仮名吹(かなぶき) さん プロフィール

  •  
仮名吹(かなぶき)さん: みんなの夜
ハンドル名仮名吹(かなぶき) さん
ブログタイトルみんなの夜
ブログURLhttp://masa-toshi-bros.seesaa.net/
サイト紹介文仮名吹(かなぶき)です。夜、一人で詩を読んでいる方へ。あなたは一人ではないですよ。みんなもですよ。
自由文自作の詩をお届けいたします。よかったらご覧になってください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供43回 / 72日(平均4.2回/週) - 参加 2017/04/15 08:06

仮名吹(かなぶき) さんのブログ記事

  • 愛犬すずへの手紙
  • すずちゃんへ元気にしていますかおにいちゃんも元気にしています天国にはおばあちゃんらもいはるやろ?みんなにかわいがってもらいやすずちゃんへすずへの気持ちいっぱい書こうとしたけどどのことばもなんか違う気がして何も書けませんでしたでもまたいつか会えたらうれしいですほな、また [続きを読む]
  • 隣人たち
  • 鉄筋コンクリートのマンションでも隣部屋のおじさんの大きな咳のゲホゲホが締め切った窓を振動させて聞こえてくるその隣の民家のおじさんは日曜大工電気ノコギリをジージャーうならせてNHKのニュース速報が聞こえないその近所のおばさんは一日中外にいる犬の散歩やら自転車で外出やら立ち話やらもし家の中に居場所がないとしたら気の毒僕はといえばこれらの怪奇現象になすすべもなく息を殺して暮らしていますもしかしたらあなた [続きを読む]
  • 一人の人間としての苦悩だったのかもしれない
  • 「広島市民には気の毒ではあるが……やむをえなかった」くらいなら巷のガキでも言えると有名な文学者たちは口をそろえたでも戦前も戦後も象徴にすぎなかった存在の、ガキのような言い方しか許されなかった、人間としての苦しさを知ろうとした人はほとんどいなかった「私の責任だ」と言うのが可能だったならある意味どんなに楽だったろうかさりとて「当時の内閣の決断が遅かった」などと政治的発言をすれば憲法違反になるこの世の誰 [続きを読む]
  • そして誰もいなくなった
  • どこにでもいる普通の父親だった人が十年に及んだ懸命の捜索の末に幼いわが娘を殺した犯人を見つけ、今、その男を殺そうとしているその時その場に居合わせた俺はこの父親を止められるのか止める資格があるのか俺は止めないと思うしかし裁判員になったもう一人の俺はこの父親を殺人犯として裁かねばならない俺にこの人を裁けるのかそんな資格があるのか法律があるから?では何を根拠に法律が存在できるのかそんなものただの作文では [続きを読む]
  • 交通整理
  • ワタシが詩を書くということは片づけることだ名前も付けられてない感情を心の片隅に片づけることなのだワタシの感情は月に何度かぐっちゃぐちゃになる詩はそれを十数行の日本語に交通整理してくれる書く前、鏡の前で気合?を入れる創作のために、憂鬱状態をキープしている人もいるけどさぁこれから交通整理するぞという時の鏡のなかの自称芸術家は今にも吹き出しそうな顔をしてこちらを見ているお前は中原中也かと言われそうな詩を [続きを読む]
  • 長嶋元監督のつぶやき
  • たまたまテレビで不自由なく話せた頃の長嶋茂雄氏を見ただからかなり昔のことですね長嶋さんは「父親としては失格でしょうね…」としみじみ呟いておられた一茂氏たちとのことに話が及んだんだろういつもの「ん〜失格でしょうね〜?」みたいな長嶋節は封印してしみじみ呟いておられたこんなに前向きな性格の人でも深い悔恨の念があるんだなと思って赤の他人の僕から見てもかわいそうだったそして自分と自分の父親のことを少し考えた [続きを読む]
