枡i さん プロフィール

  •  
枡iさん: またまたまがる
ハンドル名枡i さん
ブログタイトルまたまたまがる
ブログURLhttp://hi-masai.blogspot.jp/
サイト紹介文トポロジーなど数学を研究しています。 自分なりの「数学を通した世の中の見えかた」を書いていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供30回 / 159日(平均1.3回/週) - 参加 2017/04/11 20:41

枡i さんのブログ記事

  • でも
  • とある週末、ストリートジャズフェスティバルということで商店街が音楽にあふれていました。音楽を聴くのは楽しく、また楽しそうにジャズを生み出す人たちをみるのは心地よい。ふと、自分は小さい頃から、歌うこと、演奏することが苦手であったことを思い出す。でも、音楽は好き。数学やってます。そういうと、数学は苦手でした、と返ってきたりへぇと微妙な顔をされたりします。そんな人たちも、苦手で、ちょっと嫌だったけど数学 [続きを読む]
  • 記憶
  • よく、匂いは記憶と強く繋がっているという話を聞きます。たしかに、ふとした匂いで様々な記憶が思い出されることがあります。同じように、ぼくは数学で記憶が蘇ることがよくあります。むかし、自分でやった証明を思い出すと、それを、いつ、どこで、どんなことを感じながら証明したか一気に頭に浮かんだりします。あぁ、この議論、海外でお散歩している時に考えたな。その時の景色が目の前に広がります。つらいことがあったときに [続きを読む]
  • Mini-Workshop on Random links and 3-manifolds、講演メモ1
  • 講演予稿をブログに書いてみるという実験です。予稿というか、メモです。4コマ講演するのでそのメモです(詳しくはこちら)。間違い等の可能性があります。教えてください。論文を元に講演しますが、1コマ目は自分なりにグロモフ双曲空間についてお話しします。(著作権が心配になったので1コマ目だけ公開します)1コマ目:グロモフ双曲空間の復習Quasi geodesic とMorse 補題Tree-like 性質グロモフ積とShadow の定義、基本性 [続きを読む]
  • さまざま
  • トポロジーの研究集会に久しぶりに参加しました。最近は力学系などの視点で、トポロジー関連の研究していてトポロジー以外の集会が多かったのです。学生の頃、メインに参加していたのが日本の、トポロジーの集会。前々から思っていましたが、分野ごとに、また同じ分野でも国ごとに集会の''空気が''違って面白いです。不思議なことに、柔らかい幾何といわれるトポロジーの集会の空気は柔らかめ微分ができたりカタめの幾何の空気はす [続きを読む]
  • 習慣
  • 次はどんな数学をしようか。それを考えるのに、最近はいつもより深く自分を見直しています。ほかの人に迷惑にならない範囲での結構''変な''習慣やらこだわりがあります。自宅にテレビもネットもなかったりいまだにガラケーだったり家がちょっとボロかったり電気やエネルギーを極力使わなかったり自分にとってはあたりまえすぎて、普段は気にしていなかったのですが今回は気にしてみることにしました。すこし、やめてみたりしました [続きを読む]
  • ぎゅっと
  • お芝居、数学、スポーツ。いろいろなものを見て、「1秒にかけられた膨大な時間」が感じられたとき、いいものを見たなという気分になります。その1秒のために費やされた時間がどっと体に入ってきて染みる先日、2分半でトポロジーを紹介するという難題にトライしてきました。1秒にどれだけ"詰め込めるか"いろいろ試して、楽しかったです。評判はなかなかでしたが、もっとうまくやれないか考えています。数学に長い時間を費やして [続きを読む]
  • 数学と囲碁
  • 最近、隣の大学の先生と囲碁を定期的に打っています。なんとなく、昭和な感じがして楽しいです。いろいろ「昭和」な話も聞きました。むかしは(むかしですよ!)、昼休みによく教授が集まって囲碁を打っていたそうです。つい熱くなってちょっぴり(ちょっぴりですよ!)長めの昼休みになったりするのでだんだん消えてしまったそうです。でも、話を聞くとそういう「自然と人が集まる場所」があったおかげでいろいろな''雑務''がとて [続きを読む]
  • ニューラルネットワーク
