ミモザ さん プロフィール

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ミモザさん: 安寧なんか欲しがりません
ハンドル名ミモザ さん
ブログタイトル安寧なんか欲しがりません
ブログURLhttp://quietsea526.hatenablog.com/
サイト紹介文60代スタート。観劇、テレビドラマ、読書、ミニチュアドールハウス、手作りバッグ、小説など趣味だらけ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供58回 / 96日(平均4.2回/週) - 参加 2017/03/20 00:01

ミモザ さんのブログ記事

  • mother&daughter
  • 日曜日に京都へ。mixiで知り合った同年輩の男性(おっさん)が、同年輩の女性(おばはん)と二人のフォークデュオを組んでいて、彼らの結成10周年記念ソロライブがにぎにぎしく開催されるというので駆け付けた次第。どうせなら一泊くらいして母の顔をみたり、母に顔を見せたりってこともしたかったけれど、折あしく中学生の期末試験直前ってことで土曜日も補習授業でいっぱいいっぱい。高速バスで日帰り弾丸ツアーよろしく始発と最 [続きを読む]
  • 「はじめまして」周辺こぼればなし。
  • 「はじめまして」という小説は、もう15年くらい前に書いたもの。大学時代の友人マリリンの話を聞いて作ったもの。マリリンの長女が不登校で、それに悩んで私に電話をしてきたことがある。どこかいいお医者さんを知らないか、といったもの。心療内科というのだろうか。彼女がなぜ私にそういう相談をしてきたかといえば、当時私の長女がそういうたぐいのお医者様のお世話になっていたからである。マリリンの長女はまた中学生で、私の [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」その13
  • 「はじめまして」⑬五月の陽光が、降り注いでいた。新しい緑が陽の光を反射している。季節は進んでいる。春菜が学校へ行けなくなってからの日々、光を光として感じることができなかったことを朋子は思った。その間にも緑は芽吹き、花は咲いていたのだろう。空を見上げると、青かった。空は青いというのも久しぶりに思い出したような気がする。春菜は、まだ学校へは行けない。なのに、光を感じ、空の青さを見上げられるのはなぜだろ [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」その12
  • 「はじめまして」⑫待合室のソファで春菜はまた眠っていた。いつだったか、ソファで眠っていた春菜の頭をそっと自分の膝の上に乗せてやったことがあった。あの翌週にも春菜は同じようにソファで眠っていたが朋子が近づくと、その顔は眠っていなかった。じっと目を閉じているだけだった。まぶたを無理に閉じているので小さく震えていた。朋子は先週と同じように春菜の頭を膝の上に乗せてやった。この子はこういうやり方でしか私に甘 [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」その11
  • 「はじめまして」⑪「あなた、右手にホクロある?」修一は、夕食の後で、妻に不意に訊ねられた。朋子が修一の右手を覗き込む。「あ、あるわ。」妻が声を上げた。言われて修一は自分の右手を見る。ホクロなどないはずだ。妻が見ているのは、親指の根元にある古い傷跡だった。妻はすぐにそうと気がついて、ちょっとがっかりした様子だった。けれど、その後もしばらく修一の手のひらを見ていた。「なんだよ。なんか変か?」と修一が言 [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」その10
  • 「はじめまして」⑩通院をはじめて半年が過ぎようとしていたその日、部屋の中に入ると近藤は、窓からの明かりの逆光でシルエットになっていた。朋子は、少し猫背で机に向かうその姿にまたある面影を重ねてしまった。まぶしそうに目を細めてドアのあたりにたたずむ朋子を見て、近藤は看護士にカーテンを引くように指示した。我に返って、近藤の前の椅子に腰掛けながら朋子は落ち着かない気持ちにとらわれた。「この一週間の春菜さん [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」その9
  • 「はじめまして」⑨翌週の面談では趣味について話した。朋子は手芸が得意で結婚前からパッチワークの同好会に入って展覧会などにも出品していること。学生時代から母の勧めでフランス語やテーブルコーディネートの教室に通っていたこと。今も、時間に余裕があるときは続けていること。そういえば、パッチワークも母の勧めではじめていたこと、などを話した。「よいご趣味をたくさん持ってらっしゃるじゃないですか。」と近藤がいっ [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」その8