  • いつもありがとう
  • いくら無料で読めるからといっても僕はド素人の詩人ですそれなのにたくさんの人が毎晩僕の詩を読んでくださいます普通に考えたら、誰にも読んでもらえなくてもべつに不思議じゃないのにブログの管理画面を見る時「訪問者数」や「アクセス数」が一つでも増えるたびに僕がどんなに励まされているか言葉にできないほどです閲覧数の数字に背中を押してもらって僕は毎日生きていますこの国のどこかでひとりの夜を過ごしている方々に見え [続きを読む]
  • 亡き子たち
  • 目に見えぬ けれど子たちが駆けて来る言葉なけれど 笑顔弾けるこの先を 行けば子たちに会えるかと神に問うのも これで幾度かいつの日か 会えると信じその日待つ母の姿が 哀しくもあり思い出を 人に語らず生きながら思い出だけに 生きている父私たち みんなが暮らすこの世界あの子たちとも きっとつながる [続きを読む]
  • 学習塾講師
  • 「保護者=講師連絡帳」に「今日も大変よく頑張っていました」とうその報告を書いている時に小学生の男の子が投げた消しゴムが僕の頭の上に落ちてきても「先生その消しゴム俺のです」と言って僕から奪った消しゴムを他の男の子に投げつけても毎週「先生漢字の練習するので紙ください」と言って受け取った紙を何重にも折り曲げて硬くしてそれを輪ゴムに引っかけてパチンコにして飛ばしても「今日も大変よく頑張っていました」とうそ [続きを読む]
  • 小林
  • 部屋で少林寺拳法のDVDを見ていたら上機嫌で帰ってきたきみが「こばやし寺拳法?」と言って甘えてきたまた女子会で酔っ払ってきたなっていうか政治オタクの女子会って何を語るんだよ北朝鮮情勢?おっさんかもういいから寝てくださいもうせっかく買ったDVD見てるのに小林が後からじわじわ来るじゃないか何が国際関係学部在学中なんだよしょうがない 俺も寝よっと [続きを読む]
  • ゲームパンツ
  • 彼女がミニスカの下に女性用の短いゲームパンツをはく代わりにおじいちゃんの超薄型の紙おむつをはいて来たと言った  見たい?  いや…。見たいと言ってあげればよかったのだろうかこれだから難しい、男でいるということは。しかし前からユニークな子だとは思っていたがいくら他にはくものが無かったからといって紙おむつって… [続きを読む]
  • 月夜
  • 彼と過ごした日々が今夜一変してしまったというのに月は昨夜とほとんど同じ冷たい顔を私に向ける慰めてくれとまでは言わないけどあんまりじゃないのお月さんこの長い夜を少しくらい優しく照らしてあげようという気はないの今夜のあなたはあまりにも冷たくきれいで大嫌いです [続きを読む]
  • 男なのにお尻触られた
  • 最初に言っておくが痴漢に遭ったのではない遭うはずないじゃないか付き合ってた女の子に触られたのだ普通の女の子に。普通のというか、まぁ普通の子だその子に触られたのだ お尻を新大阪の駅のホームで。「女の子(のお尻)みたい」と言っていた。じゃあもし俺が女だとしてもその子はやはり女の俺のお尻を触っただろうかそれは本人に聞いてないからわからないそんな意味のないこと聞いてどうするのと言われそうだが、ええ、そんなこ [続きを読む]
  • アゲハちゃん
  •  Ⅰメールがないのでそれは私に他にもメル友がいるからですか?もしそうなら仕方ないですね結局私は誰からも愛されず自分の能力も低く価値のない人間ですごめんなさい Ⅱ届いた!よかった!でもなんでこの前のメール届かんかったんかな今日、家の前でアゲハ蝶が息絶えていた自分を見るようで悲しかったよではまた。 [続きを読む]
  • はじめてのひと