  • 脳の回路を模倣したニューラルネットワークというのが流行っています。その解説は他に譲りますが、学んでみると自分が意識したり、無意識にやっていたことがうまく説明されています。スポーツをやっていた時、基礎練習を繰り返す作業は頭の中に「回路を作る」ことだと思っていました。ニューラルネットワークの言葉だと、「複雑な回路をひとまとめとみなす」方が近いということがわかります。複雑なものが「ひとつ」になったときが [続きを読む]
  • ものがたり
  • 数学は言語だ。よく耳にしますが、ぼくは物語を作るような感覚で数学を見ています。言うなれば、物理やその他、現実に即した科学はノンフィクション、一方で数学はフィクションです。''文法''は決まっていますが、それさえ守れば何を描いても良い。こんなに自由な学問はほかにないように思います。でも、ひとむかし前にフィクション、''夢物語''として描かれた世界が現実になったりしている。わくわくする夢を描けば、いつか現実に [続きを読む]
  • あいうえお
  • 辞書にはたくさんの言葉が順番にならんでいます。最初の一文字目を比べて、同じだったら二文字目、・・・どこかで「先に出てくる」文字があれば、辞書でも先に出てきます。"先に出てくる"数字は小さいです。同じように先にでてくる言葉も``小さい''ことにする、あい<あお<かお・・・と不等号の記号で書くことができます。同じことを、「数字のペア」で考えてみます。$(0,1)最初の一つ目の座標($(a,b)$なら$a$)を比べて、同じだ [続きを読む]
  • ミチハバ
  • 藤井四段の連勝のニュースをみてミーハー心で対局の解説を見てみました。囲碁と将棋は似ているようで、対局終盤の''道幅''がけっこう違うようにみえましたというお話を。将棋も囲碁も、先に王将をとる、陣地をとるという点でレースに似た面を持つゲームです。対局の際、幾つか岐路がみえることがよくあります。近道だけれども、ミチハバが狭い道。少し遠回りだけれども、ミチハバが広い道。道を踏み外し、''落ちて''しまったらそれ [続きを読む]
  • 数学のやり方
  • ぼくは最初の論文を書くのが遅い人でした。簡単に言うと、工学から純粋数学へ移るという、なかなかどうして頭のおかしいことをやったのが理由です。でも、ぼくはかなり「準備をして」数学の世界へ飛び込みました。大学院に入りたての段階で、基礎知識は博士課程に進むつもりで研究してる友達と比べてもそれほど劣るものではなかったかと思います。でも、今となってみると「数学のやり方」をわかっていなかった。とくに、大学4年間 [続きを読む]
  • からだのこえ
  • ある意味で、研究生活はスポーツだと思っています。試合開始の笛は産声、終了は、終わったとき。その中で、体調を管理するのは大事なこと。今日は自己流ですが、体調について気づいたことを。体調不良、倦怠感、疲労感には大きく分けて要因が内にある場合外にある場合のふた通りがあると思います。内、は筋肉、内臓、または心の調子が実際に悪いとき外、は季節の変わり目、軽いストレスなどで体が反応しているとき難しいのは内か、 [続きを読む]
  • どっぷりと
  • 数学の世界では依然として、師匠、弟子、という言葉遣いをします。大学院でお世話になる先生を師匠、学生を弟子と呼ぶのです。研究は冒険に似ています。どの方向に進むのか。どうやって困難を乗り越えるのか。「センス」が問われるのです。ぼくの師匠は事ある毎に「筋が良い」「筋が悪い」と数学を見ながら言いました。難しいのは、それが"どうして”筋が良い/悪いのか、教えてもらえないのです。今となって思うと、それは言葉に [続きを読む]
  • 忘れた幾何
  • 「幾何」とはきっちりかっちり決まった"かたち"です。トポロジーは形の「幾何」、長さ、角度、面積などの量的な情報、を捨てて 残ったものをしらべよう。 そんな考え方でした (昔の記事、「1+1と2」もよければ)。 そうやって、たくさんの情報を捨ててもなお、残ったなにかがあるならば それはきっと大切だろう。 数学ではいくらでも高い次元の空間を考えることができます。 でも、不思議なこ [続きを読む]
  • AI
  • ぼくは工学部に入り、その後大学院から数学をやるという少し変わった道を通っています。工学部に入った理由のひとつが「自分より強い囲碁のプログラムをつくりたい」でした。今思うと、情報科学科に入るべきだったのですが、当時はあんまりよくわかっていなかったのです。当時、ぼくが知っていた人工知能や機械学習と現在のそれはもう同じものとは思えないほどにレベルが違います。大学一年生のときに一番強かった囲碁のソフトは寝 [続きを読む]
  • おうさま
