field of k さん プロフィール

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field of kさん: 男の喫茶店
ハンドル名field of k さん
ブログタイトル男の喫茶店
ブログURLhttp://ameblo.jp/fieldofk/
サイト紹介文昔、まだPCもネットもない時代、日々の中で書き留めていた詩やエッセイに手直しを加えて載せていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供57回 / 61日(平均6.5回/週) - 参加 2017/04/27 16:00

field of k さんのブログ記事

  • 22時30分の二人
  • おんなA14:00 に起きて15:00 に歯を磨いて16:00 に食事をして17:00 にシャワーを浴びて18:00 に部屋を出て19:00 に美容院に寄って20:00 に店にでて22:30 にBがくるおとこB 6:00 に起きて 7:00 に家を出て 8:00 に出社して18:00 に退社して19:00 に会食して22:30 にAのいる店に着くBは案内された席に腰をおろすとAが来るのを待つ 8:00 - 18:00 の間頭を下げることに疲れたBはそれを忘れさせるAを待つAは化粧室で自分の顔色を確かめ [続きを読む]
  • 僕の中で覚醒する世界
  • 僕は未来を見に行ったけれど未来に僕はいなかった不安になって聞いて回ったが僕の行方を知る人はいないキリマンジャロで人知れず遭難したのか大西洋で溺れたのかマフィアに抹殺されたのか未解決のまま現世に戻ったその時がくれば僕がどうなるのかがわかる僕がなぜ未来にいないのかその理由がわかる僕はいつか消える来る日も来る日もその日を待ったけれど僕は消えない年月が無駄に過ぎていく過去を振り返るが思い出せない疲れきって [続きを読む]
  • 飲みかけのコーヒー
  • 飲みかけのコーヒー読みかけの本咲きかけのプルメリア穏やかな陽射しと海風の心地よいカフェテラスのんびりと景色が流れていく陽はこれ以上昇らず暮れもせず風は風速を強めず弱めもせず青い空の雲は色を変えず形も変えず沖に見える白い帆はそこから動くことをせずこのまま永遠に時間が止まってくれるのなら気候変動の心配も要らないしもちろん僕は何も要らないビーチサンダルをぬいで裸足に戻った飲みかけのコーヒー読みかけの本咲 [続きを読む]
  • そしてまた一つ 僕は嘘を重ねる
  • 人間は嘘をつく生き物彼女への嘘彼への嘘上司への嘘部下への嘘 親への嘘子供への嘘先生への嘘生徒への嘘妻への嘘夫への嘘隣人への嘘政治家も嘘をつく経営者も嘘をつくセールスパーソンも嘘をつく技術者も嘘をつく男も女も嘘をつく大人も子供も嘘をつくみんな嘘をつくコメンテーターが番組の主旨に合わせて本心ではないことを言わされるグルメ番組では美味しくないものも美味しいと言う愛していない人に愛していると言う世の中は嘘 [続きを読む]
  • イーストリバーの辺りにて
  • 仕事を辞めてここに来ました周りからは120%反対されました(相談していない人からも反対されたという意味で120%です)やめておけ!何をしに行くんだ?その後のことを考えているのか?無計画すぎる!すべて僕を心配してくれるからこそ発せらた言葉ですただここに来る目的など初めからないのです何かをするためにここに来たのではありませんこの街に身を置くことで自分が何を感じ何を考え何を変えるのか何が変わるのかそれを知るには [続きを読む]
  • その君のラビリンス
  • 最後に別れを決めたのはそれが二人のためだよという君の言葉僕は首を縦に振らなかったけれどこのまま続けても二人のためにならないと君は言った引き留める手を振り払って僕から離れていった真意はわからないまま僕の前からいなくなったその君が結婚して幸せにしていると人づてに聞いた君の優しさは全部知っている君の仕草は今でも全部覚えているその君が僕と別れて幸せにしているというあとは僕が幸せになれば君の言った理由がやっ [続きを読む]
  • ホテル?リグレット
  • 犯した過ちは 宙に浮いたまま右にも左にも動かない上にも下にも動かない消えることはない重なった偶然に流され辿りついたホテル?リグレットあまりにも23ストリートに吹き込む冬風がその時の二人には無慈悲であまりにも23ストリートに僅かに光彩を放つ街灯がその時の二人には切なくて悪びれることのない時勢になだれ込んだホテル?リグレット一つの毛布にくるまって窓から眺める公園に雪が舞い降りたつないだ手をそっと離したらホ [続きを読む]
