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  • 最低賃金の引き上げが日本を救う

    アベノミックスが行き詰まりを見せ、人口減少の中どうやって経済成長を図るかが問題にされている。しかし、実のところ経済成長は重要なことではない。2016年の統計になるが、人口1.268 億人に対して国民所得は431.6兆円ある。一人頭340万円、4人家族なら1362万円にもなる。先進国の生産力は分配さえ適正であれば、誰もが豊かに暮らせる水準に達している。ゴーンが高給を取ったり、一生懸命働くひとが貧困にあえぐなど、現在の分配が適正でないのは明らかだ。 生産性を上げるために、情け容赦のないリストラを行い、人々を過労死に引き立てる。僅かばかりの経済成長のために大きな犠牲を払うのは馬鹿げている。おこぼれで庶民の生活が楽になるはずがない。それどころか、ますます格差を助長して、庶民の暮らしは苦しくなるばかりかも知れない。人々を救う手立ては適正な分配を達成するしかないのだ。 どうすれば適正な配分..

  • ゴーンが無罪なら社会が腐る

    地検特捜部がカルロス・ゴーンを起訴した。ゴーンは無罪を主張して裁判での対決となる。世界的有名人であることと、その金額の大きさが注目を集めているが、この裁判の結果にはもっと重大な意味がある。 ゴーン不正の手口は目新しいものでは無い。社長の闇給与は会社の内紛の度に出てくる。勤務実態のない身内に給与を払っていたことは、政治家のスキャンダルでいつも出てくる話だ。個人的な投機やギャンブルの損失を会社に付け替えることもやられている。大王製紙の場合が有名だ。 もし、ゴーンのような巨額の場合にも無罪となったならば、こういった不正を処罰出来ないことになる。世の中に不正が堂々とまかり通ることになるだろう。何しろ会社の社長には、こういった事を自由にやる権限がある。ゴーンに習って、言い逃れを出来るように工作しておけばいいだけだ。 ゴーンが有罪で服役することになっても、同情する人は日本にはまずいな..

  • これからの日本はどうなるか(2019)

    グローバル化という世界の大きな流れは変わらない。より多くの人々が国家をまたぎ、より大きな物品・資本が国家を超えて動く。生産も技術も拡散し、アジアの中で日本だけが先進国などという幻想は吹き飛んでしまった。こうした世界の流れの中で国民の豊な暮らしどう守るかが国家の役割なのだが、全く果たせていない。 低金利で見せかけの好景気を維持してきたが、経済状況は厳しくなる。これまで公的資金の投入で支えてきた株高も終わらざるを得ない。ゼロ金利政策は、世界の金融引き締め動向に抗し得なくなる。金融政策の破綻だ。国家財政は極端な赤字に陥っている。問題は長期の低金利・低賃金で甘やかされ切った産業構造だ。 非正規雇用・低賃金を利用した外食、物流、建設が主軸となってしまい、高付加価値産業への転換は結局掛け声だけである。ITは鳴かず飛ばずだし、IPS関連はいまだに政府資金依存だ。家電、半導体からの転換先を、原..

  • 禍根を残す入管法

    入管法改正案をわずかな審議で強引に通した。人手不足で儲けを逃すことを懸念する経営者どもの要望をそのまま受け入れただけのノータリン政策だ。 労働者が足りなければ賃金を上げればよい。高い賃金を払えない企業は縮小してもらう。こうして国全体を豊かな水準にして行くのが政治だ。労働力を低賃金にとどめるために外国人を入れるのは最悪の施策と言える。 少子化で人口が減少するのを補うために正規に移民を受け入れるのはまだ良い。長い目でみればグローバル化・多民族化は必然とも思える。 しかし今回の入管法は問題を生み出す仕掛けが整ってしまっている。低賃金の単純労働者を5年の年限をつけて大量に受け入れる。タダの労働力と見ているようだが生身の人間だ。契約通り5年働いて帰国するなどと言う事にならない。 現在の実習生制度でも同じだが、入国前に働き口が決まっていなくてはならない。だから受け入れ企業と来訪..

