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土俵一路 http://wkhgrttnm4100.blog.jp/

花形力士の取り口分析、幕下以下有望力士、相撲部屋ごとの特集など幅広く更新中。 「本場所中も本場所後も楽しめる」をコンセプトとして、マイペースかつストイックに我が道を往き続けます。            

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2017/04/20

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  • 令和6年春場所10日目の見どころ 尊富士×大の里

    尊富士が勝って2差で終盤を迎えるか、大の里が勝って並走となるか。後半戦早々に大注目の一番が待っています。尊富士 初顔合わせ 大の里大の里は右を固めていく立ち合いを予想していますが、2日連続のもろ手突きも排除はできないし、尊富士の頭にちらつかせるだけでも価

  • 令和6年春場所9日目 大の里1敗堅持

    いやあ、もろ手突きでいきましたね。大拍手です。立ち合いのバリエーションが多いとは言えない大の里にとってもろ手突きも堂々たる武器であるはずが、先場所琴ノ若戦の失敗で必要以上に騒がれて本人としてもその論調を認めざるを得ない状態になっていた。展望でも少し述べま

  • 令和6年春場所9日目 尊富士9連勝

    全勝 尊富士1敗 大の里2敗 貴景勝 琴ノ若 湘南乃海立合いの呼吸は想定通り。尊富士が不承不承先に仕切り、先に手を着いて待つ構図となった。ただ、阿炎もそうして上位者の特権を用いてからは駆け引きせず、呼吸を合わせて立ちましたね。立ち合いもオーソドックスなも

  • 令和6年春場所9日目の見どころ 阿炎×尊富士 大の里×若元春

    全勝 尊富士1敗 大の里2敗 豊昇龍 貴景勝 琴ノ若 阿炎 御嶽海 佐田の海 湘南乃海阿炎 初顔合わせ 尊富士最初にして最大の注目は立ち合いの駆け引き。尊富士は新入幕ながらに、相手に先に手を着かせたい意思を鮮明にしている力士。阿炎がそれを許容せず、しばし

  • 令和6年春場所 尊富士あっぱれ全勝ターン!

    竜電はなまくら四つですが、一般的には左四つとされていて、尊富士は相手の左差しを警戒するかと見ていたのですが、意外にも右を差すような立ち方。竜電も左足で踏み込んで左から攻めたので、どちらかと言えば尊富士がおっつけられるような格好になった。右を抜いておっつけ

  • 令和6年春場所7日目 幕内の土俵から

    先場所と異なり、大の里は先に両手を着いて待つ仕切り。こちらの立ち合いを基本にしつつあるのは良い傾向と言えるでしょう。相撲の展開としては、右で突き起こして距離を空けながら左を巻き替える阿武咲と、左でおっつけて前に出ながら右を巻き替える大の里の攻防、伸びたり

  • 令和6年春場所7日目 新入幕・尊富士単独トップに

    左四つに誘い込まれたらどうなるかと見ていて、実際その形になったのですが、何のその、むしろ自分から右前廻し(引いたのは横に近いですが)を求めて湘南の左差し手を殺す狙いでした。後はやっぱり、このクラスの相四つ大型力士相手でも左の返しは十分に通用するんだなと。

  • 令和6年春場所6日目 尊富士、大の里6連勝

    尊富士6連勝。いや~強いですね。立ち合いの低さ、疾さ。相手を起こした後、ちゃんと左を差して出るから危なげがないし、左足を出しながら左を差してるから加速がついて、最後は右を踏み込みながら右おっつけで詰めていく。先場所からそうですが、出足相撲の一言だけではな

  • 令和6年春場所7日目の見どころ

    6日目の見どころ、「読みやすさチャレンジ」として本来取り上げたいことの1割くらいに留めてみましたが、見返すとスカスカも良いところですねw ただ、繰り返しやればもう少し磨きがかかるのかもしれない。とりあえず今日も書いてみます。湘南乃海×尊富士あくまで体感的に

  • 令和6年春場所6日目 若隆景×伯桜鵬

    若隆景右四つ、伯桜鵬左四つの喧嘩四つ。若隆景が右差しを狙うと、伯桜鵬は右足から踏み込むも、左は差しにいかず、かと言っておっつけ(外ハズ)というわけでもなく、外から合わせるような使い方。右で起こしてスペースを空け、上から左を巻き替えて左四つに持ち込んだ。左

  • 令和6年春場所6日目の見どころ

    少しずつですが、楽しみな取組の注目点を書いておきます。尊富士×美ノ海尊富士が左前廻し狙いの低い美ノ海にどう対するか。この手の相手には張り差しで起こす選択肢も持っている。大の里×明生先場所、立ち合いで弾き返されて完敗の明生がリベンジを誓う一番。より立合い集

  • 令和6年春場所5日目 新入幕尊富士5連勝

    5-0尊富士(押し出し)時疾風3-2尊富士は左差しの時疾風に対し、顎下へかましながら左で胸を突き、右は抱える格好。時疾風の上体を起こすや素早く左を差して下手を引き、右でおっつけながら向正面へ。時疾風右で振り、遠心力を使って左を返そうとすれば、尊富士右手が