  • 大学生として4年間を過ごす意味はなんですか?学生のとき、研究者になってから、何度か出会った質問です。大学というのは中学高校、または社会人と比べてとても自由な時間を過ごせる場所です。授業を休んでも、単位を落としても、まぁ許されます。人に迷惑をかければ何をやってもきっと大丈夫。大学という場所はその"自由"をお金を出して買う場所です。世間も自由である事を認めてくれるとても良い場所。多少の失敗も、受け入れて [続きを読む]
  • ぐわんぐわん
  • GW を含めていろいろイベントのある2週間をすごしました。友達の結婚式に行って、気合いの入る研究発表をやって、もう一度友達の結婚式に行きました。思いっきりお祝いする気持ちにしてから思いっきり気合いをいれてもういちど思いっきりお祝いする気持ち。終わって少し、きもちが、ぐわんぐわん、しています。研究をやるときは一所懸命、そこに留まるために、きもちを深く、沈めます。お祝いするときは、思いっきりあげます。あ [続きを読む]
  • なぜ
  • ε-δ 論法という、大学に入りたての学生を''苦しめる''、理解が少しだけ大変な考え方があります。これが理解できないのは、きっと理解したくないから、なのだろうなと思うのです。ε-δ 論法に限りません。学校でならう数学や他の科目もきっとおなじ。そういっても、多くの人は理解したい気持ちはある!そういうかもしれません。それは、なぜですか?単位が欲しい。いい点を取りたい。いい大学に受かりたい。少し、難しいかもしれ [続きを読む]
  • おとどけ
  • きっと素敵な考えをもっているのに。どうしてそんな言い方に。むかし、お芝居をすこしやってみて、思ったことがあります。本当に伝わらない。表現しているつもりでも、みている人にはほとんど伝わっていないのです。こんなにやったら大袈裟だろう、それですこし伝わるくらい。研究発表や授業もおなじです。精一杯の工夫をこらして、すこし伝わるくらい。きっと大事なことほど、伝えるのが難しいということなんでしょう。普段の会話 [続きを読む]
  • あついとこ
  • ろうそくの炎の一番熱いところは人の目に見えない。橙に"輝いているように''みえる部分は、実は不完全燃焼酸素が足りていないのです。人の情熱も似たところがあると思うのです。やる気あります!なんでもやります!!わるくはないですが、本当かなって思ったり。本当に頑張っている人は、頑張っているようにみえないのではないかな。呼吸をするように、心臓が脈打つようにがんばって、いきたいです。 [続きを読む]
  • なげてなげてなげる
  • すこしだけジャグリング、お手玉ができます。ボールが3つも4つも舞うのをみて、すごいと思う人もいるでしょう。でも、ボールひとつなら、だれでもできることを繰り返しているだけでもあるのです。ボールをなげて、とる。簡単と思うかもしれません。だけれども、ボールの軌道は毎回おなじか?利き腕でない手でなげてみたら?目をつむってもきちんととれるか?やろうと思えば、いくらでも課題がみつかります。そして、それらができ [続きを読む]
  • さがしもの
  • 世界がぜんぶ数式にみえるんですか?たまに聞かれますが、少なくともぼくには見えません。まず、「数式」というのは数学的にものごとを捉える、たくさんある手法のひとつです。では、世界がぜんぶ数学にみえるか?そんなことはありません。これは、お笑い芸人さんに世界をぜんぶ笑いにかえられるか?と問うのと似ていると思うのです。間違っていたら申し訳ないですが、たぶんお笑い芸人さんは「笑いにできる」ものを毎日必死に探し [続きを読む]
  • できる
  • 料理をよくします。何かを作る過程を自分の手で体験するのが面白いという理由ともう一つ、いろいろな場面で役に立つと思っている理由があります。研究というのは基本的には失敗します。毎日、たくさんの失敗をして、その上で得られた小さな成功を集めてきたものが成果です。わかってはいても、失敗が続くと、うまくいくものも、うまくいかなくなるのです。海外にいて、英語で伝えることに失敗し続けると、本来伝えられたことも伝え [続きを読む]
  • そのままに
  • そのよくわからない自信はどこからくるのか?たまに聞かれます。なにかに挑戦するとき、自信はどうしたって必要だ。二十歳くらいのころ、そう思ったぼくは、一つのことをはじめました。口にしたことを、守る。どんな小さなことでも、守る。最低でも、できる限り守る努力をする。大変です。サボってしまった時期もたくさんあります。でも、続けるととても効きます。ぼくは、ちゃんと守ってきた。成し遂げてきた。それは積み重なって [続きを読む]