茂吉 さん プロフィール

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茂吉さん: 科学と日常
ハンドル名茂吉 さん
ブログタイトル科学と日常
ブログURLhttp://shigenardo.blog.fc2.com/
サイト紹介文科学・工学関係のネタや書物の引用を交えながら、日常で感じたことを書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供22回 / 162日(平均1.0回/週) - 参加 2017/04/17 23:17

茂吉 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 待つこと
  •  先日、美容院で椅子に座らせられた後、1時間以上放置された。指名なしで予約していたし、店内が特別込んでいるわけでもない。後から来た客は次々に髪を切り始める。いつもなら10分以内には担当者が来るはずだ。1時間15分たって、もう帰ろうとしたら、店の人も気づいたようだった。 期限もなく「待つ」というのは不安にさせるものだ。仕事などでも何かを待っているがために、身動きができず時間が過ぎること、気になって集 [続きを読む]
  • 台風一家
  •  台風とは熱帯低気圧が発達し、中心付近の最大風速が17.2メートル/秒以上になったものを言う。熱帯の海で発生し、太平洋高気圧に押されて北上し、偏西風により東に曲がる。いずれは勢いが弱まり温帯低気圧となる。 台風の風は、左回りに渦を巻いて、中心に吹き込んでいる。そのため、台風の進路の右側で若干風が強くなり、被害が大きい。太平洋側のほうが被害の確率が高いかもしれない。台風が左回りに渦を巻く理由は、コリオリ [続きを読む]
  • 太陽フレア
  •  9月8日太陽フレアによる衝撃波が地球に到達し、日本でも磁場の乱れが観測されたようだ。太陽フレアとは太陽表面の部分的な爆発であり、「黒点」と呼ばれる場所で起きる。黒点が多いほど太陽活動が活発で太陽フレアも発生しやすい。爆発によって、電気を帯びた粒子の塊(プラズマ)が地球に到来し、地磁気を乱す。この地磁気の変動が「磁気嵐」と呼ばれる現象。プラズマ自体は太陽風と呼ばれている。 地球への影響としては、異 [続きを読む]
  • テキストと画像
  •  小説が売れてくると、漫画化されたり、アニメ化、映画化、ドラマ化されたりする。芸術作品で言えば、文芸、絵画(or 写真)、映画の順に、文字情報からより画像、映像へと次元が上がっていくのと似ている。文字(テキスト)が1次元だとすると、絵(画像)は2次元、映画(動画)は3次元(画像+時間)と、認識の次元が上がっていると捉えることもできる。 インターネット上のコンテンツは、テキスト、画像、動画で構成されて [続きを読む]
  • 科学雑誌の思い出
  •  一般向けの総合科学雑誌をそこまで読んできたほうではないが、学生の頃、「ニュートン」(ニュートンプレス)と「日経サイエンス」(日経サイエンス)には良く目を通していたものだ。今では、買ってまで読むことはほとんどなくなった。インターネットの普及も影響しているかもしれない。  「ニュートン」は高校の時に初めて買った。もう20年も前だが少ない小遣いを費やして買ったのを覚えている。メシエ天体のマップ、マヤ文 [続きを読む]
  • 帰星
  •  お盆休みは帰省していた。帰省の「省」は「親の安否を確かめる」という意味なので、帰郷しても親に会わなければ帰省とは言わない。久しぶりに会うと、親も同じだけ年を取っているはずだが、厳密には故郷に残った者の方が出て行ったものよりも歳を重ねていることになる。その差があまりにも小さくて気付かないだけ。相対性理論の話だ。 運動する物体の相対速度が大きいほど、観測者から見た物体における時間の進みは遅くなる。ど [続きを読む]
  • 森を見て、木を見ない
  •  スケールシフトという考え方がある(※1)。時間のスケール、空間のスケール、数のスケールを変えて物事を捉え、新しい結論を導くというもの。例えば、地球温暖化は過去100年の人間活動によるCO2排出量の増加、地球の温度上昇の相関関係から説明されるが、1000年、1万年、1億年の時間スケールで見れば、現在の温度上昇も安定した域に入るかもしれない。この例は、木を見て森を見ない状況とも言える。 「木を見て森を [続きを読む]
