清範剛 さん プロフィール

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清範剛さん: 矛・盾 の e-Note
ハンドル名清範剛 さん
ブログタイトル矛・盾 の e-Note
ブログURLhttp://hokototate.blogspot.jp/
サイト紹介文古事記、日本書紀、万葉集など古の出来事を暇が取り柄の老いぼれが徒然なるがままに紐解いた備忘録です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供96回 / 142日(平均4.7回/週) - 参加 2017/05/03 21:45

清範剛 さんのブログ記事

  • 倭建命:建貝兒王・足鏡別王 〔100〕
  • 倭建命:建貝兒王・足鏡別王本ブログの投稿数100に到達。何とも時間が掛ったものである。そして未だに完を見ない、霧中に居るようなもの…焦らずにボチボチ、である。景行天皇の御子が終わったかと思いきや、小碓命の後裔にそれなりに記述のある御子が残っていた。あらためて娶りと御子の記述を掲げると…、古事記原文…此倭建命、娶伊玖米天皇之女・布多遲能伊理毘賣命生御子、帶中津日子命(仲哀天皇)。一柱。又娶其入海弟橘比賣 [続きを読む]
  • 景行天皇:押別命・豊戸別王・大枝(江)王 〔099〕
  • 景行天皇:押別命・豊戸別王・大枝(江)王景行天皇の御子の中で未だ紐解けていなかった御子達を纏めてみた。「妾之子」などと表現されるほど無数にいた様子である。ある意味正直な記述である。やはり古事記は史書などと堅苦しい肩書など外して当時の赤裸々な物語と捉えた方が適切なのであろうか…。だから地名、人名に潜む真実を、という訳である。古事記原文…娶八尺入日子命之女・八坂之入日賣命、生御子、若帶日子命、次五百木之 [続きを読む]
  • 景行天皇:櫛角別王・神櫛王 〔098〕
  • 景行天皇:櫛角別王・神櫛王第十二代景行天皇の御子八十の王子が居て、古事記に記載されたのが五十九人の王子、二十一人の王子が不詳と素直に記述される。なんとも凄い数…これは領地拡大及び領地拡大及び富国の為の人材確保と読み解いた。七十七人は国造などにして国を与えたというのだから一気にこの天皇紀に国は大きく豊かになったと伝えている。倭建命を残っている「言向和」不十分な地域に出向かせ悉く和して帰らせたのだから [続きを読む]
  • 倭建命:熊曾建と出雲建の謀殺 〔097〕
  • 倭建命:熊曾建と出雲建の謀殺前記「倭建命の東奔西走:その壱」で記述した「西方の建」を謀殺した説話に関する。出雲国の詳細(近接の阿多、阿蘇を含め)が紐解け、それに伴って熊曾国の概略も少しは見えてきた現時点で改めて、この三名の建の記述を見直してみようかと思う。古事記原文(抜粋)…於是天皇、惶其御子之建荒之情而詔之「西方有熊曾建二人。是不伏无禮人等。故、取其人等。」而遣。當此之時、其御髮、結額也。爾小碓命、 [続きを読む]
  • 垂仁天皇:出雲之石??之曾宮 〔096〕
  • 垂仁天皇:出雲之石??之曾宮垂仁天皇紀は神武一家の倭国が大国へと発展する、その草創期に際して最も多彩で伝える内容も深いものであろう。概略を記すと…、?若木:伊豫之二名嶋(現北九州市若松区)の讃岐国。四つの国の山稜を「木の幹+枝」に比喩して、五百木(伊豫国)、高木(粟国)、沼名木(土左国)そして若木と表現したものと解釈した。古事記執筆当時においても「嶋」と見做すことが難しくなっていたのであろう。?山代国の大 [続きを読む]
  • 崇神天皇:依網池・軽之酒折池 〔095〕
