Yumin さん プロフィール

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Yuminさん: ほんのほん♪
ハンドル名Yumin さん
ブログタイトルほんのほん♪
ブログURLhttp://yaplog.jp/bookclub/
サイト紹介文日本人英語学習者のYuminが、同志たる英語学習者に向けて、楽しく読める洋書をご紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供41回 / 156日(平均1.8回/週) - 参加 2017/03/15 08:48

Yumin さんのブログ記事

  • A Man Called Ove (Sceptre)
  • スウェーデンの作家Fredrik Backmanによる、大ベストセラー小説です。英語で読んでいる都合上、英米の作品はわりと読むチャンスがありますが、北欧の作品、それも現代小説というのは珍しいと思い、以前から興味を持っていたものです。主人公は、気難し屋の初老の男性Ove。この作品は60歳を目前にして妻に先立たれた彼の最晩年を描く、心温まる小説です。冒頭、電気屋でパソコンを買おうと奮闘するOve。「タブレットですか?」と薦 [続きを読む]
  • 本好き必見!アニメ映画『ブレンダンとケルズの秘密』
  • 昨日、すごい映画を観たのでご紹介します。息子が留守にしているので、帰って来る前に映画でも観に行こうか・・・と、軽い気持ちで夫と一緒に出かけたのですが、ものすごいものを見せつけられて帰ってきてしまいました。映画のタイトルは『ブレンダンとケルズの秘密』、フランスで2008年に製作されたアニメ映画です。こんな美しい作品、子どもたちに是非とも観てもらいたいのですが、大人たち、とりわけ本が大好きな人にお薦めの映 [続きを読む]
  • Finders Keepers (Pocket Books Fiction)
  • Steven Kingによる3部作の2作目。以前ご紹介した"Mr. Mercedes"の続編ですが、1作目よりも更に緊張感の増す作品です。物語は1978年、かつて天才と称えられた老齢の作家Rothsteinが、3人の強盗により殺害されるところから始まります。3人の強盗のうち2人の動機は、世捨て人同然の暮らしをしていた老作家が金庫に保管していた現金でしたが、主犯のMorrisは、全く別の動機を持っていました。それは、同じく金庫内にしまわれていた作家 [続きを読む]
  • ジェンダーフリーと現代の「呪い」
  • 先日の朝日新聞を読んでいると、ジェンダー特集を組んでいるページがありました。7月30日(2017年)の記事で、メディアにおけるジェンダー表現に関する記事です。こういうものを読んでいると、本当に辟易してしまいます。悪意なく発された言葉であるからこそ、問題意識を持って、そこに知らず知らずのうちに表れた意識の歪みを正していかなくてはならない・・・という考えはわからなくもないのですが、一体意識の歪みというのは、 [続きを読む]
  • Kon-Tiki: Across The Pacific By Raft (Simon & Schuster Paperbacks)
  • ノルウェーの人類学者トール・ハイエルダールによる記録文学です。20世紀記録文学の最高峰とも言われるもので、日本では『コン・ティキ号探検記』(河出文庫)として邦訳が出ています。記録文学ということは、当然これは実話ということです。こんな大冒険を20世紀の半ばにやってのけた人がいたということで、本当に驚きの溜息が出てしまう本です。1930年代後半、新婚旅行とフィールドワークを兼ねてタヒチに滞在していた若き人類学 [続きを読む]
  • Matilda (Puffin Books)
  • 日本でも有名なロアルド・ダールの児童書『マチルダは小さな大天才』(評論社)の原書です。独特のリズム感とユーモアを帯びた文章が楽しくて、思わず読み耽ってしまう作品です。5歳で小学校に上がる前に、既にディケンズやオースティンをはじめとする名作文学を読みこなし、算術も完璧という天才少女マチルダが主人公。彼女がずば抜けて冴えた頭脳・能力を生かし、自分に無関心な親や横暴極まりない小学校の校長を懲らしめるとい [続きを読む]
  • Pride and Prejudice (Penguin English Library)
  • ご存知ジェイン・オースティンの名作。実は私、ジェイン・オースティンを読むのはこれが初めてで(と、毎回のように「○○を読むのは初めて」と言っているような気がする)、興味深くじっくり読みました。というのもこの小説、始めから終わりまで、見事なくらいに何も起こらないんです。女主人公Elizabethが、紆余曲折の末に愛する男性と結婚し、ハッピーエンド・・・と、要約すると、ホントにこれだけ。それなのにページを捲る手 [続きを読む]
