遊歩 さん プロフィール

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遊歩さん: 青草のやうに
ハンドル名遊歩 さん
ブログタイトル青草のやうに
ブログURLhttp://aokusa856.blog.fc2.com/
サイト紹介文人事句を中心に自作の俳句に写真を添え、拙い文を書き綴っています。
自由文俳句の出来や用意をできる写真、いつまで質を保てるか分かりませんが、続けられるだけやってみようと思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供128回 / 169日(平均5.3回/週) - 参加 2017/03/07 01:33

遊歩 さんのブログ記事

  • 観音
  •        観音の一瞬笑みし稲光 私たち夫婦は縁あって平成9年11月に西国三十三ヵ所霊場巡礼を始めている。特に信仰心が深いわけではないが、私の病をきっかけに巡るようになった。 その巡礼は平成12年8月に満願の寺、岐阜県谷汲山華厳寺に参って終えている。 当時、会社勤めであったので「歩き遍路」とはいかず、車で巡っている。 [続きを読む]
  • 山頭火
  •                           (ネット画像から)      かなかなの中へてくてく山頭火       かなかなや古里とほき町に住み ご存じ種田山頭火、季語や定形という俳句の約束ごとに関係なく、自身の リズム感を重んじる自由律俳句を詠んだ俳人。 山頭火はその生涯で、8万句以上の俳句を詠んだといわれている。 [続きを読む]
  • 浮人形
  •        母さんはあなたの味方浮いてこい        古里はまだ待つている浮いてこい 季題と季語 俳句の流派、結社によっては、題詠の題としたり一句の主題となっている言葉を季題と言い、単に季節を表すだけの季語と区別することもあるが、一般的には同義に用いることが多い。 俳句を題材にした [続きを読む]
  • ゆく夏
  • (改装前の甲子園球場)      ゆく夏の役目を了えし千羽鶴      夕焼けて九回裏のあと一人 なぜ、高校野球の全国大会は関西、甲子園球場なのか 大正期に、大阪府の豊中運動場を所有する箕面有馬電気軌道、現阪急電鉄は、運動場の利用策の一つとして近辺の旧制中等学校による野球大会開催を朝日新聞社(大阪)に提案を行う、それを受け朝日新聞社が1915 [続きを読む]
  • 送り火
  •       初盆了へ広き座敷の中にいる 今年のお盆も終わった。安堵感はあるが飾りを片づけてしまうと一抹の寂しさが残る。まして、初盆となると・・ 送り火、門火ともいい盆が終わり精霊を送るため、家の入口、墓などで焚く火のこと。所によっては葬式の出棺の際、あるいは婚礼のおり娘が生家を出るとき、家の入口で火を焚く習俗があり、これも送り火とか門火とよんでいる。 [続きを読む]
  • 敗戦日
  •       無口なる父の水風呂敗戦日       ほろ酔ふて早寝の父の敗戦日 今日は72回目の終戦記念日である。 「昭和とは戦争の時代であった。戦後、高度経済成長時代を経て経済的には安定したものの、戦争の傷跡は深く、国民はその痛みを引きずりつづけた時代であったと言える。俳人も例外ではなかった。(中略) 今回、各氏の平成の句を読むと、まだまだ戦争を詠 [続きを読む]
  • 盆の月
  •       ダム底に風のあるらし盆の月 月は地球に最も近い天体であり、太陽に次いで明るい星である。月は満ちたり欠けたりしながら、毎日その姿を変え、約二十九日半で元の姿に戻る。旧暦の太陰太陽暦は、この月の満ち欠けをもとにした暦であり、月が元の姿に戻る約二十九日半をひと月とする。従って、どの月も新月が朔日(一日)で、満月がだいたい十五日となる。月の形は新月から三日月、上弦の月、満月、下弦 [続きを読む]
  • 迎火
