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  • Tinder - 過去への感傷(ラテン男)

    出会い系アプリのTinderは、自分の過去へと誘う感傷的な旅だ。過去の男体験をフラッシュバックさせるキラーアプリ、山川出版社の世界史便覧よりも詳細な絵図で僕らの過去をえぐり目の前に晒す殺人アプリとも言えよう。 別れ際に別れたくなくて、かなり醜い言い争いをした男、セックスをするために金を貢いだ男、Tシャツから漂う体臭が強烈すぎる男、、そんな過去を全く無かったことのように画面から笑いかける彼等のプロファイル。アラフォーになった今でも愚かな自分はまた同じ業(カルマ)を犯そうとしているのか。 「大学講師をしています。友達から仲良くなれる関係を探しています。政治や経済の話ができるといい」 プロファイルに…

  • 愛って、君って、

    最近ゲイカップルYouTuberの幸せな日常を見て癒されることが多々ある。それは単純に人の幸せを見て楽しいという理由もあるし、彼らのVideoに映っていない日常での様子に想像をして、この人達はどんな時間を重ねて今のような関係になったのだろうか、と思いを馳せるという暇な僕にはうってつけの妄想をするという理由もある。そのゲイカップルYouTuberの中でも特にお気に入りなのが、Tsukasa&Jonasのお二人。二人とも上品で聡明でイケメンなのがスクリーンからビシバシ伝わってくる。自分にとっては全くの異世界であることが非常に新鮮だ。 www.youtube.com 詳細な時系列は未だよく分からない…

  • VIO脱毛と男性尻ケアの必要性

    10月中旬にVIO脱毛に行ってきた。当初はレーザー脱毛を計画していたけど、笑気麻酔をしても痛みがあるレーザーを自分の竿やアナル周辺に照射するなんてなんか怖い。なので、まずはハードルが低いワックス脱毛でVIO脱毛をやってみることにした。自分は竿まで毛が生えているような、チンポ周りはどちらかと言うと毛深い方だった。足の毛はそこまでないけど、竿まで生えているのは、しゃぶってくれている男性にもなんか悪い。しかもごく稀にアナルを舐めるリミングをされるけど、やっぱり毛がないツルツルの状況っていいよね、且つトイレでも髪がケツ毛に絡まない、と言うことでVIO脱毛を決行。 お伺いさせていただいたのは、男性のワク…

  • 株式投資での目利き力:出会い系アプリへのインプリケーション

    ヒデ;証券会社で何してる? 自分は証券会社で働いているが、ヒデ、一体証券会社で何しているの?と良く聞かれる。自分の仕事は、ある上場している会社についての投資調査を行なって、年金基金や投資信託を運用している運用会社に、投資の助言を行うことが仕事だ。よくヤフーファイナンスなんかのニュースで、「某証券会社のレポートでは、来期以降の業績回復が期待できるとレポートしている」などとあるが、そのレポートを執筆して、機関投資家にプレゼンをするのが僕の仕事だ。世の中的には証券アナリストとも言われている。 投資のプロと言われる機関投資家のおおよその投資期間は3年から5年、長い会社だと10年スパンで投資機関を考える…

  • ジムでウェイト上げながら愛を乞う人

    7月からツイッターで見つけたゲイのパーソナルトレーナーさんにウェイトトレーニングをお願いしている。これまで家の近所のパーソナルトレーニングジムに通っていたけど、1) やたらと彼女いますアピールしてきて、ゲイだと見破られていた事(多分)、2) 皆さんイケメンだったが、所謂ガチパリピな感じが嫌で全く関心も無かった、が、ノリ的にも合わなかったこと、3) ゲイのトレーナーさんだと、モテポイントも分かってくれるかなと思い、お願いすることにした。いや、以前のそのパーソナルジムではノンケトレーナーをエロい目で見たり一切してません!笑 かなり真面目で善良な生徒だったと思います。が、しかしトレーナーとの相性って…

