虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜 さん プロフィール

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虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜さん: 虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜
ハンドル名虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜 さん
ブログタイトル虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/19670727my
サイト紹介文昭和42年生まれ、男性。
自由文昭和42年生まれ、男性。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供104回 / 158日(平均4.6回/週) - 参加 2017/03/14 20:45

虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜 さんのブログ記事

  • 中間管理職の狭間で
  •  「これお願いしたいんだけれど・・・」と課長の高橋 聡、51歳が静かに依頼した。 「私、もうこれ以上業務が増えるのが無理なのでこの仕事は断らせていただきます」と部下の高田 強、34歳は返してきた。 この時、部長である高橋は一瞬驚きを隠せなかった。?橋はこの業務を三か月前から高田にお願いしていた。高田もまたこれを引き受けていた。それを今になって引き受けないとは・・・・・・。 「ふざけてんじゃねえぞ」 [続きを読む]
  • 早期退職3
  •  平成29年4月1日から私の夢の生活が始まる予定でした。34年間勤めた会社を早期退職したのです。 「毎日、何にも縛られることなく生きることができる・・・」 とにかく私の求めた生活は「ノーストレス」でした。 会社に行っている頃は毎日がたくさんのストレスの中で生きていました。 たくさん嫌な人がました。 たくさん不安なことがありました。 来てほしくない予定が入っていました。 土曜日も日曜日も月曜日のこと [続きを読む]
  • 早期退職2
  •   子供たちも独立し、住宅ローンも退職金で完済しました。年金受給の65歳までは、何とかやっていける蓄えもあります。贅沢をしなければ何とかなりそうです。 けど、早期退職をして私が一番不安なことは・・・・・・・。  働いているときは、毎日毎日が憂鬱でした。特に50歳を過ぎて、出世コースから外れてしまったので、年下が部下になることもありました。 理不尽なことを言われることもたくさんありました。 けど、生 [続きを読む]
  • 早期退職1 
  •   たいした意味のない人生だったのではないかと最近つくづく思います。 私は昭和36年生まれで、今年56歳になります。大学卒業後、34年間同じ会社で働いてきました。妻も成人した息子と娘がいてそれぞれ独立しています。そんなこともあってか、私は会社の早期退職制度に心を惹かれ、定年まで5年を残して退職しました。 50歳を過ぎるころから、段々と仕事が嫌になっていきました。元々、嫌だったのですが、50代を過ぎ [続きを読む]
  • 賞味期限ホステスⅡ
  •  「賞味期限ホステスに需要があるかって? それが結構あるんです。」 「Mami」は明るく話す。 「男も賞味期限を過ぎた人ばかりですが・・・」 夜の世界は奥深い。もちろん圧倒的に若さが武器になるのは承知のこと・・・。 けど、コアなファンは、賞味期限ホステスを目当てに通ってくれる。 世の中には不思議な男性がたくさんいる。 昔、奇麗だった頃を想像してのむことが好きな男性もいる。もちろん今なおある程度の外 [続きを読む]
  • 賞味期限ホステスⅠ
  •  ここは北海道にある人口10万ほどの地方都市。かつては鉄鋼産業で街は隆盛を誇った。70年代から80年代にかけて、街の繁華街は週末になると人で溢れた。しかし、90年代を過ぎると時代の波は一気にこの地方都市を覆う。 そして、2017年の夏・・・。かつての繁華街は、ほとんど店のシャッターが下りている。 そんな中、エリザべスビルという建物がある。1990年に建てられたビルだ。5階建ての店はどれもがバブルっ [続きを読む]
  • 生きる意味〜勝ち組を演じる生き方〜
  •  「ふー、今日も緊張することばかり・・・」  そんな言葉が自然こぼれる・・・。 滝沢 修、50歳。金沢市のある会社の部長である。滝沢の前には、20個ほどの机が並んでいる。そんな部下たちを前にして、滝沢は日々演技をしながら今日もギリギリのところで生きている。 「勝ち組を演じて生きるのもしんどいよなあ・・・」 一人の時に思わずそんな言葉が浮かんでくる。 年収1000万円、一戸建て、妻も市役所勤務、子供 [続きを読む]
  • 生きる意味〜タクシー運転手の生きざま〜
  •  馬田 崇は、50代を迎えて、今日も釧路の町でタクシーを走らせている。めっきりお客の減った繁華街を流しながら今日も懸命に働いている。  馬田は、優秀な営業マンとして活躍した後、今度はその人脈と勢いを買われ、夜の店を開店させた。1989年のことだった。 店の名前は、「イレブン」。そうサッカーにちなんだ店名にした。彼の店は、最初の数年はかなり繁盛した。 高校時代の同級生、自動車会社時代のつながり・・・ [続きを読む]
  • 生きる意味〜タクシー運転手の生きざま〜
  •   道東の街、釧路で馬田 崇(51歳)は、今日もタクシー運転手として働いている。馬田は、地元の高校に進学した時は、ちょっとは名の知れた男だった。 サッカー部のキャプテンとして、抜群の運動神経で活躍していた。また、成績も校内ではトップクラスで地元の国立大学に進学するものと思われていた。  しかし、馬田は、大学受験に失敗すると、あっさりと進学を断念し、自動車販売の会社の営業マンとして就職した。 そこで [続きを読む]