  • 令和6年春場所4日目 幕内の土俵から

    今場所も序盤のうちにザッと全体的な様相に触れておきたいと思います。十両1場所通過の新入幕・尊富士が今場所も勢い止まらず4連勝スタート。脇腹を痛めておりいつもの瞬発力はありませんが、必ずしも出足任せの相撲だけでないことは、先場所分の更新でも記した通り。この

  • 令和6年春場所4日目 4連敗の霧島、否めぬ異変

    霧島の立ち合いは熱海富士戦と同じ、左手を出して右から入っていく形ですが、踏み込みも2日目同様にぴょんと跳ねる両足跳び気味で圧力がほとんど伝わらない。左右の差し手争いを図るも、朝乃山に右をぶつけられるとたちまち足が上がって腰は浮き、反応で赤房から向正面側へ

  • 令和6年春場所3日目 大の里、同学年対決制し3連勝

    平戸海は大の里の右かち上げに対して左前廻しで止めにかかると予想していたのですが、恐らくそれでは止まらないと踏んだのでしょう。早く立って、前に出した手を滑り込ませるように左を差し込んだ。やや立ち合い合わずに上体が突っ込み加減ではあったものの、戦術的には成功

  • 令和6年春場所3日目 新大関・琴ノ若白星先行

    場所前更新の取り口分析で「少し右にずれながら出ていくのと、まっすぐ踏み込んでいくパターンとがある」と書いた琴ノ若のもろ差し狙い。過去2回の対戦では後者を採用、立ち合い右手を前に出す動きで目を瞑らせ、腰を浮かせる目論見もハマっての連勝中でしたが、今日は前者

  • 令和6年春場所2日目 霧島連敗、熱海富士殊勲の星

    霧島は立ち合い、過去2場所のような右で突くのではなく、左で突いていきました。左で突く場合は左四つ相手に右おっつけのパターンが多いものの、熱海富士は右四つなので、霧島の右は中から入れにいく形。あるいは右を入れ、左も一突きしてから差し込んでもろ差しを狙いたか

  • 令和6年春場所2日目 返り十両若隆景連勝発進

    今日の玉正鳳戦は本当に楽しみでした。というのも、玉正鳳は十中八九ーかつて朝乃山や伯桜鵬(当時落合)を沈めたー「玉正鳳スペシャル」を出してくるだろうと予想できたから。「玉正鳳スペシャル」は筆者が勝手に呼んでいるだけですが、一応詳述したものを過去の記事から引

  • 令和6年春場所初日 照ノ富士初日黒星

    正面からの映像では分かりづらいですが、横綱の立ち合いは手繰りでした。ただ、錦木はそんなに突っ込んでくる相手でもないし、右手を伸ばすわけでもないので、正直、手繰りを選択する相手としては不可解と言わざるを得ない。先場所来、さすがにこの立合いを出しすぎな感は否

  • 令和6年春場所前 取り口分析まとめ

    ☆は令和6年度最新版横綱 照ノ富士大関 霧島大関 豊昇龍 ☆大関 貴景勝大関 琴ノ若 ☆関脇 大栄翔関脇 若元春 ☆小結 阿炎小結 錦木 ☆にほんブログ村

  • 令和6年春場所前幕下以下有望力士紹介 大青山

    大青山(荒汐・23歳・中国・192㌢/157㌔)師匠と同じ内モンゴル自治区の出身、四股名は故郷の山から取った。強豪・飛龍高校を卒業後、3年以上の研修期間を経て、3年11月に初土俵。順調に番付を上げ、翌年7月には三段目6戦全勝同士で出場停止明けの朝乃山とも対戦して

  • 令和6年春場所前幕下以下有望力士紹介 夢道鵬

    夢道鵬(大嶽・22歳・186㌢/136㌔・西12)幕下15枚目以内で取る機会も増えてきた納谷兄弟の末っ子。体つきは違うが、顔つきは兄弟の中でもっとも父・貴闘力に近く、中でも土俵上で相手を睨みつける際の表情はそっくりだ。三兄の王鵬同様、高校相撲を経てのデビューから

  • 令和6年春場所前幕下以下有望力士紹介 花の海

    去年同様、年初の記事で取り上げなかった力士のうち、新たに15枚目以内進出を果たした面々を紹介していこうと思います。今場所前は4人。花の海(二所ノ関・20歳・173㌢/139㌔・西10)東洋大牛久高での相撲経験を経て、4年初場所で初土俵を踏んだ。5年春新幕下、下半

  • 花形力士取り口分析 翠富士

    翠富士一成 生年:平成8年 出身:静岡 所属:伊勢ヶ濱 身長:174㌢ 体重:116㌔ <立ち合い分析>NHK『大相撲どすこい研』(第18回)における本人のコメントをもとにすれば、「思い切り当たるときは右足から」、「胸で当たるときは左足から」とのことで、実際の取組

  • 花形力士取り口分析 翔猿

    翔猿正也 生年:平成4年 出身:東京 所属:追手風 身長:173㌢ 体重:135㌔<立ち合い分析>右四つの型を持ってはいるが、幕内上位でいきなり差しに行くような立合いに出てはどうしても体力負けしてしまう。それ故、まずは相手との距離を取ることを目指し、突き起こし