  • 『きのう何食べた?』とシンプルな愛情の尊さ

    民放番組見逃し配信アプリTVerは秀逸 うちにはテレビが無い。仕事柄、TV番組をチェックする必要もあるし、見たい番組もある。そんな時はテレビ番組見逃し配信アプリのTVerを使えば大丈夫。コマーシャルが出てくるけど、無料だし、過去のエピソードも遡れるので非常に便利なアプリだと思う。TBS主導でローンチした、この民放の見逃し配信アプリ、自分の中ではAbemaTVと同様に日常生活に無くてはならないアプリだ。 『きのう何食べた?』は視聴回数首位も TVerアプリでもドラマ視聴回数トップか上位にランクインするのが、以下リンクの『きのう何食べた?』である。正直、西島秀俊はゲイっぽくないし、無理がある配役だ…

  • セックス格差: ゲイ市場へのインプリケーション

    今回の内容 『インターネットは、現代社会にばら撒かれた、アヘンである』(藤沢数希氏)を読んだ https://cakes.mu/posts/7181 藤沢氏は、心理学や生態学に基づく男女の恋愛理論「恋愛工学」を提唱。バックグランドは元外資系金融のトレーダー出身。恋愛工学研究所所長である。『ぼくは愛を証明しようと思う。 』(幻冬舎文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4344427262/ref=cm_sw_r_cp_api_i_bEcOCbEEFBXA0 上記のリンクにおける藤沢所長の主張は以下の通り: インターネットにより、sex格差が広がった男女の恋愛市場は、一部…

  • お祈り後からの就活

    2018年はブログ活動していなかったわけだが、出家したとか、悟りを開いた、という特段の理由があったわけではない。2017年に記事を数本このウェブサイトでリリースしたが、お金で愛を買おうとし、たまに現れる自分に好意を示してくれるゲイ男にのめり込んだ、弱くて格好悪い自分について客観的に記述したつもりだった。一連の記述でスッキリしたことと、目下、何もネタがない生活をしていることで、ブログ生活から遠のいていたというのが、2018年に何の記事もリリースしなかった言い訳だ。 このブログ本来の目的である自分の恋愛就職活動については、結論から言うと、これまでの確率論で言っても一生成功することはなく、成就するこ…

  • 恋愛就職活動 - 2017年の反省と今後の対策

    Tokyo HideOutのブログを開設してほぼ1年が経過。当初はアプリによるゲイの恋愛活動を大学生の就職活動に見立てて、恋愛就職活動という記事を書いた。我々ゲイの人間関係とインターネット(今ではスマホアプリ)の関係は不可分で、そこでの我々の行動、感情は、まるで大学生がエントリー先の企業からの採用過程で次の採用ステップへ行けるメールをもらって喜んだり、本命企業の最終面接で落ちて落ち込んだり、といった就職活動の過程とどこか似ている。 2017年も僕はエントリーシートを出しまくり、一社一部上場企業から面接の招待を受けた。先方企業も選考過程で僕の事を気に入ってくれたようだ。しかしながら、三次面接を過…

  • リスクテイク

    僕は証券会社で勤務しているが、よく友人から「ヒデってどういう仕事してるの?」と聞かれる。平たく言うと、上場している会社の事業を分析して、この先3年の業績予想を作り、1年後の会社の株価はこうなりますよ、というレポートを書く仕事をしている。お客さんは、我々の年金資産なんかを運用している機関投資家と呼ばれる投資家達だ。僕らの仕事は正式にはセルサイドアナリストと呼ばれ、日経ヴェリタスのアナリストランキングなんかを目にしたことがある人もいるかもしれない。僕はそんな市場の端っこで細々とレポートを書いたり、たまに投資家にプレゼンしたりしている。 そんなセルサイドアナリストも昨今諸々の規制で存在意義を問われる…

