sakanauranai24 さん プロフィール

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sakanauranai24さん: 鮎高ゆう
ハンドル名sakanauranai24 さん
ブログタイトル鮎高ゆう
ブログURLhttp://sakanauranai24.blog.fc2.com/
サイト紹介文小説、書いてます >゜))))彡
自由文海神≪Kaijin≫

俺の嫁になれ───これは2次元の嫁…いや、3次元の嫁を貰った、海の神様のお話し。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供84回 / 24日(平均24.5回/週) - 参加 2017/02/28 17:33

sakanauranai24 さんのブログ記事

  • 【K23:マダマダ?】(3)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「これと……これにします。」小花柄の、淡い色合いの巾着袋と財布を、みな穂は選ぶ。「───これ、可愛い。」手に取った巾着袋と財布を見て、みな穂が小さく呟く。遠慮がちではあるが、嬉しそうにしているみな穂の横顔を、海景は温かく見守っていた。───が、ふと視線に気付き、香月のことを見る。何だか……自分の事を、生温かい目で見守っている。少々居心地が悪くなり、みな穂 [続きを読む]
  • 【K23:マダマダ?】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「あの…わたくしめの様な者は、お金を持たせられなくとも───」「はいよっと!」香月は、みな穂の目の前の台に、可愛い巾着袋の入った箱を差し出す。「どれがいい?こっちは───お財布。」香月は、もう一つ箱を出してくる。そちらには、ちりめんの様な生地で出来た財布が沢山、並べられていた。「あ、あの……」海景は入口から歩いて来ると、勘定場の前に立っている、みな穂の横 [続きを読む]
  • 【K23:マダマダ?】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K23:まだ買い物、終わらないの〜?マッサージチェアの所に居ても、イイ?】「必要なものは、揃えられたか?」のれんを潜(くぐ)りつつ、海景がみな穂に聞いた。「大体はね。っていうかさぁ〜、海景!アンタ、みな穂ちゃんにお金、渡してないの?!」海景の問いに、みな穂ではなく香月が答える。しかも、ちょっとキレ気味に。「あ……ヤベェ。渡すの、忘れてたわ。」「全くもぉ [続きを読む]
  • 【K22:乳青色って、どんな色?】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「この反物、とても綺麗にございますね……」「え───?気に入ったの?」香月が、棚からまた着物を取り出しつつ、みな穂の方に顔を向ける。「欲しいなら、あげるよ。」「えっ?!でも、こんな美しい反物を頂戴する訳には……」「それ、仕入れに失敗しちゃったんだよね。」着物を抱えつつ、みな穂の傍(そば)に香月が来る。「これもイイじゃん!似合う、似合う。」みな穂に着物をあ [続きを読む]
  • 【K22:乳青色って、どんな色?】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K22:野郎はイイよね。パンツさえ有れば何とかなるでしょ?女はさぁ〜(以下、長いので省略)】「これとこれとこれとこれ!」「た、沢山にございます。」「ちょっと少ないくらいよ。女が生活していく上では、色んなものが必要なのよ。」「で、でも…わたくしめには、こんなに買えるほどの持ち合わせは………」香月は、チラリとみな穂を見る。「海景がお金出すでしょ!あと、これ [続きを読む]
  • 【K21:お買い物♪】(3)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「そっかぁ。みな穂ちゃん、人間だもんね……。もう少し、丈が長くないとダメかぁ。」「あ、はい……。」「形は?レースとか。こういうのは、どぉ?」今度は袖をチョイと摘まんで、香月が両手を広げて見せる。「あの、とっても……素敵だと思います。衿と袖も。その…ヒラヒラとしているのも。」「みな穂ちゃん、こういうの着たら似合いそうだよねぇ。あ、海景も可愛いとか思う─── [続きを読む]
  • 【K21:お買い物♪】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「それでぇ〜、みな穂ちゃん!どんな着物がいい?私が着てるような、こんなのなんて、どう?」香月が自分の着物の裾(すそ)を、掴んで持ち上げる。香月の着物は、衿(えり)と袖(そで)の部分にレースがあしらわれている。そして、帯の下の部分はスカートのようにヒラヒラとしていた。着物というよりも、むしろ洋服のワンピースに近い。「わ、わたくしめには、それは短すぎまする… [続きを読む]