  • 崇神天皇:依網池・軽之酒折池耳シリーズで色々漢字を調べて玖賀耳之御笠の「玖」解釈に少し時間を取られた。「王+久」はちょっとした思い付き、お蔭で「美嶋」が目に留まり、一気に解決、であった。ところが「玖」の文字を使った天皇の名前があったことを思い出し、昔のページを開いて見てみると、何とも悔しい読み残しがあった。孝元天皇の「大倭根子日子國玖琉命」である。関連するページで追記しておいたが、「國玖琉」は「石 [続きを読む]
  • 耳(美美)-ミミ-とは? 〔094〕
  • 耳(美美)-ミミ-とは?大物主大神の正体が少しわかったところで「美和山」が紐解けた。筑紫嶋の最高峰、現在の足立山、かつては竹和山とも呼ばれたところである。更に麓に残る地名「藤松」=「藤の末」=「藤山の裾野」とすると「フジヤマ」と呼ばれていたことも浮かび上がってきた。常陸国風土記の「福慈山」と繋がる。その南麓「葛原」=「藤原」葛藤という言葉が残っているように葛と藤とは同義で使われる場合がある。象形、会意 [続きを読む]
  • 大物主大神の正体 〔093〕
  • 大物主大神の正体天皇一家の草創期、その直前及び直後も含めて、影の主役は何と言っても「大物主大神」であろう。トンデモナイ災難を起こしてみたり、赤い矢に変身してみたり。ご自分は御諸山に鎮座して、祭祀しろ、と言い付ける。それに従うと事件が治まるから、正にチョイ悪の神とでも名付けられそうな性質を示している。前記したように突然現れては消えるこの謎の神様の正体、安麻呂くんは語らず、勿論世間は神話の中に閉じ込め [続きを読む]
  • 青雲の白肩津 〔092〕
  • 青雲の白肩津どうしても納得がいく解釈が見つからず、今日まで引き延ばしていた「青雲」その紐解きが出来たのでご報告…なんて勿体ぶってるわけではないが、少々悩まされた文字である。かつては「東へ行って国を作るという青雲の志を持って白く輝く潟津に臨む」無理矢理押込んだのであるが・・・。神伊波礼比古の東行の段、いよいよ決戦の火蓋が切られる時のことである。安麻呂くん、邇邇芸命の降臨の時ほど乗ってるわけではないよ [続きを読む]
  • 天皇一家の開花 〔091〕
  • 天皇一家の開花大倭豊秋津嶋の北端近くまで飛んだ孝元天皇、地道な努力で一家は頗る豊かになった。いよいよ倭国中心地に向けて出立である。第九代開化天皇(若倭根子日子大毘毘命)は、父親の亡骸を劒池に残して春日に飛んだのである。第五代孝昭天皇の御子、天押帶日子命が隅々までしっかり押さえた地であった。真に用意周到、決して無謀な戦略は取らない、いや、殲滅できるだけの殺傷応力のある武器も無ければ兵隊の数も不十分だっ [続きを読む]
  • 建内宿禰一族 〔090〕
  • 建内宿禰一族さて、「建?宿禰之子」の記述に移ろう…古事記原文…此建?宿禰之子、?九。男七、女二。波多八代宿禰者、波多臣、林臣、波美臣、星川臣、淡海臣、長谷部君之?也。次許勢小柄宿禰者、許勢臣、雀部臣、輕部臣之?也。次蘇賀石河宿禰者、蘇我臣、川邊臣、田中臣、高向臣、小治田臣、櫻井臣、岸田臣等之?也。次平群都久宿禰者、平群臣、佐和良臣、馬御樴連等?也。次木角宿禰者、木臣、都奴臣、坂本臣之?。次久米能摩 [続きを読む]
  • 葛城孝元天皇の布石 〔089〕
  • 葛城孝元天皇の布石孝元天皇は「時が来た」と判断しなかった。土地の開拓は順調で十分な財力を生んでいたのであろうが、吉備の「鉄」は未熟、時間がかかる作業であったと思われる。今暫く様子を伺い時が熟するのを待つ、という選択をした。そして葛城の地に留まるのではなく、再び「軽」に飛んだ。「輕之堺原宮」は既に考察を加えたところである。この時は決定的な決め手がなく「境岡」「堺原」の地形からのみで「境岡」近隣の地を [続きを読む]
