ふじこ さん プロフィール

  •  
ふじこさん: あなたに寄り添う心の短歌
ハンドル名ふじこ さん
ブログタイトルあなたに寄り添う心の短歌
ブログURLhttp://tankaw.com/
サイト紹介文日常に生まれる小さな出来事を、短歌でつづります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供76回 / 29日(平均18.3回/週) - 参加 2017/03/30 23:42

ふじこ さんのブログ記事

  • たんぽぽの綿毛
  • ふわふわと 幼子の息 風になり 青空に飛ぶ たんぽぽの綿毛ふわふわと おさなごのいき かぜになり あおぞらにとぶ たんぽぽのわたげ幼子の吐息が風となって、たんぽぽの綿毛を空高く飛ばしていく。手に取った綿毛を、さも不思議そうにみつめる我が子。これはたんぽぽのお花の種で、ふわふわの白いものは遠くに飛ぶためのものだよ。思いっきり吹き付けた吐息は風となって、綿毛を空へといざなっていく。どこまでもどこまでも [続きを読む]
  • 春の気怠さ
  • 薄曇り 春の気怠さ ほぐすのは 山の恵みの ほのかな苦みうすぐもり はるのけだるさ ほぐすのは やまのめぐみの ほのかなにがみうす曇りの天気で何だか気怠い春の体を、口にした山菜のほのかなにがみがほぐしていくようだ。春特有の気怠さ。そして、天気もうす曇りだと、心身ともになにやら調子がでない。そんな時、口にした山菜のほのかなにがみに、体がデトックスされる気がした。遥か昔から、きっとこうして山の恵みに感 [続きを読む]
  • 君のそばで
  • 今はただ 物思うより ただ君の そばにいられる それだけでいいいまはただ ものおもうより ただきみの そばにいられる それだけでいい色々なことがあるけど、あれもこれも考えなければいけないこともあるけど、今はただ君のそばにいられるだけで、それだけでいい。いろいろなことがあるけれど。山積みの問題はあるのだけれど。でも、たまに会えたからこそ、今はこの時間を大事にしたい。仕事はまた後で頑張ろう。今はただ、 [続きを読む]
  • ゆらめく水面
  • ゆらゆらと 揺らめく水面 きらきらと 光眩く 世界を映すゆらゆらと ゆらめくみなも きらきらと ひかりまばゆく せかいをうつすゆらゆらと揺らめいている水面は、光を反射してキラキラと輝いている。まるでこの世界そのものが輝いているようだ。ゆらゆらと揺れる水面。きらきらと輝く景色。映し出される景色は、見上げた景色と同じはずなのに、別世界のよう。この世界を美しくみせてくれる水。生命を育む命の水。その流れは [続きを読む]
  • 柔らかな街
  • 幼き手 自然とつなぐ 幸せに 街の景色も 柔らかになるおさなきて しぜんとつなぐ しあわせに まちのけしきも やわらかになるまだ幼い子の小さな手。当たり前のように繋いでくるその手に幸せを感じていると、普段の街並みすら柔らかく思えてくる。まだ幼い子が、当たり前のように手を伸ばしてくる。「道路を歩くときは、必ず手を繋いでね」何度も何度もそんな会話を繰り返し、いつの間にか習慣に。そして、今日も当たり前の [続きを読む]
  • 四葉のクローバー
  • 幸せは ここにあるのと 確かめる シロツメクサの 葉の数かぞえしあわせは ここにあるのと たしかめる しろつめくさの はのかずかぞえ野原一面に広がるシロツメクサ。柔らかな緑に、白い花が愛らしく、吹き抜ける風は心地よい。今、こうして、この風を、この景色を感じられることこそが幸せなのだと思う。幸せとは何か、それはどこにあるのかを教えるかのように、足元には四葉のクローバーが。そう、ここにこそ幸せはあるの [続きを読む]
  • 夜明け前
  • しらじらと 夜が明け街が 動き出す 闇はいつしか 陰へと変わるしらじらと よがあけまちが うごきだす やみはいつしか かげへとかわる白々と夜が明け、街が騒がしく動き始める。空一面を覆っていた闇も、ひっそりと陰へと姿を変えていく。夜が明ける瞬間というのは、何度見ても神秘的である。あれだけの闇で覆われていたのに、夜明けとともに光の下にさらされるのだ。ひっそりと眠っていた街が目覚め、ざわざわと動き出す。 [続きを読む]
  • 真白のハナミズキ
  • 肩並べ 君と見上げる ハナミズキ 空は曇れど 真白に染まるかたならべ きみとみあげる はなみずき そらはくもれど ましろにそまる君と肩を並べて歩く遊歩道。空は曇っているが、ハナミズキは真っ白に染め上げている。曇り空の中の散歩。肩を並べて歩く二人。たわいもない会話と、吹き抜ける風。見上げたハナミズキはどこまでも白く空を染め上げる。また歩き出す二人。のどかな春の午後のひととき。 [続きを読む]
