蘭丸 さん プロフィール

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蘭丸さん: Everything*Love
ハンドル名蘭丸 さん
ブログタイトルEverything*Love
ブログURLhttp://tsukatuku131.blog.fc2.com/
サイト紹介文花男の二次小説を書いてますCPは司×つくしです
自由文おもにラブコメ路線の司×つくしを書いてます
暇つぶしに遊びにお越し下さいね
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供105回 / 81日(平均9.1回/週) - 参加 2017/05/31 18:19

蘭丸 さんのブログ記事

  • 50年目のラブレター 29 旅立ち
  • 夕食を終え、開け放たれた縁側に座ると鈴虫のリーンリーンと鳴く音色が聞こえ「良いところだな・・・風情があって」「俺の家は洋館だからよ、こう言う家は憧れなんだ」司は、庭を見つめながら、つくしと暮らす家は西門邸のような日本家屋が良いと思っていた「そうか・・・・」「鈴虫ってよ、共食いするんだぜ」「たんぱく質不足と過密が原因だけどな、 綺麗な音色を奏でるのに、仲間を容赦なく喰うんだ」「自分が生き残る為に間引 [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 28 _旅立ち
  • 「お世話になりました」「もう少し、ゆっくりしていけば良いのに」タマの知り合い宅で一晩お世話になり、礼を言い朝早く家を出た「そうだ・・・西門は受かったのか?」最終試験日、総二郎は、自宅の住所を書いて司に渡していた司は、話が伝え漏れる事を恐れて、自分の連絡先は言わず目まぐるしく状況が変わり、総二郎の事などすっかり忘れていたしばらく定住する宿も探さねばならないが、時間は、有り余るほどある「行ってみるか! [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 27 決意
  • 「司が、変わったのは、あの娘のせいではなくって」応接間でお茶を飲みながら、冷静に聞いてくる楓は威圧感があり父親より、手強いとタマは思っていた女の勘は鋭い楓は、司が変わってしまったのはつくしが原因で生活は荒れていても、親の操り人形だった彼が自分の意志で何かを成し遂げる事など考えもしなかった近い将来、決められた相手と結婚する事も仕方ないと受け入れていたはずなのに危なかしく、感情のコントロールさえ出来ず [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 26 決意
  • 本日は、25話、26話と2本UPしておりますm(_ _)m=====*=======*========「司、司はおらぬのか」「旦那様、突然どうされましたか」タマが、当主である司の父親の帰宅に声をかけた「司は、どこにいる」「呼んでこい」妾の家で暮らす司の父が大声をあげながら帰宅した母、楓とは見合い結婚し元々互いに意に添わぬ相手だったが親が決めた相手と結婚するの当たり前の事で跡継ぎさえ出来れば用はないと互いに思っ [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 25 決意
  • 「少し歩かないか?」つくしを外へ連れ出し、司が持ってきたランプの灯りで二人して夜道を歩いた「何処へゆくのですか?」つくしが尋ねても、司は、黙ったままで「ここへ来ること、家の人に言って来たのか?」「ううん・・・黙って来ました」「そうか」「心配してるだろうな」「いいえ、大丈夫です・・・」つくしが行くところと言えば、司の所しかない祖父母も両親もわかっているタマと同じように、みて見ぬ振りをしてくれているこ [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 24 決意
  • 拝啓 晩夏の候 お変わりなく過ごしておられる事と存じます先日は、タマの事、快く承諾して下さりありがとうございました身寄りがないタマの行く末を案じるにも、私一人の力ではどうする事も出来ず、江田島へ発つ前に心配事が一つ減り、少しだけ肩の荷が軽くなりました私の一番の心配は、つくしの事であり江田島へ行けば、今のような自由はなく、休みはあれど、互いに限られた時間にて、ゆっくり過ごす事も出来ないかも知れません [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 23 決意
  • 「坊ちゃん、子供の頃、庭の柿の木に登って 降りて来れなくなったこと覚えてらっしゃいますか?」「あの時、タマ、タマと泣いて私の名前を呼んでたんですよ」兵学校へ行くと伝えてから、タマの昔話が多くなった司の幼い頃の話ばかり繰り返し話してはため息をつき、遠くを見つめ涙を溢すタマには身寄りがなく、自分が居なくなれば道明寺家から、暇を出されるかも知れない監視役として、司のことを一任されていたのに兵学校へ行くこ [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 22 決意
