五十女こけ さん プロフィール

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五十女こけさん: こけさんの、なま煮えなま焼けなま齧り
ハンドル名五十女こけ さん
ブログタイトルこけさんの、なま煮えなま焼けなま齧り
ブログURLhttp://kokesan.exblog.jp/
サイト紹介文21世紀の片隅でひとりかそけき由無し言。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供12回 / 19日(平均4.4回/週) - 参加 2017/05/11 23:30

五十女こけ さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 笠置シヅ子の、ラッキーカムカム
  • そう言えば笠置シヅ子もまた男性の親から結婚を拒絶されて戦中戦後を過ごしたのでした。その男性こそ、というよりその男性の親こそ吉本せいで、彼女をモデルにした一代記『花のれん』(豊田四郎監督 東宝1959年)で言えば淡島千景、息子は石浜朗。夫の芸道楽のため生活が行き詰り、それこそなけなしの金で手に入れた一軒の寄席から興行の世界に飛び込むや時流と時勢を見事に渡り切っていよいよ押しも押されぬ大会... [続きを読む]
  • 伴淳三郎
  • シリーズ全11作の『日本侠客伝』には主役の高倉健と絡む多彩な助演者が出てきますが、もっとも異色なのは『日本侠客伝 白刃の盃』(東映1967年)の伴淳三郎でしょう。だいたいこの映画、朝の薄闇を掻き分けるようにロングで引いた2台のトラックが絡まりながら爆走してくるオープニングからして『日本侠客伝』らしからぬ雰囲気で、トラックを沿道の砂利敷きに乗りつけると運転手たちが馴染みの飯屋になだれ込み、居合... [続きを読む]
  • 清川虹子
  • 戦争の終わり頃に花柳章太郎と山田五十鈴は熱海で同棲を始めますが、それまで東京での逢瀬は何と清川虹子宅であったとか。これには何段か前段があります。萩原遼監督の『蔦』(東宝 1940年)では主人公の山田五十鈴に対し乳姉妹の清川が何くれと尽くしては彼女の行く末を支えますが、実際この共演を縁にふたりは義姉妹の契りを結びます。いやあマキノ雅弘監督が自分の映画人生を振り返って女優の筆頭に挙げたのがベルさ... [続きを読む]
  • 花柳章太郎
  • 動く花柳章太郎を私は映画でしか見たことがありません、おそらく。柳永二郎や水谷八重子は新派の芝居で見たことがありますが、それにしても彼らの晩年で、杉村春子がいままで見た何百、何千という女優たちにあって美貌を振るった三人のひとりに挙げた水谷の、まさに花と開いたその全盛期など私の五十年如きの人生では到底届かないところにありますし、柳にしてもほろほろと急須のように口を窄めて笑うつややかなその顔ははる... [続きを読む]
  • 小泉信三
  • 戸板康二の『ちょっといい話』(文藝春秋 1978年)は「新」、「新々」、「最後の」と続いた人気シリーズで文芸、芝居、演芸、芸術、学界のあの人この人が垣間見せたまさに「ちょっといい話」を披露しています。小咄のような笑話も多く本筋に入る前に落語の枕に見立てて少しご紹介しますと、辰野隆は飛行機嫌い。あるとき九州で学会があり出席者がみんな飛行機に乗ったのにひとり列車で行く徹底ぶりです。飛行機で... [続きを読む]
  • 『東京物語』の、大坂志郎
  • 戦前ならば飯田蝶子、吉川満子、坂本武、戦後ならば笠智衆、原節子と小津安二郎と聞いて誰もが思い浮かべる俳優たちがある一方で改めて抜き出してみると小津との並びに座りの悪い思いをするひともいます。要するに余り小津的でないひとたち、例えば『小早川家の秋』の望月優子とか、『秋刀魚の味』の吉田輝雄、『お早う』の大泉洸とか、『麦秋』の菅井一郎なんかもどうなんでしょうねぇ。さて『東京物語』(松竹 19... [続きを読む]
  • 1963年
  • 1961年という年が東映にもたらした衝撃について春日太一『時代劇は死なず!』(集英社 2008年)は語っています。明朗で華麗、悪人が眉をくにくにさせて(まあ進藤英太郎を思い浮かべてください)ほくそ笑えんでいる天下の一大事を美剣士が(さすがに千恵蔵、右太衛門は「あれも昔の美少年」ですけどまあそれはそれ)バッタバッタと斬り伏せるざっくばらんな時代劇、錦之助、千代介、橋蔵の上に両御大を頂くまさに盤... [続きを読む]
  • 椿三十郎
  • 春日太一『仁義なき日本沈没』(新潮社 2012年)のなかで黒澤明監督『椿三十郎』(東宝 1962年)の、最後の決闘について丁寧に解き明かしてあります。加山雄三らひよっこたちに肩入れしたためはからずも仲代達矢の野望を踏みにじることになり、腹の虫のおさまらない仲代と三船敏郎が真剣勝負することになる、あの立ち合いです。長い長い間合いのあと、ふたりが動くと一瞬何か異様なものを見さされた思いが影... [続きを読む]
  • 座頭市の、おでん
  • 砂糖黍畑が延々と広がっているようなそんな亜熱帯の、殺風景な沿道に何とも不似合いな巨大な看板絵がそそり立っています。ここはキューバ、しかし描かれているのは脚絆に尻っぱしょりして仕込杖をいまにも抜こうと耳を澄ませている何と市っつぁん、座頭市です。何で見たのか古い写真ですが、当時キューバでは目が見えないハンデを負いつつひとり悪に立ち向かっていく座頭市が大人気だったとか。『座頭市』で思い出すの... [続きを読む]
  • まぎらわしい
  • まぎらわしいということがあります。 まぎらわしいというのがどのくらいまぎらわしいか、その昔まだ『大学受験ラジオ講座』というラジオ番組があった頃、「まぎらわしい単語」の特集に講師のJ.B.ハリス先生が開口一番、「今日はまぎわらしい単語です」と言ってしまうぐらいまぎらわしい。 まぎらわしいと言ってまず最初に思い浮かぶのが鰐淵晴子と馬淵晴子。標準的な四文字の名前に三文字が一緒、19... [続きを読む]
  • 内田朝雄
  • 頭はすっかり禿げ上がっていますがよく見ると頬骨から額にかけてつやつやと力が張っていてまったく枯れていない印象が私の疑惑をますます強くします。誰のことか、内田朝雄のことなのです。 そもそもの発端は『日本侠客伝 血斗神田祭り』(マキノ雅弘監督 東映1966年)を見たとき、終盤にまたしても悪たちの不埒な悪行三昧で放火され、半鐘がじゃんじゃん鳴るなか、人力で駆けつける健さんの傍らを火消し... [続きを読む]
  • マキノ雅弘
  • 山田宏一『日本侠客伝 マキノ雅弘の世界』(ワイズ出版 2007.12)のあとがきにマキノ雅弘監督の話術の妙についてとっておきの笑い話が紹介されています。何せ話を面白くすることにかけては、聞き書きの自伝でも自分の語った話をどんどん書きかえるようなマキノ監督です。 それは戦後も間のない頃。映画監督の集まりで出席者のひとりがうしろで愚痴っています。いなかん(稲垣浩)とマキノに仰山制作費や... [続きを読む]
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