sakanauranai24 さん プロフィール

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sakanauranai24さん: 鮎高ゆう
ハンドル名sakanauranai24 さん
ブログタイトル鮎高ゆう
ブログURLhttp://sakanauranai24.blog.fc2.com/
サイト紹介文小説、書いてます >゜)))彡
自由文海神≪Kaijin≫

俺の嫁になれ───これは2次元の嫁…いや、3次元の嫁を貰った、海の神様のお話し。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供278回 / 91日(平均21.4回/週) - 参加 2017/02/28 17:33

sakanauranai24 さんのブログ記事

  • 【K89:ビビビっと、きました。】
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K89:「俺、この子と結婚する事になるな」って思うのは男の方だけど、実際の結婚のタイミングを決めるのは、女の方。】「思ったより、傷は深くないようにございます。」岩の上に腰掛けている海景の背中を、みな穂が手当てしている。「でも、お医者さまにちゃんと診せた方が───」 みな穂がグラッとよろめく。「おい!大丈夫か?!」それに海景が気づき、慌てて振り返ると、み [続きを読む]
  • 【K88:ジュバ〜ン】(3)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「さっきから聞いていれば、自分のことを『化け物』だとか『怪人』だとか───」みな穂は、とても怒った顔をしていた。「わたしの好きな海景を、そんな風に言わないで下さいまし!」「……好き…な……?俺………」「わたしは海景の鱗が好きなんです!海景の鱗の色も好きなんです!鱗が生えている海景が好きなのにございます!嫌いになんかなれませぬ!!──そんな風に、鱗のことを [続きを読む]
  • 【K88:ジュバ〜ン】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「海景!やっぱりここに居たのですね!早く傷の手当てを───」「俺に、近づくな……!!」海景がことのほか大きな声を出したので、みな穂は驚き、足を止める。「こっちに…来ないでくれ───」海景は側壁の方を向いたまま、更に俯いてしまう。みな穂の位置からは、海景の横顔しか見えなかった。しかも、その顔には横髪が掛かっていて、表情もあまりよくは見えない。「海景……どう [続きを読む]
  • 【K88:ジュバ〜ン】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K88:フランス語っぽく聞こえた?って聞こうかと思ったけど、どうやら『襦袢』って、ポルトガル語らしい。】海景は、自分の手の平を見つめていた。鱗がびっしりと生えた蒼い手には、相変わらず、水掻きも付いている。洞窟の中は、静かだった。海景の背中からの出血は、もう殆ど収まっている。「俺のことを気味悪がらねぇ女なんて……やっぱ居ねぇよ。美鈴みたいな奴の方が、おか [続きを読む]
  • 【K87:来ちゃった♪ビックリした?】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「───煌兄は、いいよな。」海景が昼ごはんを食べながら、ポツリと呟く。「え?」「お前みたいな……嫁さんが居て。」美鈴は目を見張る。そして、隣に座っている海景の顔を覗き込むと───ケタケタと笑いだした。「あんた、何言ってんの?」「これでも褒めてんだぞ、お前のこと!」海景はムキになって言う。「俺は、煌兄が……羨ましい。」美鈴は尚も、ケラケラと笑っている。海景 [続きを読む]
  • 【K87:来ちゃった♪ビックリした?】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K87:アポなしで家に来んなよ。】───それから美鈴は、しょっちゅう洞窟に来るようになった。ある日、海景は洞窟の奥に一人でいた。午前中、煌に稽古をつけてもらい、少々疲れた。そのせいか、仮面をうまく出現させられない。(ま、別にいっか……今は一人だし。)そんな事を思って、気を抜いていた時───「海景〜!居る〜?」洞窟の中に、美鈴の声が響き渡る。海景は慌てて [続きを読む]
  • 【K86:シャツはインですか?アウトですか?】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「ほら!集中力が切れてるぞ!」洞窟の前で、海景と彩世がチャンバラよろしく、棒を振り回している。彩世の方がやや優勢で、押される度に海景の仮面がブレて、全身に鱗が現れる。そんな様子を見ていた煌が、何かに気付いたらしく、二人に声を掛ける。「よし!じゃ、休憩。」海景は荒い息を吐き、その顔からは仮面が消えていた。と、そこへ───「煌〜っ!」女の声が聞こえる。振り仰 [続きを読む]