  • 花形力士取り口分析 錦木

    錦木徹也 生年:平成2年 出身:岩手 所属:伊勢ノ海 身長:185㌢ 体重:188㌔<立合い分析>以前は頭から当たるのを基本としていたが、現在は上体を起こして立つ方が多い。快進撃を巻き起こした昨夏~名古屋にかけては、まず自分の陣地でどっしりと拠点を築くや、相手

  • 花形力士取り口分析 若元春

    若元春港 生年:平成5年 出身:福島 所属:荒汐 身長:187㌢ 体重:145㌔<立合い分析>膝から下の硬さゆえに腰が下りづらい体質と向き合い、右足をやや後ろに引く斜め仕切りから平行に当たっていく独特の立ち合いを作り上げた。左おっつけ・ハズを生かすため、左へ傾

  • 花形力士取り口分析 大関・豊昇龍 令和6年版

    豊昇龍智勝 生年:平成11年 出身:モンゴル 所属:立浪 身長:187センチ 体重:142キロ 幕下上位時(平成31年2月)十両時(令和2年4月)新三役昇進時<立合い分析>2年前の分析では、「いずれは胸や肩で当たり、立ち合いから廻しを引く相撲を目指していくの

  • 花形力士取り口分析 新大関・琴ノ若

    琴ノ若傑大 生年:平成9年 所属:佐渡ヶ嶽 出身:千葉 身長:189㌢ 体重:177㌔ <立ち合い分析>現代の強豪力士らしく、立ち合いのパターンは非常に豊富。相手の取り口や立ち方に応じて、手を着く位置や呼吸具合も調整しているので、傍目以上のバリエーションがあり

  • 令和6年初場所 若隆景復帰2場所目(終)

    13日目 vs春山 上手出し投げ 白星(7-0 優勝)立ち合い春山が先に両手を着いて待つと、若隆景は右手を着いてじっくりと相手を視ながら、当たるや左へずれて左上手。右で一つ起こしてからすぐに左で出し投げを打ち、右は首の後ろを押さえつけて青房へあっという間に

  • 令和6年初場所千秋楽戦評 照ノ富士×琴ノ若

    本割横綱の立ち合いは決して良くなかった。本割に比べて左上手の意識が強く、前のめり。そのため右からの攻めに移るのも遅れ、琴ノ若が浅い差し手を抜くような動きを取ると右脇が空き、琴ノ若の左が滑り込んだ。本割でも琴ノ若は同じことをしているが、このときは照ノ富士の

  • 令和6年初場所千秋楽戦評 照ノ富士×霧島

    見所記事照ノ富士は決定戦を見据え、短期決着に打って出た。霧島が右手を前に出してくることを想定した手繰り戦術である。とはいえ、霧島の頭にも手繰りは十二分にあっただろう。右は手を前に出して突くのではなく、差す狙いで腕を回していった。照ノ富士が「上手くいかなか

  • 令和6年初場所千秋楽戦評 琴ノ若×翔猿

    別にもったいぶっているわけではないのですが、今日から少し忙しめになってしまうので、コツコツ書いて1日1番ずつ出していく予定です。今週中には何とかなるはず・・・見所記事大事な一番でも琴ノ若は実に落ち着いていた。立ち合いは懸念した深い上手を探るものではなく、

  • 令和6年初場所千秋楽の見所 決定戦・巴戦用

    照ノ富士×琴ノ若琴ノ若は本割での課題となった左の使い方を十分に突き詰めているはず。対応力のある力士なので、同じ場所のうちに2度目のチャンスが貰えるなら同じ過ちは繰り返さない。勿論、立ち合いを僅かなりとも低く鋭くできるに越したことはないですが、一番は左の管

  • 令和6年初場所千秋楽の見所 照ノ富士×霧島

    10照ノ富士 ーー勝ーーー 霧島0琴ノ若との対比でいえば、左ハズや差し手を返して横綱の右を使わせないことに関しては霧島が上、右回りの攻めで崩す上手さに関しては琴ノ若が上。両方やれる人なら照ノ富士にも10戦7勝くらいできるのですが、そんなに美味しい話はない

  • 令和6年初場所千秋楽の見所 琴ノ若×翔猿

    豊昇龍休場で宙に浮いた琴ノ若の対戦相手、抜擢されたのは翔猿でした(単なる番付順といえばそれまでだけど、番付順で当てる必要なんて一切ない局面なのだから、抜擢という表現で構わないでしょう)。6琴ノ若 負勝勝負負勝 翔猿6過去1年、通算成績とも互角。昨年の琴ノ

  • 令和6年初場所14日目戦評 霧島×琴ノ若

    2敗 照ノ富士 琴ノ若3敗 霧島2度の立ち合い不成立が勝負の様相を変えた。立ち合いのポイントに挙げた「霧島の右手を伸ばさせず、距離を詰めて二本差し」という狙いを遂行するべく、1度目、2度目の不成立で琴ノ若が狙ったのは「早く立つこと」であった。これは昨年春