  • 北朝鮮の未来

    核実験やミサイルで世界の嫌われ者になっていた北朝鮮が一転して平和主義を打ち出すようになった。米朝会談でも南北会談でも「我々に核やミサイルはいらない」と明言している。唖然とするような変身ぶりで、制裁解除のための方便だとする見方も根強い。しかし、北朝鮮は確かに非核化の道を歩み始めている。なんとしても制裁を解除してほしいという態度は見せていない。自らの方針として武装解除を宣言したのである。 北朝鮮は朝鮮戦争以来、ずっと戦い続けてきた。国を守るためには軍事力を強化するしかない。国力に見合わない核兵器開発のために国民生活は多大な犠牲を強いられてきた。しかし、北朝鮮の軍事力など大国から見れば物の数ではない。武力で国を守るなどと言うことに展望が見えなくなったのは事実だろう。 金正恩が、世界の政治問題がもはや軍事力で決着する時代でなくなった事に気が付いたとすれば、それは卓見である。アフガニスタ..

  • 四島一括返還論にこだわるアホらしさ

    安倍政権が北方二島返還論に軌道修正しつつある。アホ晋三がプーチンに丸め込まれたとも言えるが、二島返還論への転換はむしろ必然の帰結だ。これまで固執していた四島一括などという珍論がどこからも相手にされないしろものであるのは明らかだ。「サンフランシスコ条約で千島の放棄を表明したがロシア領にする意味ではない」ではどこの領土だというのか。 「千島は放棄したが南千島(国後択捉)は千島ではない」なんて誰が見ても「白馬は馬に非ず」というたぐいの詭弁でしかない。外交の場で持ち出せば笑われるだけだ。サンフランシスコ条約を肯定する限り南千島(国後択捉)を日本領とする主張はなり立たない。千島列島からはずれており、ロシアには何の領有根拠もない歯舞色丹と抱き合わせにする議論をするのはアホでしかない。 サンフランシスコ条約が連合国の一部だけが参加した不当なものだと言う立場に立てば話は違う。歴史的経緯としては..

  • 放射線の規制値を下げるという御用論文

    福島で除染という事が行われている。人の住めない土地の放射線量を減らして無理やり「安全」にすると言う作業だ。家の周りの汚染された土を入れ替えて放射線量を減らす。どこまで減らせばいいかという基準として0.23μSv/hが定められた。 ところがである。実際問題としてこれを達成する除染と言うのは難しい。放射線は、家の周りの土からだけでなく、裏山の森からもやってくる。合計で0.23μSv/h以下にするには相当広範囲の土を入れ替えねばならない。あばら家の周りの除染に何億円もつぎ込むことになる。少し放射線量の低い所に新築の家を建てた方がよっぽど安い。 しかし、国も自治体も除染にこだわる。「安全」な土地になったと言う事をどうしても示したいのだ。この馬鹿馬鹿しさは現場でも当然意識されており、関係者の間では、そこまで下げなくてもいいのではないかと言う声が絶えない。そうなると、こういった「要望」に応..

  • 年金と失業保険の二重取り

    インターネットで検索すると手軽にいろんな情報が得られる。しかし、下手に検索してしまうと間違った情報を掴んでしまう。困ったことにネットには増幅機能があり、間違った情報が拡散されて常識化してしまうことがあるのだ。その一つに「年金と失業保険の二重取りはできない」と言うのがある。 定年退職で収入が減ると思うとセコい事を考えたくなるものだから、いろいろ検索する人は多いだろう。とりあえずの収入の道は年金と失業保険なのだが、どちらが多いかを比較している場合が多い。二者択一を迫られると言うことが前提だ。しかし、実は両方を貰うことが出来る裏技がある。 制度の過渡期なので年金には2種類ある。正規の老齢年金は65歳からなのだが、多くの場合、定年はもっと早いから65歳になるまでの間「特別支給の老齢年金」を貰うことになる。この「特別支給の老齢年金」の規定を見ると失業保険を貰った場合はその額にかかわらず、..