  • 【K21:お買い物♪】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K21:女の買い物は……長い!付き合うの、めんどくせー。】みな穂は何だか、ポカンとしてしまっている。───人魚の実情に、ついて行けない。「そういえば……今日はなんか用あって来たの?」香月の問いに、これまた呆れた様子だった海景も我に返り、小さな咳払いをする。「あぁ、その…今日は───」海景はみな穂に視線を移す。「着物を買いに来たんだ。」「みな穂ちゃんの着 [続きを読む]
  • 【K20:人魚の血?】(6)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「あの、それよりも………人魚さまは大丈夫なのにございますか?血を取られても……」「そういや乱獲とかって話、聞いてねぇな。」「あぁ、アレさぁ───栄養ドリンクなんだよね。」「えっ!?」「ハァ?!」みな穂と海景が、同時に口を開く。「私たちの血なんか飲んだって、お腹下すだけよ。」香月がケロリとした口調で言う。「昔はさぁ、いたのよ!凄腕の調剤師がさ!その人魚が作 [続きを読む]
  • 【K20:人魚の血?】(5)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「とにかくさぁ、凄いのよ!この間なんか、人間の男が女人魚に向かって『今までお前に掛けた分の金、全部返せ!』とか言っちゃって。浅瀬で取っ組み合いの大喧嘩!あまりに激しくって、海面が泡立つほどだったらしーよ。」「男も男だけど。取っ組み合いって……女もすげぇな。」海景が呆れたように言う。「まぁ〜仕方ないんじゃない?男が───『僕は本当は脚フェチなんだ!』とか言 [続きを読む]
  • 【K20:人魚の血?】(4)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「人魚の血って、知ってる?」「不老不死の…にございますか?」「そうそう、それそれ!!その商品、絶対買っちゃダメよ!!」「しょ、商品……?」「今、流行ってんのよ〜!人魚ん中でさぁ。ねずみ講!」「ね、ねずみ講……??」「色恋営業かけて、人間に売るパターンが一番多いの!」「い、色恋営業???」「だから人魚と人間の間で、揉め事が絶えなくて!」「???」「香月…… [続きを読む]
  • 【K20:人魚の血?】(3)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら人魚は改めて、みな穂に向き直った。「私は香月(こうづき)。ヨロシクね。」「あっ、はっ、はいっ!わたくしめは、みな穂と申します!」「みな穂ちゃんって言うんだ。」香月はみな穂に向かって、にっこりと笑いかける。「アタシはここで、衣料品店やってるの。外の看板見て、よく呑み屋と勘違いされるんだけどね。」そう言うと、香月はフフフと笑う。「そう言えば、みな穂ちゃんって [続きを読む]
  • 【K20:人魚の血?】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「へぇ〜、この子が海景のお嫁さん?可愛いじゃん。」人魚はみな穂の顔を覗き込む。薄い灰色をした瞳と、みな穂の視線が交わる。「こここここんにちは!」みな穂は初めて見た人魚に興奮し、頬を紅潮させていた。「なんで嫁だって知ってるんだよ?」海景がぶっきらぼうに問いかける。「何でって───」そう言うと、人魚は冷やかすような顔で、海景を見る。「タコ店主の声が聞こえたわ [続きを読む]
  • 【K20:人魚の血?】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K20:酒と人魚とねずみ講】海景はタコ店主の店から数件先にある、『香月』という看板が出た店の、のれんをくぐる。「いらっしゃぁい。」店の奥から、甘い女の声が聞こえて来る。海景に続き、店に入ったみな穂が声のした方を見てみると………一人の綺麗な顔をした女が、優雅に泳いでくる。その女がすぐ手前まで来た時に、みな穂の目に飛び込んで来たのは───見事で美しい、女の [続きを読む]
  • 【K19:ブサイクな……鯛?】(6)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちらみな穂は色んな角度から、その魚を見ては、「へぇ〜!へぇえ〜!」と、驚きつつ、感心している。海景は、そんなみな穂の驚く様子を、後ろから静かに見つめていた。町人たちも───そんな海景とみな穂の様子を、見つめている。海景はそれに気付くと、また仮面を直すような素振りを見せる。そして少しわざとらしく咳払いをすると、集まって来ていた周囲の町人たちを見渡し、言った。「 [続きを読む]
  • 【K19:ブサイクな……鯛?】(5)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「や、野菜…???」中に入っていたのは、大きなシシャモの様な魚が数匹。「匂い、嗅いでみろ。」海景がみな穂に言う。チラリと海景を振り返り、言われた通り、魚の匂いを嗅いでみた。「───!!きゅうりの匂いがしまする!」「だべぇ、だべぇ〜」ブダイ顔のオヤジが、訳の分からない相槌を打ってくる。HOME >゜)))彡 [続きを読む]
