弁理士 石本 貴幸 さん プロフィール

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弁理士 石本 貴幸さん: 営業秘密ラボ
ハンドル名弁理士 石本 貴幸 さん
ブログタイトル営業秘密ラボ
ブログURLhttp://eigyouhimitu.blogspot.jp/
サイト紹介文弁理士の視点から営業秘密に関する情報(秘密管理性、有用性、非公知性、民事事件、刑事事件等)を発信
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供37回 / 67日(平均3.9回/週) - 参加 2017/06/10 08:17

弁理士 石本 貴幸 さんのブログ記事

  • 営業秘密に関連したタイムスタンプの利用
  • タイムビジネス協議会のシンポジウム/セミナーのページに「知財保護のタイムスタンプとは」というセミナー資料がありました。2016年の資料なので、そこそこ新しいものです。ここに、営業秘密管理にタイムスタンプを用いるケースとして以下の3つが紹介されています。これらのケースはトラブル対応を視点としたものです。以前のブログ「タイムスタンプを使う目的」でも営業秘密管理にタイムスタンプを用いる目的について大まか [続きを読む]
  • ブログをはじめて3ケ月-アクセスの傾向-
  • この営業秘密にだけ特化したブログをはじめて3ケ月。営業秘密という、比較的ニッチな内容なため、アッサリとネタが尽きるかと思いきや、案外ネタは多く、ネタ切れまでもう少しかかりそうです。そして、未だアクセス数は多いとは言えないものの、記事へのアクセス状況から皆さんが興味のある事の傾向が伺えます。私が営業秘密に興味を持ったきっかけは27年の不競法法改正による刑事罰の強化ですが、刑事罰に関する記事は人気があり [続きを読む]
  • 営業秘密の流入出を恐れると転職できない??
  • 私が営業秘密に興味を持ちだしたころ、営業秘密の流入出をおそれると転職できないのではないかと、問われたことがあります。①転職者は、自身の知識や経験が前職の会社の営業秘密である可能性を恐れ、転職先で前職と同様の仕事ができないのではないか?②企業側は、転職者の知識や経験が前職の会社の営業秘密である可能性を恐れ、転職者に前職と同様の仕事をさせられないのではないか?そのころは、もしかしたら、営業秘密の保護は [続きを読む]
  • 営業秘密における民事訴訟と刑事訴訟との関係
  • 前回のブログでも書いたように、最近では営業秘密の漏えい元企業が刑事訴訟の後に民事訴訟を起こすという流れがあります。逆の場合は少ないかと思いますが、例えば東芝とSKハイニックスとの間で起きた半導体製造方法の漏えい事件は、東芝がSKハイニックスに対して民事訴訟を起こした後に、情報漏えいした者(犯人)を刑事告訴しているかと思います。刑事訴訟の後に民事訴訟を起こした事件として下記のものがあります。・日本ペイン [続きを読む]
  • 日本ペイントが菊水化学に対して民事訴訟を提訴
  • 先月、営業秘密の漏えいに関して日本ペイントが菊水化学で民事訴訟を提訴したようです。・日本ペイントのプレスリリース・産経ニュースこの事件は、日本ペイントの元執行役員が菊水化学へ転職する際に、日本ペイントの営業秘密を持ち出し、菊水化学で開示・使用したというものです。この元執行役員は既に逮捕・起訴されています。産経ニュースを参照すると、日本ペイントは菊水化学と元執行役員に対して約9億6000万円の損害賠 [続きを読む]
  • パテント投稿論文の掲載
  • 私が今年のパテントに投稿し、4月に掲載された「営業秘密における有用性と非公知性について」が日本弁理士会のホームページで閲覧可能になっていました。興味のある方はどうぞ。なお、この論文の内容は下記の過去のブログでも一部重複しています。・営業秘密の3要件:有用性 -特許との関係-・営業秘密の3要件:有用性-特許との関係- その2・営業秘密の3要件 非公知性 -リバースエンジニアリング-・営業秘密の3要件 非公知 [続きを読む]
  • データ利活用の促進に向けた不競法改正案
  • このブログでは、営業秘密と共にデータの利活用についても追いかけようと思っています。以前に、このブログではこれに関するものとして下記にの記事を載せています。・ビッグデータと営業秘密・第四次産業革命を視野に入れた不正競争防止法に関する検討やはり、ビッグデータや第四次産業革命に興味があるせいか、本ブログでもアクセス数の多い記事です(本ブログの全アクセス数はまだまだ少ないですが・・・)。そして、経済産業省 [続きを読む]