  • ダウントンアビーSeason6とゲイカミングアウトの件

    NetflixとHuluでやっとリリースとなったダウントンアビーの最終シーズンであるシーズン6。前回シーズン5と同じ年代で1925年の第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦間期を描いたシーズンである。シーズン6では労働者階級の台頭と貴族の没落が顕著となり、舞台であるカントリーハウスのダウントンアビーでも人員の削減を余儀無くされる時代となっていた。実際の使用人の中にも、貴族階級の特権を疑問視するセリフがここそこに散りばめらてており、シーズン6は、世の中の移り変わりと人々の心情の移り変わりを表している秀作であると言えよう。 Downton Abbey SERIES FINALE (Christmas …

  • ゲイ辞職

    突然だが、ゲイを辞めようと思う。とは言っても、異性愛者へと転向するということではない。主な内容は以下の通り; 1) 先ずは、ゲイコミュニティから距離を置くこと(特段参加もしてこなかったが);これまで、ゲイコミュニティには馴染めない、コミュニティのヒエラルキーの最下層だ、イケてないマイノリティのゲイ、などと散々自虐をしてきた。しかし、コミュニティに属さなければそのままの自分で良いじゃん、ゲイクラブに行って気不味さと最下層っぷりを意識しなくて済む。そもそも、コミュニティに行かなければ良いのだ。ゲイアプリも止めた。というか、5月からほぼアプリは開いていない。。Jack'dと Grinderというアプ…

  • 5年に1度の周期

    ゲイの恋愛は選択肢が限られている事を知っているから、両想いで良いなぁと感じた関係でも、タイミングや相手の状況次第で物事が進まずに立ち消えになってしまうような案件が、5年に一度は有る。そんな時は非常に遣る瀬無い。まあ相手が積極的に来ないという時点で、1) 自分の外見に余り興味が無い、 2) 身体もそんなにセクシーじゃ無い、 3) 結論、 楽しいけど保留、という行動になるんだと思う。 自分の事を「好きだ」と面と向かって言われ、自分も「あーまじタイプ!」という状況は、これまでの経験則上、5年に一度の周期でしかやって来ない事が分かった。大阪人T(2003年)、南米人のG (2009年)、フランス人M …

  • お金で愛を買う(ゲイ40代編)

    ゲイで言う所のマッサージとは、手こきで行かせてくれるか、挿入有りのサービスの事を指す。港区に引越す前から相性が良かったゲイのマッサージ師Tさんは、特段外見がタイプ!という訳ではなく、性格とエッチの相性が良い事から、かれこれ2年くらいお世話になっている。Jack'dのゲイアプリで彼のプロファイルが目に止まった。「スポーツマッサージ、エロも有り、タチ」というキャッチフレーズに乗せられて、月一でうちに来てもらっては、マッサージと挿入をして帰って行くTさん。年齢は42歳らしいが、ゲイのご多聞に漏れず若く見える。 どうしても挿入されたくて仕方ない時、疲れた週末に、LINEで連絡するとうちまで来てくれるT…

  • Looking - ゲイドラマ

    HBOのゲイドラマLookingに最近ハマっている。このドラマはゲイに絶大支持を誇るABCドラマGleeのJesse役で有名なJonathan Groffを主演とし、サンフランシスコのゲイシーンを描いたテレビドラマである。しかし、これはドハマり過ぎる。HBOの陰謀だとさえ思えてくる。主な要因としては、各エピソードでの出来事が非常に生々しく、ゲイあるあるの身近な事象を、Jonathan GroffやRussell Toveyなどのゲイイケメンたちが上手く自然に演じているところだと思う。エッチシーンが非常に生々しくて、そこでの喘ぎ声や息遣いがその辺のゲイエロビデオよりもクオリティが高く、数段ヤバい…