  • The Code Book: The Secret History of Codes and Code-Breaking (Fourth Estate)
  • 今回の本は、ポピュラーサイエンスの名著"The Code Book"。著者はご存知、Simon Singh氏。この本は日本でも、『暗号解読』というタイトルで新潮文庫から出版されており、非常に有名かつ人気のある本だそうです。ただ、科学や数学はめっぽう苦手な私。自分では絶対に、この本を手に取ることはなかったと思います。実はこの本、今年のサン・ジョルディの日(4月23日。日本では「子ども本の日」として制定されているが、元はスペイン [続きを読む]
  • Red Velvet Cupcake Murder (Kensington Mystery)
  • あれこれ本格的なミステリーや暗号の本など読んでいますが、たまにはちょっと軽いの読んでみたいなあ・・・と思って、紀伊國屋書店で手に取ったのがこちら。”Red Velvet Cupcake Murder"というミステリー小説です。赤い背表紙に目を惹かれて、思わず手を伸ばしたのですが・・・ちょっと写真ではわからないけど、表紙がぴかぴかした加工になっていて、すごく可愛いデザインです。実はシリーズものらしく、どうやらこれは5作目に当 [続きを読む]
  • Momo (Puffin Books)
  • 日本でも非常に有名な、Michael Endeの名作『モモ』(岩波書店)の英語版です。この本ですが、私は日本語版で小学生の頃に読んでおり、当時の本が今も手元に残してあります。今その本は息子のものなのですが、再読しようと思ったきっかけは、来月頭に企画している家庭内読書会です。実は小学校4年生の息子がエンデの大ファンで、「7月の読書会は、是非『モモ』を課題図書に推薦したい」というので、満場一致(といっても我が家には [続きを読む]
  • The Giver (Laurel-Leaf)
  • 先日たまたま図書館に行ったら、リサイクル図書整理日でした。つまり、リサイクルの棚に並んでいる本はもらっても良いというわけで、棚を物色していて見つけたのが、この本でした。「リサイクル資料」というラベルがべったりと表紙に貼られていますが、読まれた形跡一切ナシ。これは私が持って帰って、絶対に読んであげなくては!と、持ち帰ってきたのですが、このシブすぎる表紙からは、これが実は児童・YA向け小説であるとは思い [続きを読む]
  • The Help (Penguin Books)
  • 7月8日(土)に開催予定のSkypeを使用した読書会の課題図書に選んだ本です。(読書会の詳細は、こちらをご参照下さい。)ここ一週間ほど、ずっと読んでいたのですが・・・読むのが遅い私も、息を呑みながら一気に読みました。本当は読書会が終わるまで、感想を公開するのは控えようかと思ったのですが・・・これを読んで興味を持たれる方、参加を検討される方がもしいらっしゃればと思い、敢えて読書会前に感想を公開致します。読 [続きを読む]
  • 読書しなくても、問題ないのに
  • 皆様、おはようございます。うんと早起きして、Sherlock Holmesの"A study in Scarlet"を読んでいました。残す所あと数ページとなり、犯人がわかってすっきりしたところで、この記事を書いています。Bantam Classic版に収録されたこの作品、ホームズの初出作品のようですが、ほんとにスケールが大きくてわくわくします!千ページを超える本のなかのまだ一作目で、まだ120ページ程度しか読み終わっていないのですが、徐々にこの本も [続きを読む]
  • Wide Sargasso Sea (Penguin Essentials)
  • 何とも謎めいた作品です。作中描かれる鮮烈な南国ジャマイカの風景は美しいのですが、どぎついまでに色彩が過剰で、読者の頭を混乱させるようです。まるで他人の深層意識に迷い込んだかのような、美しいけれども悪い夢を見ているような作品です。この作品は、"Jane Eyre"の登場人物であるRochester氏と彼の最初の妻との関係を、別の作家が解釈して書いたスピンオフ作品です。しかしオリジナルの”Jane Eyre"とは全く違う作風で、新 [続きを読む]
  • 『ほんのほん♪』Skype読書会のお知らせ