  • 「はじめまして」⑧学校から紹介された病院に春菜を連れて行きますね、とある朝朋子に告げられた。小児専門の国立病院の心療内科だという。医療的処置が必要なところまできているのか、と修一はたじろいだ。修一には言いたくて言えない思いがあった。春菜に必要なものは医療ではなく母の朋子の愛情なのではないか、と。春菜をもっと愛してやれないのか、と。その言葉は妻にもっと自分を愛せと懇願することになるような気がして言い [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」その7
  • 「はじめまして」⑦春菜の変調を修一は痛ましく見ていた。無理をさせないほうがいい、と妻には何度か言ってはみたが、その言葉は朋子を混乱させるだけのように見え、次第に口をはさめなくさせていた。そのころ修一は会社で大きなプロジェクトを抱えていた。家庭内を覆いつつある暗雲を掃うだけの気力と時間的余裕を持たなかった。春菜の苦境にもつい目そらしがちだった。いや、見るに忍びなかったのかもしれない。春菜の痛ましさは [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」その6
  • 「はじめまして」⑥夏休みには一家でハワイ旅行へ出かけた。寺の嫁になっていたらこんなことは適わなかったはずだ、と朋子は自分の家族の形に満足した。ハワイの絵空事のような色をした青い空を背景に微笑む一家の新しい家族写真が戸棚を飾った。中学一年の二学期が始まってまもなく、突然春菜が学校を辞めたいと言い出した。いや、一学期の期末試験が終わった頃に前兆はあった。長く伸ばした髪を毎朝朋子が結ってやっていたのだが [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」その5
  • 「はじめまして」⑤朋子は、その年三十四歳になっていた。修一は妻の美しさが時々まぶしかった。見合いの席ではじめてみた時、目眩がするほどだった。小さい女性だな、というのが次の印象でそれも修一の好みだった。顔も手もどこも小さくて、消え入りそうな風情というのだろうか。体の大きい修一は、だからなのか小さい女性が好みだった。女性だけではなく、ミニチュアの模型など、とにかく自分の体のスケルとは違った小さきものに [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」その4
  • はじめまして④相変わらず気難しい春菜と渉の育児に埋没する数年が過ぎた。春菜を私立の小学校へ入学させるのは早いうちにあきらめた。春菜は悉く朋子の意に添わない方へばかり向かっていくように思えたからだ。朋子が私立へ行かせたいと願えば、絶対無理ですね、と幼児塾の塾長に言い渡されるような子どもになった。それは春菜の意志のようにも思えた。そのように思えてしまう朋子だったというべきか。 春奈が小学校に入いる直前 [続きを読む]
  • 連休中のわたし、実話、ときどき法螺 その3
  • ↑黒豆ちゃまこと私は大学時代からの友人なんだけど、大学時代にはそれほど仲良しってわけではなかった。私の友人の、その友人という距離感。その頃私が一番仲良しだった黒豆とちゃまこは下宿が同じだった。大学のある私鉄駅から3つ先にある駅にその下宿森田荘(実名)はあった。40年くらい前の時代の話。トイレも風呂も厨房も共同という、でもその時代にはそれが一般的な学生の住居形態だった。とはいえ、中にはワンルームマンシ [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」③
  • 「はじめまして」③一年後見合いをし結婚した。大手の造船会社で設計技師をしている修一だった。朋子は当然処女ではなかった。恋人との間には充実したセックスの経験があり、かなり奔放な行為も経験した。好きだったらこんなことまでできるのか、と自分でも驚くような行為も経験した。初夜で初めて修一との行為があり、それは朋子自身がどうにもならない違和感を抱くという結果に終わった。何も感じることができなかった。苦痛とい [続きを読む]
  • その2
  • 隣県県都に到着したのが12時で、まずはホテルに車と荷物を預け、ヒカリがみつほし百貨店(仮名)に行きたいというので向かふ。ミ)みつほし百貨店(仮名)で何買うの?ヒ)夏用パジャマ。という会話あり。彼んちにお泊まりに行くときの、ちょっといい夏用パジャマを狙っているらしい。それを母親と買いに行くんかい!とミモザは心でツッコミつつも、これはこれで致し方のない所もあるのでございます。ヒカリは、思春期以降、20代の [続きを読む]
  • 連休中のわたし、実話ときどき法螺