  • タイムスタンプを使う目的
  • 最近タイムスタンプの利用促進が図られているようです。INPITでもタイムスタンプ保管サービスが開始されています。タイムスタンプの活用事例として度々挙げられていることは、「先使用権の確保」です。これについて、私は「先使用権の確保」を目的としたタイムスタンプの利用には少々懐疑的です。当然、これを目的としてタイムスタンプを利用する企業はあるとは思いますが、多数派になるでしょうか?そもそも、先使用権の主張はタ [続きを読む]
  • 営業秘密の3要件:有用性-特許との関係- その2 
  • 営業秘密の3要件の一つである有用性について気になる判例をもう一つ。なお、本記事は、私がパテントに寄稿した「営業秘密における有用性と非公知性について」(パテントvol.70 No.4,p112-p122(2017) を一部抜粋したものを含みます。錫合金組成事件(大阪地裁平成28年7月21日判決)を紹介します。この判決において裁判所は、「原告ら代表者は、陳述書(甲20)において、本件合金の有用性を説明するが、本件合金がその説明に [続きを読む]
  • 営業秘密の3要件:有用性 -特許との関係-
  • 次は、営業秘密の3要件の一つである有用性についてです。営業秘密は、3要件とは下記の通りです。①秘密として管理されていること(秘密管理性)②事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であること(有用性)③公然と知られていないこと(非公知性)なお、本記事は、私がパテントに寄稿した「営業秘密における有用性と非公知性について」(パテントvol.70 No.4,p112-p122(2017) を一部抜粋したものを含みます。有用性について、 [続きを読む]
  • 営業秘密の3要件 秘密管理性
  • 営業秘密の3要件の一つである秘密管理性について書いてみようと思います。なお、営業秘密は、3要件とは下記の通りです。①秘密として管理されていること(秘密管理性)②事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であること(有用性)③公然と知られていないこと(非公知性)裁判において営業秘密であるか否かは、営業秘密とする情報が特定できれば、まず、その情報が秘密管理されていたか否かが判断される場合が多いです。営業秘 [続きを読む]
  • 営業秘密の不正競争防止法からの独立案?
  • 以前、農業に対する営業秘密について調べていたら、首相官邸のホームページ「第3回 農業分科会 議事次第」で興味深い事が提案されている資料を見つけました。【資料2】農業のIT 利活用における知的財産に関する課題と方向性について2014年の資料なのですが、ここの「Ⅲ.まとめ」に「営業秘密保護法を創設する」との提案がされています。この理由は「国民は営業秘密を知らないので、不正競争防止法の中から独立させる。」 [続きを読む]
  • 特許出願件数の減少から考える営業秘密
  • 下記グラフは、日本における特許出願件数の推移と国内企業の研究開発費の推移を示したものです。特許出願件数は、特許庁の統計資料を参照し、国内企業の研究開発費は経済産業省の「我が国の産業技術に関する研究開発活動の動向 ― 主要指標と調査データ ― 」を参照しています。国内の特許出願件数は、2001年の約44万件をピークに下降しており、リーマンショックの煽りを受け2009年には約35万件にまで減っています。そ [続きを読む]
  • 愛知製鋼の営業秘密漏えいの初公判
  • 愛知製鋼の営業秘密漏えいの初公判が先日行われました。参考:http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD29H3V_Z20C17A6CN8000/この事件は、 愛知製鋼の元役員と元社員が愛知製鋼が開発した磁気センサに関する営業秘密を取得し、自信が独立して新たに作った会社で使用していたというものです。参考:http://www.sankei.com/west/news/170303/wst1703030061-n1.html独立するときに所属していた会社の営業秘密を持ち出して使用すること [続きを読む]
