よっくま さん プロフィール

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よっくまさん: Dream of Blue Lover -CNBLUE妄想小説-
ハンドル名よっくま さん
ブログタイトルDream of Blue Lover -CNBLUE妄想小説-
ブログURLhttp://bluelover571.blog.fc2.com/
サイト紹介文CNBLUEのメンバーをモデルにした恋愛小説です♪大学の先輩ヨンファ×貴女?の恋のお話
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供206回 / 104日(平均13.9回/週) - 参加 2017/03/12 20:40

よっくま さんのブログ記事

  • 210 届かない言葉④
  • side You『どうして…お互い好きなのに別れられるの?』…クリスマスの日、彼女との別れを決めたミヌに私が聞いたこと。あの時、どうしてミヌが 別れようと決めたのか 私には理解できなかった。お互い大切に想いあってるのに、どうして別れるんだろうって。本当に好きなら、遠く離れることになっても 諦めなければいいのにって。『好きだから別れるんだ。今の俺じゃあいつを幸せに出来ないから』ミヌの言葉が今、私の心にストンと [続きを読む]
  • 209 届かない言葉③
  • side Yonghwaしばらくして、俺は寒さに耐えられずに 店の中に戻ることにした。ドアを開けたところで、ちょうど反対からドアを開けようとしていた人と鉢合わせして 俺は驚いて立ち止まる。「あ…」その人物を見て 俺の表情は強ばった。「ヨンファ君…」ドアに寄り添うようにして立っていたのは…今一番顔を見たくなかった、ヘジンだった。「……」「……」数秒、見つめあったまま膠着したように重い沈黙が流れたけど…俺は さっきと [続きを読む]
  • 208 届かない言葉②
  • side Youヨンファ先輩に会わないままテスト期間は終わって、週末 私は久しぶりにseedsに訪れていた。その日もバイトは入っていなかったから 表入り口からお店に入る。そしてホールのアルバイトの人に挨拶をしてから、キッチンにいる店長に声をかけた。「お疲れ様です」「お疲れ様…って、あれっ?どうしたの、今日休みだよね」店長は作業の手を止めて 厨房の隙間から顔をのぞかせいつものようにニコッと笑う。「はい。あの、店長… [続きを読む]
  • 207 届かない言葉①
  • side You次の日、私はその日のテストのスケジュールが全て終わって ソヨンと待ち合わせたカフェに向かった。お店に入ると一番奥の席にソヨンはいて、テーブルの上に開かれたテキストはあるものの 視線はぼんやりと窓の外を眺めていた。その横顔に浮かんだ物憂げな表情は 私が声をかけるとすぐに消えて、いつものソヨンの笑顔になった。「お疲れ様!」何もなかったかのように 笑ってくれるソヨンの顔を見ると 私は切なくなった。私 [続きを読む]
  • 206 最終選考ライブ⑤
  • side Yonghwa表彰式が終わってステージを降りても、何だかんだと引っ張り回されて、控え室に戻れたのはイベントが終わってかなり経ってからだった。俺はちょっと焦りながら、荷物の中からスマホを引っ張り出す。彼女をずいぶん待たせてるけど…一体いつになったら帰れるんだろう。ソヨンと一緒とはいえ、門限もあるし…。俺がやっとスマホの画面をタップして 彼女の番号を表示させた時には、すぐ横でミニョクが早々と電話をかけは [続きを読む]
  • 205 最終選考ライブ④
  • side You私が会場に戻ると、最初の出演者が演奏を終わらせる所だった。大きな拍手と歓声の中で、マイク越しにお礼を言う声が会場に響き渡っている。私は それをどこか遠くの出来事のように感じながら、ぼんやりと歩いて席に戻った。「大丈夫?」ソヨンが歓声に負けないよう大きな声で聞いてきたから、私は何度か頷いた。ステージに目を向けると、さっきまでステージにいたバンドの人達がもうはけて、次の出演者の名前が巨大なスク [続きを読む]
  • 204 最終選考ライブ③
  • side You会場に入って 私は、見渡す限り一杯に入っている観客の多さに まず圧倒されて、重厚な広いステージにも息を飲んだ。 今までヨンファ先輩達を見ていたearthのステージとは比べ物にならないスケールだ。今日、ヨンファ先輩達が こんなすごい所でライブをするんだって思うと、自分が出るわけでもないのに 今更緊張してきて足がすくんでしまう。「あ、携帯マナーモードにしとかないとね」ちょうど 会場のアナウンスで注意事項 [続きを読む]
  • 203 最終選考ライブ②