  • 葛城孝安・孝霊天皇の興隆 〔088〕
  • 葛城孝安・孝霊天皇の興隆葛城の地は順調に開墾されたいったのであろう。生まれる御子の数も少なく内輪の争いも起こらず、政治は国内に目を向けた平和な状態を醸し出していた、と思われる。こんな状態が一番安全だが、長くは続かないのが世の常、いずれは大きな変化を迎えることになる。日嗣の孝安天皇は、なんと宮を葛城室之秋津嶋宮に置いた。高みより下を眺めて悦に入っていた、とは言い過ぎであろうが、彼以前の天皇達とは異な [続きを読む]
  • 葛城孝昭天皇の回帰 〔087〕
  • 葛城孝昭天皇の回帰父親の懿徳天皇の冒険は確かに彼ら一族の将来に夢をもたらした。未だ不十分とは言え大きな可能性を示してくれた。孝昭天皇の選択は、この地、あるいは更に領土を拡大するのか、一旦引き返して施策を施した地を確実なものにするのか、彼の選択は後者であった。葛城の地を更に確かなものとし、確実に自らの手で自らの領土にする道を選択した。既に初期に開拓した地は実の多い土地に変貌しつつあったのであろう。既 [続きを読む]
  • 葛城懿徳天皇の冒険 〔086〕
  • 葛城懿徳天皇の冒険葛城に移ってからの三代目は何を探し求めたのであろうか・・・古事記原文…大倭日子鉏友命、坐輕之境岡宮、治天下也。此天皇、娶師木縣主之?・賦登麻和訶比賣命・亦名飯日比賣命、生御子、御眞津日子訶惠志泥命、次多藝志比古命。二柱。故、御眞津日子訶惠志泥命者、治天下也。次當藝志比古命者、血沼之別、多遲麻之竹別、葦井之稻置之?。天皇御年、肆拾伍?、御陵在畝火山之眞名子谷上也。懿徳天皇は「軽之境 [続きを読む]
  • 葛城安寧天皇の苦闘 〔085〕
  • 葛城安寧天皇の苦闘未開の地「葛城」に飛び出した?沼河耳命(綏靖天皇)、祖父三嶋湟咋の「茨田」の技術で何とか開墾に着手したものの悪戦苦闘が始まったであろう。「茨田=八井」の地は多くの河が緩やかに流れ水源の確保が容易であり、田を積み上げるだけで、と言っても簡単ではないが、棚田を作ることができた。「葛城」は予想を遥かに越える急傾斜の地、谷間に沿って多くの河が流れるが、田に水を貯め、穏やかな水の流れを望むこ [続きを読む]
  • 神沼河耳命(綏靖天皇)の決断 〔084〕
  • ?沼河耳命(綏靖天皇)の決断「欠史八代」と言われる天皇の段で読み残したところを埋めてみよう。かつても述べたように事績の記述は少ないものの、娶った比賣の出自である父親の在所と御子達の活躍は各々の名前から推測することができる。そして倭国の拡がりが見えてくるのである。?沼河耳命(綏靖天皇)は祖父の「「三嶋湟咋」の在所近隣で育った。現在の福岡県京都郡みやこ町勝山松田御手水近隣あったと紐解いた。倭の都とは大坂山 [続きを読む]
  • 神倭伊波禮毘古命の御子:?八井耳命 〔083〕
  • 神倭伊波禮毘古命の御子:?八井耳命神倭伊波禮毘古命と伊須氣余理比賣との第二子、?八井耳命の話に移ろう。?沼河耳命に皇位を譲って気儘な自由人、と言う訳ではなく、幾つかの例に違わず大活躍を為さるのである。彼が祖となる記述の引用…古事記原文…?八井耳命者、意富臣、小子部連、坂合部連、火君、大分君、阿蘇君、筑紫三家連、雀部臣、雀部造、小長谷造、都祁直、伊余國造、科野國造、道奧石城國造、常道仲國造、長狹國造 [続きを読む]
  • 神倭伊波禮毘古命:三嶋の御子 〔082〕