  • 今日は72回目の終戦記念日戦争によって奪われた、たくさんのかけがえのない命と大切な人達を守るために戦い散って行った英霊達に心から合掌し黙とうを捧げます======*========*===========兵学校は広島の江田島にあり合格の電報を受け取った者は11月半ばに、江田島倶楽部宿舎に集合5日間、島に滞在被服、靴の試着、二次体格検査、体力検査が実施され最終的な合否がようやく決まる難関を突破してきたの [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 21 決意
  • 「お帰りなさいませ」何とか三日目の試験も突破し、終着点が見えてきた疲れきった司は、自室に入るとベッドに倒れ込み何も考える気力も起きず、うとうと睡魔に誘われ眠りかけたときに、扉をノックする音で目が覚めた 「コンコン」「坊ちゃん、タマです、入っても良いですか?」「ああ・・」「入りますよ」倒れ込んだままでタマの話を聞いていた「タマは、いつでも坊ちゃんの御方です」「毎日、朝早くから、どちらへお出かけなんで [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 20 決意
  • 「坊ちゃん、そんなに勉強ばかりしていたら 身体に良くありませんよ・・・」「夢中になって勉強して、人が入れ変わったようです」「道明寺家の跡継ぎとして自覚が出て来たのは 結構な事ですが、根を詰めすぎると身体に毒でございます」「旦那様と奥様に、坊ちゃんが頑張ってらしゃる事を お伝えしないといけませんね」タマが、ニコニコ笑いながら司に話しかけると「バン!!!!」夕食を摂りながらタマの話を黙って聞いていた司がテ [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 19 決意
  • 8月某日全国各地に設けられた試験場へと向かう本当なら、兵学校より、機械術、整備技術を中心とした機械工学、科学技術、設計等のメカニズムを学ぶ海軍機関学校の方が、司の得意分野だが兵学校の方が早く昇進出来るのではと思い敢えて、兵学校を選んだ試験は、5日間連続で実施英語、数学、物理化学、国語漢文、日本史、作文の順に行われ午前中に試験を受け、夕方に発表見に行き合格した者だけ翌日の試験を受験出来る、ふるい落とし [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 18 決意
  • 復学する為、遅れてる学力を取り戻したいから家庭教師を探して欲しいとタマに頼んだ元々、司の学力は優秀で、休学中も、たいしてやることもなく、暇つぶしに独学していた海軍兵学校願書を送付して貰い、上半身裸の写真と一緒に送りかえし両親にこの事が耳に入ると大変な事になる幸い父親は妾宅に入り浸で邸には寄りつかず母親も、別荘で過ごしている自分に無関心だった両親を腹立たしく感じていたのにこの時ばかりは、そんな両親で [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 17 決意
  • つくしは、司の大人びた感情に、あらぬ方向に暴走するのではと不安になりつつ、自分のせいで、彼の将来が苦難に満ちたものになるとわかっていた今まで、何不自由なく暮らしていた司が海軍兵学校に合格すれば、慣れぬ共同生活を送り厳しい訓練が待ち受け、戦地へと出陣命令が下るかも知れないならば、結婚出来なくとも、彼が生きてさえいればその想いだけで自分は前を向いて歩いて行ける死んでしまえば無になり、いずれ面影すら消え [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 16 決意
  • 久しぶりに逢う二人は、会話もなく司が歩く半歩後ろをつくしがついてゆき人気のない川べりに腰を下ろした司は何も言わず、夏の日差しでキラキラ光る水面を見つめつくしは、そんな司の儚げな横顔をちらりと見ると同じように水面をみつめた「つくし・・・・」「はい・・・・・」「聞いておきたいことがある」「今の俺は、まだ学生で、お前を幸せにする術がない」「だが、これから先、幸せにすると約束する」「俺を信じて待つことが出 [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 15 決意
  • つくしが置いて行ったラムネを握りしめ、邸に入りタマの姿を見つけた司は「どうして、俺が大事にしてるものを、片っ端しから取り上げる」声を荒げる事もなく、静かな口調でタマに詰め寄った「坊ちゃん・・・・」使用人がラムネを持ってきたとき、タマは、つくしが邸に来ていたと察しがつき、司の目に触れないよう、捨てろと指示したそのラムネを握りしめた司の拳は怒りに震え相手がタマでなければ殴り飛ばしていただろう幼い頃、両 [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 14 刹那
  • 「タマ、つくしはいつ来る?」これで何度目かと言うほど、同じ事をタマに聞いてきた「坊ちゃん、つくしちゃんは、お家の事情で しばらく来れないと言いませんでしたか?」「だったら、タマが何とかしてやったら良いだろう・・・」「何をでございますか?」「だから、あいつの家の事情を片づけてやればいいじゃねぇか」「よそ様のお家の事にあれこれ言えません」使用人の中ではっきり司に物を言えるのは母親代わりのタマだけでタマ [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 13 刹那
