長内那由多のMovie Note さん プロフィール

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長内那由多のMovie Noteさん: 長内那由多のMovie Note
ハンドル名長内那由多のMovie Note さん
ブログタイトル長内那由多のMovie Note
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/nayutagp01fb-zephyranthes
サイト紹介文映画レビュー、俳優論など映画のことを中心としたブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供17回 / 8日(平均14.9回/週) - 参加 2017/03/20 22:59

長内那由多のMovie Note さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 『ミッドナイト・スペシャル』
  • 何度でも呟いて、その感触を確かめたくなる魅惑的なタイトルだ。次世代アメリカ監督の中でも最重要の1人、ジェフ・ニコルズ監督の新作『ミッドナイト・スペシャル』は闇夜に身を晒した時の、あの抗い難い夜気の悦びを彷彿とさせる。超能力を持った我が子を守り、旅を続ける父。彼らを追う謎の教団、アメリカ政府…と粗筋を書けば胸躍る冒険SFものに聞こえるが、ここには娯楽ジャンル映画の高揚感は皆無だ。少年の起こす奇跡を妄 [続きを読む]
  • 映画メモ2月版
  • 『ドクター・ストレンジ』16・米監督 スコット・デリクソン詳しくはこちら『幸せなひとりぼっち』15・スウェーデン監督 ハンネス・ホルム詳しくはこちら『沈黙 サイレンス』16米監督 マーティン・スコセッシ詳しくはこちら『ホワイト・ヘルメット シリアの民間防衛隊』16・英監督 オーランド・ボン・アインシーデル詳しくはこちら『ゾンビランド』10・米監督 ルーベン・フライシャーゾンビコメディかと思いきや、これって伝 [続きを読む]
  • 映画メモ1月版
  • あれ、もう3月ですか…。『ライト/オフ』16・米監督 デビッド・F・サンドバーグ電気を消すと現れる怪物の恐怖を描いたホラー映画。電気を消した瞬間の「あれっ?」という空目を活かした発想が面白い。わずか80数分の尺で畳みかける新人監督らしい勢い勝負の快作。『ラン・オールナイト』15・米監督 ジャウム・コレット・セラ気鋭のB級職人セラだが、本作はヤクザの殺し屋リーアム・ニーソンと親分エド・ハリスの友情と対立で泣 [続きを読む]
  • 『13th-憲法修正第13条-』
  • 世界人口の5パーセントが住む国に、全世界の25パーセントの囚人がいる。こんな驚くべき奇妙なデータから始まる本作は、奴隷制度と刑務所ビジネスの関係を紐解き、アメリカの差別構造、さらにはトランプ政権への強烈なパンチを喰らわせる。キング牧師によるセルマ大行進を描いた『グローリー』で一躍注目を集めた女傑エヴァ・デュヴァネイ監督による力作だ。映画は始めに奴隷解放を謳った憲法修正第13条のある抜け穴について語って [続きを読む]
  • 『ヒトラーの忘れもの』
  • ヨーロッパで難民の排斥が叫ばれ、アメリカでイスラム圏の入国禁止処置が進む今、一体この憎しみの奔流はどこから来ているのかと途方に暮れてしまう。辿れば根源はテロなのだろうが、果たして僕らが憎んでいるのはその行いなのか、人種や国籍なのか。マーチン・ピータ・サントリフ監督による本作は観客に自問を促す力作だ。この今日性が高く評価され、アカデミー賞では外国語映画賞にノミネートされた。1945年5月、ナチスの占領か [続きを読む]
  • 『マリアンヌ』
  • CGアニメの制作をやめた途端、連打の始まったロバート・ゼメキス監督の最新作『マリアンヌ』(原題=ALLIED)は先の2作『フライト』『ザ・ウォーク』同様、CGを効果的に用いた大作ならではの人間ドラマだ。『カサブランカ』はもとより往年のロマンス映画、そして“スター映画”にオマージュが捧げられており、時に古風すぎるきらいもあるが、ゼメキスの演出はミニマルな熟練技を身に付けており、今や巨匠の風格である。興行的 [続きを読む]
  • 『ホワイト・ヘルメット シリアの民間防衛隊』
  • 今年のアカデミー短編ドキュメンタリー賞受賞作。連日、ロシア軍による空爆が続くシリアで消防、救急に携わる民間団体“ホワイト・ヘルメット”を追った力作だ。ここ数年、オリジナルドキュメンタリーの製作に力を注いできたNetflixにとって初のオスカー受賞作となった。絶望的な状況に打ちのめされてしまう。街は政府軍に包囲され、国際社会の援助は一向に届かない。隊員たちは日々、懸命に救助活動に挑むが1人、また1人と命を [続きを読む]
  • 『沈黙 サイレンス』
  • マーティン・スコセッシ監督が何十年もの時を経て映画化した『沈黙』はその苦節のプロダクションこそが希求心の物語であるかのようだ。映画という神への信仰に憑りつかれた男はいかにして真理を得たのか…キリスト教未開の地、日本で己の信仰心を試される牧師たちの物語は、遠藤周作の原作小説をフィルムに焼きつけようと格闘するスコセッシの姿とダブる。かねてより“ギャングと聖職者が同居する作家”と評されてきたスコセッシだ [続きを読む]
