貞治参 さん プロフィール

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貞治参さん: 彼女は魔法を信じない
ハンドル名貞治参 さん
ブログタイトル彼女は魔法を信じない
ブログURLhttp://teijisan.blog.fc2.com/
サイト紹介文自作小説ブログ。1分から読める掌編・短編あります。スキマ時間にどうぞ! 小説執筆に関する覚書なども。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供88回 / 79日(平均7.8回/週) - 参加 2017/04/08 19:31

貞治参 さんのブログ記事

  • [中編] 禁忌の呪文、魂の行方( 9 of 13 )
  • 「まず自己紹介と行こうか。俺はグルーム・プレイヤ。魔法使いだ。ただ、俺は東の国プリスタの者じゃない。西の国ガザールでちょっとした役どころについている」 ヒコサは瞬時にプレイヤの言葉に反応した。「待て。それはおかしい。西の国では魔法が禁じられていたはずだ。そんなところに魔法使いがいるわけがない」「表向きはな。だが、お前らだって知ってると思うが、俺のところの国と東の国は、目下のところ敵対中だ。今は政治 [続きを読む]
  • Ep. 04 アイノート:リンとの会話編
  • リンは、教室のドアから入ってくるアイの姿を認め、手を挙げた。「おはよー、アイ」「おーっす、リン」 アイも同じように手を挙げる。そのまま、自分の机をスルーして、リンの机にやってくる。「昨日もお疲れ様〜」 リンが話し出す。「お、もう知ってるんだ」「ふふん。私、アイのことなら何でも知ってるよー」「お、おう。何か怖いな」「ちょっと引かないでよ」 昨日、アイが魔法少女として魔物の退治を行ったのだった。リンの [続きを読む]
  • [中編] 禁忌の呪文、魂の行方( 8 of 13 )
  •  人間とはなんだろう……。人間であるための条件っていったいなんなんだ? ネロウは考えずにはいられない。 朝日が窓から差し込んでいる。ヒコサの部屋でパレットともに夜を明かした。パレットの今後についても話し合った。真剣に検討したつもりだ。だが、それでも……。「なあ、ホントにそれでいいのか?」 ネロウは何度目かの問いをヒコサにぶつける。石のように動かなくなったパレットの状態を看ていたヒコサは、下に隈ので [続きを読む]
  • ミント栽培記録②
  •  6月20日はペパーミントの日らしいです(参考)。 ということで最近の栽培状況をば。 結構育ってるやつもあれば、枯れてしまった芽もあり、なかなか一筋縄ではいかんですな。 ちなみに、ミント特有の匂いはまだ全くしません。なんででしょう?いくつかは順調っぽいけど……。 pic.twitter.com/OySTKY1HHb— 高木隊射手(貞治参) (@takagisol) 2017年6月13日今日はペパーミントの日らしいのでパシャリ。 pic.twitter.com/ [続きを読む]
  • [中編] 禁忌の呪文、魂の行方( 7 of 13 )
  •  ネロウがヒコサから事の次第を全て聞き終えたとき、遥か地平から太陽がゆっくりと昇ってくるのが見えた。こんな時間に起きていることは滅多にないため、日の出を眺めるのはネロウにとっては珍しいことであった。しかし、今はその赤く美しい日の光もただただ目障りなだけだった。 悔やんでも悔やみきれない。 あのときああしていれば、などという仮定の話が次々と浮かんでは消える。そもそも自分が野放しになっているこの事態が [続きを読む]
  • [10分で読める] 謎のベトナム料理店 [短編小説]
  •  夏の日差しを避けるため、ビルの隙間にできた影を縫うようにして歩く。自分の影がはみ出るたびに不快な気分を味わいながら、ふらふらとあてもなく街中を彷徨った。 視線を下に向け、ため息を吐く。首から垂れた社員証入りのネームプレートがねじくれて白い面を見せている。 ああ、コレはずすの忘れとったわ。――まあ、どうでもええか。 ハンカチを取り出して額の汗を拭う。 陰気くさいあの会社からはよ離れんと。こっちまで [続きを読む]
  • [中編] 禁忌の呪文、魂の行方( 6 of 13 )
  •  その後、数日かけて例の石板を壊そうとネロウ、ヒコサ、パレットは試みた。しかし、結果から言うと、石板を壊すことはできなかった。大ぶりのハンマーで思い切り叩いたり、高いところから落としたりしてみても、びくともしないのである。せめて文字が刻まれている部分だけを削り取ろうとも考えてみたが、その案も異常な硬度を誇る石板の前にあえなく失敗に終わった。 ならば、ということで、ネロウたちはその石板をもとの位置に [続きを読む]