  • 令和6年初場所14日目の見所 霧島×琴ノ若、照ノ富士×豊昇龍

    2敗 照ノ富士、霧島、琴ノ若3敗 豊昇龍直接対決第2ラウンドですが、対戦成績もあいまって番付上位が優位。千秋楽相星決戦の構図も見えてきたか。下馬評不利のチャレンジャー組は戦況を覆すアイデアを秘めているか。8霧島 勝負勝勝勝勝 琴ノ若2過去1年、通算成績と

  • 令和6年初場所13日目戦評(2)照ノ富士×琴ノ若

    立ち合い~二の矢の展開がすべてだった気がしている。琴ノ若は展望記事でも危険視した左を浅く覗かせて横綱の右に極められる形になってしまい、前に圧力をかけるでもなく、「ただ抜く」というだけの余分な時間が生まれてしまった。しかも腰が引けている。そこへ横綱の左小手

  • 令和6年初場所13日目戦評(1)霧島×豊昇龍

    立ち合いは豊昇龍が右で張り、霧島も手を出した右で豊昇龍の顔を横に向けている。先に上手は豊昇龍、足が動いておらず相手にかぶさるような体勢になっていたので、下手投げを打った霧島が下に入る形を作ったものの、霧島は左半身が不得手。豊昇龍、左を返しながらジワジワと

  • 令和6年初場所13日目の見所 霧島×豊昇龍

    7霧島 不勝勝負負勝ー 豊昇龍8過去1年は不戦勝(不戦敗)を除いて2対2と互角。先場所は割崩しにより対戦がありませんでした。相撲内容として、確かに毎回見ごたえはあるのですが、場内を興奮の渦に巻き込んでいくような大相撲には至らないのも率直な感想で・・・その

  • 令和6年初場所13日目の見所 照ノ富士×琴ノ若

    上位4人vs平幕下位好成績の4連戦は、前日の期待通り上位の全勝。この3日で平幕下位勢を振り落とし、いよいよ残り3日、4人による壮絶な潰し合いのゴングが鳴ります。1敗 琴ノ若2敗 照ノ富士、霧島、豊昇龍6照ノ富士 ーー勝ーーー 琴ノ若0昨年は対戦1度だけ。琴

  • 令和6年初場所11日目 注目取組短評

    幕内優勝争いは、今場所の番付上位4人が残り3日で潰し合う展開が有力に。今日、ここまで来ながら複数人が平幕好成績力士に敗れて、再度混沌とした情勢に陥るのは興ざめですし、場所を引き締める意味でも大事な一日となりますね。※終盤戦展望は望み通りの展開を期待しつつ

  • 令和6年初場所 若隆景復帰2場所目(3)

    9日目 vs阿武剋 肩透かし 白星(5-0)ぱっと見同じような高さでも実態は全然違う。「下に入る」ということの意味をまざまざと知らしめる一番でしたね。頭でかましてきた阿武剋の当たりを、少し右半身を開きつつ、右足を下げることによって受け止め、圧力を下半身で吸

  • 令和6年初場所10日目 注目取組短評

    昨日は呼出デーという特別編成だったので責められないですが、今場所通しての感想としてリプレイに不満があり、とりわけ照ノ富士の立ち合いで向正面側を流さないケースが何度もあるのは、こういう記事を書いている以上、やりにくいことこの上ないですね・・・十両尊富士新記

  • 令和6年初場所10日目 琴ノ若単独首位!

    1敗 琴ノ若2敗 照ノ富士、霧島、豊昇龍、阿武咲、大の里なんだかんだ最高位関脇以上(現大関以上)が全場所を制覇した昨年の延長線上か。いや、明日横綱と大関が2敗の平幕2人を引きずり下ろせば、延長線以上の終盤ー横綱・大関に関脇琴ノ若を加えた4人が残り3日で潰

  • 令和6年初場所9日目 照ノ富士、2敗キープで残り6日へ

    横綱は立ち合いが高く、また右膝の状態ゆえんか、内側に踏み込みきれないため左からの攻めの精度に欠けるという自身の都合と、前回錦木が二本差しを狙ってきたという相手への対策という両面から、右は差し手争いというよりも最初から抱える狙いだったように見える。右から極

  • 令和6年初場所9日目 新入幕大の里、9日目勝ち越し

    明生は1強の照ノ富士を打ち破ってきた、あの突き刺さる立ち合い。確かに良い時に比べると、踏み込み足がつま先立って下からの圧力を伝えきれず、上体が突っ込み加減ではあったが、それでもしっかり当たって右の喉輪を伸ばしていた。その強襲に大の里は一歩も下がらず、明生

  • 中日全勝ターン!新十両尊富士の前半戦を振り返る(2)

    5日目 vs朝紅龍 寄り切り 白星(5-0)朝紅龍によれば、アマチュア時代の対戦では2回とも尊富士が変化しているとのこと。とはいえ、それを警戒するというよりは、当然今場所の尊富士の出足を見て、思いっきり突っ込んでいくしかないという取組前の弁。そして、尊富士

  • 中日全勝ターン!新十両尊富士の前半戦を振り返る(1)

