夢はハリウッド さん プロフィール

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夢はハリウッドさん: 夢はハリウッド
ハンドル名夢はハリウッド さん
ブログタイトル夢はハリウッド
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/yamasirooenoozi
サイト紹介文将来書きたい小説の創作ノートです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供175回 / 94日(平均13.0回/週) - 参加 2017/04/16 10:31

夢はハリウッド さんのブログ記事

  • 七十四章 湖の女皇レオナ(7)
  • 「話が違う!あなた、話が違うじゃない!」いよいよ、全身に兵器と兵器の操縦室を備えつけられたレオナが、戦場に引き出されようとした時。たまたま、そこに居合わせていた、シズ・カーが、レオナを戦場に引き出そうとする部隊の前に立ち、部隊の中央に立つキム・タークに食ってかかって言った。「頼む、シズ・カー、そこを退いてくれ。これは、軍の命令なんだよ。」「いいえ、退かないわ!この子は、人の命を守る為に、あんな残酷 [続きを読む]
  • 七十三章 湖の女皇レオナ(6)
  • シズ・カーと二人の息子達が戦場に連れて行かれ、数年の時を経て、レオナを使った不老不死の研究は完成した。理論上、レオナの肉体は、永遠に老化する事がなくなった。又、いかなる攻撃を受けても、殺傷する事も不可能な体となった。脳細胞の一部でもあれば、一時間と待たず、全身を復元させる再生能力を得たのである。しかし、この不老不死には、思わぬ副作用が伴う事となった。一説によれば、永遠に止まることのない成長と、その [続きを読む]
  • 七十二章 湖の女皇レオナ(5)
  • 不老不死の研究は、八割方、完成に向かっていた。過酷な実験による筆舌に尽くせぬ苦痛と引き換えに、レオナの肉体は進化のみで老化しない体になった。その上、異常なまでの生命力と再生能力を備えるようになった。例えば、目を潰されても、数時間後には目は再生され、足を切り落とされれば、一時間と待たずに新しい足が生えるようになった。しかし、生命力と再生能力を得ても、痛覚は残されている為、実験に伴う苦痛は変わる事がな [続きを読む]
  • 七十一章 湖の女皇レオナ(4)
  • 不老不死の実験は、過酷を極めていた。日に数百の薬物を投与され、全身に肉体改造のメスを入れられた。時に、異生物の臓器を移植される時もあれば、血液を体内に流し込まれる時もあった。得体の知れぬ機械を埋め込まれるかと思えば、寄生虫を埋め込まれる事もあった。体内を焼かれ、かき回され、全身を切り苛まれるような空苦痛を味合わされた。それでも、レオナは耐え続けた。「可哀想に…レオナ、どんな目に合わされてきたの。可 [続きを読む]
  • 七十章 湖の女皇レオナ(3)
  • 「レオナ、ゴ・ローもツ・ヨーシも、大きくなったわよ。」「まあ、本当?会いたいなー。」「そうよね。レオナ、ずっと弟妹が産まれるの楽しみにしてたものね。私のお腹に耳を当てて、話しかけてたものね。」「私、ゴ・ローちゃんやツ・ヨーシちゃんと仲良くなれるかな?お姉ちゃんを好きになってくれるかな?」「勿論よ。あの子達も、みんな、お姉ちゃんに会いたがってるわ。」レオナが、心話で話せるようになって以来、前にも増し [続きを読む]
  • 六十九章 湖の女皇レオナ(2)
  • 女性の名は、シズ・カーと言う名であった。龍の強い感受性と、高い知能に興味を示し、龍の生態を研究し続ける博士であった。シズ・カーが、龍の研究を行う目的は、決して紛争利用の為などではなく、純粋なる生物学者としての感心からであった。或いは、むしろ、いつ果てるとも知れぬ紛争に倦み疲れて、人間以外の生命への関心につながったのかも知れない。殊に、この紛争の最中、最初の娘であるレオナが、エデン軍の空爆で命を落と [続きを読む]
  • 六十八章 湖の女皇レオナ(1)
  • カラキア世界の物語は、一柱の神龍から始まる。後世、湖の女皇と呼ばれ、北ヴァイス・カラキアのカラシア人達から、天神地祇の御先と崇められる、レオナと言う龍である。カラキア世界の歴史は、レオナと言う雌龍と、人間の少女チエナの出会いから始まるのである。氷河紀が始まるよりも、遥か昔。顕生代と呼ばれる時代に、一頭の雌龍が、クダンシア紛争の最中に、東に逃れて行った。全長二十五メートルはあろうかと思われる四つ足の [続きを読む]