  • ダウントンアビー S5の件

    ダウントンアビーのシーズン5がネットフリックスでもやっとリリースされ、気になっていた続きをやっと観ることができた。シーズン5の舞台は1924年のイギリス。労働党が史上初めて政権を獲得し、マクドナルドが首相となった時期。女性の社会的地位向上意識の高まりや、貴族の社会的地位没落が徐々に顕在化してくる時代でもある。 ダウントンアビーの面白さは、社会的コモンセンスと人々の価値観の変遷を歴史的事象と共に観ることができる、という所に尽きると思う。コモンセンスとは非常に漠然とした概念であって、個々価値観の総体であると言えるが、その変化のスピードは非常にゆっくりとしたものである。当時イギリス社会コモンセンスの…

  • ゲイお見合い

    巷で既にメジャーとなった男女の結婚相談ビジネス。周囲にも利用している男女はそれなりに増えてきたと思うし、アラサーの女性にとっても一つのツールとなりつつあるようだ。昨年ひょんな事から、ゲイ専用のお見合いサービスをネットの検索広告で発見し、好奇心半分で利用してみることにした。 システムとしてが初期登録料10万円のほか、月額会員費用としておよそ10,000円程度の出費となるサービスである。サービスのおおよその流れは以下の通り。 ⑴初回の登録で紹介所がある事務所に赴き、基本的な必要事項を入力する、⑵毎月テキストで紹介相手の自己紹介文と共に年齢、身長・体重などの基本的な情報がメールで送付されてくる、⑶会…

  • 性産業の転換点(妄想)

    アルゼンチンでの男性ストリッパーパーティーの体験談をアラサー女性がブログで記載。アルゼンチン男のストリッパーが筋肉男でチンポがでかい?いや、そんなん知っとるがな、と。日本ではなかなか味わえない貴重な体験って、そんなん知っとるがな…巨根でオーガズムが得られると思うのなら、積極的に自身を輸出すべきだ。日本の婚活市場に興味が無く、マッチョで巨根のラテン男に跨りたいという願望を持って何が悪いのだろうか。 http://sekaishinbun.net/2016/03/18/hot-argentinian-stripper/ 世界新聞: 美男都市ブエノスアイレスでアラサー女男性ストリップを見てきた 男女…

  • お金で愛を買う(忘却編)

    周囲にスポンジからケーキを作る人員がいないようで、クリスマスや誕生日にケーキを作る要員として駆り出されることがたまに有る。アラフォーのゲイがケーキを作っても特段新鮮味はないが、パーティーなどの状況で、ケーキを出すとみんな喜んでくれるし、それはそれで有難いことだ。そこで何故ケーキを作れるの?という質問をされることが多々有る。その答えは、英国人男の誕生日ケーキを作ったから、である。 4年ほど遡った2013年、僕は以前の会社内で部署異動をして半年程度経ったところでリストラ宣告を受け、会社をクビになった。ずっとニートをしていたいがそういうわけにも行かないので、フラフラとしながらも、一応再就職活動をやっ…

  • 冷静と強欲の間

    証券会社で勤務し始めて5年程度になる。ニートへの憧れを常に保ちつつ、日々朝07:00くらいから夜中まで働く日々は、慣れるまで正直時間がかかった。とは言え、今でも直ぐに辞めてニートになりたいという夢を抱き続けている。周囲のエリート人間に疲れ1社目を直ぐにドロップアウトした後、比較的緩く働ける今の会社へと転職した。周囲の同僚の8割が非日本人という面白い職場で、いつの間にか僕がゲイであることも周囲に指摘され公開され、日本支社長もそれを知っているというオープンな職場である事は、自分にとっては非常に幸運な事である。 証券会社は大体毎朝07:30から朝会が開かれるが、そこで目にするトレーダーの傲慢さに辟易…

