Tadahiro-W さん プロフィール

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Tadahiro-Wさん: 朱 雀 の 啼 く 海
ハンドル名Tadahiro-W さん
ブログタイトル朱 雀 の 啼 く 海
ブログURLhttp://tadahito.hatenablog.com/
サイト紹介文文学、政治、哲学、思想、藝術
自由文多様な批評、随筆を書いています。文学、政治、哲学、思想、藝術など。作者は千葉市在住、北海道出身のライター。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供34回 / 62日(平均3.8回/週) - 参加 2017/06/11 14:01

Tadahiro-W さんのブログ記事

  • マルクスと宗教
  • 共産党史を見ていたら、70年代の創共協定の顛末があって、宗教と共産主義という古くからの問題が脳裏を過ぎった。創価学会と共産党が敵対をやめて協定を結んだこともあったのである。創価学会は仏教原理主義とも言われ、日本仏教の多くと敵対関係にあると思われるが、創価学会≒公明党の共産党敵視政策が、単なる宗教的理由や世界観の相違の問題ではなく、(宗教サイドに)より生臭い動機があるだろうことは、想像に難くない。だが [続きを読む]
  • 学習ノート:「資本」の方法とヘーゲル論理学①(角田修一、2005)
  • ・概念的思考・方法としての論理学・悟性的思考と理性的思考・弁証法の核心としての「否定」・経験的諸科学と哲学・体系性と総体性・思考の一様式としての哲学・表象を概念に変える哲学・概念=事物の本性・本質Natur、Wesen・哲学の内容は現実である・一致・現実、経験との一致、の認識によって、自覚的理性と存在する理性との調和を作り出すことが哲学の究極目的・主観的理性と客観的理性の一致・「方法は、内容の内的な自 [続きを読む]
  • 自民党綱領(2010年)の解説② 日本共産党綱領との対比
  •  我が党は、「反共産・社会主義、反独裁・統制的統治」と「日本らしい日本の確立」―の2つを目的とし、「政治は国民のもの」との原点に立ち立党された。平成元年のベルリンの壁の崩壊、平成3年のソ連邦の解体は、この目的の1つが達成されたという意味で、我が党の勝利でもあった。 そこに至るまでの間、共産主義・社会主義政党の批判のための批判に耐え、我が党は現実を直視し、日米安全保障条約を基本とする外交政策により永 [続きを読む]
  • 自民党綱領(2010年)の解説①
  • 自由民主党の最新の綱領の解説①。2010年、前年の総選挙で民主党に大敗を喫し下野した自由民主党は、平成22年綱領を採択する。そもそも、民主党政権の成立は1990年代末頃から政界・財界が一致して推進してきた「日本における二大政党制の創設」の運動の一つの結果であった。これはアメリカ合衆国政府当局の強力な指示も背景にしていた。「二大政党制」は、およそ論理的な二項対立、また米ソ冷戦構造がそうであったように [続きを読む]
  • 民主文学メーリングリストに投稿した「文学論」1〜6
  • ここしばらく余り小説を読まなくなったのは何故かな、と、よく考えます。読みたいんですけどね。世の中には自分の知らない素晴らしい小説作品がまだ沢山あるのはよく分かっている。しかし、なかなか読めない。一つには、多忙のため、小説を読んでいる余裕(だが、小説を余裕によって読むなんて19世紀的な有閑階級みたい、その残党が、プルーストみたいな長編を持ち上げたに違いない、、)がない。また、それに関連して、精神的な余 [続きを読む]
  • 共謀罪、雑感 ②
  • まだ形式上は日本は平和だから、すぐに共謀罪が治安維持法のように大量の逮捕者、死者を出すようには見えないかも知れないが、世界史は常に綱渡りだ。トランプのような存在が複数現れて互いに敵対すれば、世界平和の秩序は崩れる。たちどころに、共謀罪は治安維持法になる。いや、寧ろ共謀罪を利用して、そのような世界へと歩みを進めているのが安倍政権である。監視社会は監視社会そのものが目的なのではなく、監視社会化すること [続きを読む]