  • [4分で読める] 海神 [短編小説]
  •  海神(ハイシェン)とは、15歳の少女・白華(ハクラン)の呼称である。その名の通り、彼女は水上戦において敵う者なしの最高戦力。身に宿す御業により波を操り、敵の艦隊を轟沈させる様はまさに神の如し。海を越える数多の襲撃にもかかわらず、中つ国が侵略も受けず平穏を保っていられるのは、彼女の存在があるからに他ならない。東方の異民族には白虎(バイフー)として怖れられている。群れを成した虎が駆けるが如く、怒涛の波 [続きを読む]
  • [中編] 禁忌の呪文、魂の行方( 5 of 13 )
  •  パレットはなぜか、石板がもともと置いてあった場所へとネロウを連れてきた。あの木や草が生えていない円形のスペースである。今や白い文字はほとんど確認できなくなっている。ここに来るまでの間、パレットは黙ったままだった。その表情が少し怖くて、ネロウも言葉を一言も発することはなかった。 先導していたパレットが振り返って言った。「ちょっと、そのトカゲに何か命令してみて」 興味を持ってくれたのだろうか。だとす [続きを読む]
  • ミント栽培記録①
  •  Amazonで『育てるグリーンペット ハーブ ミント GD-44401 』という商品を買い、ミントの栽培を始めました。 その記録をツイートより抜粋致します。ハーブ栽培キット買った! pic.twitter.com/eDJ48Eo3yV— 高木隊射手@読書垢 (@takagisol) 2017年5月22日ヒョロっちいけどなんか出てきた。 pic.twitter.com/jskLqXJBGG— 高木隊射手@読書垢 (@takagisol) 2017年5月27日双葉が! pic.twitter.com/is7aReX5bl— 高 [続きを読む]
  • [中編] 禁忌の呪文、魂の行方( 4 of 13 )
  •  家々が立ち並ぶ村の集落から離れるにつれ、闇は濃くなっていった。黒の空間に同化してしまったような感覚すら覚えるほど、何も見えない。自分がちゃんと歩けているのかどうかすらわからなってくる。踏みしめる地面の感触だけが、世界からの確かな反応だ。やわらかい土。草が脛をなでる。だが、不思議と恐怖心はなかった。行先はわかっている。何も見えなくても、ソレに呼び寄せられているかのように歩は進む。ネロウは獲物を逃が [続きを読む]
  • [中編] 禁忌の呪文、魂の行方( 3 of 13 )
  •  石板の文章を一通り共通語に翻訳する作業には、約二週間がかかってしまった。パレットとネロウで分担して翻訳できれば、きっともっと早いうちに終わらせることが出来ただろう。しかし、ネロウのパピル語に対する興味はとうに失われており、解読はほとんどパレット一人に任せきりだった。ヒコサは基地づくりに夢中になっており、やはりパレットの作業の手助けは行っていない。ただ、その成果として、この二週間で小さいが立派な小 [続きを読む]
  • 2017/05 読んだ本まとめ
  • 5月の読書メーター読んだ本の数:12読んだページ数:4172ナイス数:1新装版 食べられた男 (講談社文庫)読了日:05月31日 著者:阿刀田 高悪いうさぎ (文春文庫)読了日:05月29日 著者:若竹 七海朝日のようにさわやかに (新潮文庫)読了日:05月25日 著者:恩田 陸(P[に]2-1)私の大好きな探偵 仁木兄妹の事件簿 (ポプラ文庫ピュアフル)読了日:05月22日 著者:仁木 悦子ルナティック・ムーン (電撃文庫)読了日:05月20日 著者:藤原 [続きを読む]
  • [中編] 禁忌の呪文、魂の行方( 2 of 13 )
  •  翌日、ヒコサは普段よりも遅れてやってきた。手には分厚い本を持っている。「ごめん。ちょっと調べものしていたら遅れちゃったよ」 その姿を認めたネロウは、こう宣言した。「んじゃあ、ジャドとミリサとエルドのちびたちは基地づくりね。使えそうな材料集めてきて。俺とヒコサとパレットで石板の調査をするから」「はーい」「はーい」 ジャドとミリサが勢いよく手を上げた。エルドは黙ってうなずき、さっさと材料探しに行って [続きを読む]
  • [4分で読める] 革命のエチュード、別れの曲 [短編小説]
  •  ――タタンタタン。 左手の人差し指と中指がリズムを刻む。 雲が赤く映える。方々から上がる火と煙に逃げ惑う民衆。メットを被った男たちが雄たけびを上げながら目の前を次々突っ切る。影が鋭く伸びている。旗が風になびいている。焦げた匂いが鼻の奥を突く。男らは銃剣を掲げ、警備隊めがけて突撃していく。返り討ちに遭う。滅多打ちにされる。敵の陣は堅固、銃弾も切っ先もその先に届かない。折り重なっていく負傷者と死体の [続きを読む]