    大の里の時もやりましたし、今回も行きますか。短い勝負の間にも結構色々なことをやっているし、立ち合いの狙いも様々で、描写するのが楽しい力士の一人ですね。初日 vs白鷹山 寄り切り 白星(1-0)尊富士は立ち合い、少し早く立って踏み込んできた白鷹山の左頬を待ち

  • 令和6年初場所7日目 琴ノ若、連敗はせず

    連勝ストップ直後、非常に嫌なタイミングで組まれたのは先場所痛恨の敗戦を喫している竜電戦。それでも、琴ノ若は落ち着いていた。えてして、格下の力士は上手く運んだ前回の勝ち味を踏襲するもの。その辺りもちゃんと織り込んで、先場所許した左前廻しを与えぬよう、早く右

  • 令和6年初場所6日目 朝乃山6連勝

    4日目の記事(※1)で述べた「変化の兆し」について、なるほど二所ノ関親方のアドバイスがあったんですね(※2)。それを聞くと、今場所から立ち合いで腰を割る際、かつての稀勢の里のように、仙骨を締めるというか、内側に入れて可動域を狭めていくような動作を取り入れ

  • 令和6年初場所 若隆景復帰2場所目(2)

    5日目 vs千代の海 押し出し 白星(3-0)立ち合い、先に腰を割った若隆景は右を着いて待ち、千代の海がやや逡巡しているところ、自分の呼吸でやや早く立って、左で小さく張りつつ、右差し狙い。千代の海左に回って左を外ハズにあてがうが、若隆景足を送り、千代の海右

  • 令和6年初場所5日目 阿武剋×伯桜鵬

    幕下注目の伯桜鵬×阿武剋は阿武剋に軍配。伯桜鵬は左四つなので普段は右足から踏み込むことが多いのですが、この日は左を出してから素早く右を出す足運び。一つかまして右で突き、左は外ハズ気味に相手を押し込むことはできた。ただ、左足がつま先立ちでスムーズに出足がつ

  • 令和6年初場所5日目 照ノ富士、1敗で序盤戦通過

    2日連続の手繰りは驚いた。2~3日目の内容を見ても、それだけ相手に突き起こされて腰が立ってしまうことへの警戒感ないし恐怖心があるのだろう。ある意味、自らそれを曝け出したとは言えるが、明日からの中盤戦、番付から見て、突き押しの力士とはしばらく対戦しなくなる

  • 令和6年初場所4日目 幕内の土俵から

    伯桜鵬の復帰初戦&2戦目とどっちを書くか迷いましたが、昨日の幕内は内容もニュース性も高かったし、追加で取り上げる価値があるかなと。伯桜鵬は今日の阿武剋戦が試金石ですし、それを見てからでも遅くはないでしょう。鎧袖一触とはまさにこのこと、大の里は先場所敗れて

  • 令和6年初場所4日目 4連勝朝乃山に変化の兆し

    霧島に土とか色々トピックは多い日だったけど、朝乃山の相撲があまりに良すぎて取り上げざるをえなかった。立ち合いの鋭さもさることながら、かつてないほどに小指から左を取りに行けているので、左の前を持って引き付けるまでの一連も流れるよう。素早い右からの攻めに移り

  • 令和6年初場所 若隆景復帰2場所目(1)

    2~3番ごとに区切ってになると思いますが、今場所もやります。まずは順調に連勝スタートですね。初日 vs嘉陽 押し倒し 白星(1-0)復帰初戦となった先場所の対戦(※)では、立ち合い張り差しを選択するも逆に二本入られてしまった。それもあって、今回は頭で一つか

  • 令和6年初場所3日目 綱取り霧島3連勝

    熱海富士は右で突いてくる相手の当たりに起きず、大関を後退させることができたのだから悪くない内容。ただ、指摘されている立ち合いのスピードと当たる位置の高さ、スムーズさを欠く足運びの問題が出てしまった。頭は下がっていても、それに伴う足がなく、ドタドタっとバタ

  • 令和6年初場所2日目 若元春初金星

    前回はかましていった横綱の立ち合いが今回は通常の右差し狙いで、呼吸的にも多少先にふわっと出るようになってしまった。対する若元春は普段揺らしている左手を割と早めに下ろし、ピタッと両手を着いて適度に体の力が抜けている理想的な姿勢。両手を着くや否やで立たれてし

  • 令和6年初場所初日 照ノ富士、再起へ初日白星発進

    3場所ぶりの出場に踏み切った横綱照ノ富士が新小結宇良を退け、復活へ幸先の良いスタートを切った。立ち合いのルーティン、相手にとって合わせやすさのある堂々たる仕切りも以前の通り。右を固めながらしっかり左で一歩踏み込みむと、すぐに抱え込む体勢は作れずとも、慌て

  • 令和6年幕下以下有望力士紹介 今年こそ夢を叶えたい力士たち

    今回はすでにあと一歩を(人によっては何度も)経験し、当ブログでも数多く紹介歴のある上位常連力士たちを一気に紹介。ほぼ昨年の動向に絞って書いているので、リンク先の記事等も併せてご覧いただければと思います。塚原(春日野・24歳・192㌢・154㌔・東11)昨年は2