  • 泣かないでおこうと思っても涙が自然に溢れ出てくる泣き顔で家に帰れば、また司の事を悪く言われるのでは無いかと思い道草をしながら涙が渇くまでつくしは、外で時間をつぶした牧野家では、朝まで帰って来ないつくしを心配した祖父が道明寺邸を訪れていた======*=======*=======「おはようございます」邸の庭で、タマとあった祖父は朝の挨拶を交わした「おはようございます 昨晩は大変お世話になりました」 [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 12 刹那
  • つくしは、晴夫の声で飛び起きると肌身離さず持っていたお守りを握りしめ母、千恵子に、乾燥した蓬を用意して貰うと邸の迎えの車に飛び乗ったその様子を祖父が哀しい顔をして見つめていた「このままだと二人は辛く悲しい思いをするかも知れない」祖父は、つくしが司に恋心を抱いていることを見抜いていた======*=======*===*===「つくし・・・つくし・・・」邸では司がうわごとのようにつくしの名前を呼び高 [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 11 刹那
  • 邸の玄関まで一定の距離を保ちながら二人で歩き玄関扉の前につくと、司は、つくしに向き直りまるで子供にでも話すかのように、中腰になって膝に手を置きつくしの目線までかがむと呟いた「暑かったろう・・・」司は、大きな麦わら帽子を被るつくしが可愛くて目を細め微かに笑みを浮かべながら聞いてきた「汗をかくと気持ちが良いんです・・・生きてる!って感じがして」つくしに問いかければ、司の思う答えが返ってこずハッとさせら [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 10 刹那
  • 夕刻遅く帰宅したつくしを家族みんなが心配していた母は酷い仕打ちをされなかったのかと聞き祖母も、こんな遅い時間まで働かせてと言い弟の進に至っては、「姉ちゃん、おみやげないの?」とつくしのことより、もしかしたらラムネを買って来てくれるのではと期待していた祖父は何も言わなかったがつくしが風呂敷を大事にそうに抱えていたのに気がつき「それは何だ?」と尋ねてきたつくしが風呂敷に目をやると嬉しそうに「これね、坊 [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 9 刹那
  • 楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまうもので気がつけば、日も暮れかかり、つくしが「帰りが遅いと家の者が心配しますので この辺でお暇させて頂いても宜しいでしょうか?」と司に尋ねてきた「そうだな・・・・」「家まで送らせるよ・・・」「いいえ、大丈夫です ひとりで帰れます」「ありがとうございます」いつものようにペコリと頭を下げた送らせると言えば、もう少し一緒にいられるのではないかと甘い期待を持った司だっ [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 8 刹那
  • 照れ隠しに、ふて腐れた態度を取っていた司がつくしが食べる弁当に興味を示した「米じゃねぇの?」「はい、麦飯です よく咬むと甘くて美味しいんです」「食べたことねぇ」「味見してみますか?」「うん・・・」つくしから麦飯をわけて貰い、口の中に入れた途端何とも言えない表情した司が面白くて「ふふふふふ」つくしは笑ってしまった「美味くもねぇが、不味くもねぇな」美味しいはずない・・・なのに不味いと言わなかったのは司 [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 7 刹那
  • 「お昼は、庭で食べませんか?」つくしは、司の屈折した気持ちに居たたまれず外で食べようと誘ってみた学校にも行かず、邸の中ばかり居る司の顔色は青白く覇気もなく、細くシャープな身体つきは上品さを醸し出し余計な贅肉がついていない顔は、司の端整な顔立ちをより一層際立たせ、18歳とは思えない独特の空気を纏っていたつくしは祖父に連れられ邸で初めて会った時の司の印象とこうして身近で彼の話を聞き、時折見せる寂しそうな [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 6 刹那
  • 司が絞ってくれた冷たいタオルで、顔、手、首筋を拭いた、つくしは「冷たくて、気持ち良かったです」といつものようにぺこりと頭を下げた司の部屋にはベッドと勉強机、洋服箪笥、本棚、姿見鏡が置いてあった部屋は、散らかることもなく綺麗に片付いており机の上には難しそうな本とラジオが置いてあった冷たいタオルと一緒に使用人が持って来たジュースを不思議そうに見るつくしに司が「飲んでみろ・・・」「はい・・・いただきます [続きを読む]
  • 50年目のラブレター 5 刹那
  • 「行ってきます!」「気をつけていっといで!」家族に送り出されて、道明寺邸に向かう水筒を斜め掛けし、反対側には麦飯弁当を入れた鞄を下げてブラウスにもんぺ姿、胸には「牧野つくし」と書かれた白い布が縫いつけてあった=======*========*=======1940年(昭和15年)国民服が制定(勅令)された国防色であるカーキ色に上衣、中衣、袴(ズボン)帽子服装を簡便にし、日常着にも礼服にもなりそのまま軍服に [続きを読む]