iwao60 さん プロフィール

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iwao60さん: 読書と花でひまつぶし
ハンドル名iwao60 さん
ブログタイトル読書と花でひまつぶし
ブログURLhttp://dokusyotohana.blogspot.jp/
サイト紹介文読書が趣味です。図書館の本と庭の花でひまつぶし。娯楽小説の乱読もガーデニングも楽しい。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供54回 / 25日(平均15.1回/週) - 参加 2017/03/30 21:29

iwao60 さんのブログ記事

  • 「夢みる葦笛」上田 早夕里
  • 生命とは何か、知性とは何か「夢みる葦笛」上田 早夕里光文社、1620円、325ページバラエティに富んだ10編からなるSF短編集です。滅びの予感10個の生体脳を体内に埋め込めば、合成人間は人口の体に人間の心を持つことができるのか。高次元の存在であるマナガミ様が去った地球は崩壊に向かうことになるのか。地下都市からの廃棄物を無害化するはずだった泥棲生物が溟海に突き出す塔を覆い尽くすのか。幻想的でオカルティックな極限状 [続きを読む]
  • 「機長、事件です! 空飛ぶ探偵の謎解きフライト」秋吉 理香子
  • 治郎の翼への片思いの行方は?「機長、事件です! 空飛ぶ探偵の謎解きフライト」秋吉 理香子KADOKAWA、1620円、296ページ氷の女王がフライトやステイ先で空飛ぶ名探偵振りを発揮します。推理が得意なアイス・クイーン副操縦士として国際線デビューする間宮治郎は、エリート美人機長の氷室翼から厳しい指摘を受けタジタジ。翼はアイス・クイーンの異名を取り、推理が得意な完璧主義者です。安全にはお金がかかりますから燃費や効率重 [続きを読む]
  • 「死神の精度」伊坂 幸太郎
  • 奇妙な味わいの連作短編☆「死神の精度」伊坂 幸太郎文藝春秋、1543円、275ページ千葉ちゃんはアスペルガー症候群患者…というわけではありません。仕事だから見届けて報告するだけ「人の命が尽きることに意味も価値もない。だから興味もない。仕事だから見定めるだけ」情報部から小出しにされるデータを元に1週間調査し、「死の実行が可か見送りか」を判断する調査部所属の千葉ちゃん。ミュージックを偏愛しCDショップに入り浸る [続きを読む]
  • 「87歳。紫竹おばあちゃん幸せの花園」紫竹 昭葉
  • 紫竹おばあちゃんの花園♪「87歳。紫竹おばあちゃん幸せの花園」紫竹 昭葉海竜社、1620円、175ページ十勝平野の紫竹ガーデンにはワイルドフラワーがいっぱいです。オープン当初の売上は年に80万円帯広市の南にある紫竹ガーデンは1万8000坪の英国風ナチュラルガーデンです。東京ドームより広い元牧草地を、25年かけて2500種あまりのお花が溢れるまでに整えました。観光農園という項目がなかった1889年に「花卉主体の農業」で申請し [続きを読む]
  • 「慶応三年の水練侍」木村 忠啓
  • 忍者が鍛えるスポ根侍?「慶応三年の水練侍」木村 忠啓朝日新聞出版、1620円、288ページ秘技・諸手抜諸蹴とはバタフライ泳法のことですw佐幕派vs勤皇派の争いが水術勝負へ時は慶応3年(1867年)、異国船の出没で鎖国が破られつつある幕末の激動期です。津・藤堂家で150石の中士・清之助は火薬製造場の大爆発で友を失います。時は流れて砲術師範となった35歳の清之助の前に現れた親友の息子・善幸、彼は家老・藤堂光徳の意を受け過 [続きを読む]
  • 「トイプー警察犬 メグレ 神隠しと消えた殺意の謎」七尾 与史
  • ライトミステリー小説「トイプー警察犬 メグレ 神隠しと消えた殺意の謎」七尾 与史講談社、713円、264ページトイプードルの警察犬メグレは犯人がわかる超能力犬?10年前の事件の謎プロローグでいきなり身代金250万円の児童誘拐事件が発生、受け渡しに失敗して…。それから10年が経過し、躾で置き去りにされ行方不明になった6歳の子どもの捜索が行われます。ハンドラー(訓練士)早乙女に連れられたメグレは「犯人臭気」に反応して [続きを読む]
  • 「七都市物語」田中 芳樹
  • 科学技術が退化した近未来の架空戦記☆「七都市物語」田中 芳樹早川書房、691円、307ページ小林智美によるカバーと口絵のイラストが美麗、大転倒後の地球地図も秀逸です♪SF的設定に萌えます!大転倒によって横倒しになった地球が舞台です。月面都市の配慮で勢力が均衡した7都市は平和と秩序を維持できるはずでした。しかし、航空・航宙技術を奪うオリンポスシステムによって君臨した月面の人類も、未知のビールスであっさり全滅。 [続きを読む]