  • 君が描く草原には
  • 君が描く草原には白いドレスを着てブランコに揺れる君の姿がある男はタキシードを着て後ろからそっとブランコを押してあげている柔らかい曲線でピンクの花々が描かれそよ風になびく背後には白樺におおわれた白いチャペルに青い鳥が羽ばたくゴメン君には最後まで本当のことは言えなかった結婚相手にはロマンティストではなくリアリストに決めた [続きを読む]
  • 荒くれ橋の上で
  • この橋は上空高く吊るされて激しい風に刺され波打っている下界にはオフィスビルが立ち並ぶ握りこぶしを上げるまっとうな企業戦士たちはこの橋を渡ろうともがくしかし何人もがこの吊り橋から振り落とされていった ビルの谷間に夢を捨てた自らの信念と意志を曲げた理想の旗を降ろした振り落とされた者たちはオフィスに戻ると平静な顔をして仕事を続ける顔には覇気がない機械のように惰性で動く働くことの意義は持たないまだ橋にいる [続きを読む]
  • 迷いの丘
  • 迷ったら丘に登る平地にいると迷いは続く目の前しか見えないから迷いは続く少し小高い丘に登ると景色が変わる自分の位置が見えてくる迷いが小さくなって消えてゆく [続きを読む]
  • 捨てられないスーツ
  • 部屋の黄ばんだ壁側の足元のおぼつかないラックに吊るされたスーツよお前は着心地がいいいつも優しく包んでくれたお前はいつも 僕を見てきた大きな商談を決めた席でも上司に怒られて落ち込んだ日も彼女にふられた居酒屋でも納得のいかない辞令を受けた朝礼でもクライアントのアポに遅刻した朝もお前はずっと一緒だっただからお前は僕よりも僕を知っているおい スーツよ僕はどんな男かダメな男か独りよがりか自己満足タイプか小心者 [続きを読む]
  • 君が頬杖をついたなら
  • 君が頬杖をついたなら僕に何か言いたいことがある兆候相談ごとかねだりごとか僕への疑惑かあるいはもっと深刻な話かメニューをオーダーし終えた目の前の君は頬杖をつきながらだんまりしているいつもならおおよその察しはつくけれど今日は眼差しが澱んで映る君の口から何が発せられるかその眼差しが僕に動揺を与える話の内容次第では美味い酒も流し込むだけになるし折角の粋な料理も口に詰め込むだけになる次に発する君の言葉に僕は [続きを読む]
  • 比較されるぬくもり
  • 僕は君のぬくもりが好きだだけど時々k子のぬくもりが欲しくなるk子のぬくもりがあるから君とのぬくもりが引き立つ [続きを読む]
  • 雲外
  • 雲の中にいるとふわふわしていて気持ちがいいねけれど雲の中にいると何も見えないねふわふわするものばかりで何もつかめないね雲の外を見たければ雲の外に出るしかないね何かをつかむのなら雲の外に出るしかないね [続きを読む]
  • 恵比寿の待ち人
  • 恵比寿ガーデンプレイスの一角に佇む女性ベージュのコットンスーツ肩に白いレザーバッグをさげている仕事帰りだろう時々左の腕時計をかざしたり腰ポケットからスマートフォンをチェックしたりバッグを両手で手前に持ってみたりまた肩にかけなおしたり1時間が経過したスマートフォンを取り出し電話をかける耳元にしばらくあてたあとそのまま腰ポケットに戻すと三越デパートの中へ消えていった口元は動いていないから電話はつながら [続きを読む]
  • 男はそこで終わり 女はそこから始まる
  • ホテルの窓からは都会の夜景を見下ろすことができる男は女の身体から身をよじるとタバコに火をつけ左手で燻らしながら仰向けになり右手は枕と自分の頭の間にねじ込ませ天井の一点を見つめる女は顏を男のあばらにうずめ右手は男の胸の上に休めるやがて男は女の背中に右手指先を機械的に滑らせる女は後悔や疑念という言葉を封じ込め背中に這う指先の熱を確かめながら男とのこれからを夢想している男は白い天井を見つめたままで他のこ [続きを読む]
  • マッチ棒で火をつけてみると
  • マッチ棒で火をつけてみるとそして炎が消えるまでじっと見つめていると鉛筆で文字を書いてみると受話器を持ってダイヤルしてみるときっと新しい気持ちになれるよ図書館で調べものをしてみると好きな写真を焼き増ししてみると辞書を開いてみるときっと新しい発見があるよコンビニ以外のおにぎりを食べてみると切符を買って電車に乗ってみると浴衣を着てみると手紙を出してみると? ? ? ? ? ? ? みるときっと新しい見方が生ま [続きを読む]