  • 【K86:シャツはインですか?アウトですか?】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K86:どっちでもいいよ。】天井の隙間からは光が射し込み、洞窟の中には、いくつもの光の筋ができていた。「こんなとこに居ないで、出て来ればよかったのに。」彩世が頭の後ろで手を組みながら、洞窟の中をキョロキョロと見回している。「自分が海神だって、解ってんだろ?」煌が、岩の上に腰掛けている海景に向かって言った。海景は洞窟の側壁の方を向き、俯いたままで───煌 [続きを読む]
  • 【K85:ご職業は?】
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K85:自宅警備員ですが、何か?】「鱗の生えた化け物じゃ!!」俺が初めて聞いた言葉は、これだった───産婆が取り上げた赤ん坊の俺を見て、母親は……青ざめていった。生まれた時から、俺には鱗が生えていた。それは、日に日に増えていった。「ほら、あの女よ。人間じゃない赤ん坊を生んだって……」「鱗が生えてたんだろ?気色悪いな。」「妖怪と交わったんだってよ。だから [続きを読む]
  • 【K84:ワハハハハ!何だ?コノヤロー】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちらみな穂は彩世と共に、フワフワと進んでゆく。みな穂の両肩と両足首には、彩世が作った大きな泡沫がくっつけられていた。お陰で泳げないみな穂でも、バランスを崩すことなく、彩世の海流に乗っていることができた。「みな穂ちゃんは、知ってるのかなぁ?───ボクら海神はね、人間から生まれてくるんだよ。」「───え?」「海神はね、世襲制じゃないんだよ。海神が死ぬと、人間の母 [続きを読む]
  • 【K84:ワハハハハ!何だ?コノヤロー】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K84:笑いながら怒る人】(おいおいおい!聞いてないって───!)権蔵は白い珊瑚の隙間から、彩世とみな穂が泳ぎ去って行くのを見ていた。「早くトンズラしないと!!」二人が泳ぎ去っても尚、権蔵は体勢を低くしたまま、珊瑚と珊瑚の間をほふく前進して行く。「あの海竜のガキに殺されかけて───何だかんだテキトーなこと言ってたら、上手いこと丸め込めて。ついでに気に入 [続きを読む]
  • 【K83:海で拾ったタイ焼きを食う人の気が知れない。】
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K83:『毎日毎日』僕らは鉄板で焼かれるの?売れ残り?衛生状態、大丈夫?】彩世に支えられつつ、みな穂は地べたにヘナヘナと、へたり込んでしまう。「わ、わたし…血とか、そう言ったものが、に、苦手…でして………」彩世が片膝をついて屈み、みな穂の顔を覗き込むと、みな穂は紙のような白い顔をしていた。「ん?あぁ!血にビックリしちゃったの?タツノオトシゴになった事… [続きを読む]
  • 【K82:辰(たつ)じゃないくせに……年賀状の絵柄になる。】
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K82:タツノオトシゴって、何となく嫌〜い。】少年は今にも海景に向けて、銛を打ち込もうとしている。海景はそれに動じることもなく、静かにそこに佇み、胸の前で両の手の指を合わせた。「お前の殺した、総ての者の苦しみを知り、悲しみを知れ。そして自分が与えた恐怖と痛みを、その身を以て思い知れ───」「タマシイ!!見せてよ───!」少年の手から銛が放たれようとした [続きを読む]
  • 【K81:とったど〜!!】(3)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「昔、母さんに『赤ちゃんは、どうして出来ていくの?』って聞いたことがあるんだ。でも母さんは、教えてくれなかった。『もっと大人になってからね……』とか、言葉を濁して………。僕が聞いているのは───そう言うことじゃないのに!!」少年は唐突に、感情をあらわにする。「僕が知りたいのは、どうして母親のお腹の中で『赤ちゃんが育っていくのか?』ってこと!大人は『どうや [続きを読む]
  • 【K81:とったど〜!!】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「俺がやる。──みな穂を頼む。」海景は彩世にみな穂を託すと、少年の方へと歩いていく。彩世が間に入ったので、みな穂の位置から海景の背中の傷は、直(じか)には見えなかった。だがそれでも───彩世の背中越しに、海景の血が霧のように立ち上っているのが、見て取れる。「お前さっき、魚人と人魚には銛が貫通したって言ったな?」「うん。それが?」少年の手に、銛は握られたま [続きを読む]
  • 【K81:とったど〜!!】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K81:銛(もり)って矢印に似てる。】「変なの………。魚人みたいに鱗まみれなくせに、人間みたいな形してるなんて。───気持ち悪い。」いつの間にか少年が、海景の後方に立っていて───独りでブツブツと呟いている。「しかも海神って、硬いんだね……。魚人や人魚には、ちゃんと貫通したのに。あぁ、でも……勢いも足りなかったのかな?」みな穂には赤い煙越しに、少年の顔 [続きを読む]