  • 「桜疎水」大石 直紀
  • 詐欺もあれば、純愛もあります「桜疎水」大石 直紀光文社、1620円、255ページ京都を舞台にした短編集です。詐欺絡みの事件は薄くリンク「十年ぶりの桜疎水――『桜疎水』刊行エッセイ 大石直紀」を見ますと、第1話「おばあちゃんといっしょ」が日本推理作家協会賞短編部門を受賞したことで本書が編まれたようです。1・4・5話が詐欺絡みの事件で薄くリンクしています。2・3・6話は友人・恋人・親子間の情愛がテーマですから、テイ [続きを読む]
  • 「キャプテン・コリア」荒山 徹
  • スーパーマンとかウルトラマンとか「キャプテン・コリア」荒山 徹光文社、1836円、317ページパロディとかオマージュとかがいっぱいです。ボリルの超人兵甲舞台は現代の韓国、ただし超科学だかオカルトだかが横行するパラレルワールドです。脱走兵が私立高校を占拠し、徴兵制廃止を要求して生徒に拷問を加えます。いきなりエグい描写が始まったと思ったら、クローン兵士が現れてあっさり人質を解放して一発解決。対日懲罰作戦統合本 [続きを読む]
  • 「美味しんぼ (1)」雁屋 哲(作)、花咲 アキラ(画)
  • 食ブームを巻き起こした長期連載作品「美味しんぼ (1)」雁屋 哲(作)、花咲 アキラ(画)小学館、523円、229ページ山岡士郎と栗田ゆう子は「究極のメニユー」にたどり着けるのでしょうか。世間の注目度が高かった1983〜2014年の30年を超える長期連載、TVドラマ化・アニメ化・映画化・ゲーム化などにより発行部数も1億3000万部。休載理由も原発関連の鼻血描写と、いろいろな意味で話題に事欠きませんでした。休載から終了へ「また [続きを読む]
  • 「鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸」乾 緑郎
  • 著者も鍼灸師「鷹野鍼灸院の事件簿 謎に刺す鍼、心に点す灸」乾 緑郎宝島社、700円、324ページ勝ち気でおせっかいな真奈が巻き込まれる連作短編の鍼灸ミステリー。鷹野夏彦と五月女真奈は名(迷)コンビベテラン鍼灸師の鷹野院長は腕がよく、アブダクション(推論)も得意ですが、ものぐさな面倒くさがり屋です。一方、新米の真奈(25歳)は患者の事情に首を突っ込んで悩むことが少なくありません。遠慮のないやり取りをする二人は [続きを読む]
  • 「大暴落 ガラ」幸田 真音
  • 日本初の女性総理が登場!「大暴落 ガラ」幸田 真音中央公論新社、1836円、426ページ日本は東京大洪水と大暴落の危機を乗り越えられるでしょうか。日本経済の終わりの始まりなのか永田町の旧弊に足を引っ張られながらも、官房長官・宮下の補佐を受けて組閣人事に奔走する三崎皓子。荒川下流河川事務所で大雨による増水に危機感を募らせる所長・里見。あかね銀行のディーリングルームで為替の不気味な動きに注目する浜崎と相澤。政 [続きを読む]
  • 「解決人」両角 長彦
  • おバカなことをシリアスなノリで「解決人」両角 長彦光文社、1836円、265ページトラブルシューター六原が7つの難事件の解決にひと役買います。ごちゃ混ぜの事件の数々内戦の極限状況下で上司交替に翻弄される商社マン、アドバイスされた起死回生の一手とは。自意識過剰な一発屋作家がしくむ狂言の結末は。臨死体験であちらの世界をレポートさせようとするサイコパスの望みは叶うのか。トラウマで授業ができなくなったコルサコフ症 [続きを読む]
  • 「Croak! 世界の不思議なカエル」黒川 宇吉
  • ネットで大評判のカエル図鑑「Croak! 世界の不思議なカエル」黒川 宇吉(著)、海老沼 剛(監修)実業之日本社、1814円、128ページオールカラーのカエルのイラスト図鑑です。カエルフリークが愛をこめて描いてます「読んだ本の一覧・追記」に書いた通り、ここからはざっくばらんに行きますw で、「カエル」の話に戻りましてと。筆者は小さな頃からのカエルマニアだそうです。「どこをとってもかわいいとしか表現できない」とカエル [続きを読む]
  • 「憧憬☆カトマンズ」宮木 あや子
  • アラサー女子のためのおとぎ話♪「憧憬☆カトマンズ」宮木 あや子 日本経済新聞出版社、1404円、236ページ後藤ちゃん、中尾ちゃん、パティに会えます。イケメンも登場しますwおバカ大学出身だけど侮れない正社員への勧誘を断り続けるサポートセンターの派遣社員・後藤ちゃん、派遣会社の正社員で営業担当・中尾ちゃん。二人は29歳、バカで有名なユーラシア大学以来の付き合いです。大学で十分に遊んだので、サラリーマンとして生き [続きを読む]