  • 情報を形式知化して営業秘密として管理すること
  • 情報を営業秘密として管理するためには、その情報が特定される必要があります。営業秘密とする情報が何であるのかが特定されていないと、例え訴訟に臨んでも秘密管理性、有用性、非公知性の判断がされないまま棄却されることになります。営業秘密に関しては、とかく秘密管理措置が重視されていますが、営業秘密の特定(形式知化)についてはあまり語られていないと思います。当たり前過ぎるからだとは思いますが、実際、裁判におい [続きを読む]
  • 営業秘密関連リンクを更新
  • 上にある↑「営業秘密関連リンク」を更新しました。ときどき更新してますけどね。今回は、農業関係のリンクを追加しています。しかし、この「営業秘密関連リンク」の存在に皆さん気が付いていないようですね。ブログを始めてから、おそらく「営業秘密関連リンク」への私以外のアクセスはおそらく1です。このブログを始めようと思った理由の一つに、営業秘密に関するリンク集って誰も作ってないようだな、と思ったためでもありまし [続きを読む]
  • 農業ICT知的財産活用ガイドライン
  • 引き続き、農業と営業秘密の関係で何かないかと探していたら、「農業ICT知的財産活用ガイドライン」なるものが発表されていたことを知りました。ちょうど2年ほど前に、農林水産省の補助事業「平成27年度農業IT知的財産活用実証事業」の一環として、慶応義塾大学がまとめたもののようです。(参考:http://agrifood.jp/2016/06/2726/)また、農林水産省も食料産業局というところが、「AI(アグリ・インフォマティクス)農業に [続きを読む]
  • 農業分野における営業秘密
  • 先日ブログに書いたイチゴの件もありましたし、農業関係では営業秘密という概念がどの程度浸透しているのか気になり、少し調べました。そうすると、首相官邸の知的財産戦略本保のホームページで気になる資料を見つけました。「検証・評価・企画委員会」の「産業財産権分野 第2回会合 平成28年11月25日」です。会合日からすると、そこそこ最近の資料ですね。ここの「議事次第・資料」における「資料3−3 農林水産省 説明資料 [続きを読む]
  • 東芝の半導体部門、日米韓連合への売却交渉
  • またまた時事ネタです。21日のニュースで東芝の半導体部門、日米韓連合への売却交渉と報道されています。この報道では、日米韓とは、日本は革新機構と日本政策投資銀行や民間企業、米国は投資ファンドのベインキャピタル、韓国はSKハイニックスとあります。おいおい、SKハイニックス?も加わった企業連合に売却確定?先日のブログでもちょっと触れましたが、SKハイニックスは、東芝の半導体製造技術の営業秘密を不法に取得 [続きを読む]
  • イチゴ品種の韓国への流出
  • 日本農業新聞に6月20日付けで「イチゴ品種 韓国に流出 損失5年で220億円 農水省試算」との記事がありました。このような話は度々聞く話ですね。東芝の半導体製造技術が韓国のSKハイニックスに流出したり、新日鉄の鋼板製造技術が韓国のポスコに流出したり・・・。この記事の中では、「栃木県の「とちおとめ」や農家が開発した「レッドパール」「章姫」などが無断持ち出しなどで韓国に流出し、」とあります。無断持ち出しっ [続きを読む]
  • 特許庁における知的財産分科会
  • 先日特許庁の「お知らせ」において「特許庁における知的財産分科会」の第10回議事録を掲載したことが告知されていました。ざっと斜め読みし、営業秘密やデータの利活用についてどんな発言がされているのか見てみました。データの保護に関しては、原状において企業は営業秘密として管理している場合が多いようです(p.11)さらに、p.11には「営業秘密としての保護ではないのだけれども、ある一定の条件のもとで管理しているものに [続きを読む]
  • 営業秘密とF1
  • 無理やり自分の趣味と営業秘密を絡めちゃいます。まあ、無理やりというほどでもありませんが。モータスポーツであるF1(Formula 1)は、現在10チームが参戦していますが、その全てが独自にマシン(シャーシ)を作っています。そして、エンジンは、現在ではメルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダから選んで搭載します。今のエンジン(パワーユニット)は、内燃機関(ターボエンジン)+回生システム(モータ)のハイブリットであり [続きを読む]