  • 『幸せなひとりぼっち』
  • 今年のアカデミー賞で外国語映画賞、メイク賞にノミネートされたスウェーデン映画。本国では"ウン人に1人が見た”レベルの特大ヒット作になったらしい。スウェーデン映画なんてそう何本も観ないのでお国柄云々とか言う気はないが「ベタなお涙頂戴映画の話法というのは万国共通なのだなァ」と思った次第。主人公はオーヴェという老人だ。町内のゴミ出し、駐輪、防犯、車両の進入に目を光らせるのが日課で、違反者を見るや厳しく叱責 [続きを読む]
  • 『ドクター・ストレンジ』
  • マーヴェルの快進撃が止まらない。ここに来てMCU最高の評価を獲得し、単独ソロデビューとしても過去最高のヒット作となった。いよいよアメコミファン以外には知名度のないドクター・ストレンジなるキャラだが、そこはマーヴェル。最旬スターを引っ張ってきた。ベネディクト・カンバーバッチ、ついにMCU合流である。マーヴェルのキャスティング慧眼は今回もドンピシャだ。原作キャラへのフィットはもちろんだが、それ以上に“映画ス [続きを読む]
  • 『最期の祈り』
  • 今年のアカデミー短編ドキュメンタリー賞ノミネート作。日本ではめったに字幕付きで見る事のできないジャンルだが、配信サイトの大手Netflixがその製作、配信に力を入れ始めた事によってアメリカでの賞レースと時差なく見られるのは大いに有り難い。わずか24分、膨大な取材時間を短編というフォーマットに凝縮した独自のジャンルだ。終末期医療の病棟にカメラは張り込み患者、家族、医師を追っていく。延命か、安楽死か。答えの出 [続きを読む]
  • 『38人の沈黙する目撃者』
  • 第89回アカデミー長編ドキュメンタリー賞一次候補選出作品。1964年、街中で一人の女性が殺害されるも、現場に居合わせた人々は助けもしなければ通報する事もなかった。大都市に内在する“無関心”の問題は日本でもしばしば駅ホームの事故等でクローズアップされる。このキティ・ジェノヴィーズ事件は後に社会学のテキストとなり『傍観者効果』という言葉が生まれた。映画は被害者キティの弟であるビルが事件を再検証していく [続きを読む]
  • 『シンドラーのリスト』
  • スティーブン・スピルバーグが初めてホロコーストという出自に関わる困難な題材に挑んだアカデミー賞7部門受賞作。195分にも及ぶ長尺ながら同年『ジュラシック・パーク』との連続撮影という驚異的な早撮りを敢行している。娯楽大作のメガホンを握る事で念願の企画である本作の製作をユニバーサルに担保させるためであり、画面の隅々に到るまでスピルバーグの気迫と執念が漲っているのを感じる。1200人にも及ぶユダヤ人を収容所か [続きを読む]
  • 『エージェント・マロリー』
  • 遊ぶように撮る。この果敢な実験性、フットワークの軽さこそソダーバーグだ。“綜合格闘技界の女帝ジーナ・カラーノ主演でアクションを撮る”、おそらくはそんなワンアイディアからスタートしたであろう本作にはありとあらゆるセンス・オブ・ワンダーが注ぎ込まれている。時制はシャッフルされ、カメラは1シーンたりとも同じショットを使わないとばかりにトリッキーに動き回る。そして立ちはだかるハリウッド人気スター男優たちを [続きを読む]
  • 『カイト KITE』
  • 『デッド・コースター』『セルラー』『スネーク・フライト』といったB級映画の監督として認知されてきたデヴィッド・E・エリスが、かねてより企画していた梅津泰臣による同名アニメの実写版。ところがエリスはロケハン中の南アで急逝し、本作のカメラを回す事は叶わなかった。遺志を継いだサミュエル・L・ジャクソンは出演契約を続け、脚本もエリスが死守したオリジナルに近いバージョンで撮影されたという。これまでのB級テイ [続きを読む]
  • 『ジュピター』
  • 何でもウォシャウスキー兄弟は今は“兄弟”ではなく“姉妹”らしい。『マトリックス』よろしく本当の自分に気づいた彼らはリリーとラナへ性転換したのだ。本作でミラ・クニス演じるジュピター(こんなDQNネームを付けられてさぞかし苦労しただろう)はセレブの大邸宅で掃除に勤しむ貧しい移民の娘。しかし本当の姿は銀河を収めた女王の生まれ変わりだったのだ!こんな窮屈な思いをして生きているアタシは本当のアタシじゃない!い [続きを読む]
  • 『黒い牡牛』
  • 1956年、アカデミー原案賞(現在の脚本賞)が発表された瞬間、本作の脚本家ロバート・リッチなる人物は会場におらずその後、オスカー像を受け取りに来る事もなかった。ハリウッドは「一体誰が書いたのか?」と謎の脚本家の正体で持ちきりになったという。やがて明らかにされたその人物こそ当時“ハリウッド・テン”の1人として業界を追放されていた赤狩りの犠牲者、ダルトン・トランボだったのである。このエピソードを知ってから [続きを読む]
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