  • 渡り鳥
  • 茜さす 日を背に飛ぶは 渡り鳥 その目に映るは 遠き故郷あかねさす ひをせにとぶは わたりどり そのめにうつるは とおきふるさとまばゆい朝日を背負って飛ぶのは渡り鳥なのだろうか。もいし渡り鳥だとするならば、きっとその瞳に映っているのは遠い故郷に違いない。まばゆいばかりの朝の光の中、迷うことなく飛ぶ鳥。遠くてわからないが、渡り鳥なのだろうか。もし、渡り鳥だとするならば、きっと目指すは遥かな故郷。ただ [続きを読む]
  • 藤棚の風
  • 藤棚の 木陰涼しく 通る風 薄紫の 花びら揺らすふじだなの こかげすずしく とおるかぜ うすむらさきの はなびらゆらす藤棚の下は、適度な木陰があって日差しを和らげてくれる。見上げると、薄紫の花びらが風に揺れていた。春の日差しは時に暑く感じるときがある。そんなとき、藤棚があったので、少し涼んでみた。木陰はとても涼しく、日の光を和らげてくれる。見上げると、そよそよと薄紫の花が揺れていて、なんとも心地よ [続きを読む]
  • 夫婦の道
  • 別々の 時を重ねて 巡り合い 寄り添い歩く 人生の道べつべつの ときをかさねて めぐりあい よりそいあるく じんせいのみち別々に産まれてお互いに知らない時間を過ごしてきた二人。巡り合い夫婦となり、今度は寄り添って同じ道を二人で歩いて行く。お互いに生まれたことさえ知らず、巡り合うまでは別々の時間を過ごしてきた二人。縁があって夫婦となり、今度は同じ道を寄り添い歩んでいく。嬉しい事も、楽しい事も、辛い事 [続きを読む]
  • 子犬とお昼寝
  • すやすやと 眠る子犬に 頬寄せて 耳をくすぐる 寝息にほころぶすやすやと ねむるこいぬに ほほよせて みみをくすぐる ねいきにほころぶすやすや眠っている子犬の横に寝転び、そっと頬を寄せてみる。定期的な寝息が耳をくすぐるようで、ついつい顔がほころんでいく。うららかな光を浴びながら、すやすやと眠る子犬。あまりにも気持ちよさそうに寝ているので、そっとそばに近寄って添い寝をしみた。定期的な寝息は、耳をくす [続きを読む]
  • 桜が散った遊歩道
  • 花が散り 緑の葉ゆれる 遊歩道 歩みを止めず 行き交う人々はながちり みどりのはゆれる ゆうほどう あゆみをとめず ゆきかうひとびと桜の花が散り、緑の葉が生い茂ってきた遊歩道。花さが咲いていた頃は、みな足を止めて見入っていたのに、今は足を止める人もなくただ足早に通り過ぎていく。新緑の遊歩道。つい最近まで満開の桜だったのが嘘のように、景色は色を変えていく。桜が咲いていた頃は、誰もが足を止めて、花に見 [続きを読む]
  • 語らぬ思い
  • 語られぬ 言葉の中に 数々の 思いをこめて 君を見つめるかたられぬ ことばのなかに かずかずの おもいをこめて きみをみつめる言葉にすれば簡単なのに、なかなか伝えられないからこそ、せめて少しでも思いが伝わればいいのにと君を見つめる。恋だとわかっているのだけれど。伝えたい気持ちはあるのだけれど。思いを伝えることで、何かが変わってしまいそうで。この関係でずっといいとは思ってもいないのに。せめて、せめて [続きを読む]
  • 休日の朝の空
  • 窓を開け 飛び立つ鳥の 名も知らず ただ空を見る 休日の朝まどをあけ とびたつとりの なもしらず ただそらをみる きゅうじつのあさ窓を開けたら、ちょうど何かの鳥が飛び立っていった。いつもよりゆっくりと空を見ることができる休日の朝だからこそ、見ることが出来た光景だ。頑張ることは美徳であり、人生において成長は素晴らしいものなれど。休日の朝くらいは、自分の好きなことを考えて、好きなものを食べて、好きな音 [続きを読む]
  • 消える定めのシャボン玉
  • シャボン玉 儚く消える 定めでも 空のぼりゆく 数々のあわしゃぼんだま はかなくきえる さだめでも そらのぼりゆく かずかずのあわ儚く消える定めにあるシャボン玉。それでも、風にのり次々と空へとのぼりゆくのだ。子供と公園でシャボン玉をした。柔らかな光が包み込む春の公園。沢山の泡は、風を味方にしてどんどん空高く舞い上がっていく。それを嬉しそうに追いかける子供。シャボン玉は儚く消えていくものの、ただまっ [続きを読む]
  • 幼子と桜