  • 六十七章 歴史物語序説
  • さて…ヴァイス・カラキア世界の概要に始まり、カラキア世界を理解する上で必要と思われる主要用語、カラキア世界の中心となるヴァイス・カラキア世界の地域区分、カラキア世界で使用されている暦の話をさせて頂いた。前置きと言うには、六十六章と言う大変長い前置きとなってしまったが、ここからは、いよいよ本題とも言える、歴史物語に入らせて頂きたいと思う。ただ、ここでもまた、一つ注意書きが必要かと思われる。カラキア世 [続きを読む]
  • 六十六章 暦
  • カラキア世界では、いく通りかの暦が使用されている。最も古い暦は、守り人暦(ダンチャーク暦)と呼ばれる、顕生紀時代、クダンシア大陸で使用されていた、太陰暦に基づく暦である。顕生紀時代においても、太陰暦が使用されたのは、古生紀と呼ばれる遥か太古の時代であり、中生紀以降は、主に北方から齎された太陽暦が使用されていた。しかし、太陽の姿を隠された数千万年に及ぶ長い氷河紀において、太陽暦で時間を図ることが困難に [続きを読む]
  • 六十三章 プレリュード地方
  • プレリュードは、北陸語でプリル(瀛)ロード(州)、即ち瀛州を意味する。北陸では、ウジョソニ湖を他の地域のように須弥湖とは呼ばず、瀛湖と呼ぶ為、ウジョソニ湖東北端の島を拠点に建てられたパイナープリアをエープリル(東瀛)と呼び、パイナープリア諸国が点在する、ウジョソニ湖北岸から北国西南端までの地域を、プレリュード(瀛州)と呼ぶ。しかし、他の地域では、ウジョソニ湖を、その広大さから湖ではなく塩のない海と、長らく [続きを読む]
  • 六十二章 パイナープリア諸国
  • 祭皇の神託と湖の女皇の召命により選ばれた日巫女達が、淡海地方(瀛州地方)に建国した国々。意味は、桜の木を植える人々の国。道士達は、外の世界に派遣された当初、各地の紛争の原因を探る傍、紛争を逃れ、或いは故郷を失った人々を、ヴァイス・カラキアに連れてきて、保護しようとした。しかし、連れてきた人々が、高度に進み過ぎたヴァイス・カラキアの文明、違いすぎる寿命と生活習慣について行けず、外の世界に帰る事を望むよ [続きを読む]
  • 六十一章 ルパング地方
  • ヴァイス・カラキア南の最果てに広がる岩戸山脈以南の地。意味は、ルウ(神聖なる)パング(垣根、囲い)を意味し、外の世界では、玉垣と訳されている。北の岩戸山脈、南のオリオン海を、神々が外の世界と隔てて築いた垣根に見立て、山海に囲まれた美しい所、神聖な領域と言うニュアンスで名付けられた。しかし、その名とは相反して、サイガ・ハングクとネゴーロ・ハングクを中心とした、百数十の国々に割拠して紛争が続く、ルパング大 [続きを読む]
  • 五十九章 ウォンス地方
  • ファンタジア東部ワンス河対岸に広がる地。意味は、ヴァイス・カラキア語で『希望』を意味する。氷河紀中頃、ファンタジア全土が大飢饉に陥った時、多くのファンタジア人達は、新天地を求めて、この河を渡って行った事から、この名称がつけられた。ウォンスの地に渡った、ファンタジア人達は、初めて海に到達し、海の民とであった。その頃、海の民は海の民で、海産物が全く捕れなくなり、途方にくれてた。この時、川魚を養育し、時 [続きを読む]
  • 六十章 岩戸山脈
  • ヴァイス・カラキア南西に広がる山脈。青垣山脈、叢雲山脈、オリオン海と並び、ヴァイス・カラキアを外の世界から隔絶する四壁の一つ。岩戸山脈とは、ルパング人が名付けた名称で、ヴァイス・カラキア人達からは、長らく黄泉山脈と名付けられていた。黄泉山脈の名は、神代紀半ば頃。道士ヨンジが、この山脈に入り、とうとう生きて帰って来なかった事に由来していた。ヴァイス・カラキア人達は、この山脈は、死者の世界に通じる山脈 [続きを読む]
  • 三十七章 カラキア文字
  • カラキア文字と呼ばれる文字は全部で四種類。一つは、言葉の意味を表す表意文字。一つの文字で、様々な言葉と意味を表現できる。神聖語の文章を書面に残す時は、表意文字の組み合わせだけで表記される。欠点としては、新しい言葉が生まれるたびに、無限大に文字が出現する為に、殆どの人々は、全ての文字と、表意文字だけの文章を習得できないと言われる。一つは、表音軟文字。形も簡単で、五十の音を表す文字を覚えれば、誰でも使 [続きを読む]
  • 五十八章 アリナツァ