  • 生きる意味22〜AMラジオ〜
  •  今日も暑い日が続いている。仕事先に行く途中の車の中では、最近、AMラジオをよく聞いている。昔はAMなんか・・・と馬鹿にしていたのに、今ではその番組と内容がとても気に入っている。 今日、紹介するのは、札幌で単身赴任をしている52歳の男性である。会社は食品メーカー、役職は部長と管理職までたどり着いた。リストラの影におびえながらも何とかこの年まで最前線で仕事をさせてもらっていることに彼は喜びを感じてい [続きを読む]
  • 生きる意味21〜お悔やみ欄〜
  •  昭和42年生まれの男性が朝、よくやることといったら何だろうか? 新聞のお悔やみ欄に目を通すことがよくあることではないだろうか。 今日、そのお悔やみ欄に懐かしい名前と店名を見つけた。 亡くなった男性は76歳。かつてさびれたネオン街で小さな洋食屋さんを営んでいた。 彼はよくそのお店の常連だった・・・。だったというのは過去形・・・。いつの日か特に理由もなくそのお店から遠のいていった。  そうそのお店は [続きを読む]
  • 生きる意味〜つまらない大人になったかもしれないが・・・2〜
  •   夕方16時を過ぎたというのに30度はある。強烈な西日を浴びながら、小林 充は、彼の勤め先である市役所へと向かっていた。 充は、大学卒業後、町の役場に就職した。しかし、彼が38歳の時に、その町は近くの市へと合併された。自動的に彼は、市職員となった。そして、充は3年前から県庁のある大きな市へと派遣職員として勤務している。そこでの任期を終えると、管理職としての役職か約束されていた。 充は、48歳にし [続きを読む]
  • 生きる意味〜つまらない大人になったかもしれないが・・・1〜
  •  のんで酔っ払って愚痴っているオヤジたち・・・。 その光景を見ながら、大学生の一団は、蔑んだ眼差しで笑っている。「50も超えた親父が居酒屋で愚痴っている姿ってすんげえみっともないよねえ」「もう夢も希望もない人種ってわけだよね」「ああはなりたくないよねえ」「俺発見した。そういう親父に共通しているのって、前歯がなかたり、前歯が黄ばんでいたりとか、歯が悪いということ」「なるほど、確かに口臭もすごそう」「 [続きを読む]
  • 生きる意味16〜ファイスブック症候群「偽りのタイプスリップ」⑧〜
  •  島崎貴志、50歳。今のささやかな暮らしに満足している。そんな彼がFBという彼の若い時代にはなかった媒介で様々な人との近況を知るようになる。 そして、彼の元へ高校時代からの友人からFBで連絡があった。8月11日、〇〇でクラス会を実施します。幹事は、・・・、・・・、・・・の2名です。SNSだけでの呼びかけをします。何かありましたら幹事まで連絡をお願いします。 どれだけ人が集まるのだろうか?  45人 [続きを読む]
  • 生きる意味15〜ファイスブック症候群「偽りのタイプスリップ」⑦〜
  •  島崎貴志は、かつて付き合っていた村木ゆかりのフェイスブックをどんな思いで見ていたのだろうか?「プライドの高い彼女のことだ。きっと、アップされている情報も華美なものなのだろう」 そう思っていた。 しかし、よく見ていくと、そこには必要最低限の情報しか記載されていなかった。 夫のことも、家族のことも、家のことも・・・。ただ、時々、会う高校時代のことだけがアップされていた。 何の情報もないことが根拠とな [続きを読む]
  • 生きる意味14〜ファイスブック症候群「偽りのタイプスリップ」⑥〜
  •  村木ゆかりのFBはどうだったのか。写真で見る彼女はセレブな雰囲気と51歳とは思えない美貌とスタイルだった。 ただ、貴志が気づいたのは、ゆかりが高校の同窓会に参加している写真だった。 彼女は、同性からは嫌われるタイプであった。だから、学生時代の友達も少なかったと記憶している。そんな彼女が東京で行われている同窓会の幹事をしている写真があった。  「こんなことをするタイプではなかったのに・・・」貴志は [続きを読む]
  • 生きる意味12〜ファイスブック症候群「偽りのタイプスリップ」④〜
  •  フェイスブックで若いころに付き合っていた女性を見つけた時に、どんなことを思うだろうか。幸せになっていてほしい・・・不幸になっていてほしい・・・ その思いの別れ道は自分の幸福度のバロメーターによるのかもしれない。貴志の友人で石田 力也という男性がいる。父が市議会議員をしていて、会社も経営していた。親の七光りで彼も海外に留学するなどしていた。しかし、20代の後半から、力也は働かないで、親のビルを譲り [続きを読む]
  • 生きる意味11〜ファイスブック症候群「偽りのタイプスリップ」③〜
  •  島崎 貴志 50歳、村木 ゆかり51歳・・・。絶対につながるはずのなかった二人の接点はFBという媒体を通して通じることになる? ?がつくのは、貴志が一方的にゆかりのことを知ることになったから。もしかしたら、ゆかりは自分のFBのことなど知らないかもしれないからだ・・・。  「あなたがこの業界で生きていけないようにしてやるから・・・」20年前、貴志はゆかりにそんな捨て台詞を言われた。  ゆかりは、親 [続きを読む]
  • 生きる意味〜同世代2〜
  •  木澤 凌、50歳。現在、信用金庫の副支店長として単身赴任生活をしている。凌は、高卒という学歴ながら副支店長にたどり着いた。大卒ばかりの管理職の中で凌のような高校卒は、地方の信用金庫としても異例のことだ。 凌の副支店長としての最初の赴任先は、彼の自宅から4時間ほど離れた小さな漁村の町だった。 その街は人口4000人ほどのさびれた漁村。基幹産業の漁協の衰退とともに町も一気に衰退している。少子高齢化と [続きを読む]