  • ゲイとしての人種指向性

    ロンドンやニューヨークでゲイアプリを開いてその日の男探しをしている最中で自然と気付いていたことがあるが、ロンドンとニューヨークではゲイメンバーのプロファイルに "Only white and Latino, please"と平気で言っている人を結構な確率で見受ける。欧州も北に行く程、white onlyの確率が上がると感じる。北欧では人口対比で白人以外の比率が少ないと言うのも有るが、コペンハーゲンでのアプリはほぼカスリもせず、やっと会うことが出来たJohanは中国留学の経験があるユニークなバックグラウンドの持ち主だった。ロンドンでは地元の白人も認める、人種マイノリティにとっては最も相手探しに苦…

  • セックスコモディティ化の果てに在るもの

    先日会社のセールスの先輩と話していた時に、ふと家で仕事をしているかという話になった。「実はさ、俺家にパソコンないんだよね」「えっ、じゃどうやって抜いてるんですか?」「いや、実物呼ぶか、スマホでやってるよ、笑。でも最近は、セクフレでもそれなりに食事して話も楽しめる子が良いんだよね。デリバリーは本当に、デリバリー!って感じでさ、上下運動にしか思えなくなって」 客観的に会話を見返してみると、自分でもどんな会社だよ、と思うし、自分の民度の低さが現れていて若干凹むが、仕方がない。仲が良い先輩なのでまあ良いだろう。しかし、会社でも有名なヤリチンのYさんでも、上下運動はもう嫌なのか、と。先日会ったゲイ友は、…

  • 村社会との境界線 - 東京都 新宿

    訪日外国人観光客が2,000万人を突破する見通しで、2013年ビザ緩和以降の東南アジア、中国からの外客数はうなぎ登りで増加しているようだ。一時期話題にもなった、中国からの訪日観光客による「爆買い」も沈静化し、消費行動には一旦の落ち着きが見られているものの、2020年東京オリンピックに向けて、公共投資と共に、外国人観光客が増加傾向となるのは、現状の株式市場では既定路線として見られている。 外国人観光客のせいではないが、新宿は相変わらずのカオスである。先日実家の両親が都内でホテルを予約しようとしたが、新宿近辺の中価格帯ホテルはほぼ満室だったという。 僕は新宿が非常に嫌いだ。田舎モンのてめーに言われ…

  • 預貯金と筋肉

    ゲイにとっての筋トレは預貯金よりも心強い存在価値を担保する必須項目だ。随分前にゲイの先輩が「筋トレはゲイの嗜み」だと宣ったが、僕は「筋肉はゲイのプライド、存在価値を担保する有形固定資産」と名付けたい。出会いの確率が増え、友達からも一目置かれる事で、プライドを支える重要な柱となる。一時期、僕は「エリートゲイ」や「セレブゲイ」と名打ったが、資産や地位があったところで、結局は若いGay Prostituteの餌食になり、金を持っていかれるだけだ。という事で、ゲイ市場のピラミッドに君臨するのは、「若い、筋力、外見」という要素が必要になると思う(って至極当たり前?)。 ゲイは非常に欲張りな生き物なので、…

  • お金で愛を買う - case3 ヒモのバンドマン

    30代前半から自分のどうしようもない底辺な人間性を省ずに、お金で何とか関係を繋ぎ留めようと必死になっていた自分。様々な言い訳を続けては、お金で愛を買う行為を正当化してきた。今回は一応これまでの『お金で愛を買う』ケースの最終回。ヒモのバンドマンである。 最近、港区に引越しをした。港区に戻った、と言うのが正確である。これまでは会社から30分以上離れた中野区に居住し、通勤をしていた。僕の会社では毎朝07:30に開催される朝会に出る義務があり、毎日6時前に起床しては中野から通勤する日々を2年半以上続けていた。夜も遅い時があると正直疲れる。よく持ち堪えた、と言うのが正直な所だ。元々居住していた港区から中…

  • お金で愛を買う(番外編) - 在韓の東欧人 (裁定取引)