  • [中編] 禁忌の呪文、魂の行方( 1 of 13 )
  •  広葉樹が生い茂る林の中、ネロウは大声で離れた場所で作業をしている少年に声をかけた。「おーい、ヒコサ! ロープ、持ってきてたよな。どこにあるか知らないかー?」 薄暗い中でもそれとわかる金髪の少年が、ネロウの立っている地面のそばを指差しながら歩いてくる。怪訝そうな顔。「そこに置いておいたけど……。あれ無くなってる!」 ネロウは軽く舌打ちをし、上を見上げた。「エルドー、ここに置いてあったロープについて [続きを読む]
  • [20分で読める] 憲法改正 ―国民投票攻防戦― [目次付き短編小説]
  • ○○○○○--目次-- 1.デモ 2.報告 3.テロ 4.会談 ○○○○○1.デモ ラップ調のコールが耳の奥でリフレインしている。「憲法守れ!」「憲法守れ!」「戦争反対!」「戦争反対!」「改憲反対!」「改憲反対!」「国民なめんな!」「国民なめんな!」「半分取らすな!」「半分取らすな!」 昼間から夕方にかけて大通りを練り歩いた。主催者によれば少なくとも5万人は参加したらしい。学生たちは配布されたプラカー [続きを読む]
  • 「小説家になろう」で新作の連載を開始したんだよ!
  •  以前、『2017/05/08 執筆状況とか』でお話しました新作の投稿を開始しました。ブログのほうにはまだ上げないので、ご興味あれば「小説家になろう」までお越し下さい!『湖底より、婚約破棄へと至る道』―あらすじ―「マーガレット=ベルヌーイ。貴女との婚約を破棄することをこの場に宣言する!」 マーガレットを待ち受けていたのは、婚約者ロータス=キュリーのこの一言であった。円満だったマーガレットとロータス。一体なぜ [続きを読む]
  • [4分で読める] 放浪部屋 [短編小説]
  • 「久々に家でゴロ寝できるわー。こーゆーとき、家事やってくれるひとがいて超助かるー。超楽ー」 ちゃぶ台の向こう側で、香澄が言葉通りに寝転がり、ゴロゴロと右に左に回転している。女の私から見ても思わずドキッとしてしまうようなだらしない格好。Tシャツがめくれておへそがチラと見える。「ていうかさー、滅多にないよね? 由梨とあたしがこうして一緒にリビングにいるのって」「え? ああ、そうね」「今日台風でマジ助か [続きを読む]
  • 第23話 一時の別れ
  • 「マリちゃんやるじゃん!」「ナイスアシスト!」「い、いやあ。あはは」 なぜか敵チームであった双子に褒められ、マリは頭を掻いている。 ここは、公園の一角にあるあずまやである。両チームとミミ、メイが各々の場所に座っている。「マリちゃんが突然ボールを生成して、ポーンって飛ばすだもん。えっどこ狙ってんのって思って振り向いたら、アイが飛び上がっててさ」 とルイ。「アイが後ろ向いて飛び上がったなあ、と思ったら [続きを読む]
  • 2017/05/08 執筆状況とか
  •  しばらく小説を投稿できていませんが、書いていないわけでもないのです。現在の執筆状況について簡単に記します。 ○執筆中 『タイトル未定』……一万字くらいの短編にする予定だったが、なぜか長引きまくっている。このまま十万字くらい書いてしまおうかとも思っている。現在の進行状況は二万字程度。 『タイトル未定(テーマ:休日)』……時空モノガタリに応募するための2000字作品。大まかなアイディアはある。冒頭だけ書 [続きを読む]
  • 人物造形について考えてみる
  •  私はこれまで、小説の中の登場人物を物語を動かすための歯車程度にしか見ていなかった部分があります。なので、あまりその人物についての深い考察とか、人間らしさとか、考えてこなかったんですね(短い話だと特に)。というわけで、今回は、人物造形について参考になると思われるサイトをいくつかご紹介することにします。 ★テンプレキャラから簡単に「深みのある人物造形」を作る練習 こちらのサイトでは、俗にいうテンプレ [続きを読む]
  • word のおせっかい機能 〜自動インデント〜
  •  word で小説を書いて、どこかのサイトに投稿するとき、普通はそのまま文章をコピペしますよね。私もそうしているのですが、この作業、一つ難点が生じるんですね。 その原因が word の機能、自動インデントです。 小説などの散文では、一般的に段落の始まりは文字を下げるのですが(今書いている文章がまさにこれですね。これを字下げと言います)、word はこれを勝手に行うのですね。つまり、執筆者がわざわざ字下げを行わなく [続きを読む]