  •       迎火焚く先祖の知らぬ町に住み       母を待つ盆提灯を明るうし お盆とは正式には盂蘭盆といい、古代のインド語の一つのサンスクリット語のウランバナを漢字にあてはめて読まれた言葉らしい。 お釈迦様の弟子の目連は、母が死後の世界で餓鬼道に堕ちて飢えに苦しんでいる姿を見て、お釈迦様に母を救う方法の教えを請うた。その教えに従い布施や供養を僧侶や [続きを読む]
  • 心太
  •       余生とは死ぬまでのこと心太 「ところてん」の歴史は古く、正倉院の書物に心太と記されているものがある。 心太の名前の由来は、奈良時代にはテングサのことをこころぶとと呼び、心太の 字を当てていた。太がたいと読まれてこころたいになり、こころてい、こころてん、 さらにところてんへと、音変化したものだろうという説である。 [続きを読む]
  •       知らぬ人ばかりの踊りふる里は      いづくより人の湧き出て踊の輪      更けてより手足のそろふ踊の輪俳句では、単に「踊」というだけで盆踊を意味し他の踊りではない。八月の十三日から十六日にかけて行われる盆踊は、寺社の境内や町の広場などに櫓を設け、笛や太鼓にあわせて輪になって踊ったり、行列を作り町を流れたりする。 本来、盆に帰ってきた先祖の霊を慰めるための踊りである。空也上人や一遍 [続きを読む]
  • 墓洗ふ
  •       沙汰詫びて小さき墓の草むしる       親不孝背流すごとく墓洗ふ 私は転勤を繰り返す仕事についてきた。 その間に両親を亡くし、お墓のある地に生活を戻す基盤がなくなってしまった。 お墓はあまりにも遠方、将来を託すわが家の子供たちの生活も、今の地に根付いてしまっている。ゆえに、お墓を今の私の生活の場へ [続きを読む]
  • 青バナナ
  •       青バナナ父の語らぬ遠き島      遠花火耳底に残る父のこゑ「偉くなれ」とか「出世しろ」など、一度も言ったことがなかった父。「男はケンカに負けちゃいかん。だけどもやっつけ放しにしておいてもいかん」と言った父。5歳の息子を連れて吉原から朝帰りした父。反骨精神と人を呑む気性をもった父親の生き方と、その父に知らず知らずに大きな影響を受けてきた・・これは日経新聞出版社から出ている「われに明治の [続きを読む]
  • 八月
  • (積乱雲です)      八月の石をも熔かす化学式       また八月無音の空の高きこと 8月6日、9日「原爆忌」、千の言葉より俳句は重い。いくつかの句と、添えられた鑑賞文を紹介して無言になる。    すかすかな原爆ドーム秋の風   栗林浩    ひろしま忌紙人形に髪がない   沢田改司 [続きを読む]
  • 水鉄砲/風鈴/麦藁帽/
  •         兄弟の死にかた違ふ水鉄砲         風道をさぐり風鈴売りの立ち         麦藁帽昭和に忘れ来て遠し 季語の数 有季定型の俳句を発句から独立させて定義したのは正岡子規。その「ホトトギス新歳時記第三版」は、全季題2,626、傍題を含め5,747となっている。 また、「連句・俳句季語辞典 十 [続きを読む]
  • 西日
  •       西日射すハローワークの膝小僧俳句は短少の詩形なので、形の美しさを大切にする。 まずはその形、パターンを覚えて、自分のものにすることが上達の秘訣であり、そのなかで得意技を見つけ出すことが、上達の近道にもなる。 前回にそのパターンの、季語を置く位置、切れ字の位置、使われる切れ字についてのデータを書いたが、今回は内容について [続きを読む]
  • 炎天
  •       炎天の無音の中や誰か来る俳句は、短少の詩形なので形の美しさを大切にする。 よって、長い歴史のなかでおのずから型、パターンが決まってきている。 もちろん破調等を好む人もいるが、まずはそのパターンを覚えて自分のものにすることが上達の秘訣であり、その中なかで得意技を見つけ出し、最初はそのパターンばかりで、作句することが上達の近道にもなる。 [続きを読む]
  • 水着