  • トランプにコケにされてる安倍首相

    森友問題でお尻に火が付いており、それどころでは無いかも知れないが、外務省は大慌てだろう。トランプ政権はアルミと鉄に大関税を打ち出した。全ての国などと言っていたが、南米もヨーロッパも皆除外して、実質中国と日本だけを対象とするものになった。 その理由が「安全保障上の処置」と言うのだからアメリカにとって日本は中国と同じ扱いと言うことになる。安倍首相が事あるごとに強調する「同盟国」はどこに行ったのだ。 安倍首相ははトランプが選挙で勝ったら、大統領に就任する前から、ご機嫌取りにはせ参じた。米軍機が民家近くに墜落しても飛行の差し止めも要求しない。毎年米軍には莫大な金を貢いでいる。これで中国と同じ扱いだと言うのだからバカにされているにも程がある。 安倍首相は事あるごとに、日米韓の連携を謡ってきたが、結局、米韓が頭越しに合意して北朝鮮との対話を決めた。「対話の時でない」と何度も繰り返して..

  • 朝鮮戦争の歴史

    核開発を誇示して世界の嫌われ者になるし、ミサイルは打ちまくる。バカじゃないかと言われているが、金正恩は案外賢いのではないだろうか。北朝鮮にとって一番大切なことはアメリカに先制攻撃をさせないことだ。イラクのフセインはこの戦略を誤ってアメリカに攻撃させてしまった。化学兵器の存在を疑われ、それが侵攻の理由になった。今ではこれがアメリカのウソだったことが明らかになっているが、フセインはむきになってこれを否定した結果、世界はアメリカの侵攻を容認してしまったのだ。 北朝鮮は、逆にアメリカを脅している。核実験を繰り返し、反撃用のミサイルを誇示し、北朝鮮の滅亡は近隣諸国を道連れにすることを強調している。これでは周辺諸国にとばっちりの被害があれば、アメリカの責任になる。アメリカを経済制裁の方向に誘導しているとも言える。経済制裁に腐心して、諸国を説得すればするだけ軍事侵攻はやりにくくなる。経済制裁に協力..

  • これからの日本はどうなるか(2018)

    2018年の元旦を迎えた。恒例のごとくこれからの日本はどうなるかを考えて見たい。世界の大きな流れはグローバル化である。交通や通信の発達が世界を一つのものにしていく。一番グローバル化を進めているのが大資本で、国際企業は国の枠を超えて多国籍になってしまっている。企業活動はもはや偏狭な国家主義の枠外にはみ出している。 国家が企業群を引き連れて軍事力で進出していく帝国主義の姿は過去のものとなった。軍事は問題を混乱させるだけで、何の解決も与えない。国家の力量を軍事力で測る考え方は通用しなくなったのである。国際資本に国家の助けはいらない。国籍にかかわりなく、容赦なく人々を儲けの対象として行く。国家の役割は、国家企業の牽引ではなく、こうした国際資本の横暴から国民を守り、国民の労働力をどう高く売りつけて行くかを工夫する事にになって行かねばならない。 しかし、2018年現在の時点では、まだそうい..

  • 二次元データの補間

    与えられたデータを実際に使おうとすると、中間点での値が必要になるからどの場合でも補間は必須だ。スプラインとかラグランジェとか高度な補間の仕方はもあるが、一番簡単なのは直線近似つまり点間を直線で結んでデータはその上にあるとすることだ。 これは一次元の話だが、二次元データでも同じように平面近似が出来るかというと、実はそう簡単ではない。直線が2点で決まるように平面は3点で決まってしまうからだ。データが三角メッシュで与えられているならばそれでいい。しかし、大抵の場合四角メッシュで与えられる。それが普通だ。 だから4点をもとにした補間が必要なのだが、4点で決まる面は図のように曲面にならざるを得ない。平面で近似しようとすると一点余ってしまう。強引に3点だけを使うようにするとメッシュ点を切り替える境界で飛びが出来ることになる。4点の場合「ねじれ」を考慮しなければならず、直線近似できないの..

