西村蜜子 さん プロフィール

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西村蜜子さん: 『おんな城主 直虎』完結編をめぐって
ハンドル名西村蜜子 さん
ブログタイトル『おんな城主 直虎』完結編をめぐって
ブログURLhttps://ameblo.jp/mituko-naotora/
サイト紹介文『おんな城主 直虎』完結編を妥協無くレビューします。『直虎』とは希代の駄作なのか、真の名作なのか。
自由文おんな城主 直虎 大河ドラマ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供52回 / 142日(平均2.6回/週) - 参加 2017/05/03 22:03

西村蜜子 さんのブログ記事

  • 生ける大河ドラマの歴史〜『直虎』於大の方役・栗原小巻論
  • 緒方拳、石坂浩二、高橋幸治、平幹二朗、岩下志麻…大河ドラマの忘れられぬ「光景」として大河の歴史を刻んできた名優は幾人か名前は挙がっても、栗原小巻と来たら、やはりその別格感に、大河を愛する者達ならば、多くが同意してくれるとアタシは信じている。 ここ最近の大河ファン以外には改めて説明の必要すらないかと思うが、いま一度ここで、「栗原小巻」という存在を、大河の歴史とともに、どうしても振り返らずにはいられな [続きを読む]
  • 土屋嘉男さん追悼…その足跡を追う
  •  土屋嘉男さん(1927年〜2017年)が亡くなられた。 ニュースにて報道されたとは言え、去る2月8日の話である。享年89歳。肺ガンによる死去だという(以降、敬称略)。  古くからの邦画ファン…特に黒澤明フリークにはあまりに馴染み深い名である土屋嘉男…とは言え、ここ最近の邦画/大河ドラマ/時代劇ファンには、説明が必要であろう。そういう訳で私は、ここで土屋嘉男の歩みを振り返ってみる。  …などというのは簡単だが、そう [続きを読む]
  • いまこそ黒澤明と大河ドラマの関係について思いを馳せる
  •  第33話「嫌われ政次の一生」の極端な盛り上がりを受け、拙サイト(当ブログ)も随分とその恩恵を受けてしまった訳だが。    しかし元はと言えば、アクセス数を稼ぐ、ランキング上位に登りつめる、注目を集める…といった派手なことは一切度外視し、ひたすらに大河への想いを純化させるコンセプトから始まった拙サイト、いまだからこそ原点に回帰し、いま一度私らしい記事を綴っておこう…いまだからこそ。 黒澤明と大河ドラマ [続きを読む]
  • 【第33話】【嫌われ政次の一生】不採用テイク脚本から観る『直虎』の成長
  • 関連記事:【速報】大胆なる脚本の変更/第33話「嫌われ政次の一生」視聴レビューhttps://ameblo.jp/mituko-naotora/entry-12303184928.html 既報の通り、第33回「嫌われ政次の一生」の脚本にはラスト場面の不採用テイクが存在する。これにも目を通しておくことで、政次の最期の描写の目的が、よりいっそう明らかになるかと思う。 ――――――――――――――――――  「……政次、われは…何をすればよい?今なら、そなたに何を… [続きを読む]
  • 『天と地と』…それはあらゆる大河の名作の礎(その1)
  •  過去の大河ドラマで全編中一部しか現存しない、総集編しか存在しないモノは多数ある。  しかし1969年『天と地と』第50話(1969年12月14日 放送)「川中島の章 その四」ほど、現存しない映像含め多くの背景を想像させる映像は、他に無い。 『花の生涯』における桜田門外の変の回(「狂乱の章」)も素晴らしく想像力を刺激してくれるが、「川中島の章 その四」は『天と地と』の中でもクライマックス中のクライマックスであり、上杉政虎(謙 [続きを読む]
  • 2008年大河『篤姫』の成功要因を考察する…その1
  •  2000年代の「おんな」大河、最初にして現在のところ最後の成功作である『篤姫』。脚本家としては最悪レベルの評判を持つかの田淵久美子が、初めて大河ドラマにおいてクローズアップされた作品、そして歴代の大河ドラマを通じて、幕末大河最大のヒット作となった作品…『篤姫』には制作・放送から9年経過した現在でも、多種多様なる評価がついてまわる。  2000年代に制作された大河ドラマの中でも、やはり宮崎あおいの演じた篤 [続きを読む]