  • 幼き子 注ぐ花びら 身に纏い 淡く色づく 道を駆けゆくおさなきこ そそぐはなびら みにまとい あわくいろづく みちをかけゆく幼子が、降り注ぐ桜の花びらで淡く色づく景色の中、駆け抜けていく。穏やかな晴天は、前日の雨が嘘のように思われるかのように快適。そんな中、幼子と散歩をしていたら、遊歩道が一面の桜色に。まだ散ってしまっているわけではなく、頭上の桜からひらひらと舞い落ちる。そんな花びらを一面に受けな [続きを読む]
  • 春の終わりの影桜
  • ひらりはらり 春の終わりを 告げながら 落ちてなお咲く 影桜なりひらりはらり はるのおわりを つげながら おちてなおさく かげざくらなり春の終わりを告げるように、ひらひらと舞い落ちる桜。水面に落ちた花びらは、影でも咲かせているように見える。つい最近、咲き始めたばかりと思っていた桜。それから瞬く間に満開になり、雨風で散らされ、そして今日の晴天。雨風に耐えた桜が、ひらりはらりと優しく舞い落ちてくる。川 [続きを読む]
  • 葉の涙
  • 雨上がり 研磨せずとも 輝ける 珠となるのは 葉の涙なりあめあがり けんませずとも かがやける たまとなるのは はのなみだなり雨上がりの葉に残った雨粒は、磨かなくともまるで珠のように美しい。雨上がり。ゆっくりと空が晴れて、日の光が差し込んでくる。きらきらと反射するのは、葉に残った雨粒たち。雨として落ちてしまうことなく、葉にとどまったことで珠のように輝いている。ぽたぽたと滴る雨粒は、まるで葉が流す涙 [続きを読む]
  • 待つを忘れる人
  • 我先と 刻みし時を 競い合う 待つを忘るは 人の業なりわれさきと きざみしときを きそいあう まつをわするは ひとのごうなり少しでも時間を節約したいとイライラしながら行動するのは、便利な世の中になって、待つことを忘れてしまったからなのだろう。思えば、昔は文を送る事すら数日かかっていた。声が聞きたいと思っていても、電話という手段すらなかった。そして、電話ができ、家庭に普及し、家にいれば声が聞けるよう [続きを読む]
  • 里山の春
  • 雪解けの 土より出づる 蕗のとう 春来たるらし この里山にゆきどけの つちよりいづる ふきのとう はるきたるらし このさとやまに雪解けの土から、フキノトウが顔を出している。この里山にも、春が来たようだ。冬は一面雪景色。真っ白に閉ざされた世界に、鉛色の重苦しい空。吹きすさぶ風はすべてを凍てつかせ、誰もが肩を寄せて過ごす冬。やがて、日があたたかくなり、山々の木の根元の雪が解け始め、少しずつ季節が変わっ [続きを読む]
  • 個性というもの
  • 咲く花も 茂る草にも 石にすら 同じものなど ひとつもあらずさくはなも しげるくさにも いしにすら おなじものなど ひとつもあらずこの世に存在しているすべての物は、同じものなどひとつもない。咲いている花も、茂る草たちも、路傍の石にすら、同じものなどないのだ。この世に存在しているものの中で、まったく同じものなど何一つない。同じように見える花や草や石ですら、同じものはなにもないのである。となれば、人間 [続きを読む]
  • 己が進む道
  • 人の世に 定めというもの あるならば 我は歩まん 己が道のみひとのよに さだめというもの あるならば われはあゆまん おのがみちのみ人生に定めというものがあるならば、私は私が進む道を歩むのみだ。人の世の定めというものは、生まれた時から決まっているのだろうか。それとも、生きているうちに変わっていくのだろうか。正解は、きっと誰にもわからないのだ。ならば私は、私が信じて進むべき道を進むのみ。そもそも正解 [続きを読む]
  • 幼き日の思い出
  • 母になり 思い返すは 親心 遠き思い出 なお鮮やかにははになり おもいかえすは おやごころ とおきおもいで なおあざやかに母になって、初めて自分が子供の時の親の心がわかった気がする。遠い日の思い出が、なお一層鮮やかに思い出される。自分が母になって、子供の頃のことをよく思い出すようになった。もっと遊んでほしかった。褒められて嬉しかった。わかってもらえなくて悔しかった。あの時、なぜ伝わらないのか、なぜ [続きを読む]
  • 桜祭りの夜
  • 花篝 宵に華やぐ 宴の間 月星明かり 地の花明かりはなかがり よいにはなやぐ うたげのま つきほしあかり ちのはなあかりかがり火が灯され、ただでさえ夜なのに華やいでいるのだが、空には月に星明かり、地には満開の桜で、さらに宴を華やかにしている。夜桜というのは、昼間の桜と違って艶めいて華やかである。その華やかさに輪をかけているのが、空に輝く月や星の明かりとかがり火。それぞれの明るさをもって、春の夜を華 [続きを読む]