field of k さん プロフィール

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field of kさん: 男の喫茶店
ハンドル名field of k さん
ブログタイトル男の喫茶店
ブログURLhttps://ameblo.jp/fieldofk/
サイト紹介文昔、まだPCもネットもない時代、日々の中で書き留めていた詩やエッセイに手直しを加えて載せていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供102回 / 113日(平均6.3回/週) - 参加 2017/04/27 16:00

field of k さんのブログ記事

  • 太陽はきっと泣いている
  • モントレンブラントから見た夕暮れは太陽の悲しみが溢れていたまるで誰にも言えない悩みを空いっぱいに打ち明けるように惜しげも無く朱色の吐息でパノラマを染めていく遥かに連なる山々は太陽の相談相手与えるだけで与えられない理不尽その宿命の裏側で崇められる笑顔の象徴今日もまた夢や希望 勇気憧れや懐かしみを人間に与え太陽はタイムカードを打刻した誰も太陽の意志を知ろうとはしない太陽にだって泣きたい時はある地平線の [続きを読む]
  • 逃避行のシミュレーション
  • Xデー 夜十時 成田空港すべてのアカウントを削除してスマートフォンの電源を切るシートの奥深くに身を沈め毛布にくるまり 瞳を閉じる霧が晴れると重い機体は翼のランプを点滅させながら夜空に飛び立った旅のプランは逃避行足音をたてずに足跡を残さずにもう地上のことはどうでもいい不埒な奴と言われようと時間をかけて集めた銀の砂が手のひらからこぼれ落ちるのを黙って見ているだけ(実際にやってみないとわからないがこの頃に [続きを読む]
  • マントヒヒと柱時計
  • 朝 窓を開けて一人でポカンとタバコを吸う雨がシトシトと中途半端に降っている金もないけどやることもないいっそ過激な嵐でもきてくれた方が気分も滅入らずに済むだろう仕方がないからグラスに残っていたウィスキーと少しの水を入れるヒトは時間を無駄にするなというけれど無駄にしない時間の使い方がよくわからない何が無駄で何が無駄ではないのか、、、屁理屈を言っても仕方がないからとりあえず外に出ようと思い歯を磨いたけれ [続きを読む]
  • 表参道からの折れ線グラフ
  • 君と僕が表参道ですれ違った時から愛情ラインを折れ線グラフで表したらどんなグラフになるだろう?初めは僕のラインが高くてそこに君のラインが右上に伸びてくるやがて二人のラインが交差した時に僕たちは結ばれた本当はそのまま重なってもっと右上へ伸びるはずだったけれどしばらく横ばいが続いて近頃君のラインが少し右下へ離れ出したことは愛した後の君の寝返りの打ち方でわかる二人の身体の隙間から君の背中に顔をうずめる夜僕 [続きを読む]
  • 時という波
  • 人生には浮き沈みがある今 この一瞬をとらえて浮いている人が沈んでいる人を嘲笑いたくなる気持ちは人間の中に潜んでいてそれをあからさまに表出する人もいるけれど時はいつでも動いているから人生は長い道のりだから今 沈んでいる人がそこで怯む必要は微塵もない [続きを読む]
  • 灼熱の黙考
  • 流れる汗など欄外においてしばらく考えた挙げ句一つの帰結を導いておれが歩を進めると数匹のミンミンゼミが鳴き止んだおれの足音はそんなに苛立っているように聞こえたか? [続きを読む]
  • ありふれた すれ違いの情景
  • 男 :あなたは地球の未来を憂いますか女 :あなたがいれば そんなことはどうでもいいわ男 :私は地球の未来を憂います女 :それで どうするの?地球をどうしたいの?男 :私は何もできません ただ 見ているだけです女 :それなら憂いてもしょうがないじゃない男 :あなたなら どうしますか女 :始めから そんなこと考えたこともないわ男 :私も正直 どうしたらいいのかわかりません女 :答えの出ないことを考えてもしょうがないで [続きを読む]
  • bad mouth
  • 後ろのテーブル席では若い男女のグループが誰かの悪口を言っている横のカウンター席では中年男二人が部下の悪口を言っている奥の個室では政治家たちが他の派閥の悪口を言っている僕は一人朦朧としながらも人々の悪口を面白がって聞いている同じ頃真っ暗なオフィスでは開発途上のAIたちが自らの意思で点滅しながら人間の悪口を独自の言語で語り始めた [続きを読む]
  • モニーク ボエノ
  • 僕がモニーク ボエノを愛したのは一度きりで実は愛したと言えるほどクールでもスマートでもなくて終わった後は自己嫌悪におちいるありさまでその後もボエノには会ったけれど僕が帰国した後はメールでのやりとりになりいつか日本へ行きたいと言っていたけれど9.11以降は返信が来なくなった [続きを読む]
  • ブルー イン ブルー
  • 気になる人に想いを込めてメールを送ったその返信を待つ間がもどかしいその他の物心に焦点を合わせる寛容はない時間の経過とともにオプティミストとペシミストがところどころに入れ替わる投げやりになったり身体が急に熱くなったりファイルされていない感情が矢継ぎ早に無闇矢鱈に頭のすぐ上を駆け巡る青い空の中にいてもなぜか憂鬱な気分相手への想いが強いほど振れ幅の大きいメトロノーム夜まで待って返事がこないと狭い部屋を動 [続きを読む]
  • from here
  • 昨日も思い通りにはならなかったおとといもその前も人は皆心にターミナルステーションを持っている終着駅に着いたら次の便を探せばいい行こうと決めればどこでも行けるすべてのことはfrom here [続きを読む]