  • 甘美な女は氷の上を裸足で歩く
  • ブーツを脱いで僕に向かって投げつけるスカートをたくし上げそのまま凍りついた湖の上を歩く数歩進んで振り向くと早く私を抱き上げにきてと虚ろな瞳を使って訴える僕はわかっているもし僕があなたを抱き上げればあなたはまた同じ事を繰り返す僕以外の男と戯れる僕はもう疲れたあなたの天衣無縫に振り回された最初の頃は振り回されてもいいと思ったそれは僕だけでなく多くの男はそう思うけれどそれはエンディングのない群像劇のよう [続きを読む]
  • サヨナラの帰り道
  • 君から話したいことがあるとメッセージが届いた駅前のカフェへ行くと前の彼からよりを戻したいと連絡があったというその後の言葉に詰まる君は僕の顔を見ようとはしない僕はわかったよとしか返すことができなかったそれ以外のことを言いたかったのだけれど言ったからといって何かが変わるはずもないもう少し君のそばにいたかったけれど自分が惨めになるだけだサヨナラの帰り道踏切の向こうで君が僕の知らない男と歩く後ろ姿を通過す [続きを読む]
  • テリトリーの狭間に流れる川で
  • あなたには帰らなければならないテリトリーがある僕にも帰らなければならないテリトリーがある二人にはここから帰らなければならないテリトリーがある帰りたくないとは言わない言ってはいけない言ってしまえばその瞬間に二人は崩れる次に会う約束はしないしてはいけないどうしても会い時だけ平日の昼間にSNSで合図を送る返信がなければそのままにする二人のタイミングが合った時だけテリトリーの狭間に流れる川で密かに待ち合わせ [続きを読む]
  • 君と僕とのストーリー
  • 出逢いから別れまで君と僕とのストーリー不自然な出逢いお互いタイプではなかったけれど敷かれたレールをはずれた者同志周りの友達も皆忙しそうで誰も相手にしてくれないから時間を共にすることが多くなったその延長線上で一緒に暮らすようになった君も僕も一週間以上同じバイトを続けることができない飽き性だお互いわかっている実は飽き性ではなくて一週間以上面白くもないバイト先で人間関係を維持するのが億劫で苦痛になる何度 [続きを読む]
  • 憂鬱な仕事に眠れない
  • サイレンの音が遠くに聞こえる徐々に近づいてくるいくつも折り重なっている眠りかけた夜空に波動するその音は弱りきった僕を急き立てる僕は両手で耳を塞いで遠くへ離れていくことを待つしかできないやがてサイレンは消えてなくなるが今度は頭のてっぺんが針を刺されたように痛くなる仕事で大きな問題が発生してもいつもなら何とか乗り越えてやると根拠のない自信でやり過ごしてきたが今度だけはどうにもならない現実を目の前にして [続きを読む]
  • アンドロイドの独り言
  • 人間が創る人間 ??人間が創るアンドロイド ??アンドロイドが創る人間 ??アンドロイドが創るアンドロイド人間が育てる人間 ??人間が育てるアンドロイド ??アンドロイドが育てる人間 ??アンドロイドが育てるアンドロイド人間が愛する人間 ??人間が愛するアンドロイド ??アンドロイドが愛する人間 ??アンドロイドが愛するアンドロイド人間はどこへ行った? [続きを読む]
  • その先に見えるカーブを曲がれば青い海が広がる
  • 空と目の前に続く道しか見えない僕はゆっくりとアクセルを踏み込んだ君は缶コーラを左手に右手でカーナビをいじりながらねぇ どうするの?どうするって 何が?(車内にはラブ・アンリミテッド・オーケストラの「愛のテーマ」が流れている)僕は半分以上わかっていた君の言いたいことがけれど突然すぎて戸惑ったもし君がもう一度聞いてきたら答えようと思う僕はアクセルをゆるめハンドルをゆっくり左にきり出したその先に見えるカー [続きを読む]
  • けだるい赤坂
  • もうあなたは僕に興味はない過去の男それなのに僕に仕事の頼み事があって連絡してきた昔と同じ店で食事をした以前は賑わっていた店も今は閑散としているあなたは昔の話はしないかといって今の話をするわけでもないあなたの頼み事に僕は快諾した礼を言いながらワイングラスに近づけるあなたの口紅が淫乱色に変わっていた店を出てから一人昔よく行ったバーに向かったがそこにもうバーはなかった [続きを読む]