  • モノレールにふらふら揺られ家族が寝てるアパートに今日もただいまする今日もあの人店に来なかったなまいっか寝よっとモノレールにふらふら揺られたどりついた教室もこれはこれでワタシの世界キラリ光る窓、人影に一瞬ぐぬぬとなったこんなとこにいるはずもないのに意識過剰じゃないの太ももがかわいいねなんてありえない口説き方それでカッコつけてるつもりならいいからそろそろ来いよ店にカネないのかよいつの間にか看板娘。でも [続きを読む]
  • 生まれてこなければよかった
  • こんなにみじめな私なんか生まれてこなければよかった私なんか産まなければよかったと思ってるでしょと母に言ったら母はめずらしくきっぱりと  ぜんぜん思ってないよとだけ言った私は一瞬言葉を失いただぼんやりと何の生きがいもないままだけど今はもうちょっと生きてみようと思っている [続きを読む]
  • ふしぎな世界
  • 十八歳のアイドルの方が突然の病で命を落とされ、世間一般から「ババア」と呼ばれる方々が今日も元気に生き生きと仲良く暮らしておられる姿を拝見すると、自分の住んでいるこの世界が実はふしぎな世界だったことに気づき、軽い衝撃を覚えた。 [続きを読む]
  • 女について
  • 「はずかしい」と女は言うでも女ははずかしい気分になりたいといつも願っている「男がかわいい」と女は言うでも女は一番かわいいのは自分だといつも言ってもらいたがっている見てないふりをして女は見ているそして男が去った後なぜか「あの人カッコいい」と別の女に言ってしまう女は時々涙を流すでも女は一年中泣ける用意ができているそんなことくらい女のあなたなら知ってるでしょう [続きを読む]
  • 眠れない夜
  • 真夜中になっても眠れない時あなたはどのように過ごしておられますかそんな夜、僕は詩を書くことがありますパソコンのキーボードをパチパチたたくのです書かれた世界には僕とは異なる人がいてけれど、書いているうちに自分とその人の区別がつかなくなってパソコンの画面に向かっている、僕は僕ではないのかもしれません時計を見るともう朝の5時ですあぁ、また眠れなかった…こうなってしまった以上僕にできることはコンビニに行っ [続きを読む]
  • 遠藤章造の顔
  • 何にもすることがなかったからふとテレビをつけたたまたま遠藤章造が映っていた遠藤さんの笑顔笑いをかみ殺しているような照れ隠しのような離婚歴をも芸の肥やしにしているようないろんな味がにじみ出たあの笑顔こっちまで笑ってしまって何にも見ないでテレビを消した [続きを読む]
  • タレントに素通りされた町
  • 「歯舞」の読み方を国会でど忘れした大臣がいた町の歴史で重大な事件を知らないとテレビ取材班が言うと「そんなことも知らないで、ここで取材するのはちょっと…」と怒りをあらわにする主婦がいた日本でいちばん人口当たりの書店が少ない町日本でいちばんうつくしい町日本でいちばん有名な詩人の詩集さえ一冊も売ってない町そのふるさとに僕は帰ろうと思います [続きを読む]
  • 保護者面談
  • お母さん聞いてください彼は自意識の大変強い方です  自分は由緒ある家に生まれた  自分は文学的な名前を付けられた  だから自分は人とは違うんだところがそれに学力が伴っていません彼は自意識と現実の成績との落差に両者の間で苦しんでおられるように私には見えますどうしたらいいかと言われましてもあの日本語の読解力ではちょっと…大変申し上げにくいですが私にはどう教えてあげたらいいか分かりませんいっそ期待してあ [続きを読む]
  • 人間
  • 諦めようか人間になることをはやくなりたいと願ってきたが結局、俺たちは俺たちでしかなかったそれでもこの体に正義の血が流れるかぎり同じ月の下の闇の向こうに助けを求める人がいるかぎり俺たちは闘い続けるだろう街から街へどんなに虐げられても俺たちは旅を続けるだろう泣き叫ぶ女の声がする泣き叫ぶ子どもの声がする急がなくてはそれが俺たちの宿命なのだから [続きを読む]