  • side Yonghwaそして迎えたアマチュアバンドコンテスト最終選考ライブの日。俺達は 朝から緊張の中、会場での打ち合わせやリハーサルを終えて しばらくの待ち時間の間 控え室のある建物の窓から会場の外様子を見ていた。建物の2階廊下の大きな窓からは、既に続々と集まってきている客の流れが見える。さっきステージでリハーサルした、あの広い場所にこれだけの客が入るのかと思うと信じられない。今日は いつもの俺達を目当てにく [続きを読む]
  • 202 最終選考ライブ①
  • side Yonghwa大学が始まって…テスト期間前、と言うことで俺達も例に漏れず一応勉強をしなきゃいけなかった。バンドでのデビューが決まっていると言っても、大学はちゃんと卒業しなければいけない。それが俺達の親の出した条件でもあり、事務所もそのためにデビュー後の計画を立ててくれていて、大学とも話をつけてくれている。諸々の大人の事情を考慮しても、俺達は間違っても留年なんかするわけにはいかなかった。……とは言って [続きを読む]
  • 201 愛しい声⑦
  • side Yonghwa次のスタジオでの練習日。その日は朝から空は青く晴れ渡っていて、昨日しっかり休んだせいか身体も軽かった。窓から見える 街並みを見ても なんとなく力が湧いてくるような、そんな朝。俺は 出掛ける準備をしてから、彼女にメールを打った。『おはよう。体調はどう?俺は これからスタジオ練習。行ってくるよ。』何気ないメールを打ちながら、こんなメールも送れずにいたことを思って、ささいなことが幸せなんだと改め [続きを読む]
  • 200 愛しい声⑥
  • side You次の日、私は午前中からバイトに入っていた。午後の落ち着いた時間帯に、昨日電話で言った通り ジョンヒョン先輩がお店に来てくれた。「こんにちは」私がカウンターから出ていくと、ジョンヒョン先輩は いつもと変わらない笑顔を見せてくれる。「お疲れ。風邪は もう平気?」「はい。あの日喉が痛かっただけで すぐ治りましたから」「そっか。それなら良かった」ミニョク先輩が昨日…ジョンヒョン先輩も最近ピリピリしてる [続きを読む]
  • 199 愛しい声⑤
  • side Yonghwaどうして君をほっとけたんだろう。どうして離れていられたんだろう。彼女の久し振りの声は、俺の想像を裏切って……切なくなるほど 優しかった。『ヨンファ先輩、今 電話大丈夫ですか?』「…う、うん」『ごめんなさい。落ち着くまで連絡しないほうがいいかと思ってたんですけど』「あ、いや…そんなことないよ」『……』「俺こそごめん。連絡しなくて…ほんとに、ごめん」伝えたいことがありすぎて、俺は知らず早口に [続きを読む]
  • 198 愛しい声④
  • side Yonghwa俺は その日、これ以上ない最悪の気分で 一人家路についていた。このところ 連日スタジオに集まって練習しているけど、なかなか納得いく演奏はできずストレスは溜まるばかりで。次第に重苦しくなる雰囲気の中、特に俺とジョンヒョンはケンカみたいに言い合いになることもあった。今日はその言い合いすらもううんざりしていて ほとんど口もきかずやっていたけど、そんな俺の態度に またジョンヒョンが怒って…また変な [続きを読む]
  • 197 愛しい声③
  • side Youジョンヒョン先輩に会った日から数日。私はバイト帰りにソヨンと待ち合わせて、ご飯を食べることにしていた。電車に乗って数駅のソヨンのバイト先の近くのお店で待ち合わせていて、ソヨンから先に着きそうだとさっきメールが入っていた。seedsを出た時には薄暗かった空も、すっかり日が落ちて気温も低くなっている。白い息をはきながら、少し早足で歩いているとポケットの中の携帯が鳴り出した。てっきりソヨンかと思った [続きを読む]
  • 196 愛しい声②
  • side Yonghwa年明け、初めてのスタジオ練習の日。その日は、本当なら正月休みのところを、貸しスタジオの店長の心遣いで特別にあけてもらっていた。もう最終選考まで余り日もなくて、最後に皆で集まって練習した日から2週間近くあいたから、調整をする意味でも大切な日だった。それなのに 俺達は…想像もしてなかった窮地に立たされていた。俺が 早めにスタジオに着くと、既にジョンヒョンが来ていて 一人準備をしていた。「お疲れ [続きを読む]
  • 195 愛しい声①
  • side You年が明けて、二日目。私は 母親に頼まれて、買い物に来ていた。電車に乗って、地元より少し大きな建物が並ぶ繁華街は 思ったよりも人通りが多い。昨日の朝から なんとなく喉が痛かったから、私は薬を飲んでたくさん着込んでさらにマスクもして出てきていた。我ながら気の抜けた格好だな、とウインドウに映る自分を見て思う。でも、まぁマスクしてるから…知り合いに会ってもたぶん気付かれないよね?そんな風に油断して、 [続きを読む]
  • 194 一年最後の日④