  • 【K19:ブサイクな……鯛?】(4)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちらみな穂は、顔を上げた。すると、すぐそこに海景の顔があって……みな穂は恥ずかしくなって、そっと海景から離れる。すると───「お嬢ちゃんが、海景さまの奥さんだべ?」背後から突然声がして、みな穂はビックリして振り返る。そこには───オデコが出っぱった、ブダイの様な顔のオジさんが、立っていた。「俺ぁ、あそこで野菜売ってるべ。オジさんは、八百屋なんよう…なんつって [続きを読む]
  • 【K19:ブサイクな……鯛?】(3)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら通行人たちがざわつき、近くの店の店員たちも、顔を覗かせる。「お嫁さん?」「お嫁さんだって?」「だから今回は海嵐(うみあらし)が無かったのか?!」「海景さま、結婚したの!?」みな穂は、海景の胸板に両手を付く形のまま、町人たちの声を聞いていた。「そうだったんですか!!!……ビックリして墨、飛び出ちゃったよ〜。」タコ顔の店主は、顔を真っ赤にしている。「飛び出た [続きを読む]
  • 【K19:ブサイクな……鯛?】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「へ〜い!!らっしゃ〜い!奥さん今日は、良いイカが入ってるよ!」突然、横の商店から甲高い声が飛んでくる。みな穂は少し驚いて、声の主の方へと顔を向けた。「オマケするよ〜!」そう言って、みな穂の方にイカを差し出していたのは……タコの顔をした、店主であった。「ありゃ〜?!海景さまじゃないの!」そのタコ顔の店主は、みな穂の傍らに海景の姿を見つけると、素頓狂な声を [続きを読む]
  • 【K19:ブサイクな……鯛?】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K19:オヤジ顔の魚……昔、そんなゲームあったよね。】町は、賑わっていた。階段を降りきったら、手は離されるものだと思っていたが───海景は一向に、繋いだ手を離そうとはしなかった。手を引かれ、少し後ろを歩きながら………海景のことを見る。みな穂は、海景とは繋いでいない方の手で、胸の辺りをキュッと掴んだ。(何だか、ここがドキドキします。)それを海景に悟られま [続きを読む]
  • 【K18:背中】(3)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「あ、ありがとうに、ございます………」海景はまたみな穂に背を向け、階段を降り出す。みな穂もまた、それに続こうとしたが……海景がふと歩みを止める。みな穂は、そんな海景の背中を見ていた。「危なっかしいから………」海景はそう言うと、振り向いて、手を差し出す。「つかまれ。」みな穂は、差し出された海景の手を、目をパチクリさせながら見ていた。(俺の手を取るのは、やっ [続きを読む]
  • 【K18:背中】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら階段を降りながら、海景が言った。「アンタの居た村は、あっちの方角だ。」みな穂は海景の視線を追って、遥か彼方の海上を見上げる。「ここからは結構………距離がある。」「そうなのにございますか。」みな穂は、海景がなぜ唐突にそんな事を言い出したのか、よく分からなかった。チラリと振り向いた海景は、みな穂が小首を傾げているのを見て、少しホッとしている自分に気づく。(本 [続きを読む]
  • 【K18:背中】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K18:背中は語る。背中で語る。】海景が顔の前で手をかざすと、小さな泡が一気に集まり、結晶のように仮面を形成する。みな穂と海景は、門扉(もんぴ)の前に立っていた。「じゃあ行くか。」そう言うと、仮面を着けた海景が、足元の砂を蹴り、フワリと浮き上がる。海中をひと蹴りし、さらに数メートル泳ぎ進んだ所で、みな穂が付いて来ていないことに気づき、振り返る。みな穂は [続きを読む]
  • 【K17:左ヒラメに右カレイ】(7)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「本当に食べませぬ!食べませぬよ!」海景が笑うのは、自分が本当に膳を食らってしまいそうだと思われたからだ………そうみな穂は解釈し、更に強く否定する。「───冗談だよ。本当に食うとは思ってねぇから。」そう言って口許(くちもと)から手を外し、みな穂の方を見た海景と───目が合う。(笑ってる……。海景さまは、ああいうお顔をして、笑われるのですね。)目が合ったの [続きを読む]
  • 【K17:左ヒラメに右カレイ】(6)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら炊事場から再び海景の元へ来たみな穂に、海景は横を向いたまま、話しかける。「ヒラメ御膳……腹減ったからって、さばいて食っちゃダメだぞ。大味だろうし、な。」「た、食べませぬっ!お魚さんですが、さすがにお膳は食べませぬ!」みな穂はムキになって否定する。両手を上下にブンブンと振って、否定しているその様が、何かの小動物のようで可愛らしく………海景は何だか吹き出して [続きを読む]