  • 100光年の孤独
  •  モチベーション維持のためだろうか、10年後、20年後に向けた技術ロードマップを作る機会がある。それぐらいなら現在の開発の延長で考えれば、現実に近い予測が可能かもしれないが、30年以降ともなれば、どんな世界が実現しているか予測が難しいものだ。高度な知能を備えたロボットが生活に紛れ込んでいたり、自動車が空を飛んでいたり、さらに進化した3Dプリンターや3Dスキャナーを取り入れることでモノ作りも現在と違っ [続きを読む]
  • トマトを磁石で動かす
  •  磁気的な性質で見れば、世の中の物質は3種類に分けられる。鉄などのように磁石に強く吸い付く強磁性体、磁石を近づけても反応しない常磁性体、磁石を近づけると反発する反磁性体だ。 物質の磁性の発生源は原子の構造による。プラスの電荷を帯びた陽子の周りを、マイナスの電荷を帯びた電子が回っているわけだが、陽子の自転、電子の公転により、電荷の流れ、つまり電流が発生する。電流があるところには磁場が発生するわけだが [続きを読む]
  • 災害について
  •  九州北部の豪雨災害から約2週間。1日で平年の1ヵ月分の雨が降るという異常な豪雨なだが、地球温暖化の影響もあり、今後、このような異常気象は増えていくのだろうか。 災害とは、自然現象や人為的な原因で、人間や社会に被害が生じること。自然現象によるものは自然災害(天災)で人為的なものは人災。自然災害は、自然による外力、例えば、地震、津波、噴火、竜巻、雷、台風、豪雨などが原因となる。ただし、被害がない場合 [続きを読む]
  • 銅と鉄の時代
  •  人類誕生後、地球上の多くの地域では、石器、青銅器、鉄器という時代を順に経験しながら文明を築き上げてきた。この時代区分は、デンマークのクリスチャン・トムセンが提唱した三時期法であり、その時期に使われていた道具の材料を呼び名にしている。石、銅、鉄という古代文明の中心にあった材料は、数千年の時を経た現在、どのように形を変え、人類を支えているだろうか。 石器は現在ではほとんど見なくなった。建築材や墓石な [続きを読む]
  • 夏闇
  •  今年は6月初旬に梅雨入りしたが、例年よりは雨が少ない気がする。梅雨とは梅雨前線が日本列島の上空に停滞し雨が降り続く現象。毎日雨ばかり降っているイメージがあるが、月別降水量だけでみれば、7月8月より、9月10月のほうが多い。秋も秋で秋雨前線があるし、台風による大雨もあるからだろう。だが、梅雨のほうがこれから夏に盛りを迎える植物に恵みをもたらすイメージが強い。「夏闇」という季語が梅雨を表していること [続きを読む]
  • 太陽の沈まない場所、昇らない場所
  • 「太陽の昇らない場所、沈まない場所」今週6/22は夏至だった。一年でもっとも昼が長く、夜が短くなる日。といっても、この日に特別何かしたわけではない。言われてみれば、夕方遅くまで明るかったような気がするぐらいだ。冬至に南瓜を食べたり柚子湯に入ったりするのに対して、あまり行事を思いつかない。 昼の長さが時期によって変わるのは、地球の自転軸が公転軌道に対して傾いているため。もし傾いていなかったら、昼と夜の長 [続きを読む]
  • 人間はなぜ殺し合うのか
  •  人間だけが同じ種で殺し合う。共食いする生物もいるが、直接生存とは関係しないのに、意味もなく殺し合うのは人間ぐらいではないか。人間との他の動物との違いの一つだ。 人類の歴史は殺人の歴史とも言える。第2次世界大戦では1億人近い死者が出た。大航海時代の植民地支配でもやはり1億人規模で先住民が虐殺され、純血の先住民がほとんど残っていない場所もある。独裁者による大量虐殺も行われてきた。カンボジアでポルポト [続きを読む]
  • ノスタルジーに惑わされない