  • ジェワイ河以南の地。意味は、常に美しい所を意味し、そとの世界では、吉野と意訳されている。春に桜の花が咲き、夏には新緑、秋には紅葉が美しかった事から、こう呼ばれている。カラシア人達からは、長い間、死後に行き着く楽園と信じられててもいた。この地が、死後の世界ではなく、生きた人々の暮らす別の世界である事が知られたのは、始原紀半ば頃の事。この地の人々が、絹や木綿、高度な機織技術を持ち込んで現れるようになっ [続きを読む]
  • 五十八章 ファンタジア地方
  • ジェワイ河以南の地。ヴァイス・カラキア語で、『彼岸』を意味する。かつて、カラシアの人々にとって、ジェワイ河は南の果てであり、向こう岸は、ウデュエン(天国)への入り口と考えられていた。殊に、氷河紀が終わり、始原紀が始まると、ファンタジアに広がる高原や山岳には、桜の木が生い茂るようになり、春には花が咲き、秋には見事な紅葉を見せるようになった。その為、彼岸の地は、死者達が安らかに暮らす楽園だと言う思いが強 [続きを読む]
  • 五十七章 叢雲山脈
  • ヴァイス・カラキア西北部に広がる山脈。青垣山脈、岩戸山脈、オリオン海と並んで、数万年に渡って、外の世界と隔絶させていた為、ヴァイス・カラキアの四壁とも呼ばれる。元々は、単に西の最果てと呼ばれていた。氷河紀末。ルーチュ・カラークの日巫女チエナに愛された、異国ガルーダの王子、山都のタケルは、カラシア諸カラークに、新たな作物を伝えつつ、カラーク間を結ぶ緻密な道を建設したと言う。その結果、カラシア諸カラー [続きを読む]
  • 五十六章 青垣山脈
  • ヴァイス・カラキア東北部に広がる山脈。叢雲山脈、岩戸山脈、オリオン海と並び、数万年以上にわたって、外の世界と隔絶させていた為、ヴァイス・カラキアの四壁とも呼ばれていた。氷河紀末頃に建国されたのが、ヴァイス・カラキア初の国家と言われる、ルーチュ・カラークである。ルーチュ人は、長い間、東の青垣山脈、北のウジョソニ湖、西の叢雲山脈、南のジェワイ河を世界の果てだと信じいた。その為、それぞれ特別な名をつける [続きを読む]
  • 五十五章 フェイク温泉の物語
  • フェイク温泉には、代表的な物語が三つある。一つは、初代日巫女チエナが、グァンス王子の胸に抱かれて入り、愛を成就させたと言う物語。一つは、それから二千年程後。ダンチャーク人の王子ユナークに愛を告白する物語。最後の一つは、更に一万年以上後。ルスカ帝国の皇女ニコラとの政略結婚に悩む、ダンクーン・ワンクムの王子ゴニールが、流れるように、ヴァイス・カラキアにやってきた時の事。ある日、ゴニール王子を、祭皇ジヨ [続きを読む]
  • 五十四章 フェイク温泉
  • ジェワイ河上流、青垣山麓に湧き出る温泉。山都のタケルとも呼ばれた、異国の王子グァンスが見出したと言われる。日巫女チエナが、全裸になって河に浸り、グァンス王子に愛を告げた時、グァンス王子もまた全裸になって河に入り、日巫女チエナを胸に抱いて、その愛を受け入れたと言う。日巫女チエナは、「ワナドゥ(暖かい)、ワナドゥ(暖かい)。フェイ・クン・ワナドゥ(貴方の胸は暖かい)」と言って、無邪気な笑い声を立てた後、体が [続きを読む]
  • 五十三章 メニフェイス平野
  • メニフェイスを、正確に発音すると、メイスニイーオ・フェイクンスとなり、ヴァイス・カラキア語で、メイ(竃の)スニーオ(煙を)・フェイクンス(貴方に捧げます)を意味する。最初に、星子グァンスの名を与えられた、山都のタケル王子は、新星交路の完成を間近にして、突然、血を吐いて倒れた。「ナウリー(背の君様)!ナウリー(背の君様)!」側にいた、ルーチュ人とガルーダ人の家臣達は、つい先程までいつも通り言葉を交わしていた主 [続きを読む]
  • 五十二章 ワナドゥ高原
  • 東カラシア一帯に広がる高原。ルーチュ・カラークのほぼ全域を指す。ワナドゥの意味は、『暖かい』『温もり』を意味する。初代日巫女チエナが、ルーチュ諸部族に粟と大豆を始めとした、数多の作物の耕作方法を伝えた時の事。初めての収穫期を迎えた時、全部族の田畑に一斉に実る作物を前に、誰もが、これからは命がけで山林を分け入らなくても、食物を手に入れられる事を喜び、感謝の祈りを捧げた。この時、諸部族の民が喜ぶ様を見 [続きを読む]
  • 五十一章 ジェワイ河
  • ヴァイス・カラキア中央を流れ、カラシアとメニフェイス地方の境をなす大河。ジェワイの意味は、古代東国語で、『愛しい乙女』を意味する。後世、東国では『吾妻』、西国では『妹背』と一般に訳されている。奥陸ツガール帝国に滅ぼされた、アスカ帝国遺民の一派、ガルーダ人の王子タケルは、青垣山脈を超えて、ルーチュ・カラークに逃れ着いた。ルーチュ・カラークの日巫女チエナは、タケル王子率いるガルーダ人を手厚く保護し、タ [続きを読む]