    2012年の夏、日本と韓国の間では、日本海の領土問題に関して紛争へと発展しつつある緊張した関係が続いていた。そんな領土問題で緊張しまくっている雰囲気の真っ只中、夏休みを使って自分はソウルへと飛び立っていた。目的は一つ: ソウル近郊に住むポーランド人Dに会うためである。身長が高く清潔感の有る印象のDは、正直僕のタイプであった。 元々東京に留学経験があるDは年に数回来日しているようで、僕がちょうど彼をアプリで見つけたのも、Dが東京での学会に出席するための来日時。Jack'dで日々の他愛のない事をお互いに徒然と語り出すうちに、会えたらいいね、と言う話の流れに。7月も半ばに差し掛かり、夏に予定も特段な…

  • ゲイ恋愛就職活動 - 補欠候補

    就職活動にお決まりの、「今回は誠に残念ではございますが、採用/選考を見送らせて頂く事となりました。貴殿の今後のご活躍をお祈りしております」という不採用、選考落ちの所謂お祈りメール。完璧に行ったと思ったはずの面接の後、数日してからこのようなお祈りメールを戴くと、何が原因だったのだろうか?原因を知って次に役立てたい、と思うのが自然だと思う。しかしこんなお祈りメールを何通も立て続きに受け取ると、建設的な思考は停止し、ひたすら自己否定されている気分になり、憂鬱になってくるのだ。 大学7年目の夏に僕はろくに就職先も決まらず、卒論に関する本を古本屋で悠長に読んでは、近くの喫茶店に入り浸る生活を送っていた。…

  • 自己承認2 - ウェイトトレーニングの先に有るもの

    大学時代バイト先のI先輩は、学生という身分にも拘らず個人家庭教師で給料を稼ぎ、その殆どを高い服に使っていた程のお洒落な人だった。モッサい眼鏡男だらけの大学のキャンパスで、シンプルでいて良質な素材で作られているであろうジャケットや靴を身に纏っているI先輩は、僕の中でも憧れの存在だった。そんなある日、バイト先の飲み会での会話の中、誰かがI先輩に、「I先輩の持ってる服が火事で全部燃えたらどうしますか?」「そんなん俺絶対に死ぬわ!」 死ぬ、と言った彼の表情は大真面目だった。それほど彼は自分が身に付けている、トリッカーズのブーツやオーシバルのボーダーシャツを愛していた。自分のお気に入りの服や靴、鞄は身に…

  • お金で愛を買う- Case2 (Part2) 外房の米国人

    お金で愛を買うCase2 (Part1)はこちら http://hide0016513.hatenablog.com/entry/2016/12/10/001128 「日本食の甘い味のものが食べられない」とおっしゃる白人Kは、甘辛なんて物は食べられない。蕎麦のカツオ出汁も勿論ダメ、テリヤキもダメ。好物はマクドのスパイシーチキンという相当なジャンキー。外食でここに行こうと言って行くところはおおよそがパスタ。しかも彼が食べるのは毎回カルボナーラだった。 そんな彼はお金をあまり持っていないようだ。「お金が足りないから、今回のご飯は出してもらっても良い?」「京都に一緒に行こうよ!でも新幹線代半分しか出…

  • お金で愛を買う- Case2 外房の米国人

    愛を買うとしたら、何処まで人間は行けるだろうか。あ、行けるとは距離的な移動の話である。僕が当時世田谷の二子玉川に住んでいた頃アプリで知り合ったブロンドのアメリカ人Kがいた。僕は二子玉川〜外房まで、挿入を求めて移動していた。 ブロンドでガタイが良い白人男性は最も需要が高く、彼等はいつも買い手市場である。東京では言語の問題を除けば、ほぼやりたい放題というとこだろうか。アプリでこんな需要の高い男と久しぶりに会話が続き、違和感を感じながらも、ラッキー!と舞い上がりながら彼とLINEを交換していたのを覚えている。 ただ問題が一つ。彼が当時住んでいたのは千葉県外房のとある地域。二子玉川からは、東京駅から特…