  •  1988年公開のイタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」は、古き時代の映画館を舞台にしたもので、ノスタルジーが感動を誘う名作だ。ノスタルジーとは故郷や遠い昔を懐かしむ気持ち。郷愁とも言われる。 この映画の中では、映画技術の変遷も背景として描かれる。映画とは連続撮影した静止画像を、映写機でスクリーンに連続投影することで、形や動きを再現するもの。静止画像を焼き付けたものがフィルム。筒に巻かれたフィルム [続きを読む]
  • ドローンと無人化
  •  近年、ドローンが話題になっている。専用の展示会も何年か前から開催さており、ドローンを構成する部品やソフトウェア、サービスを紹介するブースがいくつも出展していた。飛行デモも行われている。今後、産業界でも盛んに利用されていくことだろう。   ドローンとは広い意味では無人飛行機のこと。ラジコンの飛行機やヘリコプターもその一種だろうが、実際は区別して使っている。ラジコンはラジオコントロール(無線操縦)を [続きを読む]
  • 遺跡を訪ねる
  •  ゴールデン・ウィークはカンボジアのアンコール・ワット遺跡群を見てきた。有名な世界遺産だ。「ワット」とは簡単に言えば寺院のこと。神々と交信する場所であり、民や他国に王の権力を示す役割もあった。アンコール・ワットは有名だが、その周辺の寺院も含めて、世界遺産となっている。アンコール・ワットは12世紀初頭、当時インドシナ半島を支配していたクメール王国の王都に造営されたもので、150年前に再発見されるまで [続きを読む]
  • ミイラの買い方
  •  ボリビアの首都ラパスは、標高3600mに位置する天空都市。そこで開かれる魔女市場に行けば、買えるそうだ。人間のミイラではない。リャマというラクダに似た動物の胎児のものだ。現地では魔除けや供え物として使われる。本来、ミイラは神秘的であり、ありがたいものだ。 ミイラとは長期保存できるまでに乾燥させた死体。人為的に作られた人工ミイラと、自然環境の中でできた自然ミイラがある。ミイラはエジプトやアンデス地 [続きを読む]
  • インフラと破壊
  •  ものづくりには2つのタイプがあるように思う。一つは、家電、車、IT機器などの独立した製品を量産して販売すること。もう一つは、建造物、道路、橋、トンネル、鉄道、発電所、ガス、上下水道、通信回線などのインフラ(基盤設備)を手掛けるもの。後者は官公庁による公共事業が主となる。建設会社や電力会社などが全体の図面を作成し、必要な部材を発注し、工事を取りまとめる。IT関連であればシステムエンジニアが関わってくる [続きを読む]
  • 山の桜、里の桜
  •  桜の開花する季節となった。一般に花見といったら桜を鑑賞することを指す。桜の季節と言えば、出会いや別れを連想する。人を魅了する美しさ、華やかさに加え、1週間程度で呆気なく散ってしまうという儚さも伴う。昔から多くの芸術作品の題材となってきた。桜を題材とした小説と言えば、あまりに有名だが、『桜の森の満開の下』を思い出す[1]。美しさと儚さ、あるいは美しさと怖さというのは一体になったものかもしれない。 人 [続きを読む]
  • 地球に穴をあける
  •  原発事故と言えば1979年のアメリカ映画「チャイナシンドローム」を思い出す。原発の危険性をリアルに描いたサスペンス映画。タイトルの「チャイナシンドローム」という言葉は、核燃料が高熱により融解(メルトダウン)して原子炉の外に漏れ出すメルトスルーと呼ばれる状態を意味する。溶けた核燃料(3000℃ぐらいか)があらゆるものを溶かしながら、地面の奥深くまで浸透し、地球の反対側の中国まで到達するという。もちろん一種 [続きを読む]
  • 魂と科学
  •  今年の春分の日は3月20日だ。春分の日は昼と夜の長さがほぼ同じになる日だが、うるう年のような原理が働いて、年によって20日になったり21日になったりする。前年の2月の官報で決められるそうだ。その春分の日の前後3日間を含む7日間を彼岸と呼び、田舎に住んでいたとき、彼岸の中日に牡丹餅を食べたものだ。 正確には、この期間に行われる法要などの祖先供養の行事が「彼岸会」で、これを一般に彼岸と呼んでいる。彼岸と [続きを読む]
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