  • 令和6年幕下以下有望力士紹介 花を咲かせたい叩き上げ力士たち

    今回はそろそろ十両昇進を果たしても遅くはないだろうという、中学卒業後入門の3力士。いずれも中学時代に全国大会で秀でた結果を収めた力士たち(吉井は優勝、大辻は吉井に敗れて準優勝、德之武蔵は栃神山に敗れて準優勝)という共通項があります。德之武藏(武蔵川・23

  • 令和6年幕下以下有望力士紹介 地道に力をつけてきた旬の力士たち(1)

    北大地(立浪・25歳・171㌢/146㌔・西6)幕下昇進当初までの経歴及び取り口については上記リンク先をご覧いただきたい。その後、令和3年に幕下下位、4年には中位に定着。去る5年は秋場所で6勝1敗と大勝ちし、翌九州、初の一桁番付が5枚目以内となった(西3枚目)。

  • 令和6年幕下以下即戦力ランキング

    本年も「土俵一路」をご覧いただき、誠にありがとうございました。個人的には、ブログ開設以来随一と言えるほど更新に身が入らない一年で、事前にやりたいと考えていた企画は何一つやれぬまま終わってしまいました。とはいえ、無理して自分に鞭を入れても碌なことにはなりま

  • 令和6年幕下以下有望力士紹介 垂涎のホープが揃う高卒組(1)

    木竜皇(立浪・21歳・176㌢/127㌔・東5)父は元幕内・時津海。三本木農高を経て、3年夏場所に初土俵を踏んだ。所要10場所・負け越し1度で15枚目以内目前というところまでが前年度分だったが、昨年も順調にステップアップ。西26枚目の夏場所で幕下優勝を果たし、名

  • 令和6年幕下以下有望力士紹介 令和5年初土俵のホープたち(1)

    今回は昨年初土俵ながら早くも幕下15枚目以内を経験している3力士をピックアップ。聖富士(伊勢ヶ濱・19歳・178㌢/162㌔・西3)飛龍高校の2年先輩・熱海富士に追いつけ追い越せのスピード出世を見せる19歳。昨年1月に初土俵を踏むと、5月に序二段、去る九州では堂

  • 令和6年幕下以下有望力士紹介 学生相撲出身の新鋭たち(1)

    基本的には筆者自身の意思を介在させず、カテゴリ別の注目力士を新年初場所の番付順に紹介していく。嘉陽(24歳・二所ノ関・170㌢/160㌔・東1)各段優勝こそないものの、順調に大勝ちを重ねて新十両待ったなしの地位まで躍進してきた日体大出身のホープ。部屋付きの中村親

  • 新十両力士の初場所時番付 三訂版

    その年に誕生した新十両力士が、初場所時点でどれくらいの番付に在位していたのか。今年のデータを加えた三訂版です。※左から順に昇進場所・力士名・初場所時番付平成29年春 朝乃山 西7夏 貴源治 西4名 翔猿 東10秋 矢後

  • 令和5年九州場所14日目 若隆景復帰7戦目

    幕内は14日目の大一番に何か付け加えるものもないので、千秋楽は割愛。若隆景締めくくりの白星をもって今場所の更新を終えることとします。vs千代の海 寄り切り 白星(5-2)立ち合い、先に腰を割った若隆景は右を着いて待ち、千代の海がやや逡巡しているところ、自分

  • 令和5年九州場所14日目 霧島V2へ前進

    11-3熱海富士(寄り切り)霧島12-2立ち合い、霧島に人の良さ(前日分の記事参照)は出ませんでしたね。熱海富士に先に手を着かせるという上位者の特権を用い、自分の呼吸で立つことに明確な拘りを見せました。昨日も書いた通り、立ち合い勝ちの要素を除けば熱海富士

  • 令和5年九州場所14日目注目取組 熱海富士×霧島

    優勝争いは2人に絞られ、大一番が組まれました。上位者の君臨か、勢い以上の強さを感じる若者の凌駕か。熱海富士(初顔合わせ)霧島豊昇龍戦では「地力の差をひとまず考えず、カテゴリだけで言えば熱海富士にとっては与し易い部類」と書きましたが、霧島に関してはハッキリ

  • 令和5年九州場所13日目注目取組 髙安×熱海富士、大栄翔×霧島

    2敗 霧島 熱海富士3敗 琴ノ若 一山本 0髙安‐‐‐‐‐●熱海富士1先場所の対戦については、以下リンクを参照。髙安は照ノ富士戦の常套作戦である右からの崩し~突き起こしていく展開を目論見ましたが、熱海富士の守りの固さ、重心の低さを痛感して今回はどういくか

  • 令和5年九州場所12日目 2敗で霧島、熱海富士並走

    9-3琴ノ若(寄り切り)霧島10-2立ち合い、前回と同じような呼吸で琴ノ若が突っかけて仕切り直し。2度目も前回同様、琴ノ若の狙いに変化はなく、霧島の右の突きがしっかり伸びて先制。琴ノ若伸び上がった状態から二本差そうとしますが、霧島左上手を引くや頭をつけ、