  • 共謀罪、雑感
  • 人生に意味があるのかどうか、私は知らないが、人生に意味があるかないか、どちらかであるか、どちらでもあるのだろう。もし治安維持法で信念を曲げずに死んでいった人々や、ゼロ戦で特攻した若者たちの人生や死が無意味なら、いけしゃあしゃあと戦争で利益をせしめた人々の人生も無意味だ。治安維持法で拷問の果てに死んだ人々の死や人生に意味があるならば、平和を享受する我々の人生にも、意味がある。相対的な程度の違いでしか [続きを読む]
  • 雑記
  • ・アルチュセールの「難解さ」と「気軽さ」。カントとヘーゲルの理解が全ての基礎となる。マルクスとアルチュセールの弁証法的な差異を考える必要。ヘーゲルの一見、整合的に「見える」テクストの外貌とその微小な論理の振動の向こうにある真にヘーゲル的な思想。非合理主義としてのマルクス思想を一考する必要。・経済学の合理性。資本主義が閉じた体系出ない以上は、資本主義思想も無矛盾な体系であることはできない。そもそも「 [続きを読む]
  • 民主文学6月号、東作品の雑感
  • 「民主文学」6月号、東峰夫さんの「ダチョウは駄鳥⁉?ー九段論法による神の存在証明」を読む。芥川賞作家・東氏の民主文学加入は沖縄各紙が報じ、ネットニュースでも流れました。確かYahoo!ニュースも取りげていた。乙部氏によるインタビューを読むと、若い頃には中上健次がいた「文芸首都」などにも出現していたらしい。そもそも、こうしたネットのメーリスや合評では、作者の気分を害するような事を言いにくいものだが、ご本人 [続きを読む]
  • ある本質感情
  • 理性や感情に関してヘーゲルの観念論哲学をカントらと比較するとヘーゲルの感情重視は明瞭であり、ロマン主義的な時代的背景とも無縁ではないと推察しうる。理性はヘーゲルにとって感情を排除したものではなく、感情が完成されたものだ。ある本質直観、本質的な感情について反省せねばならない個人的欲求を感じている。ヘーゲルの場合はまさに「直観」の批判が問題だった。直観されたものがロマン主義的な「故郷」と如何に関係する [続きを読む]
  • 理念と実体、自民党綱領と現実の自民党政治
  • ある対象を知るとは、その概念を正しく持つ事である。自民党を知るとは、自民党に関する雑多な様々な知を正しく整理し、その形式・現象を通じて内容・本質を把握する事である。自民党に関して我々は様々な知識を獲得できるが、自民党そのものを知るためには、その主張と共に具体的な政策とその結果とが基本的な資料となる。自民党の最新の綱領とその解説。平成22年(2010年)綱領現状認識 我が党は、「反共産・社会主義、反 [続きを読む]
  • 自由民主党の立党宣言について
  • 自由民主党(自民党)は、以下の立党宣言を持つ。https://www.jimin.jp/s/aboutus/declaration/100289.html 立党宣言 昭和三十年十一月十五日 政治は国民のもの、即ちその使命と任務は、内に民生を安定せしめ、公共の福祉を増進し、外に自主独立の権威を回復し、平和の諸条件を調整確立するにある。われらは、この使命と任務に鑑み、ここに民主政治の本義に立脚して、自由民主党を結成し、広く国民大衆とともにその責務を全う [続きを読む]
  • 安倍政権、国家と経済発展
  • およそ国家の理念=目的は、自由である。だが、我々個人の自由か、各人の身体的、精神的な特徴と家族など社会環境のなかで成り立つ自由であるのと同じく、国家の自由も諸外国からの制約や国際条約、国民が歩んできた歴史、国民相互の対話や戦いといった条件の下に成り立つ自由である。科学的社会主義(マルクス主義)は一般に、経済システムから政治を説明するのが主流だが、それは国家の自由という本質を見誤らせるリスクを有して [続きを読む]
  • 安倍政権とは?
