ・マイン
  • カルトジャンルの作品をあげていけば、必ずその名前が挙がる作品であり、作者「新井英樹」の最高傑作ともいえる本作。世紀末の時代の世相に相応しいテロリストと、山の神ともいえる存在「ヒグマドン」の邂逅。単なる恐怖の描写だけを描いた作品というよりは、現在の人間社会そのものに対する警鐘でもあり、そのオリジナリティには、計り知れないものがある。反面、ストーリーや構成が素晴らしいかと問われると非常に評価が難しいと [続きを読む]
  • ラズウェル細木のラ寿司開店!!
  • 日本の食マンガ、特に酒と食を描かせればやはり他のマンガ家と一線を画すのが「ラズウェル細木」である。そんな食べるの大好き作者が、特に好きな寿司の薀蓄を描いて、ついには自分で寿司まで握り始めてしまう本作。作品自体は寿司好きにはたまらない面白さなのだが、大きな欠点が一つ。それは、3冊のマンガのうち、半分以上が、寿司と関係ない別作品が収録されている点だ。まぁ3冊分のマンガを出すに、原作が足りなったのはわかる [続きを読む]
  • flat
  • 一時、話題になった本作を読了。作者「青桐ナツ」の作品は初めてだったが感想としては、今一つ。マイペースな男子高生主人公と、我慢強い従弟の保育園児2人の心の交流を描いた作品だが、とにもかくにもキャラに共感しづらい。また8巻通して心の成長がほとんど描かれない点も残念。逆にいうと、それすらも超越して、淡々としているのである意味タイトル通りの作品。個人的には割とキャラクター造詣の背景にこだわってしまうので、 [続きを読む]
  • 羣青
  • 作者「中村珍」の代表作である。女性二人による、殺人からの逃走劇を全3冊で描いた本作は、同性愛者としてカミングアウトしている作者ならではの視点や思想に満ちており、読者に圧倒的な熱量で迫ってくる。正直、面白い面白くない以前に思考を強制されるので疲れる類の作品でもある。ただ、作者が強烈に何かを訴えたい事は確かに伝わってくる意味で、本物に分類されるべきだろう。登場人物の背景や、精神描写のリアリティも高く、 [続きを読む]
  • 金の国 水の国
  • 久しぶりに改めて読み返したが、やはり「岩本ナオ」は素晴らしい才能である。新作「マロニエ王国と七人の騎士」には、まだ手が出せていないが、こちらも傑作になるのだろうか。ちなみに作品自体の感想は、以前書いたので、こちら。mangadake.hatenablog.jp作品の評価としては、文句なく名作の位置付けである。金の国 水の国 (フラワーコミックススペシャル)作者: 岩本ナオ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2016/08/05メディア [続きを読む]
  • ど根性ガエルの娘 3巻
  • ど根性ガエルの娘 3 (ヤングアニマルコミックス)作者: 大月悠祐子出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2017/06/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見るど根性ガエルの作者「吉沢やすみ」の娘が描く半ドキュメンタリー的な自伝作品の第3巻。非常に重く息苦しいテーマを、ある程度消化しながら描けている事が伝わるので、その点は高評価。ただ、作者も現在41歳との事なので、この作品で一番描きたい部分を描くのには [続きを読む]
  • はねバド! 10巻
  • はねバド!(10) (アフタヌーンコミックス)作者: 濱田浩輔出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/05/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るジャンプで討ち死にしてしまった作者「濱田浩輔」が描く、バドミントンマンガが面白いと噂には聞いていたのだが、やっとの事で、着手。確かに面白い。最初の数冊こそ、美少女ジャンルに振り分けられてしまう作風だが、中盤の主人公覚醒から、本格バドミントンマンガに転身 [続きを読む]
  • パレス・メイヂ
  • 架空の日本の明治時代を描いた、身分違いの近代宮廷恋愛絵巻もついに完結である。「暴れん坊本屋さん」の「久世番子」に、まさかこんなマンガが描けるとは、正直、驚かされた。しかし、その世界観や設定の奥深さからは、様々な資料を調査したであろう事が伺え、本や世界を俯瞰して眺めていたであろう才能が活かされている。また、少年出仕と少女帝という叶わぬ恋の物語を無駄に長期連載にもちこまず、全7冊で決着させた点も非常に [続きを読む]
  • デストロイ アンド レボリューション
  • 「森恒二」続きである。家族の不幸により社会的弱者の地位に追い詰められ、日々を地味に生き抜いている高校生「田中マコト」。そして、彼と対極的に華やかな高校生活を送っているが、心の中では世界に対する様々な怒りを持ち続けるもう一人の主人公「ユウキ」。何ももっていないはずのマコトに、何故か魅かれるユウキは自身の心の闇を語り、そして、マコトは、自身の持つ秘密を明かすことになる。。。世界を壊す力を一般の人間が持 [続きを読む]