  • セレブゲイと現地妻の関係

    セレブゲイはよく出張に行く人達だ。既出のニューヨーク在住SさんもFacebookの投稿がほぼ出張で何処に行った、何を見たという事ばかりの出張族。スターアライアンスに搭乗すると必ずアップグレードされるという程の上顧客のようだ。そして出張先、特にアジアと欧州に出張に行く時、各都市の男達に事前に連絡を取るという。 Sさんはその白人風の外見からは意外なアジア人男子専門。色が若干黒くて、東南アジアな雰囲気な男の子が好みなのだとか。一年に一度東南アジアを旅行する際には、行く先々にSさんとディナーとベッドを共にする相手がいる。中でもお気に入りはベトナムサイゴンの現地妻。外資系企業で勤務する30代のベトナム人…

  • セレブゲイ- Part 2

    (Part1はこちら) http://hide0016513.hatenablog.com/entry/2016/11/27/230144 セレブゲイ達のライフスタイルには共通点が有る。10年以上寄り添ったパートナーが居て一緒に暮らしている事。しかし10年以上一緒にいるので、あまりエッチなことは共有しないらしい。所謂Open Relationshipと言われる関係で、パートナーが居るが、外でお互いアプリで知り合った別の男とデートをしたりエッチをしたりする。しかしその出会った男達とは「付き合う」事をしないし、ボーイフレンドにもならない。お互いがそれを承諾し合っていて、お互いのDating lif…

  • セレブゲイ - Part 1

    僕のゲイ友の一人であるSさんはニューヨーク在住だ。日本国籍で名前も日本人の姓名。4年程前の4月下旬、Sさんが自身の運転免許更新で帰京していた際、出会い系アプリのJack'dで偶然知り合った。写真からも感じていたが、名前と外見が全く一致しない。顔や身体的な特徴は、どう見ても白人の遺伝子によるもの。実の所、彼はイギリス人と日本人のハーフ。彫りが深くて高い鼻と東洋的な大きな黒い眼が印象深い。ちょうど次の仕事を始める7月まで時間があったので、僕は6月にSさんが住んでいるニューヨークのお家に遊びに行くことにした。 実はその時の2012年ニューヨーク訪問が僕にとって初めてのニューヨーク。ブルックリン大橋を…

  • 『Gaycation』- 存在承認

    エレン・ペイジとジュリアン・ムーア出演の映画FREEHELD。アメリカのレズビアンカップルを描いた映画である。エレン・ペイジは、高校生の妊娠劇『ジュノ』でも有名だが、彼女が本当のレズビアンとはご存知だっただろうか。Netflixのトークバラエティに出演している際にサラッとその事実が流れ、驚いた記憶がある。 その流れで最近観ているのが、そのエレンが出演する世界のゲイシーンをテーマにしたドキュメンタリー番組『Gaycation』。今回添付のリンクでは日本が舞台、東京に住むシングルマザーの元で育った日本人男子が、母親に自分がゲイだとカミングアウトをするというシーン。エレンとその友人の前で、彼は母親に…

  • ゲイ恋愛就職活動 - 2

    前述の通り、ゲイの恋愛活動は、スマホでの個人間やり取りが主流となっている。パソコンでのインターネットが普及し始めた90年台後半から2000年代にかけては、個人HPによる情報発信が主要なコミュニティであり、そこから派生する「オフ会」で他のゲイと知り合うというのが主要な手段であった。 近年出会い系スマホアプリの登場により、個々人の所在分布がより明確となった一方で、全体ポートフォリオの構成員が明らかになったことで、スクリーニング及びマッチングの厳格化が進んだのでは無いかと僕は感じる。「これだけ居るんだから、もっとカッコいいイケメンがいるのでは無いか?」 そこでのユーザーは、タップとスワイプによって「…

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