  • 自民党、公明党、安倍政権に関する雑記。安倍晋三総理大臣とその所属する自由民主党、及び公明党の連立政権は、国会での多数を土台として、日本だけでなく近隣諸国をも巻き込んだ危機へと、人々を巻き込んできた。共謀罪(テロ等準備罪)の強行を止める事が出来なかった今、改めて安倍政権とは何か、自民党や公明党とは何か、という問いを反省したい所である。日本共産党は国民の党である事が綱領規約に明記されている。これは語弊 [続きを読む]
  • 随想
  • ダメージバービーボーイズロック250provided courtesy of iTunesバービーボーイズ。【思想。だが確かに、大切なのは自己自身と世界の相互関係であり既成の世界観や理念も自己の実践ー寧ろ自己という実践の方法という地位を忘れられるべきではない。】大切=私はかつて日本で愛(αγάπη、希)が「御大切」と翻訳し伝えられた故事を想起させられる。大切である、という事象の価値には、何か自己の深奥にあるプリミティブな感 [続きを読む]
  • ヘーゲルの大論理学下巻には以下の記述がある。(第一篇は主観性)。ーーーーーーーーーーーーーーーー−−−−−−ーーーーーーーーーーーーーーーーーヘーゲル大論理学 第3巻 主観的論理学または概念論第二篇 客観性第一章 機械観A.機械的客観   B.機械的過程 a 形式的な機械的過程 b 実在的な機械的過程 c 機械的過程の成果 C.絶対的機械観 a 中心 b 法則 c 機械観の推移第二章 化学観 A.科学的客観 [続きを読む]
  • 「社会」主義と国家主義、個人主義
  • ・世界には多様な社会主義の世界観と理論、共通理念が存在する。社会主義の特徴は国家主義との対立において、また個人主義との対立において理解しうる。国家主義が、個人生活=人生の中で最高の価値を国家に認めるものであるならば、社会主義とはそれを社会に認め、個人主義とはそれを「個人」の中に認めるものである。諸々のイデオロギーはこれらの傾向を様々な程度、比率に於いて組み合わせたものであるという性格を有する。・ [続きを読む]
  • ・<世界ー社会ー個人>、<個人ー社会ー世界>世界=全宇宙、即ち外部=内部(無限)。地球(プラネットープラネタリ=スピヴァク、グローブ=ネオコン的なそれ)。諸社会の総体としての「世界」(一般的な意味)=人間社会。全宇宙の歴史=諸々の世界史の総和。時間構造と空間構造の統一性。時=場所。前=後という時間の弁証法構造。既成と未成の矛盾統一としての「無限の未来』即ち「無限なる起源」=起源であり起源でない [続きを読む]
  • 20170519・共謀罪の委員会採決が強行された、5月19日の国会前。一万人の抗議者が集まった。・ポストモダニズムとヘーゲル主義。反ヘーゲル主義はポストモダニズムの通奏低音であった。ポストモダニズムとは一応は、フーコーやデリダ、ドゥルーズらの思想を重要なメルクマールとする戦後思想の一形態だと言って良い。その意味で興味深いのは、ポール・リクールの位置である。最近、フランス大統領に就任したマクロンは、聖 [続きを読む]
  • 1960年代に書かれたアルチュセールによるマルクス研究は、21世紀の我々には理解しやすい。しかしまた同時に、アルチュセールが問うているのは、そのような理解と必然的に関係を持つ理解しえぬものがテクストには常に潜在し、そのような不可視の潜在性とテクストの表面とが絶えず相互の意味を規定しあう構造性であり、理解された内容そのものが複数の意味を働かせているような認識論である。私はアルチュセールのテクストのなかに、 [続きを読む]
  • 民主文学3月号。田島インタビュー感想。文学精神、という言葉で私が考えるのは、言語的コミュニケーションの主体としての精神という、第一の素朴な意味である。聞き、話す主体である私。私の内部の、聴取する私と発話する私の主客分化。外的コミュニケーション=外的反省と、内的コミュニケーション=内省。こういう「言葉」の行為により精神が生まれ、精神活動の成長により、言葉は豊かになる。寧ろ文学こそ、あるいは言葉こそ、精 [続きを読む]
  • たぶん日本のような先進国での民主革命は、都市型革命の形態では成り立ち難い。ローカルな、地域的な宣伝が成功することと、政権を有意に交代させることは同義だと思う。ダサい、カッコ悪い、ウルサイ、貧乏くさいと思われている、各地域に根ざした街頭の宣伝に、一人また一人と立ち止まり、演説に普通の市民が、若者たちが耳を傾け、街頭で互いに議論する。価値観の、美意識の転倒が起こる。活動する者も、一般の市民の見方も、双 [続きを読む]