  • 「図書館戦争」有川 浩
  • 戦闘とラブコメの融合☆「図書館戦争」有川 浩KADOKAWA、720円、398ページ図書館を舞台に図書隊員が銃撃戦を繰り広げます。ステレオタイプだけどキャラ立ち熱血バカの笠原郁(身長170cm)と彼女をしごく鬼教官の堂上(165cm)の恋バナです。教官にドロップキックをかましたり、熊?にも殴りかかったりと、とにかく郁のキャラが立っています。脇役も寮で同室の柴崎、堂上の相談相手の小牧、上司で喧嘩中年の玄田、郁と同期でエリー [続きを読む]
  • 「ハイパープラジア―脳内寄生者」望月 諒子
  • 地球はすでに滅んでいる?「ハイパープラジア―脳内寄生者」望月 諒子徳間書店、1944円、289ページ脳を乗り継いでいく不死の意識をめぐる物語です。ライトなホラーとサスペンス42歳の脳外科医・沢村は勤務先の大学病院で手術の際に、患者の脳髄を目に浴びます。全快したはずの患者は2週間後に全脳萎縮が起こり、2ヶ月後には亡くなって病理解剖でも原因不明。沢村も自分の中に自分でない存在を感じて混乱します。音楽や食事の嗜好が [続きを読む]
  • 「散歩でよく見る花図鑑」亀田 龍吉
  • 草花を愛でながら散歩するための一冊「散歩でよく見る花図鑑」亀田 龍吉(文、写真)家の光協会、1728円、160ページ四季折々の道端の草花を判別し易い工夫が凝らされています。写真を眺めるだけでもうれしくなる♪生態写真ではなく押し花のような大きな切り抜き写真なので、茎・葉・花の形がはっきりわかります。1ページにひとつの植物を取り上げて簡潔に説明、白バックの写真は花の特徴や近似種との違いを際立たせます。著者は動 [続きを読む]
  • 「ばけたま長屋」輪渡 颯介
  • 怪談と本格ミステリの融合「ばけたま長屋」輪渡 颯介角川書店、1512円、220ページ長屋の男3人組が幽霊捜しに精を出しますが…。ちょこちょこと伏線ありw巻頭の「主な登場人物紹介」を見れば、舞台やキャラクターの設定はだいたいわかります。独り立ちするために裏長屋に引っ越してきた指物師・弦次、職業不詳のお調子者・三五郎、本物の幽霊にこだわる町絵師・朔天、弦次の妹・照、長屋の大家・半右衛門、幽霊画を注文する紙問屋・ [続きを読む]
  • 「優しい幽霊たちの遁走曲」太田 忠司
  • 怖くて奇妙なオカルト・ファンタジー「優しい幽霊たちの遁走曲」太田 忠司東京創元社、1836円、308ページ小説家が捨て神や幽霊と遭遇して…。「ホラー作家を欲しがっている」町売れないホラー作家・津久田舞々が熱中症気味で意識朦朧となります。場所は人口1015人の古賀音町の無人駅です。この人口ですと、町ではなく村になるはずですが…それは置いといてと(笑)。物語はこのシーンで始まり、終わります。舞々は38歳、食い詰めて [続きを読む]
  • 「イングリ 熱血人情高利貸」山口 恵以子
  • タフで鬼より怖い女高利貸し「イングリ 熱血人情高利貸」山口 恵以子一二三書房、1404円、218ページ怖いおばさんにイケメンホストがボコボコにされるお話です。海堂桃子が暴走!40歳ちょっとで彫りの深い顔は和製イングリット・バーグマン、でも身長173cmで格闘家並みの筋肉だから「イングリ」です。見掛け倒しではなく、反社会勢力とも五分に渡り合い、ヒモ気取りのチャラ男などは延髄斬りであっさりノックアウトします。ピッキン [続きを読む]
  • 「鴨川食堂おかわり」柏井 壽
  • 一冊で六食味わえる食×謎の美味しいミステリー「鴨川食堂おかわり」柏井 壽小学館、1080円、206ページ鴨川食堂・鴨川探偵事務所が忘れられない記憶の食卓を再現します。「食」捜します看板を出していない大人の隠れ家風の店、そこに料理雑誌の一行広告を見た客が辿り着きます。思い出の味を求める依頼人の素性は水泳選手・食のジャーナリスト・和菓子屋・モデル・会社経営者・歌手といろいろ、抱えている事情もさまざまです。敢え [続きを読む]
  • 「カエルの楽園」百田 尚樹
  • 警世の書?2ヶ月で21万部!「カエルの楽園」百田 尚樹新潮社、1404円、256ページキャッチコピーは「ベストセラー作家が全力で挑んだ衝撃の問題作」寓話的な風刺小説「地獄への道は善意で舗装されている」という格言には、いくつかの解釈があるようです。一般的には「たとえ善意であっても、良心的な愚かさはしばしば悲劇をもたらす」といった意味に解されています。本書は近年の日本を取り巻く国際情勢を念頭に置いた寓話的な風刺 [続きを読む]