  • 令和5年九州場所12日目注目取組 熱海富士×豊昇龍、琴ノ若×霧島

    祝日に良い取組を作ったなあと。宮城野解説でじっくりと楽しみたいと思いますが、親方の見立てを聞く前に自分なりの構想も立てておきたい。熱海富士(初顔合わせ)豊昇龍地力の差をひとまず考えず、カテゴリだけで言えば熱海富士にとっては与し易い部類。それは熱海富士の究

  • 令和5年九州場所11日目 若隆景復帰6戦目

    vs栃武蔵 上手出し投げ 白星(4-2)若隆景先に右手を着いて待つも、栃武蔵が腰を割った状態から呼吸をはかって手を着けずにいるうち、若隆景が突っかける。二度目、若隆景かましていくところ、栃武蔵右に変化しながら両手で若隆景の背を押さえつけようとするが、若落ち

  • 令和5年九州場所10日目 幕内の土俵から

    しっかり充電してきました。もう年なので、1場所15日間書き続けるのはしんどいですね(苦笑)今後もぼちぼち休みながら続けていければと思っています。平戸海が単独首位の1敗一山本を引きずり下ろした一番から。本人が「考えた通り」とする右差し狙いがハマって一山本の

  • 令和5年九州場所中日&9日目 若隆景復帰4~5戦目

    4番目の相撲 vs海龍 押し出し(2-2)海龍は立ち合いやや焦らして例のようにもろ手突き。若隆景下からあてがって応じ、海龍がすぐに引くところ、足を送って右ハズ・左おっつけ気味に押して、簡単に押し出した。5番目の相撲 vs大辻 押し出し(3-2)若隆景は右差し

  • 令和5年九州場所6日目 幕内の土俵から

    先場所十両優勝の一山本が返り入幕で6連勝。この日もきちっと立ち合いで一つ当たり、回転良く突いてはかましのコンビネーションで押し込んでいく。錦富士がそれに応じて頭で当たり合おうとするところ、反応良く後方の雄大なスペースを生かした叩き。相手の頭を左に向けつつ

  • 令和5年九州場所4日目 若隆景、復帰3戦目

    vs 木竜皇 寄り切り 黒星(1-2)展開としては予想通り。右からの起こしが十分に利かないとこういう結果になってしまいますよね。。もう少しなんとかなるかという希望的観測だったのですが、ある意味現在地のよく分かる内容になったのかなと思います。左から振り回して

  • 令和5年九州場所5日目 ホープ若碇、強く巧く

    本来ならば幕内の取組について書く順番のところ、あまりにも良い相撲だったので思わず予定変更してしまいました。お父さん(甲山親方)も型にハマった味わいのある押し相撲でしたが、若碇はむしろ決まり手係としての父に影響を受けたのか(笑)多彩な技を仕掛けて13時台の

  • 令和5年九州場所4日目 若隆景、復帰2戦目

    1場所での十両復帰が絶望的となり、精神的に難しい一番だったと思いますが、目の前の取組に集中して復帰後初白星。場内温かい歓声に包まれました。立ち合い、若隆景は大きな栃神山に対し、頭でかましながらの右差し狙い。栃神山も頭でかます立ち合い、例のごとくやや左にず

  • 若元春、その持ち味と課題

    3日目の大相撲中継、若元春に関する宮城野親方の解説が興味深かったので、その内容を掘り下げてみたいと思います。若元春左足から踏み込む右四つの軌道を偽装して、右引っ張り込み左おっつけから左四つに持ち込むのが若元春の立ち合い。これはかつて琴奨菊も用いていた型で

  • 令和5年九州場所2日目 これぞ若元春

    三役連続6場所(関脇としては連続4場所)在位、今や角界で五本の指に入る実力者となった若元春。新入幕から数えればまだ2年足らずだが、もはや、大関・優勝という次元に進まねば物足りないと見做される立場、勝負の新年に向けて足場固めの九州場所だ。初日は元大関髙安に

  • 令和5年九州場所初日 若隆景、復帰初戦

    4場所連続休場、3場所連続全休明けの若隆景が幕下で復帰初戦を迎えた。結果はともかく、まずは本場所の土俵に帰ってきたこと自体が大きな一歩。それが膝にとって良いのかどうかという論点はあるにせよ、上半身は以前よりも大きくなり、黒廻しを締めてもなおそう見えるとこ

  • 令和5年秋場所千秋楽 貴景勝V4

    なんとなく、一夜明けてからの方が界隈の熱も多少は冷めてて良いのかなと(汗)あえて誰も見てなさそうな時間に出しました。11-4熱海富士(寄り切り)朝乃山9-6熱海富士側の硬さも確かに見て取れたのですが、それ以上に朝乃山の立ち合いですね。同格以上ではなく、気

  • 令和5年秋場所14日目

    3敗 熱海富士4敗 貴景勝 大栄翔 髙安 北青鵬8-6阿炎(寄り切り)熱海富士10-3最初の仕切り、熱海富士が先に両手を着いてから、阿炎が右を着いて呼吸をはかるうち、熱海富士が突っ掛けて不成立。2度目は、阿炎が先に腰を下ろし、両手を着いて待つ。10日目の