  • 皆様、こんにちは。いつも『ほんのほん♪』の原稿や、ウェブサイトの記事を書きながら、かねがね「こんな素敵な本について、他の読者の方々とお話しできたら・・・」と思っていた私。そこで今回、Microsoftの無料ソフトSkypeを使って、読書会を開催することにしました。詳細については、以下をご覧下さい。日時: 2017年7月8日(土)13:00−14:30課題図書: Kathryn Stockett ”The Help”, Berkley、Penguinなど     (キ [続きを読む]
  • It Can't Happen Here (Penguin Modern Classics)
  • アメリカの作家Sinclair Lewisによる、1935年の作品です。トランプ政権になってから、"1984"や"Animal Farm"が俄かに再読され始めたというアメリカ。ここ日本は東京・新宿区にある紀伊國屋書店本店の洋書コーナーでも、これらの本を集めたセクションが作られており、アメリカの政治状況について考えさせられましたが、その中でも一際目を惹いたのが、この本です。タイトル、そして本文中の言葉を集め、新聞のようにレイアウトした [続きを読む]
  • Tom Jones (Penguin English Library)
  • 18世紀前半の作家Henry Fielding による、魂の籠った名作です。老若男女を問わず、どんな方にも読んで欲しいと思って、Fieldingはこの作品を書いたのではないかと勝手に思っています。彼はこの作品を物す前、9年のキャリアを劇作家として積んでいます。それだけに、"readers"と読者に語りかけたり、各部の枕に作者の解説や私見が挿入されたりする部分が多く、読者との距離が非常に近いという意味で、口承文芸的・演劇的要素を多く [続きを読む]
  • Walt Disney's Donald Duck: The Ghost Sheriff of Last Gash
  • 実は私、ディズニーのコミックが好きで、これまで結構読んでいるのですが、こちらのブログでは紹介したことがありませんでした。今回初めて、ディズニーのコミックをご紹介しようと思います。作者はカール・バークス。ドナルド・ダックの漫画の作者として、世界で一番有名な作者といえばこの方ではないかと思います。バークス氏は1960年代には既に漫画家を引退しており、その後は画家として名を馳せるも、2000年に99歳で亡くなって [続きを読む]
  • ネット、ほぼやめました。―インターネットと本の情報―
  • 皆様こんにちは、Yuminです。実は私、つい最近までSNSが大好きでした・・・が、現時点で全部やめています。つい最近まで、私は主に読書メーター、ツイッター、インスタグラムの3つをやっていました。インスタグラムは雑誌の懸賞に応募するためにアカウントを作ったため、今も残してはあるのですが、懸賞の応募期間が終了した今、完全なる放置状態となっています。読書メーターに関しては大好きだったのですが、ハマりすぎて眼精疲 [続きを読む]
  • Homeschooling: Take a deep breath, You Can Do This! (Mapletree Publishing Company)
  • Terrie Lynn Bittnerさんという、ご自身のお子さんたちをホームスクーリングで教育した方による本です。ホームスクーリングという言葉は日本では聞き慣れませんが、自宅で子どもを教育することを指します。ホームスクーリングにも様々な方法論・考え方がありますが、Bittnerさんはホームスクーリングを、非常にリベラルかつ広く捉えておられます。学校へ通う子どもの家庭学習を自宅でサポートすること(所謂アフタースクーリング) [続きを読む]
  • 読み散らかしも、いいじゃない
  • 皆さん、こんにちは。Yuminです。前回更新時から、毎日相変わらず(ペースは遅くても)本を読んではいるのですが、このところ数冊の本を併読するのが楽しくなってきてしまいました。そのため、どれも丁寧に読んではいるつもりですが、一冊の本を集中してさっと読了するという読み方をしていないので、更新が滞っている次第であります。少し前まで、複数の本を併読するということが、私には全くできませんでした。何だか入れ替わり [続きを読む]
  • The Silence of the Lambs (Arrow Books)
  • ご存知『羊たちの沈黙』原語版です。映画で有名な作品なので、特にミステリーファンの方であれば、すっかり御馴染みという向きも多いのではないでしょうか。私も実は、最初に映画で観ているはずの作品なのですが・・・何しろ観たとはいっても20年ほど前の話ですから、冒頭の刑務所の場面をなんとな〜く覚えているだけで、ストーリーに関しては全くもって記憶にありませんでした。だから頭の中はほぼまっさらの状態で、まるで未知の [続きを読む]