  • 【K80:12時には魔法が…じゃなくて、化粧がとけた。アンタ誰よ?】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら少し行くと───前方からも、黄色い狼煙が見えてくる。そしてそれはどうやら、みな穂の方へと向かって来ているようだった。「───?」目を凝らして見ると、その狼煙の後方から、海景が凄い勢いで進んでくる。「みな穂!!!」海景もみな穂に気付き、一直線にみな穂の元へと降下してくる。「海景!大丈夫にございますか?!ケガは───」勢いよく、海景はみな穂を抱きしめた。みな [続きを読む]
  • 【K79:スカーフ1枚→8万円?!めまいするわぁ…】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「海竜族に話しを聴くにしても、慎重にね。」「わかってるよ。」「海底火山爆発とか……温泉が熱湯になっちゃったら、シャレにならないでしょ?」「わかってるって。」「……そーいやお前、昔から海竜族とは相性悪いよねぇ。」海景は家の手前まで来たところで、彩世を振り向き、睨む。「この間の平和協定も、諍(いさか)いになりかけたトコを煌兄が止めたって…ホント?」「───そ [続きを読む]
  • 【K79:スカーフ1枚→8万円?!めまいするわぁ…】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K79:旦那が浮気したので、腹いせにブランドのバッグを買わせました!】みな穂は、玄関横の洗濯場にいた。海景の寝間着を持ち、竿に引っ掛けようとした時、袖が下がる。それと同時に、華奢な腕輪がヒラリとみな穂の左手首で揺れた。みな穂は、手を自分の胸元まで降ろすと、その腕輪を眺めた。蒼い宝石がキラキラと光を反射し、腕輪の貝で出来た部分は、真珠のような光沢を放って [続きを読む]
  • 【K78:カボチャぱんつに白タイツ?】
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K78:ないわ〜。そのファッションセンス……ないわ〜】「な〜んであの勢いのまま、お印、あげなかったかねぇ。」彩世が頭の後ろで手を組みながら、海景を見る。「……色々あんだよ。」海景はムスっとしている。その胸元では蒼い首飾りが、キラリと光る。「鉄は熱いうちに打てって、言うじゃん?ねぇ。」「……………。それより、ちったぁコッチに集中しろよ。」二人は北の方角に [続きを読む]
  • 【K77:いずれ、アヤメかカキツバタ?】
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K77:菖蒲(しょうぶ)?アヤメ?カキツバタ?って、何が違うんだ?】───あれから程無くして、海景が荒波祭に行きました。海景は、わたし以外のお嫁さまを取る気は無いと、言ってくれましたが───また巫女凪が来ていたら……と思うと、やっぱり胸の辺りがザワザワします。誰も連れて帰って来なかった海景を見た時───ついついホッとしてしまう、自分がいました。巫女凪用 [続きを読む]
  • 【K76:シャイン!】(2)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「ところで……」「はいにございます?」「この体勢───イヤか?」海景の照れたような物言いに、みな穂はクスリと笑う。「いいえ。…とても、しあわせにございます。」「───そうか。」海景は再び寝返りを打つと、また中庭の方を向いてしまう。中庭では───煌々(こうこう)とした光を放つ魚が、優雅に游いでいた。「このお魚さん達は……出世魚、でしたっけ?」「あぁ。成長す [続きを読む]
  • 【K76:シャイン!】(1)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら【K76:ヒラ→カチョー→ブチョー→シャチョー→カイチョー!!】寝室でみな穂は、中庭を眺めていた。左後方の引き戸が開く音がして振り向くと、寝間着姿の海景が入って来るところだった。みな穂はそれを見て、ホッとする。海景はみな穂と目が合うと、穏やかな表情を浮かべる。みな穂はそれに応えるように、笑顔になった。中庭からは、月のような光が差し込んでいる。その青白い光 [続きを読む]
  • 【K75:リア充・爆発しろ。】(3)
  • 作品一覧/【海神】目次/「海神」 第1話はこちら「とにかくさ…俺がまだ、決心がつかねぇんだよ。だから、待って欲しい。それに───アンタに俺の鱗は、似合わねぇ。」みな穂はしょんぼりとする。「判りました。……やはり…少しでも、煌お兄さんのお嫁さま達みたいになれるように、頑張らねばなりませぬね。美鈴さんみたいな見目を目指すのは、難しそうですが……。それでも、努力できることは、してみまする!」「…………。どう [続きを読む]