  • side Yonghwa後、もう数十分で今年が終わる。俺は、実家の自分の部屋で 静かにベッドに横たわっていた。別に…年が変わるからって、何も変わらない。昨日と同じように、眠れば朝が来るだけなのに…どうしようもなく 気が急いて落ち着かない。さっきから握りしめているスマホが、待っている人からではない知らせを 時々持ってくるから…もういっそ電源を落としておきたいくらいなのに、それもできない。もしかして、彼女が連絡をく [続きを読む]
  • 193 一年最後の日③
  • side You今年最後の営業が終わって、私はラストまで残っていたミヌと二人で帰っていた。あの日、クリスマスの日以来 退勤時間が同じになったのは初めてだ。駅までの道のりが なんとなく気まずくて 口数少なく歩いていた私に、ミヌは我慢できないと言った風に声をかけてきた。「お前さ、結局どうなったんだ?」「………」それは、当然 ヨンファ先輩とのことだってわかったけど、私はすぐには答えられなかった。「『ダメだった』って [続きを読む]
  • 192 一年最後の日②
  • side Yonghwa「やっと帰ってきたわね…この親不孝息子!」駅のロータリーに停まっていた母親の車に近寄ると、運転席の窓が開いて、母親が全く迫力のない睨みをきかせながら そんな言葉を吐き出した。一応久し振りの帰省に緊張していた気持ちが、それを見ると一気に脱力してしまった。「…どっかのチンピラかよ」俺はひとりごちながら、ため息をついて後部座席を開け 荷物を放り込む。「なんですって?」「…迎えに来てくれてありが [続きを読む]
  • 191 一年最後の日①
  • side Yonghwa数日後。この年の最後の日を、俺は実家で過ごすために電車に乗っていた。本当は一人で過ごしたかったけど、母親の剣幕に負けて、俺は一泊だけを条件に久しぶりに帰ることを了承した。一旦 覚悟を決めると 不思議なもので、あれからずっと避けていた父親ともちゃんと話をしようと前向きに考えるようになっていた。逃げていたのは…ただ、彼女とのことだけ。お揃いのカップが割れた日。あれから、俺は彼女に一度も連絡を [続きを読む]
  • 190 ヘジンの策略⑥
  • side You私とソヨンがまたフロアへ戻ると、もうそこにはヘジンさんの姿は見えなかった。代わりに、カウンターの端の方でお客さんと喋っていたテウンさんが待ちかねていたみたいに 急いでこっちにくるのが見えた。「ソヨン、終わった?話」「…終わりました。帰ります」来た時よりも疲れた顔をしたソヨンは、テウンさんをちらりと見て力なく呟く。「あー、待った。そんな急いで帰ることないだろ?頼み事聞いてやったんだから、一杯 [続きを読む]
  • 189 ヘジンの策略⑤
  • side You「ソヨン、待って…やっぱりダメだよ」私は…ぐいぐいと強い力で手を引っ張られて、転けそうになりながらソヨンの後についていっていた。抵抗もむなしく、ソヨンは私の手首をがっちり掴んだまま 派手な若者たちで込み合う earthの階段を降りていく。「ソヨンってば!」「わかった。じゃ、あんたは外で待ってて」ソヨンは 有無を言わせない低い声で 私を黙らせると、さっきまで掴んでいた手をパッと離して、分厚いドアを開 [続きを読む]
  • 188 ヘジンの策略④
  • side Yonghwa夕方が近付いて、だんだん 薄暗くなっていく部屋。床に割れて破片が散らばったままの二人お揃いのカップ。俺は 彼女のいなくなった部屋で 座り込んだまま動けなかった。悪い夢でも見てるんじゃないかと思うほど…今の状況を受け止めきれない。頭の中には、一昨日 俺があげたプレゼントを喜んで 泣きながら笑ってくれた彼女の顔と…ヘジンのことで俺を責める さっきの彼女の悲しそうな顔が 交互に浮かんでくる。最初は [続きを読む]
  • 187 ヘジンの策略③
  • side Yonghwa彼女は元々…自己主張がはっきりできるほうじゃないけど。控えめながらも 繊細な表情を見ていたら、彼女がちゃんと色んな感情を持っていることがわかる。出会った頃は 警戒するような固い表情や 戸惑って緊張したような表情が多かったけど…時々恥ずかしそうに赤くなったり ふと笑顔なんかを見せてくれた時には、俺はいつもドキドキときめいていた。まるで初めて恋をするみたいに、コントロールできない胸の高鳴りを感 [続きを読む]
  • 186 ヘジンの策略②
  • side Yonghwa電話が切れてから、けっこう時間が経って…さすがに心配になってきて、また電話をかけようか迷っていた頃に 彼女が部屋に来た。だけど、ドアを開けて そこに立っていた彼女を見て、俺は言い様のない不安を感じた。顔色がかなり青白くて…一瞬、体調でも悪くなったのかと思った。「…大丈夫?」思わず、そう声をかけてしまったけど、すぐにそれが無神経な一言だったと気が付く。だけど彼女は、そんな俺の言葉もまるで聞 [続きを読む]