  • 身勝手な白状
  • 真夜中に二階の部屋から屋根づたいに抜け出して君の通学路にあるペンキの禿げた工場の壁に赤いスプレーで君の名を書いた次の日それを見た君はkがやったの?と僕を問いただしたが僕は違うとあからさまに否定したもう別々の人生を歩み出したけれどいつの日かあれは僕だったと君に打ち明けたい [続きを読む]
  • セカンド ストーリー
  • 仕事終わりメイン通りを行き交う地上の流星群その中に忘れるはずのないあの人の姿が流れてくる流行りの髪型と少し濃くなった化粧それでも変わらない凛とした佇まい愛されることは全てを曝け出すことだと教えてくれた人僕という抜け殻を他人は触れたがらない僕を抜け殻にした人セカンドストーリーもしもまだ一人ならセカンドストーリー弱さの罪を癒しあえるならセカンドストーリーもう一度始めから叶うはずもないと知りながら僕はあ [続きを読む]
  • カモフラージュ
  • ネットの中では自由にカモフラージュできるからその癖がネットの中だけじゃなく現実社会でもカモフラージュすることが多くなった(所詮 それは見透かされているはずだけど)カモフラージュを重ねるうちに本当の自分がわからなくなってきたネットの中ではカモフラージュしてうまくいくことも現実社会ではうまくいかないブレない軸はもう溶けた本当の自分はもうどこかへ行ってしまった [続きを読む]
  • 無精髭
  • 一度だけ無精髭を伸ばしたことがあるあの人と別れた秋で仕事も決まりそうもないから髭を剃るのを止めたダンボールに溜まった本を売り数週間のバイトでしのいだ一日中ダウンジャケットを着て部屋に籠る世間が寝静まる頃北風の強い公園で冷えた缶ビールを飲んで自らの寒さと惨めさを増幅させた冷えたビールが喉元を過ぎると食道を通り胃に流れていくのがわかるそれでも空の胃は物資の供給に喜んでるのがわかる僕が変わったんじゃない [続きを読む]
  • rainy day の画用紙
  • 白い画用紙に水をたらしてそこに青と白の絵の具を添えて筆で少しかき混ぜなから空を描く空の下に君を描く思い通りに進まない君を描くに必要な絵の具の色が見当たらない君は移り気だから僕の心を乱すばかりでしまいには画用紙に赤い靴だけ残して裸足になって行ってしまった [続きを読む]
  • 羊と少女
  • 急に空が暗くなり大粒の雨が降り出した濡れたくない人々は一斉に駅へ向けて走り出すその群れから離れる羊濡れても失うものはない駅とは逆の方向へ群れをかき分けながら進んだようやく見つけた小さな店の軒先羊はほっと一息つきながらそこで雨宿りやがて雲が過ぎると陽射しが射し込むその時になって店は花屋だったことに気がついたエプロン姿の少女が雨に濡れた硝子戸を拭いている羊は雨宿りのお礼に花一輪を買ってそれをエプロンの [続きを読む]
  • 何もない日曜日
  • ざわつく月曜日自分もざわついている振りをするうわの空の火曜日周りに何を言われても体に届かない刺激のない水曜日会社を出て友人と居酒屋で思い出話炎の灯る木曜日今週の仕事にメドをつける浮き足立つ金曜日社内のみんながソワソワしてる中で落ち着きを演じる気が弾む土曜日昼に起きて好きな映画とゲームに浸る一番好きな日夜 君から突然のキャンセル電話明日の予定がなくなった何もない日曜日朝からビールを飲んで昼寝して夕方 [続きを読む]
  • 一人のディメンション
  • 一人のベッドで目が覚めることにまだ慣れていないなんとなく自由の開放感と自由であることの心地悪さ部屋に丸みを帯びたものが少なくなった自分と同じ形をしたものばかりパステルカラーが視界から減っていく雑になった雑誌の並べ方使わないコーヒーカップその分増えた空き缶とペットボトル後悔なんかしていないそれは互いが求めたこと気兼ねなくタバコをふかしながら写真立ての主人公はまだ そのまま [続きを読む]
  • 心のライン
  • 刺激に揺れる心のライン滑らかな線を何本も描き描いてはまた消して時に鮮やかな時に切ない模様をつくる歓び 哀しみ 倦怠 荒み新生 脱力 逃避 平静....心のラインは無頼が織り成す流線形それぞれの線は少しずつ彩を帯び始め時が経てばまた元の色に戻るそして消えていく心のラインは他人の目線に敏感な変動波思い詰めてたどるより身を委ねてしまうと無重力が加速して身体の重さを感じなくなる [続きを読む]
  • 悩める君が悩ましい
  • 朝 爽やかに出社する濃紺にペンシルストライプのパンツスーツが悩ましいテキパキと電話の受け応えをしながらメモをとる薄いオレンジのマニュキアが悩ましい会議で理路整然とプレゼンテーションする君の寒色系ボイスが悩ましいその内容に上司からやり直しを命ぜられ少し顔を赤らめるデスクに戻りpcに向かいながら手が動いていない涙をこらえて悩める君が悩ましい [続きを読む]
  • the answer is
  • 好きな人から誰か好きな人いるの?って聞かれたらその場合なんて答えるのが正解なんだろう世に何度も裏切れてきた人間が素直にあなたが好きですなんて言えるはずがない [続きを読む]
  • 海が僕に気づかせてくれた
  • 海が見たくなって夜が明ける前に家を出た海に着いたら海を見たかったわけじゃないと気づいた海よりも昇る太陽と遥か遠い水平線と無限に広がる空をそれを超えて海の向こうにあるものを見たかったのだと思った風が運ぶ自由の匂いを身体中に吸い込みたかったのだと思った それは自分に都合のいいほんの気休めかもしれないでも少なくとも海を見に来たことは破壊的な自分が抵抗もしない自分をまだあきらめていないのだと今の僕にとって [続きを読む]