  • サンフランシスコの慰安婦像

    サンフランシスコ市が慰安婦像の設置を受け入れたことに対して、大阪市長が文句をつけたと言う。設置するなら姉妹都市を解消するとまで脅したのだが、サンフランシスコ市議会は全員一致で設置を認めた。一人の反対も出ず、大阪市長の主張は全く説得力がなかったことになる。 考えて見れば当たり前のことで、慰安婦像を設置するなということは、原爆碑を建てるなと言うことやナチスによるユダヤ人虐殺の記念碑を立てるなと言うことに等しい。良識をもった議員にとうてい納得できることではないのだ。 戦前の日本軍に不幸な慰安婦がいたことは紛れもない事実であり、これを否定するなどと言うことは妄想に類する。多くの被害者がいるのに、全員がウソつきだという極端な主張だ。強制はなかったなどと言うが、その根拠は何もない。あるのは被害者の証言があやふやだと言う事だけだ。70年も前の事だあやふやでないのがむしろおかしいくらいだ。もち..

  • テキサスの風土----銃乱射26人死亡事件

    アメリカでまた銃の乱射事件だ。テキサス州の田舎町サザーランドスプリングスでの出来事だ。平和な町の教会に日曜日のミサに集まった人たちが大勢撃たれるなどということなどは、およそあり得ないことだ。しかし、アメリカでは起こりえる。事件の展開は実にテキサスっぽい。 テキサスには一種独特の風土がある。「男らしさ」が強調され、町の人々はカーボーイハットを被るのが好きだ。ロデオが開催され、背広にハットといういでたちも珍しくない。大きな星条旗とテキサス州旗があちこちに翻る。独立州としての誇り高くニューヨークやワシントンの人たちを「ヤンキー」とさげすむ。大きな州で財政も豊か。ブッシュファミリーなど石油成金も多い。 しかし田舎に行けば家々は貧しい。立派な建物があると思えば必ず教会だ。他の週には見られないほど教会が多い。犯行の場所が教会だったのは、わかるような気がする。教会というのは社会の象徴であり、..

  • この選挙は一体何だったのか ---- 2017年衆院選

    安倍政権は森友・加計問題で政府の私物化を追求されるはずの臨時国会で、審議抜きの冒頭解散という暴挙に出た。ところが野党第一党の民進党は自党の公認を出さず、他党に公認してもらうという前代未聞の対応をした。ジリ貧状態から抜け出そうとしたのかも知れないが小池ブームに悪ノリした形だ。当然のごとく反発が生まれ3分解してしまった。このため自民党の大勝となった。 これは今の政治に人々が満足しているということではもちろんない。人々の意思はなかなか選挙には反映されない。希望などが出てきたこと自体が安倍内閣に対する不安の表明ではある。実際、日本の産業は衰退が見えており、技術力の低下は著しいし、生活向上の期待もない。しかし、明確な方向性をもって大企業優遇の政治、軍備拡大の政治に批判をあらわにし、根本的改革を求めるほど、人々の考えは整理されていない。だから何かブームに乗って新しい政党に期待したりするのだ。 ..

  • 衆院選後の政局を悲観的に予想する

    まだ選挙が公示されたばかりだが、この時点で選挙後を予想して見る。残念ながら、悲観的にならざるを得ない。徹底して悲観的な予想を書いてみよう。予想が外れることを願いたいものだ。 この選挙で結局は自民党の過半数は動かないだろう。非正規雇用が増え、経済は暗雲が立ち込め、福祉は減らされ、何一ついいことはないのだが、まだ人々は飢えるところまで追い込まれていない。選挙民は基本的にアホだからアベノミクスでそのうち良くなるとか、北朝鮮問題で危機を煽ってごまかすことが出来るのだ。 公明党は「下駄の雪」だからもちろん自民党を離れられない。カルトのイメージを払拭するために大臣の肩書とかが極めて有効だから与党であることが布教のために絶対必要なのだ。希望と維新は利権を握る自民党へのすり寄りが顕著になる。どちらも伸び悩んでおそらく合併に動くだろう。自民党の補完勢力として公明党に劣らぬ地位を持つには合併しかな..