  • 神倭伊波禮毘古命:三嶋の御子神倭伊波禮毘古命は、出自不明の美和之大物主?が三嶋湟咋之女・名勢夜陀多良比賣に産ませた子、比賣多多良伊須氣余理比賣を娶って、日子八井命、?八井耳命、?沼河耳命の三人の御子が誕生する。彼らに名付けられた地名から紐解いてみよう。八井・沼河祖父は「三嶋湟咋」現在の福岡県京都郡みやこ町勝山箕田に居た溝作りの名人である。「井」=「井戸、水汲み場」であるが、田地の取水溝などの解釈も [続きを読む]
  • 神倭伊波禮毘古命:阿多の御子 〔081〕
  • ?倭伊波禮毘古命:阿多の御子神倭伊波礼比古の娶り関係を調べ出すと未知の国であった「熊曾国」が少し見えてきた。熊曾という表記でなかったはなかったことがわかったのである。なんとも不甲斐ない有様だが、致し方なし。本腰を入れて?紐解き再試行である。先ずは神倭伊波礼比古の日向時代から、「娶阿多之小椅君妹・名阿比良比賣生子、多藝志美美命、次岐須美美命、二柱坐也」の御子の名前、彼らの居場所を突止めてみよう。多藝 [続きを読む]
  • 神倭伊波禮毘古命の娶り 〔080〕
  • ?倭伊波禮毘古命の娶り邇邇芸命の三名の子供達から神倭伊波礼比古に至るまでの説話をもう少し紐解いてみよう。大山津見?之女・木花之佐久夜毘賣を娶って火照命(後の海佐知毘古)、火須勢理命、火遠理命(後の山佐知毘古)が生まれ、そしていずれはそれぞれの道を歩むことになる。「照」→「須勢理」→「遠理」火が付いて勢いを増してその後遠ざかる。木が燃える様を名前にしている。元文化庁長官(京大名誉教授)の河合隼雄氏が『中空 [続きを読む]
  • 天孫降臨のエピローグ 〔079〕
  • 天孫降臨のエピローグさあ、いよいよ出立である。何と言っても天下に轟渡る武将の二人が傍に侍る布陣、安麻呂くんも名調子になっている。高揚した記述は意味不明の言葉も散りばめられる。「天」を離れる場所が「天之石位」とある。早速探索に出立である。古事記原文[武田祐吉訳](以下同様)…故爾詔天津日子番能邇邇藝命而、離天之石位、押分天之八重多那雲而、伊都能知和岐知和岐弖、於天浮橋、宇岐士摩理、蘇理多多斯弖、天降坐于 [続きを読む]
  • 天孫降臨のプロローグ 〔078〕
  • 天孫降臨のプロローグ邇邇芸命が降臨したところ、「竺紫日向之高千穗之久士布流多氣」については日向国の比定と併せて紐解いた。日向国は筑紫嶋を羅針盤とした方位の「白日別」に当たるところ、現在の福岡県遠賀郡岡垣町辺りであることがわかった。「久士布流多氣=串触岳」は孔大寺山塊(宗像四塚連峰と呼ばれる)の象形と解釈した。ネットで検索する限りにおいてこの地に着目した例は見当たらないが、真に特異な地形を幾度となく古 [続きを読む]
  • 言向和平された出雲国 〔077〕
  • 言向和平された出雲国高天原を追い出された須佐之男命は八雲立つ出雲の地に国を作った。その地では英雄であり、子孫も作り国の基礎を作り上げたのである。その子大国主神は数々の試練を乗越えて出雲国を引継ぎ発展させていく、というシナリオであった。彼らの活躍の場所は玄界灘、響灘の「淡海」であり、それに面した場所を示す。決して山陰の日本海ではない。だが、高天原の神達はそれでは満足しない。後に詳細を記述することにな [続きを読む]
  • 大国主神:蚕が築く大国の繁栄 〔076〕
  • 大国主神:蚕が築く大国の繁栄須佐之男命が肥河の川上の鳥髪に降臨して、出雲国の基礎を築いた。それを引継いだのが心優しき大穴牟遲?、様々な試練を乗り越えて、その度に名前を変え、立派に成人して大国主神、更に八千矛神となって子孫繁栄を招く。そんな話題がしばらく続く。菟神の予言通りに射止めた八上比賣は正妻須世理毘賣に恐れをなして逃げ帰ってしまう。素菟の説話は、やはり隠岐島と天孫降臨場所の明示が目的か、と勘繰 [続きを読む]