  • 【2016年大河ドラマ】『真田丸』を冷静に評価する…その1
  •  賛否両論を呼んだ最終回から約8ヶ月余。  皮肉極まりない話ながらも、『おんな城主 直虎』の商業面における失敗は、ここ数年における大河ドラマ不振も相まって、『真田丸』の近年に無かった高い支持をより浮き彫りにする結果を生んだように思う。  『真田丸』の基本は、1985年のNHK大型時代劇『真田太平記』(原作:池波正太郎)のリメイクである。だが、そこをいま一度真摯に評価してみると、三谷幸喜ならではの強い強いこだ [続きを読む]
  • 第31話「虎松の首」徹底解剖…その3
  • まえがき: 先ほどオンエアの第30話「潰されざる者」は、脚本としては一定水準を満たしているものの、残念ながらこれに見合う演出が観られなかった(特に後半の、折角の小野但馬守政次こと高橋一生の渾身のアクティングが、演出のいまひとつの弱さで埋もれてしまっていた)…こういう事象を見ると、これまで散々私が貶めてきた森下佳子サンはともかくとして、演出サイドは『おんな城主 直虎』の基本的コンセプトを本当にしっかり意識 [続きを読む]
  • 第31話「虎松の首」徹底解剖…その2
  •  注:下記記事からの続きとなります:第31話「虎松の首」徹底解剖…その1http://ameblo.jp/mituko-naotora/entry-12295920532.html   表には姿を現さなかったくせに、関口は社殿でふんぞり返っていた。 「夜分、ご無礼いたします。わが主が徳政令を拒んでおると聞き、連れてまいりました」 政次が恭しく頭を下げる。「百姓らをたきつけたのか」 「どうもひとりでに起こったことのようですが、騒ぎの責めを負い、徳政令を受け入れると先 [続きを読む]
  • 第31話「虎松の首」徹底解剖…その1
  • まえがき:史実では、小野道好こと小野但馬守政次は、今川側の目付役として駿河領主として追い詰められた氏真の命を受け、井伊虎松の命を執拗に狙ったのだという。 虎松や次郎法師直虎、直盛後家の祐椿尼は井伊氏菩提寺の龍潭寺に入って難を逃れているが、徳川家康は道好の専横に対し、近藤康用・鈴木重時・菅沼忠久の井伊谷三人衆を派遣し、井伊谷を奪還させた。道好はこれに敗北して井伊谷から退去し近隣に潜伏していたが、永禄 [続きを読む]
  • 下落する視聴率、遂に…11.3%/第30話「潰されざる者」視聴レビュー
  • 第30話「潰されざる者」視聴レビュー(@7月30日〜 NHK総合、NHKオンデマンド)  オープニング。上杉と手を結んで武田を牽制し、戦を避けようとした今川のもくろみは失敗に終わった。老獪な武田信玄(松平健)の挑発に乗り、今川氏真(尾上松也)は遂に武田との合戦を決意したのである。国衆やその目付たちに順次戦備えが申しつけられ、今川館はにわかに厳しい空気に包まれた。  鈴木重時(菅原大吉)・菅沼忠久(阪田マサノブ)は、今川国 [続きを読む]
  • 2017年7月23日放送/第29話・女たちの挽歌(プレビュー)
  • 本日よりBSプレミアムの先行放送レビューを積極的に行いたい。が…その前にひと握り程度の雑感を、予め述べておきたいと思う。 ----------------------------- 視聴率12.0%をマークした「死の帳面」から1週間…「3部作」は遂にその2を迎える訳だが。今となっては各話のエピソードの内容にて視聴率の回復を目指すことは難しくなった様に思えるが、どう頑張っても『真田丸』並みの視聴率は稼げそうにないならば、今後『直虎』は『平清 [続きを読む]
  • 低迷なれど安定…視聴率12.4%/第27話「気賀を我が手に」視聴レビュー
  • (まえがき) 前作に続いて、演出面で良作であろうとする姿勢が感じられた。前作に続いて、船と湖をはじめとする自然の背景の描写が美しかった。 そして本作において特徴的だったのは、本田博太郎、尾上松也の演技が突出して光っていたこと、だ。 エピソードとしては、当該ブログ既述の「3部作」第1弾・「死の帳面」の直接のブリッジも担っており、武田義信の自害をもって絶望感に苛まれて、徐々に破滅に蝕まれ遊興に溺れてゆく今川氏真 [続きを読む]