  • 厚化粧こそわが命------続・小池百合子の正体

    マスコミはこぞって小池新党を話題にしている。何か新しいことをしてくれると期待しているようだ。テレビでは初の女性総理かとまで持ち上げている。それなら小池百合子の正体を明かしてみよう。石原慎太郎は小池百合子に激怒して「厚化粧女」と罵ったが、あながち間違っているわけでもない。厚化粧とは地肌を隠して見せかけで欺くことだ。 小池百合子が都知事に名乗りを挙げた時に違和感を感じた。それまでの国会発言で取り上げていたことは改憲、軍拡、核武装、原発輸出などタカ派の議論ばかりだ。子育てとか生活密着の発言はほとんどない。地方自治に関心があるとは思えなかったからだ。都知事は方向違いだろう。 都知事への立候補そのものが本性を隠した厚化粧でしかない。にこやかに登場して舛添とは異なる透明性のある都民ファーストの都政を期待させたのは見事なパフォーマンスではある。若いころから派手なパフォーマンスをよりどころにし..

  • 混迷が続く民進党の泥船

    民進党の混迷が続いている。ボロボロと歯が抜けるように議員が離党している。選挙互助会としての御利益が消えて行けば党に留まる旨味もない。前原さんに付き合って沈む泥船にいつまで居残るかを考えているのだと言われている。なぜこんなことになるのだろうか。 多くの人が民進党に期待しているのは安倍政権の政策に対抗するしっかりとした野党の立場だ。戦争法や共謀罪、留まるところを知らない安倍政権の暴走を止めるのが野党の役割だ。そう考えると野党共闘に後ろ向きな前原支持が民進党の多数を占めることが不思議でならない。野党の総力を結集しないと一強の自民党に対抗できるはずもないからだ。 しかし、民進党の目標とするところは市民の期待とは異なるものだ。議員たちの出自を見れば自民党であったり、維新であったり、いずれにせよ改憲や戦争法にはむしろ賛成の人たちだ。共謀罪にも戦争法にも怒りを持っているわけではない。野党だか..

  • ヒットラーがお好きな麻生さん

    麻生副総理がまたヒットラーを持ち出して物議をかもしている。政治は結果が大切で動機がどうであろうと結果が悪かったら駄目だと言う事で引き合いに出したのがヒットラーだった。「いくら動機が良くても結果的に多くの人を殺すことになったからヒットラーはダメだ」という発言だったらしい。びっくり仰天、ヒットラーの動機は正しかったという前提のものだ。 ドイツの新聞シュピーゲルでもこの発言を取り上げ、「Japans Vizepremier nennt Hitlers Absichten "richtig"(日本の副首相がヒットラーの動機は正しいだと!)」と、第二次世界大戦から何も学んでいないことに驚いている。 いくら口が滑ったうっかり発言であるとしても、あり得ないことだ。麻生さんの思考は人類最大の厄災である第二次世界大戦に全く及んでいない。あの大日本帝国の侵略行為でさえ正当化してしまう思想の持ち主だ..

  • 苦悩する天皇制---真子さんの婚約にケチ付けする人たち

    万世一系の天皇をいただく日本は神の国だという思いを抱いている人たちは今もいる。そこまで徹底しなくとも、多少なりとも天皇を民族の誇りのよりどころとしている人は少なくない。しかし、所詮天皇制は過去の遺物になるしか仕方がないものだ。 秋篠真子さんの結婚にケチをつけている人たちは、真子さんがバイト青年と結婚することが天皇家の神性を汚すことになると危惧している。憲法24条で結婚の自由が認められる世の中で真子さんがだれと結婚しようが文句をつける筋合いはない。まあ、このことがそもそも天皇制の矛盾だ。バイト青年は真子の持参金で一生遊んで暮らせるようになる。そしてこの金は税金から支払われる。 天皇の万世一系がどのようにして保たれて来たかと言えば、その多くは一夫多妻制に頼ったものだ。明治天皇も大正天皇も多くの愛人を抱えていて、大正天皇は妾の子だ。子供が0人、1人、2人の場合で男系が継続する確率は1..

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