  • 連休中のミモザの体験的虚実話をいたしたいと存じます。(実話ばかりではおもんないのでうっかり法螺を吹いてしまうかもしれないというニュアンスを込めております)前半は一人娘と隣県へドライブ小旅行としゃれこむ。一人娘を仮にヒカリと称す。ヒカリは34歳で独身で公務員で、恋人は一応いるらしいが結婚は双方とも望んでいなくて、ゆえにただの浮ついた恋愛関係をエンジョイするというまことに結構な34歳的私生活を満喫している [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」②
  • はじめまして②この通院を朋子はいつからか心待ちにするようになっていた。面談室のドアを開け、デスクに向かう近藤が椅子をくるりと朋子の方へ回転させる一瞬にときめくようになったのはいつ頃からだろう。近藤は四十代の前半という年回りだろうか。白衣を着ないでいつもセーターかポロシャツという格好でいる。癖のない髪をやや伸ばしていて、前髪を掻き揚げるしぐさが子どもっぽいと朋子は思う。学生時代の恋人にどこか似ている [続きを読む]
  • 連載小説「はじめまして」①
  • はじめまして①朝、目覚めの一歩手前のまどろみの中で、夫の修一が手を伸ばしてきた。朋子のネグリジェの裾をたくし上げ、パンティに手をかけ引き下げる。条件反射のように腰を浮かせて協力するような動きをしてしまってから朋子は、ふっと夫のいる左側の腕が粟立つような感覚を覚えた。十歳年上の夫はまもなく五十歳に手が届く。朋子の目の位置にある夫の肩の皮膚にも老いが見え始めていた。見慣れたホクロも若いころに比べると色 [続きを読む]
  • 奇跡の人ら
  • 若き日の柳澤桂子さん。奇跡的美貌!昨夜のスイッチインタビュー、奇跡のツーショット!SWITCHインタビュー 達人達(たち) - NHKまずは福島智さんについて、5,6年前に爆問学問でこの人を知って、ご本「盲ろう者として生きて」を読み、驚き、感銘を受けました。福島智さんは間違いなく奇跡の人。奇跡の人ら、と書いたからにはもう一人奇跡の人がいて、それが柳澤桂子さん。この人のことも過去に何度か文章にした覚えがあるのであ [続きを読む]
  • 生きてて良し、ですか?
  • NHKEテレの0655で最近毎日流れてくるのが「だじゃれDE1週間」という歌。すっかり覚えて、一日中口ずさんでいる。げっつようびがはじまんでーかようびあいさつちーすでーてな調子。この歌をバックに画面には素朴なアニメ、これがめっちゃかわいい。そーんなかんじで1週間、がんばるで〜♪って感じで、特に雨の月曜日には自分を鼓舞するために?何度も歌ってしまうのか。60歳の日々はこんな調子でいいのかな、と省みればいろい [続きを読む]
  • ゲロ
  • 自分ちでほそぼそと塾業をしてまして。完全個別指導なので、家庭教師みたいなもんです。家庭に行かない家庭教師ね。一般的な「塾」ではついていけないような子がやってきます。家庭教師並みの手厚い指導ながら1時間1400円という激安授業料なので、1週間の指導可能コマ数は全部埋まっとります。口コミで生徒は集まってきます。全部埋まっても授業料の総額は8万円くらいにしかならない。細々(ほそぼそ)と細々(こまごま)と塾業営 [続きを読む]
  • 会合の予算ないのかコッペにクスリ
  • コッペにクスリさん。「会合の予算ないのかコッペにクスリ」これは柴門ふみの漫画「PS元気です、俊平」の中に出てくる、世界史の年代を覚える語呂合わせの名文である。コペルニクス地動説を唱える。1543年。この不思議な文のどこに1543が隠れているか考えてみよう!しかも、コッペニクスリってなに?ま、それはさておき。さっき昼休みにスーパーへ走ってきた。今日はポイント3倍の日だからまとめ買いよ。でも慌てて出かけてお財 [続きを読む]
  • 屋根の上のヴァイオリン弾き
  • 映画版「屋根の上のヴァイオリン弾き」でテヴィエを演じたトポリ。父のほうがハンサムだけどね。「屋根の上のヴァイオリン弾き」という映画をはじめてみたのは高校生の頃だったか(そういえば、ミモザは高校時代映画研究会副部長だったっけ)。その後随分と経ってから結婚後に再びビデオで見たとき、主人公のテヴィエの人生がある男性を思い起こさせ、それ以来特別な映画になった。その男性は韓国人で、戦争前まだ彼の幼い頃に家族 [続きを読む]
  • レズのご夫婦
  • 私が生まれたのは京都の市街地で下町風情のただよう、新撰組で有名な壬生(みぶ)というところです。路地の入り組んだ長屋で10歳まで暮らしました。その長屋の一軒にレズのご夫婦が住んでいました。ご主人の方は背広のようなきちんとした洋服を着て毎朝お勤めに出かけていました。奥さんは日舞の先生でいつも和服姿です。子どもの目には年齢が判断できませんでしたが2人とも若くはなかったと思います。レズということばも意味も知 [続きを読む]