  •       家族みな並び干される海水着 海水浴事情 データは少し古いが、レジャー白書によれば、国内の海水浴客数は2012年には約990万人、ピークだった1985年の4分の1まで減少している。 若い世代の海離れが顕著で、年に1回以上海水浴に行く人は、10〜30代の男性で、2002年には3割以上だったが、2012年には約1割まで減少している。レジャーの多様化が大きな要因。 その中 [続きを読む]
  • 遠花火
  •       来た道やしまひ花火の音のして 花火の闇に明滅する火の光りを見ていると、いろいろなことが思い出される。    別のこと考へてゐる遠花火   黛まどか   遠花火時代遅れの音届く    伊藤句麿   遠花火過去完了の返歌来し   佐藤詠子 過ごして来た60数年間、たいがいのことは自分の思うようにやってきたつもりだが、なにか来し方に不完全燃焼感が残る。 それはなぜか考 [続きを読む]
  • 夕立
  •       嬉々として子ら逃げ惑ふ夕立中 俳句は「座の文芸」といわれている。その意味合いはたくさんあるが、一つは句会の場に作品を持ち寄って切磋琢磨することで、それぞれが進化しあい、開花することを目指すというもの。 句会に参加すると、参加者同士の互選で多くの人に選ばれる句と、一人にも 選ばれない句がでてきたりし [続きを読む]
  • かき氷
  •       夢捨てたことにはふれずかき氷      いもうとのちひさきくちのかき氷俳句は読み手を得て完成する文芸前にもこのブログに書いたが、俳句は短形なので多くのことが言えない。そのために、自分が詠みたかったこと、表現したかったことが伝わるかどうかは、誰かに見てもらわなければわからない。誰かに読んでいただいて、「わかります」「共感します」などと言ってくれて俳句は完成なのである。時によっては「よく理 [続きを読む]
  • 海灼く
  •        海灼くる一瞬鮫のまばたきて 次の2つの句の中の鮫、そのままに読んでも読めない。鮫をなにに置き換えようとしているのか、そんなものではなかった・・ 俳句は凄いなと思わせる句と、それと同様に凄いその鑑賞文を紹介する。      列島をかじる鮫たち桜咲く  坪内稔典 だいぶ [続きを読む]
  • 雲の峰
  •       産着干すふわりと雲の峰に掛け ある夫婦には3人の子がいる。その1番下の子がこの春、高校を卒業した。 この子は戸籍上子ということになっているが、実は娘の子ども、つまり孫である。 1歳になる前に事情があり引き取って育ててきたが、本人も幼い頃から理解をしていた。 反抗期もあり相応の苦労もあったが、厳しさも愛情だと信じ育ててきた。 ある時、学校の国語表現という授業で書いた作文を読む機会があ [続きを読む]
  • 蛍籠/蛍
  •        蛍籠故郷の闇に忘れ来し        夕闇の赤子に灯す蛍籠 夏の宵、水辺の闇を明滅しながら飛び交う蛍 わが国では昔から蛍の光に恋の思いを託し、あるいは、魂になぞらえて詩歌に 詠んできた。 音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ鳴く虫よりもあはれなりけり   源重之(後拾遺集) もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る  和泉式部(後拾遺集) 蛍の光 [続きを読む]
  • 梅干す
  •       遺されし母のノートや梅を干す       一つひとつ母の仕ぐさで梅を干す いまさらながら梅干しの効能について 梅干しは、日本での起源は古く二千年以上も前から中国より伝わり漢方として、また、縁起物として人々から食され、日本の伝統食材として根付いている。 その理由は、保存がきくということ、 [続きを読む]
  • サングラス
  •        代々の気弱な生れサングラスサングラスとは、日差しや強い照明から眼を守るために着用する保護眼鏡のことであるが、原型は北極圏に住むエスキモー達が、雪の照り返しや強い日差しから眼を守るために、板やアザラシの革等を使用して作った遮光器だとされている説が、最も有力だそうだ。 また、ローマの第五代皇帝ネロが、エメラルドを利用して作られたサングラスを使用し、 円形闘技 [続きを読む]