  • 令和5年秋場所 14日目の展望

    2豊昇龍○●●‐‐‐貴景勝7貴景勝の休場あり、割崩しありで対戦は1月以来。昨年九州までの流れについては、以下2記事を参考にしていただければと思います。前回(1月)は手負いの豊昇龍がもろ手突きからの急戦を目論むも、貴景勝が落ち着いて捌いた(左でいなして右

  • 令和5年秋場所13日目

    3敗 貴景勝 熱海富士4敗 大栄翔 髙安 金峰山 北青鵬10-3熱海富士(寄り切り)貴景勝10-3最初の立ち合い、貴景勝はゆっくり左を着いてから右を下ろしていく手着きを採ろうとするも、熱海富士に突っ掛けられる。2度目、今度はサッと両手を下ろす立ちに変更し

  • 令和5年秋場所12日目

    「兄弟子」の意地が見えた12日目、十両・幕内注目の2番を振り返っていきましょう。10-2大の里(上手投げ)北の若7-5立ち合い、北の若は頭からかまし、大の里の右差しを左おっつけで封じにかかるも、大の里は右肩から鋭く当たって北の若の上体を起こし、右を突破。

  • 令和5年秋場所11日目

    気は早いですが、もし熱海富士が優勝すれば、年少記録としては貴花田、大鵬、北の湖に次ぐ歴代4位。このうち、大鵬は周知の通り新入幕場所から鮮烈な活躍を見せた一方、貴花田、北の湖は二桁黒星で十両からの出直しを強いられている。熱海富士は新入幕の昨年九州で4勝11

  • 令和5年秋場所10日目

    私自身も時々忘れるのですが、勝負判定の原則は「(一方の)負けを見て勝ちにあげよ」なんですよね。詳述する余裕はないのでこれに留めますが、色々と考えることの多い10日目の土俵でした。大の里ついに敗れ、勝った一山本と1敗で並走立ち合い、大の里は左を着いて一呼吸

  • 令和5年秋場所9日目

    全勝大の里が9連勝、新十両力士による初日からの連勝記録を1位タイとした一番。 立ち合い大の里は右差し左はあてがう格好で千代丸のもろ手突きに対抗するが、千代丸は右で引きながら左突き落としを狙い、さらに数発喉元を押してから、大の里が左であてがい右を上から差し

  • 新十両大の里、前半戦の全取組を振り返る(2)

    5日目 寄り切り vs紫雷紫雷珍しく左足から踏み込んで左前廻し狙い。右も前廻しを狙っているので、左の良い位置を引くことにより右を抜かせ、左四つに持ち込む構想だったのかもしれない。しかし、大の里は右肩から激しく当たって上体を起こし、紫雷の左は深めの上手に。大

  • 新十両大の里、前半戦の全取組を振り返る(1)

    新十両中日勝ち越しの快挙を遂げたホープ大の里。その全取組を簡単に振り返っていきましょう。まずは第1弾、初日~4日目です。初日 押し出し vs朝紅龍大の里はもろ手突き。朝紅龍はかましながら左へ動いて上手を探ったが取れず、朝紅龍さらに左で上手を求めると、大の里

  • 令和5年秋場所6日目

    本日は幕内の土俵から。再起を期す髙安が力強い相撲で豪ノ山を圧倒した一番。左はかち上げというわけでもなかったと思うのだけど、豪ノ山の方は何か意図が違ったかのような当たり(左を固めてるので、右からかち上げが来ると思った?)で、軸がぶれたようなイメージだった。

  • 令和5年秋場所5日目 新十両天照鵬、令和の猛牛へ

    押し相撲同士の力相撲を制し、新十両の天照鵬が序盤戦を4勝1敗の好成績で通過した。立ち合いの低さで上回ったのは5㌢高い白鷹山の方。互いに左ハズ・喉輪と右おっつけのコンビネーションでせめぎ合い、おっつけられた方の手の力を抜いて反対側からおっつけ返す攻防には見

  • 令和5年秋場所4日目 新十両朝紅龍 涙の夜を越えて

    所々のワードセンスと上質な関西弁が魅力の、良い新十両インタビューでしたね。相撲の方でも(?)調子は上向き。初場所で敗れている紫雷に見事雪辱を果たしました。石崎、かなり早く腰を割って両手を着き、紫雷がいつも通りゆっくりと構えるので一度手を引っ込め、紫雷がよ

  • 令和5年秋場所3日目

    今日は3番を勝負どころを中心に少しずつ。十両天照鵬が右で起こしながら左おっつけで髙橋の右差しを封じる様は、かつて髙橋の師匠・稀勢の里が天照鵬の師匠・白鵬に見せていた攻め方を思わせた。髙橋はそもそもこういう攻めに弱い上、この日は立ち合いの呼吸を制されたので

  • 令和5年秋場所2日目 新十両髙橋、スケールの大きさ

    今場所はいずれも将来を嘱望される4人の新十両力士が誕生した。場所を通して、随時彼らの動向にも言及していきたいと思う。今日は二所ノ関部屋の髙橋。日体大時代に際立つ戦績を収めたわけではないが、入門後は恵まれた体躯を生かし、馬力を伴った本格派の四つ相撲で、初土

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